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4 ソコロフとアナトリエ
4 精霊界にて
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かすかに目を開けると、真っ白な氷霧に取り巻かれていた。
(精霊界も冬なのだろうか)
死後の世界はしんとして、寒くはないものの、もう少し賑やかで緑豊かでもいいのに、などと思う。
ふかふかしたものに寝転がっていて、手脚を動かせない。
(エリセイがわたしを埋めると言っていたっけ。そのせいかな……)
「スフェン! スフェン、俺だ、わかるか?」
緑を求めたためか、はたまたエリセイのことを考えたためか、エリセイのみずみずしい緑が唯一の色として目に飛び込んできた。
(ふふ、合言葉を決める前のような台詞だ)
懐かしさに笑みを浮かべる。
死んで最初に好きな人の幻を見せてくれるとは、精霊王はなかなか粋だ。
ただエリセイの声色は生前みたいにのんびりしておらず、必死で、悲愴ですらある。
(せっかく守れたのだからそんな顔をするな)
重い腕をぎしぎし持ち上げ、頬の傷痕を撫でてやった。
「低温で運んだからうまくいったか? 待て、目を瞑るな」
すかさず大きな手を重ねられ、暖かさを感じた。心地よくて瞼が落ちる。
「スフェン――スフェン。どうしてこんなことになった。坊っちゃんたちをくっつける任務が完了したら、大っぴらにおまえさんに愛してると言おうと思ってたのに……のんびりしてた俺のせいだ」
エリセイの頬に当てたままの手に、水滴が伝った。
まさか泣いているのか? 死後の世界でもエリセイに調子を狂わされ、困惑する。
(わたしはエリセイにとって特別ではないはず)
だから「愛してると言おうと思ってた」というのは、願望の投影だろう。
なんて、もうない胸の中心をぎゅっと握り潰されたみたいに感じていたら。
「本当に最期なら、誓いたい。俺の人生唯一の愛は、永遠にスフェンのものだ」
唇に熱くやわらかいものが押し当てられた。エリセイの唇だ。
まるで加護を、命を込めるかのような口づけ。
熱が唇から全身へゆるやかに拡がり、つま先がぴくりと動く。感覚も復活し、身体の下に敷いてあるのが毛皮だとわかった。
「……出血が止まった? これは、そうか! ちょっと失礼する」
エリセイは何やら口早に言うと、それまでの触り方と一転、こちらの騎士服をごそごそ剥ぎ出す。
そう、死後の世界でも騎士服を着ている。
「スフェン、」
抵抗できないのにかこつけ、左の肩口から右の脇腹に掛けて、エリセイの熱い唇が辿った。時折舌も這わされる。
(何、をする)
エリセイは常に騎士的対応をしてくれた。ちゃっかり抱き締めたりはしても、こちらの意思を無視することはなかったのに。
いや、願望の投影ならば、彼にこんなふうに触ってほしかったということか。
「……ん、……は、ぁ……っ」
死後はじめて声が出た。ただし甘ったるくて、自分のものとは思えない。
「よしよし。後で好きなだけ剣を突きつけていいから、こっちも可愛がらせてくれ」
エリセイは喜ぶ様子で、深く息を吸う。傷以外のところも触り始める。
「ぁ、」
胸の小さな突起にかぷりと吸いつかれ、また声が出た。
執拗に舌で転がされるうち、くすぐったいような、経験したことのない痺れを感じる。
それでもやめてほしくはなくて、エリセイの唇に胸を押しつけるみたいに身じろぐ。
「可愛い。ほんとに」
エリセイはこちらの身体をしっかりと支え、下腹部にまで指を忍ばせた。
「……~っ」
やがて、暖炉の木が爆ぜる音に紛れて、粘ついた水音が聞こえてくる。
身体が熱い。頭がぼんやりして、瞼の裏でちかちかと「精霊の囁き」が起こる。
(発作と、似ている。死後まで発作があるとは。
ずっと律してきたが、幻のエリセイになら、身を任せてもいい、よな……)
自分に言い訳して、生きている間は知らなかった快感に浸る。エリセイの手つきはやや早急だが丁寧で、情愛に満ちていた。
「はあ……」
大きな手に愛撫されながら、先ほどの「愛してる」の響きも思い返して、噛み締める。
「……エリセイ。わたしも、愛していた。君を守れて誇りに思う」
