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第4章
閑話 色欲に溺れさせられた夢魔の話
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いつも読んでいただきありがとうございます。
今回は緩和ですので、例のごとく本編のサイドストーリーなため、読んでいただいてもいただかなくても本編に支障はありません。
ただ、今回はテーマがテーマなので少し性的な描写(R15は越えません)が含まれます。
苦手な方はそっと閉じてください。
◇◇◇◇◇◇
草木も眠ると言われる深夜、空には紅く光る月と、キラキラと輝く無数の星が静寂を照らしていた。
そんな静けさを打ち消すように、とある屋敷の一室から男女の営みの吐息が聞こえていた。
「はぁぁぁ。もっと、もっとよ。もっとあなたを私にちょうだい!」
「ああああ! エリス! エリスぅ!!」
男は女性に覆いかぶさるように、しきりに身体を動かし、女性の名だろうか、先程から一人の名を繰り返し叫んでいる。
ベッドに横たわる女性の身体は艶やかで、男の身体から漏れ見える四肢は、まるで少女のような肌の張りと、大人の女性が持つ妖艶なふくよかさとをあわせ持っている。
一方上にいる男性は、声から察するに若い青年のようだが、その顔も身体の皮膚にも多くのシワが刻まれており、肉体は衰え、まるで老人のようだった。
やがて男性は果てたのか、女性の上に突っ伏し、動かなくなる。
女性は面倒くさそうにその男性を力任せに引き剥がすと、ベッドから降り、近くにかけてあった、ガウンを羽織った。
女性はふーっと深く息を吐きながら椅子にもたれかかる。
「まぁ、彼は結構持ったほうよね。おかげで魔力もだいぶ溜まったわ」
「それは良かった。ではすぐにでも次の男を用意しよう」
女性は独りごとのつもりで放った言葉に、返事があるとは思わなかったのだろう。
驚いた顔を見せながら、声のした方に視線を向けた。
「やだ。ジェスターじゃない。相変わずね。びっくりするからその空間転移やめてくれない?」
「ごめんごめん。これが楽でね。それにしてもエリス。また若返ったんじゃないのか?」
エリスと呼ばれた女性は、真っ赤な唇を少しだけゆがめ、自分よりも背の低いジェスターを覗き込むように身体を前に屈めた。
「そうね。こんな肉体持つの何年ぶりかしら。もうあんなお婆さんみたいな身体には戻りたくないわ」
そういうエリスの頭には二本の角が覗いており、羽織ったガウンは何故か背中のあたりが盛り上がっている。
ジェスターが居ることなど気にしない様子で、エリスは立ち上がりやおらガウンを脱ぐと、必要な部分しか布地が無いような服に着替え始める。
服は背中のあたりに大きな切れ込みが入っていて、そこから一対の皮膜を持つ角張った翼が生えている。
明らかに人とは異なる生き物であるこの女性の正体は夢魔である。
夢魔は異性の人間に取り付き、毎晩性的な快楽を与える代わりに、その人間から生気を奪う魔物だ。
ベッドの上で事切れている男性も、初めは健康な若々しい肉体を持つ青年だったが、毎日朝から晩までエリスと交わる中で、生気を吸われ、最後には老人のような見た目になってしまった。
「あなたがどういう理由で、私に毎回男をあてがってくれるのか分からないけど、ありがたくこの状況を利用させてもらうわ」
夢魔は奪った生気を魔力に変え、その見た目を変え、魔物としての能力も高めることが出来た。
ジェスターと出会った際、エリスは長年生気を得られなかった代償として、見た目も醜く、魔力も底をつく寸前だった。
しかしジェスターから、屋敷に住み、毎回あてがわれる男性に取り付くことを条件に、今の生活を用意された。
