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23代わりの存在
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「ここがオレの家だよ。両親は泊りがけで仕事をすることが多くて、今日もまた仕事で帰って来ないから、作戦会議にはもってこいだね」
15分程歩いたところで、清春の家に到着した。歩武の家からそう遠くないということを知り、つい、尋ねてしまう。
「先輩って、もしかして、私と小学校だったんで」
「違うよ。最近、ここに引っ越してきたんだ。この家は、母方の実家になるんだけど、祖父が亡くなって、祖母も老人ホームに入ってしまって、空き家になっていたところをオレ達家族が有り難く使わせてもらうことにした」
「そうなんですか」
間髪入れずに否定されてしまったが、そんなに歩武と一緒の小学校だと嫌なのだろうか。
「その話は置いておいて。さっさと家に入ろう。夜はまだ冷えているから、このまま外に居たら、風邪をひいてしまう」
考え込む歩武の背中を押す。清春が玄関のカギを開けて家の中に入っていく。家の中に入る前に、改めて外観を確認する。普通の一軒家で、歩武の家よりは古い印象があったが、それでも周りの家と比べて目立つということもない。しかし、屋根の瓦が妙に印象に残った。歩武の記憶に引っかかることがあった。
「そういえば、この家、見覚えあるかも。確か、偏屈じいさんとばあさんが住んでいることで有名だったかもしれない」
「だから、言いたくなかったんだよ」
「そうか、彼らがいなくなって、そこに先輩が引っ越してきたのか……」
ぼそりとつぶやいた独り言を目ざとく聞きつけた先輩が大げさに嘆いて見せる。どうやら、祖父母の悪い噂を自分と一緒にしないでほしいということらしい。
「早く入ろうぜ」
セサミの言葉で、歩武と清春は互いに顔を見合わせ、頷き合う。四人は清春の家に入った。
〇
家の中も、外観と同じようにありふれた普通の内装だった。玄関を入って右側にキッチンとリビングがあり、奥には二階に続く階段がある。きょろきょろと辺りを見渡していた歩武に先輩が苦笑する。
「他人の家に入ったことはないの?」
「いや、ミコと一緒にいる時間が多かったので、小学校も中学校も、友達と呼べる相手はいなかったので」
先輩は歩武の言葉に一瞬、驚いた表情を見せたが、すぐにゴホンと咳ばらいをしてごまかす。
「今にして思えば、私はどれだけミコに依存して生きてきたのかわかります。実は、他人の家に招かれたのは、これが初めてかもしれません」
「ううん。その初めてが、男の先輩の家っているのは、なかなかやばいかもね。よかったよ。君たちが遠野さんの後をついてきてくれて。そうでないと、オレの気持ち的に落ち着いて作戦会議なんてできないから」
深刻そうな顔で話す歩武に、清春は努めて明るい声で言い放つ。そのまま彼女たちをリビングに案内した。
夕食は家にあった即席麺で済ますことになったが、急の訪問でごちそうが出るとは思っていなかったので、歩武は文句を言わずにさっさと麺をすすって食べ終える。セサミとアルたちは、食事を必要としないため、その場で興味深そうに歩武たちの食事の様子を観察していた。
「ねえ、歩武ってさ、先輩のことを実際にどう思っているの?」
清春が夕食後、風呂の準備をしてくると席を離れた瞬間を待っていたのか、急にアルが口を開く。先ほどまで黙っていたセサミも同じことを聞きたかったようだ。お尻から出ている尻尾が揺れている。
「どうって言われても……」
急な質問だったが、歩武は真剣な表情で見つめてくるので、彼女なりの先輩に対する思いを素直に口にする。
