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第八話 紫電を纏う獣
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ロイドたちはギルドから支給された、上等な騎竜でバラランガの元へと向かっていた。
騎竜は比較的気性のおとなしい二足歩行の竜種を調教し、騎乗用に飼い慣らしたものだ。
足の速さに加え、悪路でも対応でき、他の騎乗動物に比べ頑強であるため、魔獣狩りなど危険な任務をこなすハンターにとって重宝される。
しかし、個体の入手や育成が難しく、維持費も高額なため、個人で所有している例は少ない。
今回ギルドが二体の騎竜を貸与したことを考えると、ガルフたちへの信頼の強さと、バラランガに対する対策の本気度が伺える。
「思った、より、乗り、心地、が、良くない、な」
ガルフが手綱を握る後ろで、ロイドはガルフに強く抱きつきながら、率直な感想を口にする。
ロイドが騎竜に乗るのは初めての経験だった。
過去に騎馬には乗ったことがあったが、それと比較しても縦揺れが強い。
おっさんたち四人が、それぞれ二人一組で抱きつき抱きつかれながら、目的地へ急いでいる。
はたから見れば少し滑稽だが、四人とも至って真面目で真剣だ。
「騎竜に乗るのは初めてか!? あまり喋るな! 舌を噛むぞ!!」
ガルフが振り向くことなく叫ぶ。
A級ハンターであるガルフたちは、何度か騎竜に乗って旅をしたことがある。
さすがに所有したことはないが、それなりの期間に渡って乗りこなした経験は、足の速い騎竜の特性を遺憾なく発揮させていた。
縦揺れは、その代償ともいえる。
ガルフたちは喋る代わりに、ハンドサインで意思疎通をこなす。
長年苦楽を共にした凄腕のハンターたちの所作を見ながら、ロイドはタイミングを測っていた。
もちろん逃げるタイミングだ。
ロイドはバラランガがどのような能力を持っているか知らない。
それでも逃げる一択でしかない。
力比べでガルフに勝ったロイドだったが、本気で戦えば、負けるのは自分だと理解していた。
ガルフの得物はハルバートと呼ばれる長い柄の先に槍の穂先と斧頭、そして鉤爪が付けられたものだ。
様々な状況に対応でき得る優秀な武器だが、その反面取り扱いが難しく、単純な筋力だけでなく熟練の技術を必要とする。
ロイドの身体強化は切り札であり、常時使えるものではない。
いざ戦闘となれば容易に懐に潜り込むのが難しく、持久戦になればなるほどロイドが不利になる。
そんなガルフが時間稼ぎすら難しいという相手だ。
ロイドは自分自身をきちんと評価している。
怠惰なその日暮らしを続けた半端者。
戦闘能力は全盛期から比べれば酷いものだ。
ガルフたちが時間稼ぎのために対峙する際、自分が手助けどころか足枷になると思っていた。
――止まれ。
ガルフがそうハンドサインを送り、マッシュを後ろに乗せたダグラスがそれに合わせて騎竜を繰る。
そこは目的の森の中。
不規則に木々が繁り、柄の長いハルバートを得物にするガルフにとっては動きが制限されそうな場所だ。
しかし、事前に聞いた話ではそれでも障害物が多い森の中の方がまだマシという。
「来るぞ! 分かってるだろうが、倒すことを考えるな! あくまで時間稼ぎだ!!」
「おう!!」
ガルフの言葉に、マッシュが叫ぶ。
ダグラスはすでに魔法の詠唱に入っていた。
ロイドの知らない詠唱だが、長さや複雑さから見て、上位魔法であることは間違いない。
ガルフはハルバートを正面に突き刺すような形で構え、マッシュは薄刃の剣を鞘から抜き出し両手に持つ。
ロイドも両手に愛剣をしっかりと握る。
逃げるつもりだが、対峙してしまった以上は最低限の協力は見せる。
しかし、その決意はすぐに崩れ去ってしまった。
「無理だ! 逃げろ!!」
ロイドは叫ぶと同時に逃げ出していた。
バラライカの姿を見た瞬間の行動だった。
