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大学生活②
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西園寺といえば、大手企業である「西園寺グループ」が有名だ。旅館やホテルを経営していて、全国に西園寺ホテルは無数ある。はじめは京都で高級旅館を営んでいたそうだが、手を広げて、今では、経営難のホテルや旅館を買取り、そこを改装し、西園寺グループの名前で新たに経営している。高級旅館、ホテルというイメージを維持するため、値段は少し高めだが、サービスが良いとのことで宿泊客も多いようだ。ニュースで特集されるのを見たことがある。
もしや、その「西園寺グループ」の娘だろうか。彼女の今までの自信に満ちた発言からすると、可能性はあるが、もしそうだとしてどうしてうちの大学にいるのだろうか。旧帝大と呼ばれる頭の良い大学でもないし、有名私立大学でもない。取り立てて特徴もない大学だ。それに西園寺グループの本社は京都にある。わざわざ実家から離れてまで入学するような大学とは思えない。ただ特徴といえば一つだけある。研究内容が少し変わっている学科が存在することだ。
私が通っている大学には妖怪や怪異などの存在を主に研究する学科がある。人々に昔から伝わっている妖怪や怪異の話、心霊現象、雪女や化け狐、鬼などの人外の存在を書物などをもとに研究している。妖怪などの存在がこれほど世間に広まっているのだから、実際にそれらは何らかの形でこの世に必ず存在している。そのように考える学者が集まって、証拠を集めようとしている学科である。その証拠を探しだそうとする学者が集まる学科だ。歴史上の有名人はその妖怪と懇意にしていたと話す学者もいるほどだ。
もちろん、世間ではまだまだ認知されていない学問ではある。しかし、うちの大学では学科として存在している。文学部の中に「妖怪、怪異専門学科」がある。この学科が私の通う大学の特徴ではある。かくいう私もその文学部「妖怪、怪異専門学科」に属している。信じてはいないが、興味はあったので受験してみたら見事合格したので通っている。
「もしそれが本当だとしてどうしてうちの大学に入ったのですか。」
うちの大学に入った理由を知りたくなったので聞いてみた。興味を惹かれるならこの「妖怪専門学科」しかない。私と同じ学科ということはそれしか考えられない。西園寺さんも妖怪を信じているのだろうか。
「さて、どうしてだと思う。」
質問を質問で返され、回答をはぐらかされてしまった。まあ、どうせ毎日会うのだし、機会があったらまた聞いてみよう。
この話はいったん置いておいて、今は二限目の授業がある教室へ行こう。ただでさえ、目立つ格好なのに授業にまで遅れては目も当てられない。どうせ次の授業は文学部の必修科目なので西園寺さんとは一緒になる。仕方ないので一緒に次の授業の教室に向かった。服は依然としてコスプレ衣装である。この格好はもうあきらめることにしよう。
何とか授業開始前に教室に入ることができた。着替えをして、長話をしていたので時間を食ってしまったようだが、間に合ってほっとする。すると、教室には入学式であったイケメンの男子がいた。この授業は必修なので当然と言えば当然である。
「おはよう、静流。みてみて、蒼紗の格好、めちゃくちゃ似合っているでしょ。」
会うや否や、さっそく私の格好の自慢をしている。そんなに似合っているだろうか。周りの視線からはそのような感じはしない。むしろ、なぜ大学でコスプレをしている、頭おかしいよね、あの二人、と思われている気がする。
そして、今私のことを苗字ではなく、名前で呼んだ気がする。会って次の日なのにもう呼び捨てか。まだ友達と呼べるほどの仲ではない気がする。やはり西園寺さんの行動は理解不能だ。とりあえず、名前呼びはやめてもらいたい。蒼紗なんて変な名前だ。お好み焼きにかける青のりみたいな名前で好きではない。漢字で書くとかっこよく見えるが、読んでみると、かわいくない。
「なんでいきなり名前呼びなんですか。ちょっと馴れ馴れしい気がしますが。」
「いいじゃない。私は蒼紗って名前、かわいくて素敵な名前だと思うわよ。名前呼びが馴れ馴れしいなら、私のことも桜華と呼んでもいいわよ。蒼紗には特別に許可する。」
