43 / 133
第3章
第42話
しおりを挟む
何故上半身だけで生きているのか、そもそも生きていたのか分からないが、縦に切り裂かれ、剣に付与された魔法の力によりその切り口から赤い炎に包まれ、夢魔の身体は焼け落ちた。
その瞬間、辺りにいた生き残りの魔物は正気に戻ったようで、まるで迷宮に迷い込んだ村人のように辺りをきょろきょろと見渡していた。
正気に戻ったとしても魔物は魔物。特に今いる魔物は討伐ランクの比較的高いものばかりであったから慈悲をかける必要などなかった。
燻ぶった黒い煙の中、一匹残らず討ち取って行った。
「ふぅ。これでひとまずは依頼達成かしら?」
「そうね。お疲れ様。さすがにちょっと疲れたわね」
「そうね。早く街に戻って湯浴みでもしたいわ」
「いいわね。ねぇサラ。どうせなら一緒に入る?」
普段から仲がいい2人だったが、未だに裸の付き合いというのはしたことがなかった。
そもそも浴場などは、金持ちや貴族などが入ることのできる特権的なものだったから、節約を旨としていた2人が使うことなど一度もなかった。
サラの言う湯浴みも、水をためた大きめの桶に、沸かしたお湯を入れて温めたぬるま湯を体にかけるようなものだった。
しかしサラは否定することもなく、歳に似合わぬ妖艶な面持ちでソフィの提案に乗ってきた。
「うふふふ。そうね。そうしましょ」
「サラの髪も洗ってあげるわね。きれいな髪・・・」
ソフィはサラの髪を持ち上げ、撫でつけていた。
サラもまんざらでもないような顔付きで、お返しにとばかりにソフィの少し丸みを帯びた頬を手のひらで優しく包んだ。
「サラ・・・」
「ソフィ・・・」
ガンッガンッドガッガラガラガラ
「ふぅ! やっとそれらしい道に出られたぜ! ソニア! アレックス! やっと開けた場所に出れたぞ!」
「やっとね! マーク! それにしても・・・長かったわ・・・。生きてて良かった。でもここからが本番よ。無事に地上まで出る道を探さないと。それにさっきの光も何か発生源があるはずよ。気を付けていかないと・・・ってあれ? サラさんにソフィさん?!!」
突如壁がこちら側に崩れ、中から顔を出したのは、昔、初心者用のクエストの手伝いをしてあげたことのある、同郷の魔術師とその仲間達だった。
しばらく会っていなかったが、成長したせいか妙に凛々しく見える。
「たしか・・・ソニアと言ったかしら? あなたとっても綺麗ね・・・」
「え? え? サラさん何言ってるんですか? 急に。あ!! そうだ! ちょうど良かった! これ! サラさんのお父さん、カインさんからサラさんへ手紙と贈り物です!」
恍惚とした表情を浮かべ近づいてくるサラに、肌身離さず持ち歩いていた手紙と小さな箱を押し付ける。
サラに箱が触れると、それまでどんなに頑張っても開くことのなかった箱が音もなく開き、中には涙形をした金属の飾りが付いたペンダントが入っていた。
それを何気なく手に取ったサラは、それまでの表情とは打って変わって普段通りの顔つきに戻り、先ほどまでの自分の行動を思い出し、顔を赤く染めながらばつが悪そうに辺りを見渡していた。
首を動かすと、頭が後ろに引っ張られる感触がして、未だにサラの長い三つ編みを恭しく手に持ち、撫でつけているソフィに気付く。
「ちょ、ちょっとソフィ。いい加減にしてよ!」
先ほどのペンダントを手に持ったまま、両手でソフィの身体を押しのけた。
すると、ソフィも顔つきが元に戻り、慌ててサラの髪から手を離すと、わたわたと顔の横で両手を振った。
◇
「それで・・・どうしてソニア達はこんな所にいるの?」
「それは、話すと少し長くなるんですが・・・」
ソニア達は、カインから託された手紙と贈り物の箱を直接手渡そうと、拠点であるセレンディアの付近で達成できるクエストばかりを受けていた。