まぶしく紫色に輝く雷光を纏いながら、その神獣は姿を現した。
体躯はロイドが想像していたよりもずっと小さく、ロイドたちが乗ってきた騎竜を二回りほど大きくした程度。
全身は艶のある長い毛で覆われており、紫電の影響か、それとも我が子を奪われた親の怒りか、全ての毛が逆立っている。
額には大きな深紅に輝く宝石が見える。
「くそったれが!!」
ロイドの言葉に、ガルフが叫びつつも身を翻した。
マッシュもダグラスもそれぞれ同じ選択を取る。
強いことは十分に想定していた。
しかし、その想定自体が誤りだった。
バラランガが一啼きすると、その身体に纏った紫電が、無作為に飛散する。
爆音とともに、落雷を受けた木々は黒く焦げ、太い枝を落とす。
「よりによって雷魔法か! おい! 事前に知ってたんならなぜ言わない!?」
ロイドが逃げながら悪態をつく。
宝石獣はその身に宿す宝石により強力な魔法を使うことで知られている。
しかしどのような魔法を使うかは、詳しく分かっていないことが多い。
様々な属性が知られている魔法だが、雷属性の魔法は、こと戦闘にかけては強力であり、多くの魔術師たちが習得を一度は試みる。
対生物への破壊力、瞬きよりも速い発射速度は攻撃として優れており、バラランガのように身に纏った場合は、迂闊に手を出した者に感電というカウンターを浴びせる強力な防御にもなりうる。
ロイドも含めて、ガルフたちの攻撃手段の多くは手にした武器による直接的なものであり、唯一有効打となりうるの遠隔攻撃の手段を持つのはダグラスのみだった。
そのような場合でも、ダグラスが有効打を放てるように、ガルフたちが相手を引きつける必要がある。
残念ながら触れるだけで致命傷を受けるような相手では、それも難しかった。
「知ってたら先に言ってる!! 焼け焦げだから火属性の魔法だと……くそっ!! 戻ったらでっけぇ文句を言ってやる!!」
「まずは生きて戻ることが必要だな!!」
バラランガはすでにロイドたちの存在に気付き、その背を追ってきている。
待機させていた騎竜に乗り込むと、バラランガからの逃走が始まった。
騎竜は比較的気性のおとなしい二足歩行の竜種を調教し、騎乗用に飼い慣らしたものだ。
足の速さに加え、悪路でも対応でき、他の騎乗動物に比べ頑強であるため、魔獣狩りなど危険な任務をこなすハンターにとって重宝される。
しかし、個体の入手や育成が難しく、維持費も高額なため、個人で所有している例は少ない。
今回ギルドが二体の騎竜を貸与したことを考えると、ガルフたちへの信頼の強さと、バラランガに対する対策の本気度が伺える。
「思った、より、乗り、心地、が、良くない、な」
ガルフが手綱を握る後ろで、ロイドはガルフに強く抱きつきながら、率直な感想を口にする。
ロイドが騎竜に乗るのは初めての経験だった。
過去に騎馬には乗ったことがあったが、それと比較しても縦揺れが強い。
おっさんたち四人が、それぞれ二人一組で抱きつき抱きつかれながら、目的地へ急いでいる。
はたから見れば少し滑稽だが、四人とも至って真面目で真剣だ。
「騎竜に乗るのは初めてか!? あまり喋るな! 舌を噛むぞ!!」
ガルフが振り向くことなく叫ぶ。
A級ハンターであるガルフたちは、何度か騎竜に乗って旅をしたことがある。
さすがに所有したことはないが、それなりの期間に渡って乗りこなした経験は、足の速い騎竜の特性を遺憾なく発揮させていた。
縦揺れは、その代償ともいえる。
ガルフたちは喋る代わりに、ハンドサインで意思疎通をこなす。
長年苦楽を共にした凄腕のハンターたちの所作を見ながら、ロイドはタイミングを測っていた。
もちろん逃げるタイミングだ。
ロイドはバラランガがどのような能力を持っているか知らない。
それでも逃げる一択でしかない。
力比べでガルフに勝ったロイドだったが、本気で戦えば、負けるのは自分だと理解していた。
