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第27話 真相
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本格的な夏がすぐそこまで迫りつつある。
だがその前には、じめじめとした季節を乗り越えなければならない。
雨の降る朝は暗く、気分も萎える。欠伸を噛み殺しながら職場に出た透は、開店前なのもあって大きく伸びをした。
透の姿を見かけた修治が、ニヤニヤしながら歩いてくる。
「お疲れ様っス。ずいぶんとだるそうっスね」
「季節的なもんだろ。お前は平気そうだな」
「元気が取り柄っスからね。そういや、主任も今日は何か変っスよ。あの日かもしれないから、気をつけ――ぶごぉ」
もはや恒例行事となりつつある蹴りを背中に食らい、わざとらしく修治が店の床に倒れる。
「早く起きろ。床が汚れるだろう」
「普通は俺の服が汚れるのを心配するっス」
起き上がった修治が、恨みがましく見たのは肘を抱えるように両手を組む奏だった。
「店内で堂々とセクハラ発言をしているからだ。訴えられないだけありがたく思うがいい」
「そう言われたら感謝するしかないっス。でも、やっぱりあの日なんスか?」
「いい度胸だ。死にたいらしいな」
憤怒を全開にする奏から、大慌てで修治が逃げる。
姿を消した同僚社員を見て、ため息をつくのは透も一緒だった。
だが修治も言っていたとおり、どことなく今日の奏は様子が変だ。普段の調子で彼に怒ったかと思えば、すぐに俯いて重たげな息を吐く。
気になった透は、単刀直入に尋ねてみる。
「悩み事?」
「……いや。まあ……そう、だな」
いつになく歯切れが悪い。眉間にしわを寄せた奏は、やがて意を決したように言う。
「今日の夜、少し時間を取ってもらってもいいか?」
「予定はないから大丈夫だ」
「そうか。では、また後でな」
彼女の纏う雰囲気は梅雨空よりも暗く、透は嫌な予感を覚えた。
すっきりしない気分のまま働き続け、気がつけば終業時間。
透がタイムカードを押しに店内の事務所へ戻ろうとするのを、奏が呼び止めた。
「私も今日は上がる。外で待っていてくれるか」
ワイシャツにスラックスという勤務時の服装そのままで通勤する透は着替える必要がないので、彼女より一足先に従業員通用口から外に出る。
店の近くには神社がある。正月時には参拝客が訪れて賑やかだが、夜を迎えた今は不気味なほどひっそりしている。
木々を揺らす緩やかな風が、透の髪の毛に触れる。雨上がり独特の冷たさを含んでおり、肌寒さを感じさせた。
視線を落とせばまだ濡れている路面が、夜の闇の中で微かに顔を出した月を喜ぶように光る。
今年もいつもと同じ日々が繰り返されると思っていたが、とんだハプニングがあった。
最初は煩わしく思ったりもしたが、今では姉妹の声を聞かないと寂しさを覚える。
不思議なものだと透が苦笑していると、通用口から出てきた奏に声をかけられた。
「待たせたな。早速だが、家に邪魔をしていいかな。恐らく、私の母も向かっているはずだ」
「綾乃さんとも話すのか?」
「いや。母にはあの子たちを銭湯に連れて行ってもらう」
その間に話をしたいという意味なのだろう。
頷いた透は、奏と一緒に歩き出す。
道中言葉はなく、重苦しい雰囲気が二人を包んだ。足取りは鈍い。さほど距離はないはずなのに、ずいぶんと遠く感じられる。
家の前の道路に車が止まっている。綾乃はもう到着しているみたいだった。
ドアを開けると、銭湯の準備を整えて三人が待っていた。
「おかえりなさい。これから綾乃さんと銭湯に行きますけど、お兄ちゃんはどうするんですか?」
真っ先にじゃれついてきた奈流をあやす透に、苦笑い中の里奈が聞いた。
「私と透は晩御飯の用意をしておこう。ゆっくり温まってくるといい」
透ではなく、奏が答えた。
「わかりました。それじゃ、いってきます」
「いってきまーす」
奈流が手を振り、最後に玄関から出る綾乃が意味ありげにごゆっくりと笑った。
二人きりになったところで、奏は大きく息を吐いた。綾乃の悪ふざけじみた態度に呆れているのかと思ったが、どうやら違うみたいだった。
食卓を前に並んで座り、しばらくの沈黙。
