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21話 見たくないんだ!
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両手で頭を押さえ、抗議の目を向ける真雪だったが、七海の素敵な笑顔を前に文句を言えずに沈黙する。
「真雪ちゃんの妄言はともかく、裕介も一緒に来ない? 三人でかかれば、大貴に勝てるかもしれないわ。正々堂々ではないかもしれないけどね」
あくまでも励まそうとしてくれる七海に対し、裕介が発したのは「無理だよ」というひと言だった。
いじけているのは自分でもわかっていたが、臆病な心をどうにもできない。それでなくとも、例の夢のせいで精神的に疲弊している。
「無理じゃないわ。例え今は負けても、諦めずに立ち向かっていけば必ず何とかなるわ!」
「何とかするまでに、七海の聖騎士たちはどれだけもてあそばれるんだよ!」
「え? そっか。カードの心配までするなんて、裕介は本当に優しいんだね」
一瞬だけ微妙な空気になり、しまったと焦ったが七海が好意的に解釈してくれたおかげで助かった。
カードが負けたシーンを、夢で映画みたいに見ていると言っても誰にも信じてもらえない。もしかしなくとも、変人扱いされて終わりだ。夢のことは誰にも言うつもりがなかった。
「そ、そうだね。うん……だから、僕には無理だよ。早く学校へ行かないと遅刻するよ」
さらなる墓穴を掘る前に話を切り上げて学校へ向かおうとしたが、動き出したのは裕介ひとりだけだった。
「ごめんね、裕介。私、今日はずる休み。真雪ちゃんと一緒に英雄の練習をするわ。学校には連絡しておくから、安心してね」
「裕兄ちゃん……真雪、待ってる。きっと助けてくれるって信じてる。酷いことたくさんしちゃったけど、その埋め合わせは真雪の――またあ!」
懲りずにお仕置きげんこつを食らった真雪が、今度は負けじと七海に文句をぶつける。
「真雪を怒るんじゃなくて、七姉もすれば――んごっ!」
間の抜けた悲鳴を上げ、とうとう真雪は地面に倒れた。
「ええと……大丈夫?」
心配になって声をかけたが、返事をしたのは真雪ではなく七海だった。
「問題ないわ。それより、裕介は本当に来ないの?」
「うん。僕は学校に行くよ。もう英雄をするつもりはないからね。七海もやめなよ。そのうち変な夢を見始めるかもしれないし」
「変な夢?」
「何でもないよ。じゃあね」
軽く手を上げて、裕介は通学路を歩く。背中に引き止めたがっている七海の視線が追いかけてくるも、振り返らずに足を動かし続けた。
夢なんて気にしなければいいのかもしれないが、あまりにも悲惨すぎて目を逸らせない。何日も続けて悪夢を見ているようなものなのだ。肉体も精神も疲れて当然だった。
ひとりになった裕介は考える。どうしてあんな夢を見るようになったのか。夢が自分の心を映し出す鏡みたいなものなら、ゲームをやりたいだけで、無様に負け続けた自分を罰したい気持ちでもあったのだろうか。
大きな息をつき、あれこれと考えるのをやめる。これまで何度も繰り返してきたとおり、どんなに悩んでも、明確な答えは見つかりそうになかった。
そうこうしているうちに、所属する高校の教室へ到着する。当たり前だが、七海はいない。話していた通り、今頃は真雪と練習をしているのだろう。もしかしたら、何かと世話焼きな審判の梨田さんも協力しているかもしれない。
だけど裕介には関係ない。頭の中で逃げたのか? という問いかけが浮かんでは消える。授業が始まってもずっとだ。
こんなことではいけない。授業に集中しよう。そう思って裕介が顔を上げると、そこは教室ではなくどこかの村の中だった。