「名前呼びは桜華の癖だ。許してやってくれ。別に変な名前ではないし、名前呼びぐらいいいだろう。服装の件については、確かに似合っていると思うぞ。似合っているとは思うが、ちゃんと朔夜に許可を得ているのか。いつもみたいに無理やり着せているように見えるが。」
イケメンは、前半の言葉を私に向けて、後半を西園寺さんに向けて言った。一応私の味方なのだろうか。
「許可なんているのかしら。こんなに似合っているのだから、別に関係ないと思うけれど。」
「そうだな。今まで着せてきた奴らの中では一番似合っているかもしれないな。やっと似合うやつが見つかってよかったな。朔夜には悪いが、これからこいつのことよろしく頼む。」
味方ではなかった。イケメンの信用は一気になくなった。私に西園寺さんを任されてしまった。ただ単に彼女の面倒を見てくれる人が見つかって楽になった、とでも思っているのだろうか。そういえば、このイケメンの名前を聞いていない。西園寺さんの発言にばかり気を取られていてそれどころではなかったのだが。
「ええと、会って2回目なのですが、実はあなたの名前をまだ聞いていなかったのですが………。あと、西園寺さんをよろしく頼むといわれても困ります。大体、なんで私なんですか。ほかにもたくさんかわいい子やかっこいい子はいると思うのですが……。」
このままではこのイケメンの名前を聞かずに大学生活が進んでいってしまう。いくら何でもそれは相手に失礼である。今ならまだ間に合うだろう。
「確かに自己紹介をしていなかったな。悪い悪い。俺は雨水静流で桜華とはおさなじみだ。困るなんて言わずに、よろしく頼む。こいつ、こんな性格で友達ができたためしがないんだ。だから物は試しと思って付き合ってくれよ。悪い奴…ではないから。」
雨水君というのか。おさなじみだから名前を呼びあって、親しげだったのか。それにしても悪い奴ではないという言葉には自信がなさそうである。
「友達なんて必要ないでしょう。別に馴れ合うつもりもないし、遊ぶことができれば、退屈しのぎがあればいいだけのことだし。」
西園寺さんが反論する。友達がいないことは認めるのか。それにしても初対面から思っていたことだが、人間をなんだと思っているのだろうか。
「人間はあなたのおもちゃじゃありません。勝手に遊ばないでくれますか。」
金持ちの娘だからといって自分より下の人間をおもちゃに遊んでいるのだろうか。友達がいなかったのは西園寺さんがお金持ちで近づきがたかったからか、それとの本人の性格が残念だからだろうか。なんとなく、両方とも当てはまる気がする。
西園寺さんはお金持ちのご令嬢と分かったが、そうなると、幼馴染の雨水君はどうだろう。やはり金持ちの家系の子供だろうか。
もしや、その「西園寺グループ」の娘だろうか。彼女の今までの自信に満ちた発言からすると、可能性はあるが、もしそうだとしてどうしてうちの大学にいるのだろうか。旧帝大と呼ばれる頭の良い大学でもないし、有名私立大学でもない。取り立てて特徴もない大学だ。それに西園寺グループの本社は京都にある。わざわざ実家から離れてまで入学するような大学とは思えない。ただ特徴といえば一つだけある。研究内容が少し変わっている学科が存在することだ。
私が通っている大学には妖怪や怪異などの存在を主に研究する学科がある。人々に昔から伝わっている妖怪や怪異の話、心霊現象、雪女や化け狐、鬼などの人外の存在を書物などをもとに研究している。妖怪などの存在がこれほど世間に広まっているのだから、実際にそれらは何らかの形でこの世に必ず存在している。そのように考える学者が集まって、証拠を集めようとしている学科である。その証拠を探しだそうとする学者が集まる学科だ。歴史上の有名人はその妖怪と懇意にしていたと話す学者もいるほどだ。
もちろん、世間ではまだまだ認知されていない学問ではある。しかし、うちの大学では学科として存在している。文学部の中に「妖怪、怪異専門学科」がある。この学科が私の通う大学の特徴ではある。かくいう私もその文学部「妖怪、怪異専門学科」に属している。信じてはいないが、興味はあったので受験してみたら見事合格したので通っている。
「もしそれが本当だとしてどうしてうちの大学に入ったのですか。」
うちの大学に入った理由を知りたくなったので聞いてみた。興味を惹かれるならこの「妖怪専門学科」しかない。私と同じ学科ということはそれしか考えられない。西園寺さんも妖怪を信じているのだろうか。
「さて、どうしてだと思う。」