正直な話、夢魔にとっては異性に取り付き生気を奪うことが、食事であり仕事であり快楽であり、つまり全てだった。
それを向こうから用意してくれるなど、願ってもないことであり、断る理由がなかった。
このまま続ければ、莫大な魔力を手に入れる日がいつか来る。
そうなればどんな目的かも分からないこの男のことなど、気に食わなければ始末してしまえばいいのだ。
魔力に満ちた夢魔は、人に用意させなくても、その魔力による魅了でどんな異性をも手篭めにすることが出来る。
「まぁ、気に入ってくれていて何よりだよ。明日の朝には次の男を用意するからね」
そう言い残すとジェスターは来た時と同じように、唐突に姿を消した。
「それにしても、毎回健康な若い男を連れてくるなんて、一体あいつはどうやって用意しているのかしら」
翌朝、ジェスターが言った通り、屋敷には一人の若い男性が訪れた。
名目ではこの屋敷に一人で住むエリスの身の回りの世話をするのだと聞いているはずだ。
前回は筋肉質な野性的な男性だったが、今回派遣されたのは、サラッとした髪が目を引く、中性的な印象の美青年だった。
おどおどとしている様子を楽しみながら、エリスは妖艶な笑みを青年に向け、屋敷の中へ案内する。
一通りの仕事を終え、就寝の時間になると、エリスは青年を部屋に呼び出した。
「お呼びでございますか? エリス様」
「あら。早いのね。こっちへ来て少し話をしないかしら?」
そう言うエリスは一糸まとわぬ生まれたままの姿で、ベッドの上に横たわっている。
青年は主人のあらぬ姿に目のやり場に困りながらも、完全に自制できないのか、横目でエリスの肢体を盗み見ていた。
口角を釣り上げ、エリスはそのままの姿で青年の前に立つと、両手で頬を掴み、エリスの方へと青年の顔を向ける。
驚きながら、しかし目を閉じることもせず、青年は上下に目線を動かしている。
「素直ないい子ね。こっちへいらっしゃい」
「はい……」
エリスと目を合わせた瞬間、青年の目はどこか焦点を無くしたような目付きになり、エリスに言われるがまま、ベッドへと進んでいった。
そのまま青年は自分の性欲に従い、意識を失うまで、主人の身体を自由にした。
やがて青年は身の回りの世話などそっちのけで、起きては性欲を貪り、精が尽きるまで続けると眠る毎日を繰り返し、最後には他の男性と同様の末路を追った。
そして次の日にはまた新しい獲物が、絶え間なくエリスの元へと送り込まれてくるのだ。
そんな毎日の繰り返しの中で、エリスにある異変が起こった。
それは夢魔として致命的な異変だった。
繰り返される快楽の中、エリスはその快楽に溺れたのだ。
一人ずつでは間に合わない。この快楽を永遠に続けたいと願ったエリスは、ジェスターに、複数の男性を一度に送るよう頼んだ。
それを聞いたジェスターは快諾し、次の日には約束通り、三人の男性が送られてきた。
話をした際に、ジェスターの声が妙に楽しそうだったことなど、その時のエリスには気が付くはずもなかった。
やがて、エリスは更に屋敷に住む男性の数を増し、今では四六時中快楽の海へと潜る毎日を過ごしていた。
男性の消費も以前よりも激しく、交換の時期が早くなっていたが、ジェスターは相変わらずエリスの要望通りに男を屋敷に連れてきてくれる。
「もっと! もっとよ! もっと! アナタノゼンブヲワタシニチョウダイ!!」
いつしか、生気を奪い魔力を高めることなど忘れ、エリスはただ『色欲』に溺れ、その身を動かしていた。
その身体は漆黒に染まり、頭は既にそれ以外のことを考えなれなくなっていた。
「やれやれ。思ったよりも時間も人手もかかったね。それでも、目的通りの結果になって満足だよ」
ベッドの上で複数の男性と交わるエリスを眺めながら、ジェスターは独り言を言った。
ふっと、右手を前に出す仕草をすると、不可視の刃が放たれ、ベッドの上を黒と赤の色に染めた。