意味がわからず慌てて周囲を見る。顔は動くが体は硬直中。しかも半透明。いつもは宙に浮いているのに、何故か今回は地面に両足で立っていた。
やはり歩いたりはできない。その場に佇んでいるだけだ。一体どうなっているのかがわからず、裕介は改めて村を見渡す。
正面に誰かが立っていて、こちらに向かって歩いているのか、見つけた人影が徐々にはっきりしてくる。
近づいてきたのはデュラゾンだった。裕介に気づいているのかと思ったが、そうではなく、村を見回っている最中みたいだった。
そこへ女戦士のアニラがやってくる。
「旦那! 聞いたかい。前にアタシらを助けてくれた連中が、最悪な一団に目をつけられちまったらしい」
「ああ、聞いている。強大な敵に対抗するため、以前まで反目していた勢力と手を組んだのもな。情報を仕入れてきたレイマッドによれば、それでも勝率は低いそうだ」
「だったら、アタシたちも助けに行くべきだ。借りはきっちり返そうぜ!」
アニラが威勢よく吼えた。
裕介は英雄を捨てた。ゲームの勝敗を元に夢が構成されているのなら、戦いようがないはずだ。したがってデュラゾンは援軍を出さない。裕介はそう思っていた。
そして――。
「――援軍は出さない」
予想通りの答えが、デュラゾンから発せられた。
「嘘だろ!?」
アニラの絶叫が村中に木霊した。
「俺たちが助けに向かったところで高が知れている。逆に犠牲を増やすだけ。村にこもっているべきだ」
冷静に言い放つデュラゾンに、かつてないほどアニラが反発する。
「いつから旦那は諦めがよくなっちまったんだ! 連中に助けてもらった恩を忘れたのかい! 向こうだって命の危険を知りながら、わざわざアタシらの村へ援軍に来てくれたんだよ!」
主戦力であるドナミスやダイナル、それにミリアルルやギーロスも合流する。何の話かを知ると、揃ってアニラの味方についた。
七海が助けてくれた試合で倒れたはずの人物もいることから、単純にこの間の続きとなっているわけではなさそうだった。
話し合いが続くも、村のリーダーであるデュラゾンの気持ちは変わらない。英雄の所有者だった裕介が、頑なに大貴へ立ち向かうのを拒絶するように。
「死体を増やして何になる。息を潜め、村に隠れていれば平和な暮らしを得られる。アニラは村人が死ぬのを見たいのか? 俺はごめんだ」
「そ、それは……」
アニラが口ごもる。援軍に出て敗北すれば、次にこの村が狙われる。攻め込まれても村に戦える人間は残っておらず、あっさり全滅させられる。誰もがわかっているからこそ、デュラゾンの方針を拒否できなかった。
傍観者となっている裕介も、デュラゾンとまったく同じ考えだった。まるで自分の分身が、すぐ側に立っているように感じられる。
「で、でもさ。それだと旦那は自分が生き残るために、他人を見捨てるって言ってるみたいに聞こえるぞ」
「その通りだ。俺はこの村を守るために、恩義ある人々を見捨てる。だが、それの何が悪い。彼女らも戦わないという選択をしていれば、被害を増やさずに済んだ。立ち向かわずに逃げればよかった。無駄に反発心など発揮するから、悲惨な結末を迎えるはめになる」
自業自得とまでは言わなかったが、デュラゾンの台詞はそれに近いニュアンスだった。
実際に裕介も思っていたことだが、他人の口で語られると印象が激変する。頭をガツンと殴られたようなショックを受けた。
だからといってデュラゾンに腹を立てたりはしない。どんなに衝撃を受けようとも、彼の発言が正しいと理解していた。
けれど他の面々は違った。デュラゾンの方針を半ば正しいと認めながらも、納得できないといった表情をしている。
「自分のために誰かが立ち上がってくれたのに、その誰かが助けを求めている時に立ち上がらないなんて最低だ。見損なったよ、旦那!」
