花の鎖に囚われて

レイティア

文字の大きさ
5 / 5

花の鎖

しおりを挟む
俺は気を失ってしまった美鶴をそっと抱きかかえ、お風呂に入れた
中はできるだけ出す

まぁ、中に入ってるとお腹壊しちゃうのもあるけど、この子可愛いから俺のにしちゃおうと思ってさ
俺の子に、他のやつのが入ってるなんて、嫌じゃん?

中を隅々まで綺麗にする間、少年は2度も達してしまった
お風呂を上がってからは、ぱぱっとベッドを整えて、寝かせる

夜のうちにも何度か見に来たけど、どうやら熱は出てないみたいだ

翌朝、母さんに人間界で買い物したい旨を伝えると、昼頃変身薬を送ると言ってもらえ、安心して少年のところへ戻った
少年はベッドで上半身を起こしていた

「あ、起きてたんだ
調子どう?」

ベッドの縁に腰掛け、額を触って熱を測る

「熱はなさそうだね」

笑ってそういうと、少年は泣き出してしまった

「どうしたの?
…もう…好きなだけ泣いていいよ」
「ぅぅ…ヒック…」

少年を抱きしめると、少年は嗚咽を漏らしながら泣き続けた

少しして落ち着くと、少年は過去の事を話し始め

「こんなに優しくしてもらったのは初めてです…」

そう言った

「そっかぁ
まぁ、俺も強姦魔なんだけどね笑」

フルフル

「悪魔さんは…優しいです…」
「…もぉ…ホントかわいいなぁ
手放せなくなっちゃうじゃん」

本当は嫌がったら記憶を消して解放するつもりだったのに…もう手放せないよ…

「構いません…僕…もうあんな所に戻りたくなぃ…」

少年は頬を少し紅色に染め、涙を流しながら言った

「っ~~!!
もう!
俺はとが、そんなに言うなら俺の番にしちゃうよ?」
「僕は神坂 美鶴と言います…
咎さんのそばにいれるなら…それでいいです」
「もぉ…なら…」
「ぁっ…」

俺は美鶴の胸に牙をたて、舌を這わせる

「はい、これで俺の番ね
俺が死ぬまでずぅっと一緒」
「はぃ」

照れたように言う美鶴の胸には美しい大輪の花が咲いていた




人が悪魔に囚われるようで、人に囚われる悪魔の愛する花の鎖

命尽きるまで花が枯れることはない





                                                            終わり
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

処理中です...