「特に何も思わないかな。ミコを助けるために協力してくれる先輩としか思っていないよ。そもそも、私と先輩は、こんなことがなければ接点もなかった。住む世界が違うからね。何を期待しているのか知らないけど」
色恋沙汰を期待しているのなら、無駄だから。
動物のくせに、人間みたいに一丁前に色恋沙汰に興味を持っているのだろうか。だとしたら、歩武に憑りついても面白くはないはずだ。今まで、好きになった人はいないし、気になった人もいない。常に頭の中をしめていたのは妹のミコのことだった。
「ふうん。歩武ってさ、もし、あいつがいなくなったら心が病んで自殺とかしそうだなって思って。今から心配になっていたんだ」
「自殺されても困るけど、でもさ、あながちこいつの言うことは間違っていないと、オレも思う。最悪、自殺より性質の悪いことが起こるかもな。例えば」
あいつをこの世から消した奴を皆殺しにするとか。
彼らは、色恋沙汰になど興味を持ってはいなかった。歩武の予想を裏切り、かなり真剣に歩武の将来を案じてくれていた。とはいえ、かなり歩武のことを危ない人と認識している。
「ミコがいなくなるなんてありえないけど、もし、もしも、ミコが私のもとからいなくなっても、私は」
その後に続く言葉が口から出てこない。途中で喉元に引っかかり、どうしても最後まで言葉が続かない。
ただ、「ミコがいなくなっても、自殺はしないし、いなくなった原因を作った奴らを皆殺しにしない」と言えばいい。普通の思考の持ち主なら簡単に口にできる言葉である。それが今の歩武にはできなかった。
「こりゃあ、本当に重症だね。まあ、あいつだって不老不死なわけじゃないし、いずれ、歩武の前からいなくなる時が来る。その時の心がまえを今からしておくことも必要だと僕たちは言いたいわけだよ」
「そうそう、そう言うことだから」
自分たちの言葉が予想外に歩武に深刻な影響を与えたことを知り、慌てて二匹は弁解する。しかし、ミコがいない将来を考えなくてはいけないということに、歩武は精神的ダメージを負っていた。
〇
「何か、オレが風呂の準備をしている間にずいぶんと話が盛り上がっていたみたいだな。お葬式みたいな空気になっているが、この短時間で何があった?」
風呂の準備を終えてリビングのソファに座る歩武たちの元に戻ってきた清春は、部屋の空気がどんより重く暗いものになっていることに気付いた。雰囲気を和らげようと軽い口調で問いかけるが、その問いは逆効果だった。
「ねえ、お前は歩武の妹に代わる存在になりえる?」
うさ耳を生やした少年が清春の問いを無視して逆に質問する。どう答えたら正解だろうか。ちらりと部屋の空気が暗くなった原因だろう人物を横目で確認する。
「ミコ以外にミコの代わりなんていないよ。ペットじゃあるまいし。先輩に変なこと聞かないで」
「だけど、実際問題、代わりになるかと聞かれたら、代わりにはならなそうだよな」
清春に対しての彼らの評価は最悪らしい。先ほどのうさ耳少年とは別の、もう一人の猫耳少年が口を開く。人外の存在と比較されて、代わりにはならないと言われてしまう。
「あいつの代わりになるなんて、死んでもごめんだ。そもそも、オレ達は噂の当人を助けるためにここに集まっている。そんなにオレのことを馬鹿にするなら、この話はここで打ち切りだ。ハイ。解散。さっさと家に帰れ」
カチンと来た清春はつい、言ってはいけない言葉を口にしてしまう。この場で最も口にしてはならない言葉だと気づいたが、もう遅い。
しばらく、その場に沈黙が流れる。最初に口を開いたのは、意外にも歩武ではなく、彼女に憑りつく二人の少年だった。
「別にお前の力なんてはなから期待なんてしていない。最初から、僕たちだけで探しに行けばよかったんだ」
「人間の奴なんかに頼むからこうなる。結局、人間なんて都合が悪くなると、すぐに裏切る。最低な生き物だ。行くぞ。オレ達がそばに居れば、夜だろうが安全だ」