食ってかかるアニラに申し訳なさそうな顔をしつつも、デュラゾンは改めて援軍に行かない旨を告げる。理由は戦っても無駄。負けるだけだからというものだった。
「いつ誰が襲ってくるかに怯えながら過ごす日々を平和と呼べるのかい!? アタシはお断りだよ!」
「では負けると知ってて戦いに挑み、死ぬのが平和なのか? 教えてくれ」
「――チッ! なんでもかんでもそうやって理屈で自分を言いくるめてりゃ、楽だろうさ。結局は思考を放棄してるだけなんだからね!」
思考を放棄? 自分に言われてるわけではないのに、裕介はアニラの指摘にドキリとした。
「村にこもり続けてたって死ぬのが遅いか早いかの違いだけさ! ひとりぼっちになったらどうするんだい! そのまま死を迎えるのかい!」
「それでも戦って無残に殺されるよりは余程いい。お前は戦場の悲惨さと過酷さを知らないから、そんなことが言えるんだ」
「ああ、知らないね! 下手に悟って隠居老人みたいにはなりたかないから、知りたくもないしね!」
「その台詞、親しい者たちの死に顔を見ながらでも言えるか? 犠牲者を出さないことも、逃げることも時には勝利となる。それを理解してくれ」
あくまでも諭すようなデュラゾンに、できるわけないだろとアニラは怒鳴る。
「旦那のはただ黙ってるだけだ。戦うでもなく逃げるでもなく、突っ立ってるだけじゃないか! そんなのは死んでるのと一緒だ!」
「違う!」
叫んだのは裕介だった。
「見たくないんだ! 誰かが苦しむ姿を見たくないだけなんだよ!」
反射的に声にした台詞が、そっくりそのままデュラゾンの口から放たれた。
唖然としてデュラゾンを見る。彼は裕介の存在にはやはり気づいておらず、強い言葉をぶつけてくる女戦士のアニラと対峙中だった。
「そんなのはただの言い訳だろ! 実際に恩人が苦しんでるじゃないか! 旦那は自分が可愛いだけだ。傷つきたくないだけだ!」
アニラの一言一言が、デュラゾンではなく裕介の胸に突き刺さる。
「真雪ちゃんの妄言はともかく、裕介も一緒に来ない? 三人でかかれば、大貴に勝てるかもしれないわ。正々堂々ではないかもしれないけどね」
あくまでも励まそうとしてくれる七海に対し、裕介が発したのは「無理だよ」というひと言だった。
いじけているのは自分でもわかっていたが、臆病な心をどうにもできない。それでなくとも、例の夢のせいで精神的に疲弊している。
「無理じゃないわ。例え今は負けても、諦めずに立ち向かっていけば必ず何とかなるわ!」
「何とかするまでに、七海の聖騎士たちはどれだけもてあそばれるんだよ!」
「え? そっか。カードの心配までするなんて、裕介は本当に優しいんだね」
一瞬だけ微妙な空気になり、しまったと焦ったが七海が好意的に解釈してくれたおかげで助かった。
カードが負けたシーンを、夢で映画みたいに見ていると言っても誰にも信じてもらえない。もしかしなくとも、変人扱いされて終わりだ。夢のことは誰にも言うつもりがなかった。
「そ、そうだね。うん……だから、僕には無理だよ。早く学校へ行かないと遅刻するよ」
さらなる墓穴を掘る前に話を切り上げて学校へ向かおうとしたが、動き出したのは裕介ひとりだけだった。
「ごめんね、裕介。私、今日はずる休み。真雪ちゃんと一緒に英雄の練習をするわ。学校には連絡しておくから、安心してね」
「裕兄ちゃん……真雪、待ってる。きっと助けてくれるって信じてる。酷いことたくさんしちゃったけど、その埋め合わせは真雪の――またあ!」
懲りずにお仕置きげんこつを食らった真雪が、今度は負けじと七海に文句をぶつける。
「真雪を怒るんじゃなくて、七姉もすれば――んごっ!」