増す緊張感の中、帰宅時の足取りよりも重そうに奏が口を開いた。
「透に大事な話がある。実は言おうか言うまいか、もの凄く悩んだ」
色恋の話でないのは、勤務時の態度からも明らかだった。思い悩む姿に、浮ついた様子は一切なかった。
食卓の上で両手を組み、そこへ視線を落とす。すぐそばに置かれているのは麦茶の入ったグラスだ。浮かんでいる結露の一つが、滑るように流れた。
「昨日、母の部屋に入った際、机の上に置かれていた書類を見た。それはあの姉妹に関するものだった」
透は何も言わない。黙って彼女の次の言葉を待つ。
「非常に言い辛いが、あの子たちは……君の妹ではない」
言葉の一つ一つを、奏は苦心して吐き出した。組んでいる両手に力がこもり、肩が微かに震え、泣き出しそうにも見える。
そんな彼女の肩に透は手を置く。
「知ってたさ」
もの凄い勢いで、奏が丸めていた上半身を伸ばした。
「今……何と言ったんだ?」
唇を震わせる奏の前で、透は天井を見上げながら呟くように言う。
「彼女たちと俺は血が繋がっていない。父親が、俺の親父――武春ではないからな」
視線の位置を戻した透を、愕然とした様子で奏が見つめる。
「まさか……母から聞いていたのか?」
「いいや。でも、子供の嘘だぞ。少し考えれば怪しいと気づく。機を見て綾乃さんに確認はするつもりだったけどな」
透は微かに笑う。
「けど、驚いた。事実を知ったら、奏さんは二人の前で事実を公表して糾弾すると思ってた」
「……それも考えた。だがな、そうしようと思うたび、彼女らの笑顔が思い出された。きっと私はあの子たちと、そして君と関わる生活が楽しかったんだ」
「俺もだよ。だから少し前に、里奈からこれからも妹でいさせてくれと言われて、すぐに頷いた。迷いはなかったよ。あいつらは俺の妹だ。血が繋がっていなくともね」
断言すると、玄関で大きな物音がした。
ドアを開けて、涙や鼻水で顔を濡らした里奈が駆け込んでくる。
「お兄ちゃん! ごめんなさい! 私、私! うわああァァァン!!!」
しっかり者のお姉ちゃんを全力で演じていた里奈が見せる、初めての号泣だった。
透の胸に顔を埋めて、里奈はひたすら泣きじゃくる。
嫌がるでもなく、透は兄として受け入れる。
奈流もやってきて服を引っ張るように掴んで、天井へ泣き声をぶつける。
「まったく。銭湯へ行ったと思ってたのに、どうして話を聞いてるんだよ」
里奈の背中をさすり、奈流の頭を撫でながら透は苦笑した。
浮かんだ謎の答えは、開けっ放しだったドアを閉めた綾乃がしてくれる。
「二人とも、帰ってお兄ちゃんの手伝いをするんだって、もの凄い勢いで入浴を済ませちゃってね。追いかけてくるのが大変だったわ」
微笑を顔に携えた彼女の目元は濡れていた。
「そうか。聞かれたのは予想外だったが、丁度良かったかもしれないな」
「透君にはいつ伝えようか迷っていたんだけど、まさか知っていたとはね。どうしてわかったのか、聞いてもいいかしら」
「単純な理由です。一人で居間にいるようになって、仏間に入る機会も増えました。そうしてるうちに、親父の遺品から日記を見つけたんです。箪笥に隠し戸があったんですよ。それを見てみたら里奈たちの母親、野々村美奈子さんのことも書いてありました」
「じゃあ、事情も大体知っているのね?」
透は頷く。
「家庭の問題で高校を中退して、スナックで働いていた美奈子さんと出張中の親父が偶然知り合って、相談を受けたりしてたみたいですね。男女の関係はなかったみたいなのでその点はホッとしました」
「私は探偵を雇って調べてもらったけれど、同じような報告書が上がってきたわ。武春さんらしいわね。誰彼構わず困ってる人の相談に乗って、可能な限り助けてあげようとするなんて」
「こうして二人を受け入れた俺に、親父を甘いという資格はないですけどね。親父と縁があって、俺を頼ってきた。それなら、息子として力になってやりたかった。くだらない正義感というか義務感というか、最初はそんな理由だったんですけどね。いつの間にか情がわいてました」
「フフ。今では立派にお兄ちゃんしてるものね」
透と綾乃が一緒になって笑う。
その頃には気分も落ち着いたのか、姉妹も徐々に泣き声を小さくしていた。
