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宰相息子の婚約者リリー
しおりを挟むレティアンヌは新学期早々ヒロインに絡まれるし、エリー王子に拉致されて医者プレイされるし疲れていた。
翌日、ため息をつきながら教室へと入った。
「レティ!ちょっと聴いてよ!!」
教室に入ってテンション高く私の元へ駆け寄って来たのは宰相の婚約者であり、私の仲の良い友人のリリーであった。
「リリー、ごきげんよう。貴方がそんなにテンションが高いなんて、何かあったの?」
リリーは待ってましたとばかりに話し始めた。
「…実は、昨晩急にラルスからお誘いがあって…ごにょごにょ…///」
リリーが耳打ちで話した内容に私は衝撃を受けた。
あのお堅いラルスがリリーに医者プレイをしたと言うのだ。嫌な予感がした。
「…リリーもラルスと上手くいったようで私嬉しいわ!おめでとう!」
私がそう言うとリリーはキラキラと目を輝かせて私を見た。
「レティ!まさか貴方、遂に捻くれ王子の心を掴んだのね!!」
「まあ、そんなとこかな…?他の人にはまだ秘密だけど今王宮で彼と住んでいるの」
(リリーはずっと私のことを応援していてくれたからちゃんと報告しなきゃね!)
「本当によかったわ!!お互い新学期早々いい報告ができて幸先良いわね!」
リリーと談話したあと授業が始まったが、ヒロインがいないことに気づいた。
(あら?どうしたのかしら。それにしてもラルスはもしかして昨日の保健室の情事を見ていたのかしら…)
リリーが説明した医者プレイというものが昨日のエリーとのプレイそっくりで私は悪寒がしたのだった。
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