質問を質問で返され、回答をはぐらかされてしまった。まあ、どうせ毎日会うのだし、機会があったらまた聞いてみよう。
この話はいったん置いておいて、今は二限目の授業がある教室へ行こう。ただでさえ、目立つ格好なのに授業にまで遅れては目も当てられない。どうせ次の授業は文学部の必修科目なので西園寺さんとは一緒になる。仕方ないので一緒に次の授業の教室に向かった。服は依然としてコスプレ衣装である。この格好はもうあきらめることにしよう。
何とか授業開始前に教室に入ることができた。着替えをして、長話をしていたので時間を食ってしまったようだが、間に合ってほっとする。すると、教室には入学式であったイケメンの男子がいた。この授業は必修なので当然と言えば当然である。
「おはよう、静流。みてみて、蒼紗の格好、めちゃくちゃ似合っているでしょ。」
会うや否や、さっそく私の格好の自慢をしている。そんなに似合っているだろうか。周りの視線からはそのような感じはしない。むしろ、なぜ大学でコスプレをしている、頭おかしいよね、あの二人、と思われている気がする。
そして、今私のことを苗字ではなく、名前で呼んだ気がする。会って次の日なのにもう呼び捨てか。まだ友達と呼べるほどの仲ではない気がする。やはり西園寺さんの行動は理解不能だ。とりあえず、名前呼びはやめてもらいたい。蒼紗なんて変な名前だ。お好み焼きにかける青のりみたいな名前で好きではない。漢字で書くとかっこよく見えるが、読んでみると、かわいくない。
「なんでいきなり名前呼びなんですか。ちょっと馴れ馴れしい気がしますが。」
「いいじゃない。私は蒼紗って名前、かわいくて素敵な名前だと思うわよ。名前呼びが馴れ馴れしいなら、私のことも桜華と呼んでもいいわよ。蒼紗には特別に許可する。」
「名前呼びは桜華の癖だ。許してやってくれ。別に変な名前ではないし、名前呼びぐらいいいだろう。服装の件については、確かに似合っていると思うぞ。似合っているとは思うが、ちゃんと朔夜に許可を得ているのか。いつもみたいに無理やり着せているように見えるが。」
イケメンは、前半の言葉を私に向けて、後半を西園寺さんに向けて言った。一応私の味方なのだろうか。
「許可なんているのかしら。こんなに似合っているのだから、別に関係ないと思うけれど。」
「そうだな。今まで着せてきた奴らの中では一番似合っているかもしれないな。やっと似合うやつが見つかってよかったな。朔夜には悪いが、これからこいつのことよろしく頼む。」
味方ではなかった。イケメンの信用は一気になくなった。私に西園寺さんを任されてしまった。ただ単に彼女の面倒を見てくれる人が見つかって楽になった、とでも思っているのだろうか。そういえば、このイケメンの名前を聞いていない。西園寺さんの発言にばかり気を取られていてそれどころではなかったのだが。
「ええと、会って2回目なのですが、実はあなたの名前をまだ聞いていなかったのですが………。あと、西園寺さんをよろしく頼むといわれても困ります。大体、なんで私なんですか。ほかにもたくさんかわいい子やかっこいい子はいると思うのですが……。」
このままではこのイケメンの名前を聞かずに大学生活が進んでいってしまう。いくら何でもそれは相手に失礼である。今ならまだ間に合うだろう。
「確かに自己紹介をしていなかったな。悪い悪い。俺は雨水静流で桜華とはおさなじみだ。困るなんて言わずに、よろしく頼む。こいつ、こんな性格で友達ができたためしがないんだ。だから物は試しと思って付き合ってくれよ。悪い奴…ではないから。」
雨水君というのか。おさなじみだから名前を呼びあって、親しげだったのか。それにしても悪い奴ではないという言葉には自信がなさそうである。
「友達なんて必要ないでしょう。別に馴れ合うつもりもないし、遊ぶことができれば、退屈しのぎがあればいいだけのことだし。」
西園寺さんが反論する。友達がいないことは認めるのか。それにしても初対面から思っていたことだが、人間をなんだと思っているのだろうか。
「人間はあなたのおもちゃじゃありません。勝手に遊ばないでくれますか。」
金持ちの娘だからといって自分より下の人間をおもちゃに遊んでいるのだろうか。友達がいなかったのは西園寺さんがお金持ちで近づきがたかったからか、それとの本人の性格が残念だからだろうか。なんとなく、両方とも当てはまる気がする。
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