「……要するに、事実を知らなかったのは私だけということか」
一人取り残されていた感のある奏が、人差し指で眉間を押さえながら、怒っていますと言いたげに唇を震わせた。
だがその前には、じめじめとした季節を乗り越えなければならない。
雨の降る朝は暗く、気分も萎える。欠伸を噛み殺しながら職場に出た透は、開店前なのもあって大きく伸びをした。
透の姿を見かけた修治が、ニヤニヤしながら歩いてくる。
「お疲れ様っス。ずいぶんとだるそうっスね」
「季節的なもんだろ。お前は平気そうだな」
「元気が取り柄っスからね。そういや、主任も今日は何か変っスよ。あの日かもしれないから、気をつけ――ぶごぉ」
もはや恒例行事となりつつある蹴りを背中に食らい、わざとらしく修治が店の床に倒れる。
「早く起きろ。床が汚れるだろう」
「普通は俺の服が汚れるのを心配するっス」
起き上がった修治が、恨みがましく見たのは肘を抱えるように両手を組む奏だった。
「店内で堂々とセクハラ発言をしているからだ。訴えられないだけありがたく思うがいい」
「そう言われたら感謝するしかないっス。でも、やっぱりあの日なんスか?」
「いい度胸だ。死にたいらしいな」
憤怒を全開にする奏から、大慌てで修治が逃げる。
姿を消した同僚社員を見て、ため息をつくのは透も一緒だった。
だが修治も言っていたとおり、どことなく今日の奏は様子が変だ。普段の調子で彼に怒ったかと思えば、すぐに俯いて重たげな息を吐く。
気になった透は、単刀直入に尋ねてみる。
「悩み事?」
「……いや。まあ……そう、だな」
いつになく歯切れが悪い。眉間にしわを寄せた奏は、やがて意を決したように言う。
「今日の夜、少し時間を取ってもらってもいいか?」
「予定はないから大丈夫だ」
「そうか。では、また後でな」
彼女の纏う雰囲気は梅雨空よりも暗く、透は嫌な予感を覚えた。
すっきりしない気分のまま働き続け、気がつけば終業時間。
透がタイムカードを押しに店内の事務所へ戻ろうとするのを、奏が呼び止めた。
「私も今日は上がる。外で待っていてくれるか」
ワイシャツにスラックスという勤務時の服装そのままで通勤する透は着替える必要がないので、彼女より一足先に従業員通用口から外に出る。
店の近くには神社がある。正月時には参拝客が訪れて賑やかだが、夜を迎えた今は不気味なほどひっそりしている。
木々を揺らす緩やかな風が、透の髪の毛に触れる。雨上がり独特の冷たさを含んでおり、肌寒さを感じさせた。
視線を落とせばまだ濡れている路面が、夜の闇の中で微かに顔を出した月を喜ぶように光る。
今年もいつもと同じ日々が繰り返されると思っていたが、とんだハプニングがあった。
最初は煩わしく思ったりもしたが、今では姉妹の声を聞かないと寂しさを覚える。
不思議なものだと透が苦笑していると、通用口から出てきた奏に声をかけられた。
「待たせたな。早速だが、家に邪魔をしていいかな。恐らく、私の母も向かっているはずだ」
「綾乃さんとも話すのか?」
「いや。母にはあの子たちを銭湯に連れて行ってもらう」
その間に話をしたいという意味なのだろう。
頷いた透は、奏と一緒に歩き出す。
道中言葉はなく、重苦しい雰囲気が二人を包んだ。足取りは鈍い。さほど距離はないはずなのに、ずいぶんと遠く感じられる。
家の前の道路に車が止まっている。綾乃はもう到着しているみたいだった。
ドアを開けると、銭湯の準備を整えて三人が待っていた。
「おかえりなさい。これから綾乃さんと銭湯に行きますけど、お兄ちゃんはどうするんですか?」
真っ先にじゃれついてきた奈流をあやす透に、苦笑い中の里奈が聞いた。
「私と透は晩御飯の用意をしておこう。ゆっくり温まってくるといい」
透ではなく、奏が答えた。
「わかりました。それじゃ、いってきます」
「いってきまーす」
奈流が手を振り、最後に玄関から出る綾乃が意味ありげにごゆっくりと笑った。
二人きりになったところで、奏は大きく息を吐いた。綾乃の悪ふざけじみた態度に呆れているのかと思ったが、どうやら違うみたいだった。
食卓を前に並んで座り、しばらくの沈黙。
増す緊張感の中、帰宅時の足取りよりも重そうに奏が口を開いた。