その日も、セレンディアから日帰りできる距離にある遺跡で採取できる、薬草を取りに行くクエストを受けていた。
カインから配達の報酬にと譲り受けた縁起物のコイン、3人は幸運のコインと呼んでるらしいが、のおかげで、3人は魔物に出くわすこともなく、無事に目的の薬草を手に入れ、街に戻ろうとした時、マークが地図に表記されていない、隠し通路を見つけてしまった。
すでに調べつくされ、めぼしい物は全て持ち帰られてしまったはずの遺跡であるが、まだ発見されていない隠し通路の先ならば話は別だ。
もしかしたら、宝具が眠っているかもしれない。期待に胸を膨らましながら、進んだ先にあったのは、転移陣であった。
気づいた時にはすでにこの洞窟の中、更に今開けた壁の内側に転移していた。
壁の中は非常に入り組んだ構造をしていて、狭くまた、どこへ行っても行き止まりだった。
持っていた食料を食いつなぎ道を探したが、いつまで経っても見つけることは出来なかった。
幸いにも中には飲用できる湧き水が有り、また、甘いもの好きのソニアが携帯していた甘味のおかげで、何とか今まで生き延びることが出来た。
ただ、出口が見つからず半ば諦めかけていたその時、目の前の壁の亀裂から雷のような光が一条こちらに流れてきたのだ。
もしかしたらこの壁の先に空間があるかもしれない。
一縷の望みにかけ、必死で亀裂を広げ、壁を掘り崩した先に、先ほどの光景が広がっていたという。
「雷ってことはソフィの魔法かしらね? 良かったわね。あなたのおかげで可愛い後輩達が志半ばで餓死せずにすんだわよ」
「ほんと! その通りです! ソフィさんは俺達の命の恩人ですよ!」
目を輝かせながら、マークはソフィの両手を取るとぶんぶんと上下に振った。
それを見たアレックスが何やら羨ましそうな顔をしている。
「それにしても、さっきは何が起きたのかしらね? 多分正気に戻ったのは、お父さんの贈り物、このペンダントのおかげだと思うけど」
「さすがカインさん。まさかこうなることを始めから予想してたのかしら」
カインの手紙によると、サラが貰ったペンダントは状態異常を防ぐ効果があるらしい。
手紙には気休め程度の効果だと書いてあったが、この前のパイセーの結果やこれまでの実績を考えると、これもとんでもない効果を秘めているのだろう。
もう一つ入ってあった、ソフィに向けたペンダントはすでに渡してある。
こちらは魔力を増幅する効果があるようだ。使用する際には手紙に書かれていた短い呪文を唱えればいいらしい。
ちなみにこのペンダントの効果や、カインの魔法については3人には秘密にしている。
どうやらカインも3人には付与魔法を話していないようだし、3人は同じギルドの仲間だが、あくまで知り合いの域を越えない間柄だからだ。
一方3人は無事に街に戻れる安堵感と、期待していたSランク冒険者の2人と親密に話せた幸福感とで妙な高揚感を見せていた。
カインに貰ったという幸運のコインについても、一生懸命に話をしていた。
恐らくカインが魔物避けの付与魔法をこのコインにかけたのだろうが、そのことを話すこともできず、サラ達は自身も長く続いた戦いにより疲れているのにもかかわらず、笑顔で話を聞いていた。
オスローに戻ると、2人はギルドにクエスト達成の報告しに出向いた。3人はさすがに疲れたと、先に宿屋に向かった。
魔物大量発生の原因とその駆除を行った旨をギルドの受付嬢に伝えると、早急に確認の手配をするので、達成受領はその確認を待ってくれとのことだった。
確かに、何か証拠となる物を持ち帰ったわけでもないから、確認は必須だろう。
元凶だった夢魔の身体はすでに燃え尽きて跡形もなくなっているが、元凶が駆除されたおかげで洞窟内はこれまで通りの魔物の密度に戻るだろう。