「う、うん。先輩。今までありがとうございました。今後は私たちだけで妹を取り戻します。もしかしたら、先輩のお兄さんにひどいことをしてしまうかもしれませんが、多めに見てくださいね」
それに同調して、歩武もソファから立ち上がり、ぺこりと頭を下げて帰り支度を始める。あまりにもあっさりとした幕引きに、戸惑う清春だが、ここで彼女を家に帰してしまったらまずいという本能が働いた。
「ま。まて。そんなに簡単にオレは人を裏切ることはしない。さっきのは、遠野さんの妹と比較されて、ついかっとなってしまっただけだ。とりあえず、風呂にでも入って、少し落ち着いた方がいい。オレも、その間に頭を冷やすから」
そもそも、彼らが相手にするのは、自分の兄なのだ。兄相手にただの中学生と彼女に憑りつく二匹の動物の霊だけでは到底太刀打ちできるとは思えない。力がある自分でもきっと、彼には敵わない。そんな兄と対峙するとは命がけの行為でもある。だから、自分は彼らを引き留めたのだ。
清春は己の発言に勝手に弁解していた。まずいとは思ったが、それでも彼らを止めなければならないという理由にはならない。さっさと彼女たちとの縁を切った方がいいはずなのだ。
よくわからない自分の心の動きに戸惑っていたが、その間に、彼女の方でも考えることができたらしい。三人はこそこそと話し合う。
「私もつい、売り言葉に買い言葉で帰るって言ったけど。今の状況でお兄さんの家を知っているのは先輩だけだよ。それに、相手は先輩のお兄さんだから、性格とか行動とかがわかる人がいた方が救出には有利だよね」
「まあ、それはわかるが、本当にそれだけで協力を続けてもいいものか。だって、相手はおれたち人外を祓う仕事をしている奴だ。慎重になってもいいと思う」
「どっちがいいかなんてわからないねえ」
5分程、歩武たちは先輩の家に泊るか話し合っていた。その間に、実際にどうやって彼女の妹らしき存在を兄のもとから奪い返すかの算段を立てていた。
15分程歩いたところで、清春の家に到着した。歩武の家からそう遠くないということを知り、つい、尋ねてしまう。
「先輩って、もしかして、私と小学校だったんで」
「違うよ。最近、ここに引っ越してきたんだ。この家は、母方の実家になるんだけど、祖父が亡くなって、祖母も老人ホームに入ってしまって、空き家になっていたところをオレ達家族が有り難く使わせてもらうことにした」
「そうなんですか」
間髪入れずに否定されてしまったが、そんなに歩武と一緒の小学校だと嫌なのだろうか。
「その話は置いておいて。さっさと家に入ろう。夜はまだ冷えているから、このまま外に居たら、風邪をひいてしまう」
考え込む歩武の背中を押す。清春が玄関のカギを開けて家の中に入っていく。家の中に入る前に、改めて外観を確認する。普通の一軒家で、歩武の家よりは古い印象があったが、それでも周りの家と比べて目立つということもない。しかし、屋根の瓦が妙に印象に残った。歩武の記憶に引っかかることがあった。
「そういえば、この家、見覚えあるかも。確か、偏屈じいさんとばあさんが住んでいることで有名だったかもしれない」
「だから、言いたくなかったんだよ」
「そうか、彼らがいなくなって、そこに先輩が引っ越してきたのか……」
ぼそりとつぶやいた独り言を目ざとく聞きつけた先輩が大げさに嘆いて見せる。どうやら、祖父母の悪い噂を自分と一緒にしないでほしいということらしい。
「早く入ろうぜ」
セサミの言葉で、歩武と清春は互いに顔を見合わせ、頷き合う。四人は清春の家に入った。
〇
家の中も、外観と同じようにありふれた普通の内装だった。玄関を入って右側にキッチンとリビングがあり、奥には二階に続く階段がある。きょろきょろと辺りを見渡していた歩武に先輩が苦笑する。