どうせ死んでいるし、本物のエリセイは当分精霊界にはやってこないからと、秘めていた恋心を打ち明けた。
エリセイに触れられる度にふくらんで、抑えられない。
「君がアルファだからでは、ない。わたしの騎士としての、オメガとしての努力を褒めてくれて、嬉しかった。君は自分が思うより慧く、いざとなったらやる男だ。容貌も悪くない。それと、その大きくて暖かい手が、とても好きだった……」
言葉にしてみるとべた惚れだ。
実際に伝えたら、エリセイはどんな反応をしただろう。その機会はもうないが。
「スフェン」
幻のエリセイは、いつの間にか騎士服の前をはだけていて、胸板をじかに傷に触れ合わせてきた。
「ぁ……ん」
やはり安心する。熱い肌の感触が気持ちよくて、にじり寄る。
「まったく、おまえさんは」
唇で髪を掻き分けられた。耳に息が吹きかかる。
「俺のほうが愛してる。スフェンを可愛いと思ったのは、オメガだからじゃない。一本気に頑張るところが健気で可愛いし、尊敬もしたんだ。何よりスフェンだけが俺の忠誠心を掬い上げて称えてくれた。それに、俺の手にこんなに可愛く応えてくれる。上目遣いで見られる度、早くこうしたい、よぼよぼになるまで我慢はできんって思ってた」
エリセイも、どこが好ましいと思っているか教えてくれた。いい勝負ではないか。
「ソコロフとアナトリエなのにな」
小さく笑う。
ソコロフとアナトリエでなければ斬り合わずに済んだ。
でも、ソコロフとアナトリエでなければこの形で出会えなかった。
身体に回されたエリセイの腕に力がこもる。
「二大家の戦いは、無益だ。それでも俺はアナトリエ家近衛騎士に叙されたとき、坊っちゃんを、うちの連中を守ると誓ったが。一人の男として守りたいのは、本当に守るべきものは、スフェン、おまえさんだ。覚悟が足りなかった罰は俺が受けるものなのに、こんな傷をつけちまって……。スフェンを精霊界から連れて帰れるなら、地位も名誉も何もいらない。生涯俺が守るから、どうか癒えてくれ」
まるで運命みたいに言い募られ、ずいぶん都合のいい死後の夢だと思った。
びくん、と身体が跳ねる。
欲の解放と、エリセイの体温の心地よさとで意識がとろけた。
今度は、何かが焦げる臭いに目を開けた。薄明るい。
(精霊界も冬なのだろうか)
死後の世界はしんとして、寒くはないものの、もう少し賑やかで緑豊かでもいいのに、などと思う。
ふかふかしたものに寝転がっていて、手脚を動かせない。
(エリセイがわたしを埋めると言っていたっけ。そのせいかな……)
「スフェン! スフェン、俺だ、わかるか?」
緑を求めたためか、はたまたエリセイのことを考えたためか、エリセイのみずみずしい緑が唯一の色として目に飛び込んできた。
(ふふ、合言葉を決める前のような台詞だ)
懐かしさに笑みを浮かべる。
死んで最初に好きな人の幻を見せてくれるとは、精霊王はなかなか粋だ。
ただエリセイの声色は生前みたいにのんびりしておらず、必死で、悲愴ですらある。
(せっかく守れたのだからそんな顔をするな)
重い腕をぎしぎし持ち上げ、頬の傷痕を撫でてやった。
「低温で運んだからうまくいったか? 待て、目を瞑るな」
すかさず大きな手を重ねられ、暖かさを感じた。心地よくて瞼が落ちる。
「スフェン――スフェン。どうしてこんなことになった。坊っちゃんたちをくっつける任務が完了したら、大っぴらにおまえさんに愛してると言おうと思ってたのに……のんびりしてた俺のせいだ」
エリセイの頬に当てたままの手に、水滴が伝った。
まさか泣いているのか? 死後の世界でもエリセイに調子を狂わされ、困惑する。
(わたしはエリセイにとって特別ではないはず)
だから「愛してると言おうと思ってた」というのは、願望の投影だろう。
なんて、もうない胸の中心をぎゅっと握り潰されたみたいに感じていたら。
「本当に最期なら、誓いたい。俺の人生唯一の愛は、永遠にスフェンのものだ」
唇に熱くやわらかいものが押し当てられた。エリセイの唇だ。
まるで加護を、命を込めるかのような口づけ。
熱が唇から全身へゆるやかに拡がり、つま先がぴくりと動く。感覚も復活し、身体の下に敷いてあるのが毛皮だとわかった。
「……出血が止まった? これは、そうか! ちょっと失礼する」
エリセイは何やら口早に言うと、それまでの触り方と一転、こちらの騎士服をごそごそ剥ぎ出す。