確認の報告を待とうと、ギルドを後にしようとした2人の耳に、入り口で話していた冒険者達の会話が入ってきた。
「おい。聞いたか? あの遊び人の王子、とうとう行方不明になったらしいぞ」
「らしいな。今、大公は必死で探すための人を集めているって話だ」
◇◇◇◇◇◇
いつも読んでいただきありがとうございます。
今回はヒロインだけの回になってしまいました。
冒頭で百合設定に流れていくと思った読者の方々、ご希望に添えずごめんなさい。
我らがヒロインは清廉潔白です。
そのうち閑話で書かせてもらう予定ですが、今回出てきた夢魔、『色欲』の魔物の成れの果てです。
何故こんな所に突如現れたのかは本編で明らかにされます(多分)。
その瞬間、辺りにいた生き残りの魔物は正気に戻ったようで、まるで迷宮に迷い込んだ村人のように辺りをきょろきょろと見渡していた。
正気に戻ったとしても魔物は魔物。特に今いる魔物は討伐ランクの比較的高いものばかりであったから慈悲をかける必要などなかった。
燻ぶった黒い煙の中、一匹残らず討ち取って行った。
「ふぅ。これでひとまずは依頼達成かしら?」
「そうね。お疲れ様。さすがにちょっと疲れたわね」
「そうね。早く街に戻って湯浴みでもしたいわ」
「いいわね。ねぇサラ。どうせなら一緒に入る?」
普段から仲がいい2人だったが、未だに裸の付き合いというのはしたことがなかった。
そもそも浴場などは、金持ちや貴族などが入ることのできる特権的なものだったから、節約を旨としていた2人が使うことなど一度もなかった。
サラの言う湯浴みも、水をためた大きめの桶に、沸かしたお湯を入れて温めたぬるま湯を体にかけるようなものだった。
しかしサラは否定することもなく、歳に似合わぬ妖艶な面持ちでソフィの提案に乗ってきた。
「うふふふ。そうね。そうしましょ」
「サラの髪も洗ってあげるわね。きれいな髪・・・」
ソフィはサラの髪を持ち上げ、撫でつけていた。
サラもまんざらでもないような顔付きで、お返しにとばかりにソフィの少し丸みを帯びた頬を手のひらで優しく包んだ。
「サラ・・・」
「ソフィ・・・」
ガンッガンッドガッガラガラガラ
「ふぅ! やっとそれらしい道に出られたぜ! ソニア! アレックス! やっと開けた場所に出れたぞ!」
「やっとね! マーク! それにしても・・・長かったわ・・・。生きてて良かった。でもここからが本番よ。無事に地上まで出る道を探さないと。それにさっきの光も何か発生源があるはずよ。気を付けていかないと・・・ってあれ? サラさんにソフィさん?!!」
突如壁がこちら側に崩れ、中から顔を出したのは、昔、初心者用のクエストの手伝いをしてあげたことのある、同郷の魔術師とその仲間達だった。
しばらく会っていなかったが、成長したせいか妙に凛々しく見える。
「たしか・・・ソニアと言ったかしら? あなたとっても綺麗ね・・・」
「え? え? サラさん何言ってるんですか? 急に。あ!! そうだ! ちょうど良かった! これ! サラさんのお父さん、カインさんからサラさんへ手紙と贈り物です!」
恍惚とした表情を浮かべ近づいてくるサラに、肌身離さず持ち歩いていた手紙と小さな箱を押し付ける。
サラに箱が触れると、それまでどんなに頑張っても開くことのなかった箱が音もなく開き、中には涙形をした金属の飾りが付いたペンダントが入っていた。
それを何気なく手に取ったサラは、それまでの表情とは打って変わって普段通りの顔つきに戻り、先ほどまでの自分の行動を思い出し、顔を赤く染めながらばつが悪そうに辺りを見渡していた。
首を動かすと、頭が後ろに引っ張られる感触がして、未だにサラの長い三つ編みを恭しく手に持ち、撫でつけているソフィに気付く。
「ちょ、ちょっとソフィ。いい加減にしてよ!」
先ほどのペンダントを手に持ったまま、両手でソフィの身体を押しのけた。