間の抜けた悲鳴を上げ、とうとう真雪は地面に倒れた。
「ええと……大丈夫?」
心配になって声をかけたが、返事をしたのは真雪ではなく七海だった。
「問題ないわ。それより、裕介は本当に来ないの?」
「うん。僕は学校に行くよ。もう英雄をするつもりはないからね。七海もやめなよ。そのうち変な夢を見始めるかもしれないし」
「変な夢?」
「何でもないよ。じゃあね」
軽く手を上げて、裕介は通学路を歩く。背中に引き止めたがっている七海の視線が追いかけてくるも、振り返らずに足を動かし続けた。
夢なんて気にしなければいいのかもしれないが、あまりにも悲惨すぎて目を逸らせない。何日も続けて悪夢を見ているようなものなのだ。肉体も精神も疲れて当然だった。
ひとりになった裕介は考える。どうしてあんな夢を見るようになったのか。夢が自分の心を映し出す鏡みたいなものなら、ゲームをやりたいだけで、無様に負け続けた自分を罰したい気持ちでもあったのだろうか。
大きな息をつき、あれこれと考えるのをやめる。これまで何度も繰り返してきたとおり、どんなに悩んでも、明確な答えは見つかりそうになかった。
そうこうしているうちに、所属する高校の教室へ到着する。当たり前だが、七海はいない。話していた通り、今頃は真雪と練習をしているのだろう。もしかしたら、何かと世話焼きな審判の梨田さんも協力しているかもしれない。
だけど裕介には関係ない。頭の中で逃げたのか? という問いかけが浮かんでは消える。授業が始まってもずっとだ。
こんなことではいけない。授業に集中しよう。そう思って裕介が顔を上げると、そこは教室ではなくどこかの村の中だった。
意味がわからず慌てて周囲を見る。顔は動くが体は硬直中。しかも半透明。いつもは宙に浮いているのに、何故か今回は地面に両足で立っていた。
やはり歩いたりはできない。その場に佇んでいるだけだ。一体どうなっているのかがわからず、裕介は改めて村を見渡す。
正面に誰かが立っていて、こちらに向かって歩いているのか、見つけた人影が徐々にはっきりしてくる。
近づいてきたのはデュラゾンだった。裕介に気づいているのかと思ったが、そうではなく、村を見回っている最中みたいだった。
そこへ女戦士のアニラがやってくる。
「旦那! 聞いたかい。前にアタシらを助けてくれた連中が、最悪な一団に目をつけられちまったらしい」
「ああ、聞いている。強大な敵に対抗するため、以前まで反目していた勢力と手を組んだのもな。情報を仕入れてきたレイマッドによれば、それでも勝率は低いそうだ」
「だったら、アタシたちも助けに行くべきだ。借りはきっちり返そうぜ!」
アニラが威勢よく吼えた。
裕介は英雄を捨てた。ゲームの勝敗を元に夢が構成されているのなら、戦いようがないはずだ。したがってデュラゾンは援軍を出さない。裕介はそう思っていた。
そして――。
「――援軍は出さない」
予想通りの答えが、デュラゾンから発せられた。
「嘘だろ!?」
アニラの絶叫が村中に木霊した。
「俺たちが助けに向かったところで高が知れている。逆に犠牲を増やすだけ。村にこもっているべきだ」
冷静に言い放つデュラゾンに、かつてないほどアニラが反発する。
「いつから旦那は諦めがよくなっちまったんだ! 連中に助けてもらった恩を忘れたのかい! 向こうだって命の危険を知りながら、わざわざアタシらの村へ援軍に来てくれたんだよ!」
主戦力であるドナミスやダイナル、それにミリアルルやギーロスも合流する。何の話かを知ると、揃ってアニラの味方についた。
七海が助けてくれた試合で倒れたはずの人物もいることから、単純にこの間の続きとなっているわけではなさそうだった。
話し合いが続くも、村のリーダーであるデュラゾンの気持ちは変わらない。英雄の所有者だった裕介が、頑なに大貴へ立ち向かうのを拒絶するように。
「死体を増やして何になる。息を潜め、村に隠れていれば平和な暮らしを得られる。アニラは村人が死ぬのを見たいのか? 俺はごめんだ」
「そ、それは……」
アニラが口ごもる。援軍に出て敗北すれば、次にこの村が狙われる。攻め込まれても村に戦える人間は残っておらず、あっさり全滅させられる。誰もがわかっているからこそ、デュラゾンの方針を拒否できなかった。
傍観者となっている裕介も、デュラゾンとまったく同じ考えだった。まるで自分の分身が、すぐ側に立っているように感じられる。
「で、でもさ。それだと旦那は自分が生き残るために、他人を見捨てるって言ってるみたいに聞こえるぞ」
「その通りだ。俺はこの村を守るために、恩義ある人々を見捨てる。だが、それの何が悪い。彼女らも戦わないという選択をしていれば、被害を増やさずに済んだ。立ち向かわずに逃げればよかった。無駄に反発心など発揮するから、悲惨な結末を迎えるはめになる」
自業自得とまでは言わなかったが、デュラゾンの台詞はそれに近いニュアンスだった。
実際に裕介も思っていたことだが、他人の口で語られると印象が激変する。頭をガツンと殴られたようなショックを受けた。
だからといってデュラゾンに腹を立てたりはしない。どんなに衝撃を受けようとも、彼の発言が正しいと理解していた。
けれど他の面々は違った。デュラゾンの方針を半ば正しいと認めながらも、納得できないといった表情をしている。
「自分のために誰かが立ち上がってくれたのに、その誰かが助けを求めている時に立ち上がらないなんて最低だ。見損なったよ、旦那!」
食ってかかるアニラに申し訳なさそうな顔をしつつも、デュラゾンは改めて援軍に行かない旨を告げる。理由は戦っても無駄。負けるだけだからというものだった。
「いつ誰が襲ってくるかに怯えながら過ごす日々を平和と呼べるのかい!? アタシはお断りだよ!」
「では負けると知ってて戦いに挑み、死ぬのが平和なのか? 教えてくれ」
「――チッ! なんでもかんでもそうやって理屈で自分を言いくるめてりゃ、楽だろうさ。結局は思考を放棄してるだけなんだからね!」
思考を放棄? 自分に言われてるわけではないのに、裕介はアニラの指摘にドキリとした。
「村にこもり続けてたって死ぬのが遅いか早いかの違いだけさ! ひとりぼっちになったらどうするんだい! そのまま死を迎えるのかい!」
「それでも戦って無残に殺されるよりは余程いい。お前は戦場の悲惨さと過酷さを知らないから、そんなことが言えるんだ」
「ああ、知らないね! 下手に悟って隠居老人みたいにはなりたかないから、知りたくもないしね!」
「その台詞、親しい者たちの死に顔を見ながらでも言えるか? 犠牲者を出さないことも、逃げることも時には勝利となる。それを理解してくれ」
あくまでも諭すようなデュラゾンに、できるわけないだろとアニラは怒鳴る。
「旦那のはただ黙ってるだけだ。戦うでもなく逃げるでもなく、突っ立ってるだけじゃないか! そんなのは死んでるのと一緒だ!」
「違う!」
叫んだのは裕介だった。
「見たくないんだ! 誰かが苦しむ姿を見たくないだけなんだよ!」
反射的に声にした台詞が、そっくりそのままデュラゾンの口から放たれた。
唖然としてデュラゾンを見る。彼は裕介の存在にはやはり気づいておらず、強い言葉をぶつけてくる女戦士のアニラと対峙中だった。
「そんなのはただの言い訳だろ! 実際に恩人が苦しんでるじゃないか! 旦那は自分が可愛いだけだ。傷つきたくないだけだ!」
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