「必要なのは下半身だけど、君は何かの役に立つかもしれないからね」
そう言いながら、上下に別れたその身体を無造作に掴みあげると、いつものようにどこへともなく姿を消した。
今回は緩和ですので、例のごとく本編のサイドストーリーなため、読んでいただいてもいただかなくても本編に支障はありません。
ただ、今回はテーマがテーマなので少し性的な描写(R15は越えません)が含まれます。
苦手な方はそっと閉じてください。
◇◇◇◇◇◇
草木も眠ると言われる深夜、空には紅く光る月と、キラキラと輝く無数の星が静寂を照らしていた。
そんな静けさを打ち消すように、とある屋敷の一室から男女の営みの吐息が聞こえていた。
「はぁぁぁ。もっと、もっとよ。もっとあなたを私にちょうだい!」
「ああああ! エリス! エリスぅ!!」
男は女性に覆いかぶさるように、しきりに身体を動かし、女性の名だろうか、先程から一人の名を繰り返し叫んでいる。
ベッドに横たわる女性の身体は艶やかで、男の身体から漏れ見える四肢は、まるで少女のような肌の張りと、大人の女性が持つ妖艶なふくよかさとをあわせ持っている。
一方上にいる男性は、声から察するに若い青年のようだが、その顔も身体の皮膚にも多くのシワが刻まれており、肉体は衰え、まるで老人のようだった。
やがて男性は果てたのか、女性の上に突っ伏し、動かなくなる。
女性は面倒くさそうにその男性を力任せに引き剥がすと、ベッドから降り、近くにかけてあった、ガウンを羽織った。
女性はふーっと深く息を吐きながら椅子にもたれかかる。
「まぁ、彼は結構持ったほうよね。おかげで魔力もだいぶ溜まったわ」
「それは良かった。ではすぐにでも次の男を用意しよう」
女性は独りごとのつもりで放った言葉に、返事があるとは思わなかったのだろう。
驚いた顔を見せながら、声のした方に視線を向けた。
「やだ。ジェスターじゃない。相変わずね。びっくりするからその空間転移やめてくれない?」
「ごめんごめん。これが楽でね。それにしてもエリス。また若返ったんじゃないのか?」
エリスと呼ばれた女性は、真っ赤な唇を少しだけゆがめ、自分よりも背の低いジェスターを覗き込むように身体を前に屈めた。
「そうね。こんな肉体持つの何年ぶりかしら。もうあんなお婆さんみたいな身体には戻りたくないわ」
そういうエリスの頭には二本の角が覗いており、羽織ったガウンは何故か背中のあたりが盛り上がっている。
ジェスターが居ることなど気にしない様子で、エリスは立ち上がりやおらガウンを脱ぐと、必要な部分しか布地が無いような服に着替え始める。
服は背中のあたりに大きな切れ込みが入っていて、そこから一対の皮膜を持つ角張った翼が生えている。
明らかに人とは異なる生き物であるこの女性の正体は夢魔である。
夢魔は異性の人間に取り付き、毎晩性的な快楽を与える代わりに、その人間から生気を奪う魔物だ。
ベッドの上で事切れている男性も、初めは健康な若々しい肉体を持つ青年だったが、毎日朝から晩までエリスと交わる中で、生気を吸われ、最後には老人のような見た目になってしまった。
「あなたがどういう理由で、私に毎回男をあてがってくれるのか分からないけど、ありがたくこの状況を利用させてもらうわ」
夢魔は奪った生気を魔力に変え、その見た目を変え、魔物としての能力も高めることが出来た。
ジェスターと出会った際、エリスは長年生気を得られなかった代償として、見た目も醜く、魔力も底をつく寸前だった。
しかしジェスターから、屋敷に住み、毎回あてがわれる男性に取り付くことを条件に、今の生活を用意された。
正直な話、夢魔にとっては異性に取り付き生気を奪うことが、食事であり仕事であり快楽であり、つまり全てだった。
それを向こうから用意してくれるなど、願ってもないことであり、断る理由がなかった。