すると、ソフィも顔つきが元に戻り、慌ててサラの髪から手を離すと、わたわたと顔の横で両手を振った。
◇
「それで・・・どうしてソニア達はこんな所にいるの?」
「それは、話すと少し長くなるんですが・・・」
ソニア達は、カインから託された手紙と贈り物の箱を直接手渡そうと、拠点であるセレンディアの付近で達成できるクエストばかりを受けていた。
その日も、セレンディアから日帰りできる距離にある遺跡で採取できる、薬草を取りに行くクエストを受けていた。
カインから配達の報酬にと譲り受けた縁起物のコイン、3人は幸運のコインと呼んでるらしいが、のおかげで、3人は魔物に出くわすこともなく、無事に目的の薬草を手に入れ、街に戻ろうとした時、マークが地図に表記されていない、隠し通路を見つけてしまった。
すでに調べつくされ、めぼしい物は全て持ち帰られてしまったはずの遺跡であるが、まだ発見されていない隠し通路の先ならば話は別だ。
もしかしたら、宝具が眠っているかもしれない。期待に胸を膨らましながら、進んだ先にあったのは、転移陣であった。
気づいた時にはすでにこの洞窟の中、更に今開けた壁の内側に転移していた。
壁の中は非常に入り組んだ構造をしていて、狭くまた、どこへ行っても行き止まりだった。
持っていた食料を食いつなぎ道を探したが、いつまで経っても見つけることは出来なかった。
幸いにも中には飲用できる湧き水が有り、また、甘いもの好きのソニアが携帯していた甘味のおかげで、何とか今まで生き延びることが出来た。
ただ、出口が見つからず半ば諦めかけていたその時、目の前の壁の亀裂から雷のような光が一条こちらに流れてきたのだ。
もしかしたらこの壁の先に空間があるかもしれない。
一縷の望みにかけ、必死で亀裂を広げ、壁を掘り崩した先に、先ほどの光景が広がっていたという。
「雷ってことはソフィの魔法かしらね? 良かったわね。あなたのおかげで可愛い後輩達が志半ばで餓死せずにすんだわよ」
「ほんと! その通りです! ソフィさんは俺達の命の恩人ですよ!」
目を輝かせながら、マークはソフィの両手を取るとぶんぶんと上下に振った。
それを見たアレックスが何やら羨ましそうな顔をしている。
「それにしても、さっきは何が起きたのかしらね? 多分正気に戻ったのは、お父さんの贈り物、このペンダントのおかげだと思うけど」
「さすがカインさん。まさかこうなることを始めから予想してたのかしら」
カインの手紙によると、サラが貰ったペンダントは状態異常を防ぐ効果があるらしい。
手紙には気休め程度の効果だと書いてあったが、この前のパイセーの結果やこれまでの実績を考えると、これもとんでもない効果を秘めているのだろう。
もう一つ入ってあった、ソフィに向けたペンダントはすでに渡してある。
こちらは魔力を増幅する効果があるようだ。使用する際には手紙に書かれていた短い呪文を唱えればいいらしい。
ちなみにこのペンダントの効果や、カインの魔法については3人には秘密にしている。
どうやらカインも3人には付与魔法を話していないようだし、3人は同じギルドの仲間だが、あくまで知り合いの域を越えない間柄だからだ。
一方3人は無事に街に戻れる安堵感と、期待していたSランク冒険者の2人と親密に話せた幸福感とで妙な高揚感を見せていた。
カインに貰ったという幸運のコインについても、一生懸命に話をしていた。
恐らくカインが魔物避けの付与魔法をこのコインにかけたのだろうが、そのことを話すこともできず、サラ達は自身も長く続いた戦いにより疲れているのにもかかわらず、笑顔で話を聞いていた。
オスローに戻ると、2人はギルドにクエスト達成の報告しに出向いた。3人はさすがに疲れたと、先に宿屋に向かった。
