その後の愛すべき不思議な家族

桐条京介

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孫たちの学生時代編

卒業式といえば定番の告白タイム!? けれどその前に新たな号泣事件が勃発したようです

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 小学生の時は新しい制服にはしゃぎ、単純に新しい学校へ行くだけだと思っていたくらいだった。中学生での卒業式はまた少し違った感慨があるのだろう。

 そも考えていた時期が穂月にもあった。けれど実態は小学校で経験した時と大して変わらない。それもこれも仲の良い友人たちがこぞって同じ高校に進学できたからだろう。

「そういえば、ちーちゃんとかも南高校を受験したらしいよ」

 これで最後となる中学校への通学路を、穂月は1歩1歩踏みしめながら傍を歩く友人たちに話しかけた。昨夜は卒業前記念と称して、皆で高木家にお泊りしていたので誰1人欠けたりしていない。希は相変わらず背中に張り付いているが。

「なんだか懐かしい名前なの」

「私が聞いた話ですと、小学校で同じ部だった子たちもこぞって南高校を志望したみたいです」

 悠里が名前が出た子の顔を必死で思い出そうとし、沙耶はそう言えばと穂月の話を補足した。

「市内ではほっちゃんママたちのおかげで南高校はソフトボールの名門校ですし、何より中学3年間、私たちと対戦し続けた結果、少しでも上の大会を目指すなら同じチームになった方がいいという結論になったみたいです」

「地区では負けなしでしたものね。まーたん先輩の代では1度、県大会で負けておりますけど」

「おー……」

「ほっちゃんが落ち込んでしまったの。トラウマを思い出させるなんてとんだ似非貴族なの。有罪なの。死刑なの」

「……執行」

「ひいいっ、のぞちゃんさん、後ろからヘッドロックはやめてくださいませえええ」

 よほど苦しかったのか、凛がいつの間にか背後に移動していた希を振り解いた。腕力なら仲間内どころか全校で1位と2位だったので、そのやりとりだけでも中々に迫力があった。自分で煽っておきながら、早々に悠里が距離を取るほどである。

「高校も皆で通えるといいねー」

 なんとなしに穂月が言うと、再びこちらに戻ってきた希が肩に顎を乗せつつ同意した。

「試験問題に照らし合わせて採点もした結果、問題はなかったです。ソフトボール部に所属するということになればさらに安全……って、そういえばほっちゃんは高校でもソフトボール部に入るんですか?」

「うんっ、また演劇部と兼任するんだ。あーちゃんに連れてかれるだろうしね。どっちか選べって言われたら演劇部だけど」

「ほっちゃんらしいですね」

 沙耶の質問に答えている間に、気がつけば3年間通い続けた校舎に到着していた。通学時間をこれだけ短く感じたのは中学校生活の中で初めてだった。

   *

「式の前から号泣事件勃発なの……」

 穂月のすぐ後ろの席で、悠里がまん丸な目をさらにまん丸くしていた。

 理由は教壇に立つ女担任だ。3年間穂月たちと友人のように接してくれながらも、要所要所ではきちんと教師らしく見守ってもくれた。

 常に傍にいてくれる感覚があったため、卒業によって離れ離れになるのを寂しく思ってはいたのだが。

「うぐっ、うええ、みんなあ、わだじのごどわずれないでねえええ」

 つい先ほど悠里が呟いた通り、鼻水まで垂らして女教師は号泣中だった。教室に入ってきた時点で怪しかったのだが、穂月が感情のままに今日までありがとうとお礼を言った瞬間に涙腺が崩壊した。

 滝のように涙を流し、せっかくのシックなパンツスーツの袖で拭おうとしては、慌てた教え子たちに止められる始末。教師の威厳など涙とともに流れて消えてしまっているが、芽衣らしいといえば芽衣らしかった。

 おかげで式前から貰い泣きをする生徒もちらほら現れているが、穂月はやっちまった感で一杯だった。沙耶も涙ぐみ、凛も貴族としての気品について1人で語り始めているが、赤くなり出している眼を見れば照れ隠しなのが一目瞭然だ。