「他人の家に入ったことはないの?」
「いや、ミコと一緒にいる時間が多かったので、小学校も中学校も、友達と呼べる相手はいなかったので」
先輩は歩武の言葉に一瞬、驚いた表情を見せたが、すぐにゴホンと咳ばらいをしてごまかす。
「今にして思えば、私はどれだけミコに依存して生きてきたのかわかります。実は、他人の家に招かれたのは、これが初めてかもしれません」
「ううん。その初めてが、男の先輩の家っているのは、なかなかやばいかもね。よかったよ。君たちが遠野さんの後をついてきてくれて。そうでないと、オレの気持ち的に落ち着いて作戦会議なんてできないから」
深刻そうな顔で話す歩武に、清春は努めて明るい声で言い放つ。そのまま彼女たちをリビングに案内した。
夕食は家にあった即席麺で済ますことになったが、急の訪問でごちそうが出るとは思っていなかったので、歩武は文句を言わずにさっさと麺をすすって食べ終える。セサミとアルたちは、食事を必要としないため、その場で興味深そうに歩武たちの食事の様子を観察していた。
「ねえ、歩武ってさ、先輩のことを実際にどう思っているの?」
清春が夕食後、風呂の準備をしてくると席を離れた瞬間を待っていたのか、急にアルが口を開く。先ほどまで黙っていたセサミも同じことを聞きたかったようだ。お尻から出ている尻尾が揺れている。
「どうって言われても……」
急な質問だったが、歩武は真剣な表情で見つめてくるので、彼女なりの先輩に対する思いを素直に口にする。
「特に何も思わないかな。ミコを助けるために協力してくれる先輩としか思っていないよ。そもそも、私と先輩は、こんなことがなければ接点もなかった。住む世界が違うからね。何を期待しているのか知らないけど」
色恋沙汰を期待しているのなら、無駄だから。
動物のくせに、人間みたいに一丁前に色恋沙汰に興味を持っているのだろうか。だとしたら、歩武に憑りついても面白くはないはずだ。今まで、好きになった人はいないし、気になった人もいない。常に頭の中をしめていたのは妹のミコのことだった。
「ふうん。歩武ってさ、もし、あいつがいなくなったら心が病んで自殺とかしそうだなって思って。今から心配になっていたんだ」
「自殺されても困るけど、でもさ、あながちこいつの言うことは間違っていないと、オレも思う。最悪、自殺より性質の悪いことが起こるかもな。例えば」
あいつをこの世から消した奴を皆殺しにするとか。
彼らは、色恋沙汰になど興味を持ってはいなかった。歩武の予想を裏切り、かなり真剣に歩武の将来を案じてくれていた。とはいえ、かなり歩武のことを危ない人と認識している。
「ミコがいなくなるなんてありえないけど、もし、もしも、ミコが私のもとからいなくなっても、私は」
その後に続く言葉が口から出てこない。途中で喉元に引っかかり、どうしても最後まで言葉が続かない。
ただ、「ミコがいなくなっても、自殺はしないし、いなくなった原因を作った奴らを皆殺しにしない」と言えばいい。普通の思考の持ち主なら簡単に口にできる言葉である。それが今の歩武にはできなかった。
「こりゃあ、本当に重症だね。まあ、あいつだって不老不死なわけじゃないし、いずれ、歩武の前からいなくなる時が来る。その時の心がまえを今からしておくことも必要だと僕たちは言いたいわけだよ」
「そうそう、そう言うことだから」
自分たちの言葉が予想外に歩武に深刻な影響を与えたことを知り、慌てて二匹は弁解する。しかし、ミコがいない将来を考えなくてはいけないということに、歩武は精神的ダメージを負っていた。
〇
「何か、オレが風呂の準備をしている間にずいぶんと話が盛り上がっていたみたいだな。お葬式みたいな空気になっているが、この短時間で何があった?」