魔物大量発生の原因とその駆除を行った旨をギルドの受付嬢に伝えると、早急に確認の手配をするので、達成受領はその確認を待ってくれとのことだった。
確かに、何か証拠となる物を持ち帰ったわけでもないから、確認は必須だろう。
元凶だった夢魔の身体はすでに燃え尽きて跡形もなくなっているが、元凶が駆除されたおかげで洞窟内はこれまで通りの魔物の密度に戻るだろう。
確認の報告を待とうと、ギルドを後にしようとした2人の耳に、入り口で話していた冒険者達の会話が入ってきた。
「おい。聞いたか? あの遊び人の王子、とうとう行方不明になったらしいぞ」
「らしいな。今、大公は必死で探すための人を集めているって話だ」
◇◇◇◇◇◇
いつも読んでいただきありがとうございます。
今回はヒロインだけの回になってしまいました。
冒頭で百合設定に流れていくと思った読者の方々、ご希望に添えずごめんなさい。
我らがヒロインは清廉潔白です。
そのうち閑話で書かせてもらう予定ですが、今回出てきた夢魔、『色欲』の魔物の成れの果てです。
何故こんな所に突如現れたのかは本編で明らかにされます(多分)。
0
あなたにおすすめの小説
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
無能だと追放された「雑用係」のハル、現代の知恵(ライフハック)を駆使したら、呪われた魔王城が聖域化して伝説の賢者と呼ばれ始めた
ユネ
ファンタジー
「君のような無能な掃除係は必要ない!」
勇者パーティーからゴミのように捨てられた雑用係のハル。だが彼女には、前世で培った【家事のプロとしてのライフハック】があった。
移り住んだのは、誰もが恐れる『呪われた魔王城』。しかしハルにとっては、ただの「掃除のしがいがある大型物件」に過ぎなかった!
重曹とクエン酸で呪いを浄化し、アルミホイルで魔物を除け、ジャガイモの皮で伝説の鏡を蘇らせる。
魔法より便利な知恵で、お城はいつの間にか世界一快適な聖域に。
一方、ハルを失った勇者たちは、汚部屋と化した拠点と自らの無知に絶望することになり――。
これは、一人の「掃除好き」が知恵と工夫だけで異世界に革命を起こし、最高のスローライフを手に入れるまでの物語。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
主人公は高みの見物していたい
ポリ 外丸
ファンタジー
高等魔術学園に入学した主人公の新田伸。彼は大人しく高校生活を送りたいのに、友人たちが問題を持ち込んでくる。嫌々ながら巻き込まれつつ、彼は徹底的に目立たないようにやり過ごそうとする。例え相手が高校最強と呼ばれる人間だろうと、やり過ごす自信が彼にはあった。何故なら、彼こそが世界最強の魔術使いなのだから……。最強の魔術使いの高校生が、平穏な学園生活のために実力を隠しながら、迫り来る問題を解決していく物語。
※主人公はできる限り本気を出さず、ずっと実力を誤魔化し続けます
※小説家になろう、ノベルアップ+、ノベルバ、カクヨムにも投稿しています。
掃除婦に追いやられた私、城のゴミ山から古代兵器を次々と発掘して国中、世界中?がざわつく
タマ マコト
ファンタジー
王立工房の魔導測量師見習いリーナは、誰にも測れない“失われた魔力波長”を感じ取れるせいで奇人扱いされ、派閥争いのスケープゴートにされて掃除婦として城のゴミ置き場に追いやられる。
最底辺の仕事に落ちた彼女は、ゴミ山の中から自分にだけ見える微かな光を見つけ、それを磨き上げた結果、朽ちた金属片が古代兵器アークレールとして完全復活し、世界の均衡を揺るがす存在としての第一歩を踏み出す。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる