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その後
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?「がっはっはっ!それは大変だったなぁ。」
黒「もう、お父さん。笑い事じゃないんだよ?」
事件から2日後、僕は黒咲さんと彼女の父、黒咲繁光(くろさきしげみつ)さんと食事をしていた。
警察の方の報告によると、将さんはあの後素直に犯行を認めたそうだ。
動機は、次期社長は確実に自分をだと思っていたのに、社長さんは洋子さんを次期社長にすると言い出したから。
そして、罵詈雑言を浴びせ勘当するとまで言われたそうだ。
洋子さんにとっては嬉しい話だったようだが、世の中そう上手くはいかないらしい。
どうやら黒い組織との癒着や横領などが明らかになり、その処理に追われているそう。
会社がどうなるのかは僕には分からないが、あまり良い結果は望めないだろう。
繁「しかし、娘が迷惑をかけてしまったようだな。ありがとう。」
黒「あ、ありがとうございました。」
白「いえ、気にしないでください。僕が好きでやっただけなので。」
繁「がっはっは!そうかそうか。いや、君には娘が世話になりっぱなしだな。」
白「あっ、すいません。今から人と会う約束があるものですから。」
繁「む?そうか。それは残念だな。」
白「申し訳ありません。」
繁「いや、気にすることはない。今度またゆっくりと。」
白「はい。」
黒「先輩?」
白「黒咲さん、また大学で。」
僕はそう言って黒咲さんに笑顔を向けた。
黒「は、はい。」
僕は笑顔でその場を後にした。
白「さて、急がないと面会時間に間に合わないな。」
僕は拘置所に向かって走り出した。
黒「もう、お父さん。笑い事じゃないんだよ?」
事件から2日後、僕は黒咲さんと彼女の父、黒咲繁光(くろさきしげみつ)さんと食事をしていた。
警察の方の報告によると、将さんはあの後素直に犯行を認めたそうだ。
動機は、次期社長は確実に自分をだと思っていたのに、社長さんは洋子さんを次期社長にすると言い出したから。
そして、罵詈雑言を浴びせ勘当するとまで言われたそうだ。
洋子さんにとっては嬉しい話だったようだが、世の中そう上手くはいかないらしい。
どうやら黒い組織との癒着や横領などが明らかになり、その処理に追われているそう。
会社がどうなるのかは僕には分からないが、あまり良い結果は望めないだろう。
繁「しかし、娘が迷惑をかけてしまったようだな。ありがとう。」
黒「あ、ありがとうございました。」
白「いえ、気にしないでください。僕が好きでやっただけなので。」
繁「がっはっは!そうかそうか。いや、君には娘が世話になりっぱなしだな。」
白「あっ、すいません。今から人と会う約束があるものですから。」
繁「む?そうか。それは残念だな。」
白「申し訳ありません。」
繁「いや、気にすることはない。今度またゆっくりと。」
白「はい。」
黒「先輩?」
白「黒咲さん、また大学で。」
僕はそう言って黒咲さんに笑顔を向けた。
黒「は、はい。」
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白「さて、急がないと面会時間に間に合わないな。」
僕は拘置所に向かって走り出した。
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