このまま続ければ、莫大な魔力を手に入れる日がいつか来る。
そうなればどんな目的かも分からないこの男のことなど、気に食わなければ始末してしまえばいいのだ。
魔力に満ちた夢魔は、人に用意させなくても、その魔力による魅了でどんな異性をも手篭めにすることが出来る。
「まぁ、気に入ってくれていて何よりだよ。明日の朝には次の男を用意するからね」
そう言い残すとジェスターは来た時と同じように、唐突に姿を消した。
「それにしても、毎回健康な若い男を連れてくるなんて、一体あいつはどうやって用意しているのかしら」
翌朝、ジェスターが言った通り、屋敷には一人の若い男性が訪れた。
名目ではこの屋敷に一人で住むエリスの身の回りの世話をするのだと聞いているはずだ。
前回は筋肉質な野性的な男性だったが、今回派遣されたのは、サラッとした髪が目を引く、中性的な印象の美青年だった。
おどおどとしている様子を楽しみながら、エリスは妖艶な笑みを青年に向け、屋敷の中へ案内する。
一通りの仕事を終え、就寝の時間になると、エリスは青年を部屋に呼び出した。
「お呼びでございますか? エリス様」
「あら。早いのね。こっちへ来て少し話をしないかしら?」
そう言うエリスは一糸まとわぬ生まれたままの姿で、ベッドの上に横たわっている。
青年は主人のあらぬ姿に目のやり場に困りながらも、完全に自制できないのか、横目でエリスの肢体を盗み見ていた。
口角を釣り上げ、エリスはそのままの姿で青年の前に立つと、両手で頬を掴み、エリスの方へと青年の顔を向ける。
驚きながら、しかし目を閉じることもせず、青年は上下に目線を動かしている。
「素直ないい子ね。こっちへいらっしゃい」
「はい……」
エリスと目を合わせた瞬間、青年の目はどこか焦点を無くしたような目付きになり、エリスに言われるがまま、ベッドへと進んでいった。
そのまま青年は自分の性欲に従い、意識を失うまで、主人の身体を自由にした。
やがて青年は身の回りの世話などそっちのけで、起きては性欲を貪り、精が尽きるまで続けると眠る毎日を繰り返し、最後には他の男性と同様の末路を追った。
そして次の日にはまた新しい獲物が、絶え間なくエリスの元へと送り込まれてくるのだ。
そんな毎日の繰り返しの中で、エリスにある異変が起こった。
それは夢魔として致命的な異変だった。
繰り返される快楽の中、エリスはその快楽に溺れたのだ。
一人ずつでは間に合わない。この快楽を永遠に続けたいと願ったエリスは、ジェスターに、複数の男性を一度に送るよう頼んだ。
それを聞いたジェスターは快諾し、次の日には約束通り、三人の男性が送られてきた。
話をした際に、ジェスターの声が妙に楽しそうだったことなど、その時のエリスには気が付くはずもなかった。
やがて、エリスは更に屋敷に住む男性の数を増し、今では四六時中快楽の海へと潜る毎日を過ごしていた。
男性の消費も以前よりも激しく、交換の時期が早くなっていたが、ジェスターは相変わらずエリスの要望通りに男を屋敷に連れてきてくれる。
「もっと! もっとよ! もっと! アナタノゼンブヲワタシニチョウダイ!!」
いつしか、生気を奪い魔力を高めることなど忘れ、エリスはただ『色欲』に溺れ、その身を動かしていた。
その身体は漆黒に染まり、頭は既にそれ以外のことを考えなれなくなっていた。
「やれやれ。思ったよりも時間も人手もかかったね。それでも、目的通りの結果になって満足だよ」
ベッドの上で複数の男性と交わるエリスを眺めながら、ジェスターは独り言を言った。
ふっと、右手を前に出す仕草をすると、不可視の刃が放たれ、ベッドの上を黒と赤の色に染めた。
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