ガルフの得物はハルバートと呼ばれる長い柄の先に槍の穂先と斧頭、そして鉤爪が付けられたものだ。
様々な状況に対応でき得る優秀な武器だが、その反面取り扱いが難しく、単純な筋力だけでなく熟練の技術を必要とする。
ロイドの身体強化は切り札であり、常時使えるものではない。
いざ戦闘となれば容易に懐に潜り込むのが難しく、持久戦になればなるほどロイドが不利になる。
そんなガルフが時間稼ぎすら難しいという相手だ。
ロイドは自分自身をきちんと評価している。
怠惰なその日暮らしを続けた半端者。
戦闘能力は全盛期から比べれば酷いものだ。
ガルフたちが時間稼ぎのために対峙する際、自分が手助けどころか足枷になると思っていた。
――止まれ。
ガルフがそうハンドサインを送り、マッシュを後ろに乗せたダグラスがそれに合わせて騎竜を繰る。
そこは目的の森の中。
不規則に木々が繁り、柄の長いハルバートを得物にするガルフにとっては動きが制限されそうな場所だ。
しかし、事前に聞いた話ではそれでも障害物が多い森の中の方がまだマシという。
「来るぞ! 分かってるだろうが、倒すことを考えるな! あくまで時間稼ぎだ!!」
「おう!!」
ガルフの言葉に、マッシュが叫ぶ。
ダグラスはすでに魔法の詠唱に入っていた。
ロイドの知らない詠唱だが、長さや複雑さから見て、上位魔法であることは間違いない。
ガルフはハルバートを正面に突き刺すような形で構え、マッシュは薄刃の剣を鞘から抜き出し両手に持つ。
ロイドも両手に愛剣をしっかりと握る。
逃げるつもりだが、対峙してしまった以上は最低限の協力は見せる。
しかし、その決意はすぐに崩れ去ってしまった。
「無理だ! 逃げろ!!」
ロイドは叫ぶと同時に逃げ出していた。
バラライカの姿を見た瞬間の行動だった。
まぶしく紫色に輝く雷光を纏いながら、その神獣は姿を現した。
体躯はロイドが想像していたよりもずっと小さく、ロイドたちが乗ってきた騎竜を二回りほど大きくした程度。
全身は艶のある長い毛で覆われており、紫電の影響か、それとも我が子を奪われた親の怒りか、全ての毛が逆立っている。
額には大きな深紅に輝く宝石が見える。
「くそったれが!!」
ロイドの言葉に、ガルフが叫びつつも身を翻した。
マッシュもダグラスもそれぞれ同じ選択を取る。
強いことは十分に想定していた。
しかし、その想定自体が誤りだった。
バラランガが一啼きすると、その身体に纏った紫電が、無作為に飛散する。
爆音とともに、落雷を受けた木々は黒く焦げ、太い枝を落とす。
「よりによって雷魔法か! おい! 事前に知ってたんならなぜ言わない!?」
ロイドが逃げながら悪態をつく。
宝石獣はその身に宿す宝石により強力な魔法を使うことで知られている。
しかしどのような魔法を使うかは、詳しく分かっていないことが多い。
様々な属性が知られている魔法だが、雷属性の魔法は、こと戦闘にかけては強力であり、多くの魔術師たちが習得を一度は試みる。
対生物への破壊力、瞬きよりも速い発射速度は攻撃として優れており、バラランガのように身に纏った場合は、迂闊に手を出した者に感電というカウンターを浴びせる強力な防御にもなりうる。
ロイドも含めて、ガルフたちの攻撃手段の多くは手にした武器による直接的なものであり、唯一有効打となりうるの遠隔攻撃の手段を持つのはダグラスのみだった。
そのような場合でも、ダグラスが有効打を放てるように、ガルフたちが相手を引きつける必要がある。
残念ながら触れるだけで致命傷を受けるような相手では、それも難しかった。
「知ってたら先に言ってる!! 焼け焦げだから火属性の魔法だと……くそっ!! 戻ったらでっけぇ文句を言ってやる!!」
「まずは生きて戻ることが必要だな!!」
バラランガはすでにロイドたちの存在に気付き、その背を追ってきている。
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