そう、死後の世界でも騎士服を着ている。
「スフェン、」
抵抗できないのにかこつけ、左の肩口から右の脇腹に掛けて、エリセイの熱い唇が辿った。時折舌も這わされる。
(何、をする)
エリセイは常に騎士的対応をしてくれた。ちゃっかり抱き締めたりはしても、こちらの意思を無視することはなかったのに。
いや、願望の投影ならば、彼にこんなふうに触ってほしかったということか。
「……ん、……は、ぁ……っ」
死後はじめて声が出た。ただし甘ったるくて、自分のものとは思えない。
「よしよし。後で好きなだけ剣を突きつけていいから、こっちも可愛がらせてくれ」
エリセイは喜ぶ様子で、深く息を吸う。傷以外のところも触り始める。
「ぁ、」
胸の小さな突起にかぷりと吸いつかれ、また声が出た。
執拗に舌で転がされるうち、くすぐったいような、経験したことのない痺れを感じる。
それでもやめてほしくはなくて、エリセイの唇に胸を押しつけるみたいに身じろぐ。
「可愛い。ほんとに」
エリセイはこちらの身体をしっかりと支え、下腹部にまで指を忍ばせた。
「……~っ」
やがて、暖炉の木が爆ぜる音に紛れて、粘ついた水音が聞こえてくる。
身体が熱い。頭がぼんやりして、瞼の裏でちかちかと「精霊の囁き」が起こる。
(発作と、似ている。死後まで発作があるとは。
ずっと律してきたが、幻のエリセイになら、身を任せてもいい、よな……)
自分に言い訳して、生きている間は知らなかった快感に浸る。エリセイの手つきはやや早急だが丁寧で、情愛に満ちていた。
「はあ……」
大きな手に愛撫されながら、先ほどの「愛してる」の響きも思い返して、噛み締める。
「……エリセイ。わたしも、愛していた。君を守れて誇りに思う」
どうせ死んでいるし、本物のエリセイは当分精霊界にはやってこないからと、秘めていた恋心を打ち明けた。
エリセイに触れられる度にふくらんで、抑えられない。
「君がアルファだからでは、ない。わたしの騎士としての、オメガとしての努力を褒めてくれて、嬉しかった。君は自分が思うより慧く、いざとなったらやる男だ。容貌も悪くない。それと、その大きくて暖かい手が、とても好きだった……」
言葉にしてみるとべた惚れだ。
実際に伝えたら、エリセイはどんな反応をしただろう。その機会はもうないが。
「スフェン」
幻のエリセイは、いつの間にか騎士服の前をはだけていて、胸板をじかに傷に触れ合わせてきた。
「ぁ……ん」
やはり安心する。熱い肌の感触が気持ちよくて、にじり寄る。
「まったく、おまえさんは」
唇で髪を掻き分けられた。耳に息が吹きかかる。
「俺のほうが愛してる。スフェンを可愛いと思ったのは、オメガだからじゃない。一本気に頑張るところが健気で可愛いし、尊敬もしたんだ。何よりスフェンだけが俺の忠誠心を掬い上げて称えてくれた。それに、俺の手にこんなに可愛く応えてくれる。上目遣いで見られる度、早くこうしたい、よぼよぼになるまで我慢はできんって思ってた」
エリセイも、どこが好ましいと思っているか教えてくれた。いい勝負ではないか。
「ソコロフとアナトリエなのにな」
小さく笑う。
ソコロフとアナトリエでなければ斬り合わずに済んだ。
でも、ソコロフとアナトリエでなければこの形で出会えなかった。
身体に回されたエリセイの腕に力がこもる。
「二大家の戦いは、無益だ。それでも俺はアナトリエ家近衛騎士に叙されたとき、坊っちゃんを、うちの連中を守ると誓ったが。一人の男として守りたいのは、本当に守るべきものは、スフェン、おまえさんだ。覚悟が足りなかった罰は俺が受けるものなのに、こんな傷をつけちまって……。スフェンを精霊界から連れて帰れるなら、地位も名誉も何もいらない。生涯俺が守るから、どうか癒えてくれ」
まるで運命みたいに言い募られ、ずいぶん都合のいい死後の夢だと思った。
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欲の解放と、エリセイの体温の心地よさとで意識がとろけた。
今度は、何かが焦げる臭いに目を開けた。薄明るい。
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