「透に大事な話がある。実は言おうか言うまいか、もの凄く悩んだ」
色恋の話でないのは、勤務時の態度からも明らかだった。思い悩む姿に、浮ついた様子は一切なかった。
食卓の上で両手を組み、そこへ視線を落とす。すぐそばに置かれているのは麦茶の入ったグラスだ。浮かんでいる結露の一つが、滑るように流れた。
「昨日、母の部屋に入った際、机の上に置かれていた書類を見た。それはあの姉妹に関するものだった」
透は何も言わない。黙って彼女の次の言葉を待つ。
「非常に言い辛いが、あの子たちは……君の妹ではない」
言葉の一つ一つを、奏は苦心して吐き出した。組んでいる両手に力がこもり、肩が微かに震え、泣き出しそうにも見える。
そんな彼女の肩に透は手を置く。
「知ってたさ」
もの凄い勢いで、奏が丸めていた上半身を伸ばした。
「今……何と言ったんだ?」
唇を震わせる奏の前で、透は天井を見上げながら呟くように言う。
「彼女たちと俺は血が繋がっていない。父親が、俺の親父――武春ではないからな」
視線の位置を戻した透を、愕然とした様子で奏が見つめる。
「まさか……母から聞いていたのか?」
「いいや。でも、子供の嘘だぞ。少し考えれば怪しいと気づく。機を見て綾乃さんに確認はするつもりだったけどな」
透は微かに笑う。
「けど、驚いた。事実を知ったら、奏さんは二人の前で事実を公表して糾弾すると思ってた」
「……それも考えた。だがな、そうしようと思うたび、彼女らの笑顔が思い出された。きっと私はあの子たちと、そして君と関わる生活が楽しかったんだ」
「俺もだよ。だから少し前に、里奈からこれからも妹でいさせてくれと言われて、すぐに頷いた。迷いはなかったよ。あいつらは俺の妹だ。血が繋がっていなくともね」
断言すると、玄関で大きな物音がした。
ドアを開けて、涙や鼻水で顔を濡らした里奈が駆け込んでくる。
「お兄ちゃん! ごめんなさい! 私、私! うわああァァァン!!!」
しっかり者のお姉ちゃんを全力で演じていた里奈が見せる、初めての号泣だった。
透の胸に顔を埋めて、里奈はひたすら泣きじゃくる。
嫌がるでもなく、透は兄として受け入れる。
奈流もやってきて服を引っ張るように掴んで、天井へ泣き声をぶつける。
「まったく。銭湯へ行ったと思ってたのに、どうして話を聞いてるんだよ」
里奈の背中をさすり、奈流の頭を撫でながら透は苦笑した。
浮かんだ謎の答えは、開けっ放しだったドアを閉めた綾乃がしてくれる。
「二人とも、帰ってお兄ちゃんの手伝いをするんだって、もの凄い勢いで入浴を済ませちゃってね。追いかけてくるのが大変だったわ」
微笑を顔に携えた彼女の目元は濡れていた。
「そうか。聞かれたのは予想外だったが、丁度良かったかもしれないな」
「透君にはいつ伝えようか迷っていたんだけど、まさか知っていたとはね。どうしてわかったのか、聞いてもいいかしら」
「単純な理由です。一人で居間にいるようになって、仏間に入る機会も増えました。そうしてるうちに、親父の遺品から日記を見つけたんです。箪笥に隠し戸があったんですよ。それを見てみたら里奈たちの母親、野々村美奈子さんのことも書いてありました」
「じゃあ、事情も大体知っているのね?」
透は頷く。
「家庭の問題で高校を中退して、スナックで働いていた美奈子さんと出張中の親父が偶然知り合って、相談を受けたりしてたみたいですね。男女の関係はなかったみたいなのでその点はホッとしました」
「私は探偵を雇って調べてもらったけれど、同じような報告書が上がってきたわ。武春さんらしいわね。誰彼構わず困ってる人の相談に乗って、可能な限り助けてあげようとするなんて」
「こうして二人を受け入れた俺に、親父を甘いという資格はないですけどね。親父と縁があって、俺を頼ってきた。それなら、息子として力になってやりたかった。くだらない正義感というか義務感というか、最初はそんな理由だったんですけどね。いつの間にか情がわいてました」
「フフ。今では立派にお兄ちゃんしてるものね」
透と綾乃が一緒になって笑う。
その頃には気分も落ち着いたのか、姉妹も徐々に泣き声を小さくしていた。
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