 悠里は唖然というか、何やってるんだろうこの人的な感じで女担任を見つめ続け、希はいつも通り机に突っ伏して寝ていた。

「もうやだあああ、みんなどわがれだくないいい、わだじ、がえるううう」

「おー……」

「とうとうぶっ壊れやがったの」

 穂月たちのクラスがいつまでも並ばないことで、様子を見に来た学年主任の先生によって規律が取り戻されるまで、延々と芽衣は生徒以上に駄々をこね続けたのだった。

   *

 中学校の卒業式は、どこかそわそわした気分の強かった小学校のよりもずっと厳かだった。証書の授与も終わり、穂月もいよいよ卒業するんだという気持ちが強くなる。

 女担任の派手な崩壊事件によってだいぶ緊張感は薄れてしまっていたが、卒業式独特の雰囲気に浸るうちに、クラスでも何人かの生徒が嗚咽を漏らし出していた。男女関係なしに過ごした日々を思い出しては、色々な感情を爆発させているのだろう。

「まーたんがいないから今年の式は平和だと思っていたのに、序盤からとんだ事件があったものなの」

「穂月もまさかお礼を言っただけで、芽衣先生がああなるとは思わなかったよ」

 悠里との会話にこっそり応じつつ、保護者席で見守ってくれている両親を見る。当初は遠慮しようとしていたらしい祖父母も、きっちり連れてきたようだ。祖母は元から参加したがっていたようなので、とても嬉しそうである。

「のぞちゃんママもおめかししてるねー」

「まだ問題が起きてないせいか、余裕の態度なの。でもきっとこのままでは終わらないとゆーちゃんは予想するの」

「おー」

 そして悠里の予言は的中する。式の最後に卒業生が退場するため立ち上がったのだが、1人だけピクリともしない生徒がいたのだ。

 目を開けたまま眠りながら式に参加していた希である。

「周囲のざわめきも何のそのなの。予想通りすぎる展開なのに、のぞちゃんママも……」

「一応は頭の中にあったっぽいけど、盛大に天を仰いでるね。うちのママが苦笑いしながら慰めてる」

「でもほっちゃんのおじいちゃんはチャンスとばかりに、ビデオカメラを構え続けてるの。さすがのクソ度胸なの」

 すぐさま芽衣が駆け寄ってきたので解決するかと思いきや、

「のぞみちゃんもそづぎょうがいやなのねえええ、いいわ、ぜんぜいどいっじょにまだぢゅうがくぜいをやりまじょおおお」

 と耳元で号泣して全校生徒を戸惑いと困惑の海に突き落とした挙句、抱き着いた影響で目覚めさせる結果になった希にドン引きされるという悲劇に見舞われることになった。

   *

 繰り返し「せんせいをおいでいがないでえええ」と喚いていた芽衣も、保護者の目があったことで最終的には落ち着いて卒業を祝ってくれた。その間多くの保護者は眉を顰めたり、生暖かい目で見守ったりしていたが、希の母親だけは爆笑しっぱなしだった。

 そうして最後の挨拶も終わり、写真やサインを求めるクラスメートに応じていると、ふと机の中に手紙があるのに気付いた。

「おー?」

 4つに折られただけのメモ紙には、式が終わったら裏庭に来て欲しいと書かれていた。傍には違うクラスの男子の名前もあった。

「はあ、あれだけ男子に興味ないアピールをしてたのに、やっぱりこのイベントに巻き込まれてしまったの――って、ほっちゃんにもきてたの?」

「ゆーちゃん、この手紙の内容を知ってるの?」

「卒業式の日に手紙を出す目的なんて1つしか思い浮かばないの。恒例というか定番の告白なの。あーちゃんなんかとんでもない量を貰ってたの」

「おー。
 それじゃ、まーたんも?」

「……世の中には知らない方が幸せなこともあるの」

 何故だか切ない顔をした悠里に改めて「おー」と感心していると、沙耶たちも周りにやってきた。頼まれた写真撮影を終えたらしい。ちなみに希は穂月の肩に寄りかかったお休み中だ……と思いきやどうやら話を聞いているようである。

「それってまさか……お、お待ちくださいませ。裏の顔を知らない男子がゆーちゃんさんに群がるのは仕方ないにしても、さっちゃんさんやほっちゃんさんまで貰っているのに……い、いえ、わたくしにはまだのぞちゃんさんという心の友がおりますわ」

