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Phase Ⅱ
Floor War Ⅱ
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※CSタワー内部 螺旋階段中間地点
ガンッ!・・・ガンッ!・・・ガンッ!・・・・・・
「よし!!みんな!少し離れろぉ!!」
ガリガリガリ・・・ガッ!!
・・・ガッシャァァァァァンッ!!!
「鉄格子が外れたぞぉ!!いくぞぉぉぉぉ!!」
「おおおぉぉぉぉ!!」
数十人の表層民が一斉に、三人分程度の幅である階段を駆け上る。手には各々何らかの簡易的な武器を持ち威勢的に前へと進んでいく。
突き当りには綺麗に鞣してある欅の扉が待ち構え、先頭を切っていた若者が駆け上る勢いのまま蹴破ると、簡単に鍵が壊れて開け放たれた。
「みんなぁぁ!続けぇぇぇぇぇぇ!!」
薄暗かった螺旋階段内部から飛び出てきた一同は、外部の眩しさで少しだけ目が痛む。その視界が回復する前に、異臭が鼻を劈き怯んだ。
「こ・・・これは?!」
鼻を塞ぎながらも視界が回復し見たものは、配給品であろう物資が欄列し食料の多くがそこら中に散らばりそして腐り、そして見渡す限り人っ子一人居ない空間が広がっていた。
下層の中心部から見上げた時に、まるで傘のように覆って見えていたフロアの屋根と言うべき部分に、彼らは降り出たのだった。
左右には簡易に紐や布で仕切りをされ、恐らくは下層の各フロアごとに仕切って配給をしていると思われた。
半径は凡そ数十メートルといった広さで、突き当りは3メートルはあろうかという壁が周囲を囲っている。
タワー側を見上げて見ると、またここと同じような形状の傘が上階に見られ、その大きさはこの足元の四分の一程度だろう。
「ここは・・・下層と、更に上への中継地点、か」
男は周囲を見渡しつつも振り返り、ルートとなるそれぞれの入口や通路を確認していた。
「おい、あれはなんだ?」
レジスタンスの何人かが先ほど蹴破り出てきた螺旋階段への入口、その少し上部を指さしている。そこには筆箱ぐらいの大きさで長方形の黒い物体がいくつか壁に設置されていて、壁に貼り付きぶら下がっていた。黒い物はパッと見ではコウモリかと思われるが、形状は角ばっていて直ぐに少なくとも動物といった生き物ではないことが直ぐに解る。
「・・・分からんな。とにかく、いくぞ!」
等間隔に離れた距離を保ちながら、恐らくこの配給場であろうエリアの探索に取り掛かる。
多くの茶色い紙のような材質で出来た箱が乱雑に置かれ、台車や荷車があちこちに放置されていてレジスタンスの誰もが見た事も無いような物体や機械と思われる物、設備や装置も多くあった。
「なんなんだ・・・これは」
誰も、その問いに答えられないでいる。
「分からん・・・とにかく、今は分からないことは考えるな。まずはここ上層民を探し出すことを優先しよう」
皆は、誰が決めた訳でも無いこの自然と出来たリーダーの言葉を聞き、頷きながら自分を納得させて行動に移した。
全員が高く作られた外周の壁まで到着すると、左右へと壁沿いに別れて捜索することにした。十数人づつに分かれて半周、グループは示し合わせることもなくスムーズに分かれ全員が息を吞む中、異様なこの空気と世界観に飲まれていく。
ガンッ!・・・ガンッ!・・・ガンッ!・・・・・・
「よし!!みんな!少し離れろぉ!!」
ガリガリガリ・・・ガッ!!
・・・ガッシャァァァァァンッ!!!
「鉄格子が外れたぞぉ!!いくぞぉぉぉぉ!!」
「おおおぉぉぉぉ!!」
数十人の表層民が一斉に、三人分程度の幅である階段を駆け上る。手には各々何らかの簡易的な武器を持ち威勢的に前へと進んでいく。
突き当りには綺麗に鞣してある欅の扉が待ち構え、先頭を切っていた若者が駆け上る勢いのまま蹴破ると、簡単に鍵が壊れて開け放たれた。
「みんなぁぁ!続けぇぇぇぇぇぇ!!」
薄暗かった螺旋階段内部から飛び出てきた一同は、外部の眩しさで少しだけ目が痛む。その視界が回復する前に、異臭が鼻を劈き怯んだ。
「こ・・・これは?!」
鼻を塞ぎながらも視界が回復し見たものは、配給品であろう物資が欄列し食料の多くがそこら中に散らばりそして腐り、そして見渡す限り人っ子一人居ない空間が広がっていた。
下層の中心部から見上げた時に、まるで傘のように覆って見えていたフロアの屋根と言うべき部分に、彼らは降り出たのだった。
左右には簡易に紐や布で仕切りをされ、恐らくは下層の各フロアごとに仕切って配給をしていると思われた。
半径は凡そ数十メートルといった広さで、突き当りは3メートルはあろうかという壁が周囲を囲っている。
タワー側を見上げて見ると、またここと同じような形状の傘が上階に見られ、その大きさはこの足元の四分の一程度だろう。
「ここは・・・下層と、更に上への中継地点、か」
男は周囲を見渡しつつも振り返り、ルートとなるそれぞれの入口や通路を確認していた。
「おい、あれはなんだ?」
レジスタンスの何人かが先ほど蹴破り出てきた螺旋階段への入口、その少し上部を指さしている。そこには筆箱ぐらいの大きさで長方形の黒い物体がいくつか壁に設置されていて、壁に貼り付きぶら下がっていた。黒い物はパッと見ではコウモリかと思われるが、形状は角ばっていて直ぐに少なくとも動物といった生き物ではないことが直ぐに解る。
「・・・分からんな。とにかく、いくぞ!」
等間隔に離れた距離を保ちながら、恐らくこの配給場であろうエリアの探索に取り掛かる。
多くの茶色い紙のような材質で出来た箱が乱雑に置かれ、台車や荷車があちこちに放置されていてレジスタンスの誰もが見た事も無いような物体や機械と思われる物、設備や装置も多くあった。
「なんなんだ・・・これは」
誰も、その問いに答えられないでいる。
「分からん・・・とにかく、今は分からないことは考えるな。まずはここ上層民を探し出すことを優先しよう」
皆は、誰が決めた訳でも無いこの自然と出来たリーダーの言葉を聞き、頷きながら自分を納得させて行動に移した。
全員が高く作られた外周の壁まで到着すると、左右へと壁沿いに別れて捜索することにした。十数人づつに分かれて半周、グループは示し合わせることもなくスムーズに分かれ全員が息を吞む中、異様なこの空気と世界観に飲まれていく。
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