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蛇もいました②
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最近の出来事が衝撃過ぎて、よく眠れていても、身体や精神が疲れ切っているらしい。私は授業が始まってそうそう、すぐに夢の中に旅立ちかけていた。九尾と佐藤さんの小声の会話が遠くに聞こえる。
授業はいつの間にか終了していて、教室には私と九尾と佐藤さんしか残っていない。そして、そこには翼君と狼貴君と死んだはずの雨水君がその場にいた。
「さて、お主。言霊を操る能力を使いこなす練習をしていくぞ。お主の能力があれば、あの瀧という男はたやすく捕まえることができる。」
私はその言葉にうなずく。今までどうやって能力を発動するかもわからなかったのに、今では発動方法がわかり、すでに何度も発動している。
「今日はそこの蛇娘にかけてみろ。瀧という男が、この娘をもう一度狙ってくるのは明白。彼女が瀧という男を誘い込むことができたらこちらの勝ちだ。誘い込んだのち、お主が能力を瀧に発動させる。」
「わかった。やってみる。」
私は深呼吸した。そして、佐藤さんの目を見て叫んだ。
「私の質問に答えよ。」
叫ぶと同時に私の周りが光りだす。さらには佐藤さんの周りも同じように光りだす。そして、今、私の瞳は金色に変わり、輝いているのだろう。自分の状況も冷静に判断できた。
「お前の能力について詳しく教えろ。」
「はい。私は身体に猛毒の血が流れています。その血を摂取すると、大抵の人間は身体がしびれ、動けなくなる。摂取量が多いと最悪死に至る猛毒の血液です。さらに私には威嚇の能力があります。蛇ににらまれた蛙のように、人間は私のひとにらみで身体が動かなくなります。」
自分の能力を説明を始める佐藤さん。顔の半分が蛇のうろこのようなものに覆われていく。瞳は爬虫類特有の鋭いものに変化していく。
能力がうまく発動したようだ。私の質問に答え終わると、私たちを覆っていた光が消え、佐藤さんは気を失って倒れてしまった。慌てて佐藤さんに駆け寄る。
「蒼紗、蒼紗。授業が終わったわよ。次の授業は休講になっているから、この後、少し早いけど食堂に行って昼食を食べながら今後のことを話し合いましょう。」
はっと顔を上げる。すると、私の顔を覗き込む九尾と佐藤さんの顔があった。
今見たものは夢だったのか。これが私の能力である予知夢だろうか。私の顔を覗き込んでいた九尾が、私の思いつめた表情に気が付いた。
「夢を見たのか。」
「まあ、授業中に夢まで見るなんて、どれだけ爆睡していたのやら。最近疲れたような顔をしていたし、何か悩み事でもあるのかしら。」
悩み事はたくさんある。瀧さんのことがメインだが、西園寺さんと雨水君のこと、それから………。
そこであることに気が付いた。今日、佐藤さんは西園寺さんについての質問を私にしていない。どういうことだろう。普段なら、私が大学に来ているのに、西園寺さんたちが来ていないということを必ず質問するはずだ。
「どうしたのかしら。蒼紗。私の顔に何かついているのかしら。」
聞いてみるべきだろうか。西園寺さんのことを。
「まずはこの教室を出よう。話はそれからだ。」
九尾が話を遮るように言った。
「それもそうね、じゃあ、食堂にでも行きましょう。」
私たちは食堂に向かった。私の心には重い暗雲が立ち込めていた。
食堂に着くと、まだお昼前で席は結構空いていた。私たちは向かい合わせに席に着く。外を見ると、雨が降っていた。雨を見ると雨水君を思い出す。そういえば、夢の中で雨水君の姿があった。生きているのだろうか。
授業はいつの間にか終了していて、教室には私と九尾と佐藤さんしか残っていない。そして、そこには翼君と狼貴君と死んだはずの雨水君がその場にいた。
「さて、お主。言霊を操る能力を使いこなす練習をしていくぞ。お主の能力があれば、あの瀧という男はたやすく捕まえることができる。」
私はその言葉にうなずく。今までどうやって能力を発動するかもわからなかったのに、今では発動方法がわかり、すでに何度も発動している。
「今日はそこの蛇娘にかけてみろ。瀧という男が、この娘をもう一度狙ってくるのは明白。彼女が瀧という男を誘い込むことができたらこちらの勝ちだ。誘い込んだのち、お主が能力を瀧に発動させる。」
「わかった。やってみる。」
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叫ぶと同時に私の周りが光りだす。さらには佐藤さんの周りも同じように光りだす。そして、今、私の瞳は金色に変わり、輝いているのだろう。自分の状況も冷静に判断できた。
「お前の能力について詳しく教えろ。」
「はい。私は身体に猛毒の血が流れています。その血を摂取すると、大抵の人間は身体がしびれ、動けなくなる。摂取量が多いと最悪死に至る猛毒の血液です。さらに私には威嚇の能力があります。蛇ににらまれた蛙のように、人間は私のひとにらみで身体が動かなくなります。」
自分の能力を説明を始める佐藤さん。顔の半分が蛇のうろこのようなものに覆われていく。瞳は爬虫類特有の鋭いものに変化していく。
能力がうまく発動したようだ。私の質問に答え終わると、私たちを覆っていた光が消え、佐藤さんは気を失って倒れてしまった。慌てて佐藤さんに駆け寄る。
「蒼紗、蒼紗。授業が終わったわよ。次の授業は休講になっているから、この後、少し早いけど食堂に行って昼食を食べながら今後のことを話し合いましょう。」
はっと顔を上げる。すると、私の顔を覗き込む九尾と佐藤さんの顔があった。
今見たものは夢だったのか。これが私の能力である予知夢だろうか。私の顔を覗き込んでいた九尾が、私の思いつめた表情に気が付いた。
「夢を見たのか。」
「まあ、授業中に夢まで見るなんて、どれだけ爆睡していたのやら。最近疲れたような顔をしていたし、何か悩み事でもあるのかしら。」
悩み事はたくさんある。瀧さんのことがメインだが、西園寺さんと雨水君のこと、それから………。
そこであることに気が付いた。今日、佐藤さんは西園寺さんについての質問を私にしていない。どういうことだろう。普段なら、私が大学に来ているのに、西園寺さんたちが来ていないということを必ず質問するはずだ。
「どうしたのかしら。蒼紗。私の顔に何かついているのかしら。」
聞いてみるべきだろうか。西園寺さんのことを。
「まずはこの教室を出よう。話はそれからだ。」
九尾が話を遮るように言った。
「それもそうね、じゃあ、食堂にでも行きましょう。」
私たちは食堂に向かった。私の心には重い暗雲が立ち込めていた。
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