「おー?」

 何やら希と肩を組もうとしている凛を横目に見つつ、穂月はなんとなく気になったので希の机の中を確認してみた。

「のぞちゃん、なんだか紙がたくさんあるよー?」

 穂月が貰ったのと似たようなのが2桁を超える勢いで発見された。その場で卒倒しかける凛を後目に、当人は何でもないことのように答える。

「……そういうのは読んだことない」

 希曰く放置しておくと、そのうちに回収されているのだと言う。沙耶がきっと出した男子が諦めてこっそり取りに来るのだろうと予想していた。

「のぞちゃんの机、普段から何も入ってないもんねー」

「……余裕」

「せめて授業中に教科書を出すのくらいは、高校では面倒臭がらないで欲しいです……」

   *

「皆、おめでとう!」

 合格発表の当日、穂月たちは揃って自分たちの番号があるのを確認した。無事に春から高校生を名乗れることとなり、当然のように夜になるとこうしてお祝いをしてもらえた。

 音頭を取った穂月の母親が、真っ先にリボンのついた紙袋を手渡してくれた。いわゆる合格祝いで、中身は事前に教えられていたスマホだった。

 契約はそれぞれの母親名義で、高校を卒業してから変更することになる。それまでは無駄遣いをすると怒られた上に没収されるので気を付けなければならないと、ゲームにハマりすぎて大目玉を喰らった陽向が当時を思い出したのか蒼い顔で震えていた。

「そういえば皆、卒業式の日に告白されたって言ってたけど、返事はどうしたの?」

 思い出したように言ってから、朱華は申し訳なさそうに「ごめんなさい……」と凛からそっと目を逸らした。

「憐れまないでくださいませ! わたくしだって、わたくしだって……どうして誰も告白してきてくれませんでしたのよおおお」

「言葉遣いと態度に決まってるの。どこからどう見ても痛い子なの」

「それを言うならゆーちゃんさんもではありませんか!」

「その通りなの! 男子になんて砂粒ほどの愛想も振り撒いてないのに、媚びてるとか言われるのは心外なの! そもそもゆーちゃんが媚びてるのはほっちゃんだけなの! なのにどうして告白してくるのか理解できないの!」

 ブンブン腕を振る悠里お決まりの納得できないポーズで叫んでから、ぜーぜーと肩で息をする。

「その分だとゆーちゃんに告った男子は全滅ね。のぞちゃんはそもそも中身すら見ないと言ってたし、さっちゃんは?」

「お断りしました。興味がないわけではないのですが、ほっちゃんたちとの時間が減るのは嫌です」

「ストレートね。で、皆から慕われてるほっちゃんは? 机の中だけでなく下駄箱とかにもラブレターがあったんでしょう?」

「呼び出された場所には行ったんだけど、どうしてもってのぞちゃんとゆーちゃんがついてきて、穂月が何か言う前にその男の子と話したんだよね」

「のぞちゃんとゆーちゃんが? それでどうなったの」

 どこか面白がるように、朱華が続きを促す。

「何の用か聞く前に、凄いスピードでどっか行っちゃった。なんかね、間違えちゃったらしいよ? のぞちゃんとゆーちゃんがそう教えてくれたんだ」

「これも一種の三角関係ってやつなのかしら?」

 思案顔で朱華が呟いていると、その背中に隠れるように話を聞いていた陽向がニュッと手を伸ばした。

「まあ、いいじゃねえか。それにしても全員揃って彼氏なしとは、俺たちも締まらねえよな、ハッハッハ」

「上機嫌なところ悪いけど、私たちはその気になればすぐにでも作れるわよ? 男子から告白されるどころか恐れられてるまーたんと違ってね」

「恐れられてるって何をしたんですか……」

 グラスを両手に持って、ちびちびとオレンジジュースを飲んでいた沙耶が露骨に引く気配を見せる。

「俺は何もしてねえ! 他の奴らが勝手に色々言ってやがるだけだ!」

「要するにいつもの通り、ぶっきらぼうな態度で他人を寄せ付けない挙句、孤独を貫いて不良扱いされてるのよ」

 言い訳を始めた陽向だったが、ジト目の朱華に実情を暴露されてすぐに言葉に詰まってしまった。

「気にする必要はないの」

 肩に置かれた悠里の手の暖かさに、陽向が涙目になる。

「ゆーちゃん……」

「いつもの通り、狂ったお嬢様の態度で他人をドン引きさせた挙句、貴族だと言い張って痛い子扱いされてる子に比べたらほんの少しだけマシなの」

「それってわたくしのことですわよね!? わたくしのことですわよね!?」

「……そうだな。俺もまだまだ捨てたもんじゃねえよな!」

「どうしてあの慰めで元気を回復なさいますの!? 理解できませんわ! 納得いきませんわ! 早速LINEで皆に愚痴ってやりますわあああ」

 受験勉強の苦労も報われたことで、この日の穂月たちは夜が更けても疲れを知らずに騒ぎ続けた。

 ……いい加減にしなさいと祖母に大目玉を喰らうまで。
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