風呂の準備を終えてリビングのソファに座る歩武たちの元に戻ってきた清春は、部屋の空気がどんより重く暗いものになっていることに気付いた。雰囲気を和らげようと軽い口調で問いかけるが、その問いは逆効果だった。
「ねえ、お前は歩武の妹に代わる存在になりえる?」
うさ耳を生やした少年が清春の問いを無視して逆に質問する。どう答えたら正解だろうか。ちらりと部屋の空気が暗くなった原因だろう人物を横目で確認する。
「ミコ以外にミコの代わりなんていないよ。ペットじゃあるまいし。先輩に変なこと聞かないで」
「だけど、実際問題、代わりになるかと聞かれたら、代わりにはならなそうだよな」
清春に対しての彼らの評価は最悪らしい。先ほどのうさ耳少年とは別の、もう一人の猫耳少年が口を開く。人外の存在と比較されて、代わりにはならないと言われてしまう。
「あいつの代わりになるなんて、死んでもごめんだ。そもそも、オレ達は噂の当人を助けるためにここに集まっている。そんなにオレのことを馬鹿にするなら、この話はここで打ち切りだ。ハイ。解散。さっさと家に帰れ」
カチンと来た清春はつい、言ってはいけない言葉を口にしてしまう。この場で最も口にしてはならない言葉だと気づいたが、もう遅い。
しばらく、その場に沈黙が流れる。最初に口を開いたのは、意外にも歩武ではなく、彼女に憑りつく二人の少年だった。
「別にお前の力なんてはなから期待なんてしていない。最初から、僕たちだけで探しに行けばよかったんだ」
「人間の奴なんかに頼むからこうなる。結局、人間なんて都合が悪くなると、すぐに裏切る。最低な生き物だ。行くぞ。オレ達がそばに居れば、夜だろうが安全だ」
「う、うん。先輩。今までありがとうございました。今後は私たちだけで妹を取り戻します。もしかしたら、先輩のお兄さんにひどいことをしてしまうかもしれませんが、多めに見てくださいね」
それに同調して、歩武もソファから立ち上がり、ぺこりと頭を下げて帰り支度を始める。あまりにもあっさりとした幕引きに、戸惑う清春だが、ここで彼女を家に帰してしまったらまずいという本能が働いた。
「ま。まて。そんなに簡単にオレは人を裏切ることはしない。さっきのは、遠野さんの妹と比較されて、ついかっとなってしまっただけだ。とりあえず、風呂にでも入って、少し落ち着いた方がいい。オレも、その間に頭を冷やすから」
そもそも、彼らが相手にするのは、自分の兄なのだ。兄相手にただの中学生と彼女に憑りつく二匹の動物の霊だけでは到底太刀打ちできるとは思えない。力がある自分でもきっと、彼には敵わない。そんな兄と対峙するとは命がけの行為でもある。だから、自分は彼らを引き留めたのだ。
清春は己の発言に勝手に弁解していた。まずいとは思ったが、それでも彼らを止めなければならないという理由にはならない。さっさと彼女たちとの縁を切った方がいいはずなのだ。
よくわからない自分の心の動きに戸惑っていたが、その間に、彼女の方でも考えることができたらしい。三人はこそこそと話し合う。
「私もつい、売り言葉に買い言葉で帰るって言ったけど。今の状況でお兄さんの家を知っているのは先輩だけだよ。それに、相手は先輩のお兄さんだから、性格とか行動とかがわかる人がいた方が救出には有利だよね」
「まあ、それはわかるが、本当にそれだけで協力を続けてもいいものか。だって、相手はおれたち人外を祓う仕事をしている奴だ。慎重になってもいいと思う」
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5分程、歩武たちは先輩の家に泊るか話し合っていた。その間に、実際にどうやって彼女の妹らしき存在を兄のもとから奪い返すかの算段を立てていた。
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