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Phase Ⅳ
Factionalism
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第3コロニーは基本、住居権利がある条件というのは『女性であること』のみであり、Cheaterと呼ばれている云わば『ストーカー』のような存在から逃げてきた者や、それらから身を守りたいという人のために発足したコロニーでその歴史も浅くはない。
現在はレイアで三代目のボス、代表でありその取り決めは民主的で全第3コロニー民からの投票で決定する。
しかし、その投票争いに敗れた者や結果に不満をもつ人間も当然のように現れだし、そういった火種を抱えているのは各コロニー代表を決めるという時点で、大小はあれどどこも同じ構図となっている。
第3は比較的、殆どが「女性」という共通点があるためにそういった紛争などはずっと無縁であったはずであったが、各宗派の派閥のように「どの程度、厳格にするべきか」で意見が分かれてしまう。
ここでは・・・・・・
①徹底的に男性の排除
男性とその性器を「悪」の象徴とまで考え、女性による女性の為の社会を目指している。
云わば女性第一主義による『過激派』。
②家族や親族だけは特別
基本的には女性中心社会を築き、男性が婿に来るというスタンスにより子種を貰い身重な間の一時的な家庭を持ち、子供が男の子だった場合は父親と共に別コロニーへ移動するか隣接する第2、第4コロニーの協力の元、一定の距離にて異性と定期的な交流を持つ『中立派』。
③個人の自由と解放
個々の意思や趣向の自由と、言動、行動の自由を訴え閉鎖的な考え方を全否定。
代表とその統括は女性で管理し全コロニーとの交流の解放を掲げる『リベラル派』。
この三つの派閥による口論での争いに、終止符を打つことは長年出来ないでいる。なので知る人ぞ知る者、有識者からすると「いよいよと爆発したか」という見解になっていた。
「みんな、レイアは?!」
「あ、レイア様は現場の指揮を執ると仰られて、戦場へ・・・私たちは定例として決められていた行動を取れとの命令で・・・・・・」
「やっぱりか・・・どうしてこうなった?!誰か知らないか?」
第3の参謀的ポジション、レイアの片腕の知識人リサが語り出す。
「恐らくは、としか今は言えませんが『リベラル派』の強行と思われます。以前から不穏な動きの報告は受けていました。第4の『男色鬼』、第2の『好色男爵』との密会の知らせが密偵から情報を得ていましたが、こんなに行動が早いとは・・・そして、これは私個人の考えではございますが、裏で手を引いているのは『過激派』のグループだと思います」
「?!なぜだ?リベラルと過激派が手を組むことは絶対にありえないだろう。ここ第3と第2が仲良くするぐらいにな」
「ええ、絶対にありえません。つまり過激派の『フェスミ党』がリベラル派を焚き付け、今回の反乱を起こさせた」
「・・・つまり、中立派であるレイア達にとって今回の騒動の結末がどっちに転ぼうが、‟後始末”を付ける必要が出てくる・・・という訳か?」
「そうです。民主的には政治に関係が無い第3の民たちにとってもリベラルを恐れ畏怖し、その決定に反対意見は出なくなる。そしてその責任は時の支配者である、私たちに取らせる寸法でしょう」
「だから、ProberやCheaterも引き連れてやってきた・・・恐怖と嫌悪、極端な危険度を知らしめるかのように・・・か」
「チーターが?!・・・前戦ではそんな野蛮な奴らも参戦しているのですか?!」
「ああ、ここに来る途中で俺たちは見た・・・赤子をまるで獣のように貪るProberをな・・・・・・」
「!!なんてことを・・・・・・」
三人とも悲観し嘆いている。リサがウェルバーの手を取り
「お願いします!どうか、どうかレイア様だけでも!なんとか!!」
「・・・ああ、もちろんだ」
ウェルバーの目には先ほどまでよりも更に、怒りと使命に燃えていた。
現在はレイアで三代目のボス、代表でありその取り決めは民主的で全第3コロニー民からの投票で決定する。
しかし、その投票争いに敗れた者や結果に不満をもつ人間も当然のように現れだし、そういった火種を抱えているのは各コロニー代表を決めるという時点で、大小はあれどどこも同じ構図となっている。
第3は比較的、殆どが「女性」という共通点があるためにそういった紛争などはずっと無縁であったはずであったが、各宗派の派閥のように「どの程度、厳格にするべきか」で意見が分かれてしまう。
ここでは・・・・・・
①徹底的に男性の排除
男性とその性器を「悪」の象徴とまで考え、女性による女性の為の社会を目指している。
云わば女性第一主義による『過激派』。
②家族や親族だけは特別
基本的には女性中心社会を築き、男性が婿に来るというスタンスにより子種を貰い身重な間の一時的な家庭を持ち、子供が男の子だった場合は父親と共に別コロニーへ移動するか隣接する第2、第4コロニーの協力の元、一定の距離にて異性と定期的な交流を持つ『中立派』。
③個人の自由と解放
個々の意思や趣向の自由と、言動、行動の自由を訴え閉鎖的な考え方を全否定。
代表とその統括は女性で管理し全コロニーとの交流の解放を掲げる『リベラル派』。
この三つの派閥による口論での争いに、終止符を打つことは長年出来ないでいる。なので知る人ぞ知る者、有識者からすると「いよいよと爆発したか」という見解になっていた。
「みんな、レイアは?!」
「あ、レイア様は現場の指揮を執ると仰られて、戦場へ・・・私たちは定例として決められていた行動を取れとの命令で・・・・・・」
「やっぱりか・・・どうしてこうなった?!誰か知らないか?」
第3の参謀的ポジション、レイアの片腕の知識人リサが語り出す。
「恐らくは、としか今は言えませんが『リベラル派』の強行と思われます。以前から不穏な動きの報告は受けていました。第4の『男色鬼』、第2の『好色男爵』との密会の知らせが密偵から情報を得ていましたが、こんなに行動が早いとは・・・そして、これは私個人の考えではございますが、裏で手を引いているのは『過激派』のグループだと思います」
「?!なぜだ?リベラルと過激派が手を組むことは絶対にありえないだろう。ここ第3と第2が仲良くするぐらいにな」
「ええ、絶対にありえません。つまり過激派の『フェスミ党』がリベラル派を焚き付け、今回の反乱を起こさせた」
「・・・つまり、中立派であるレイア達にとって今回の騒動の結末がどっちに転ぼうが、‟後始末”を付ける必要が出てくる・・・という訳か?」
「そうです。民主的には政治に関係が無い第3の民たちにとってもリベラルを恐れ畏怖し、その決定に反対意見は出なくなる。そしてその責任は時の支配者である、私たちに取らせる寸法でしょう」
「だから、ProberやCheaterも引き連れてやってきた・・・恐怖と嫌悪、極端な危険度を知らしめるかのように・・・か」
「チーターが?!・・・前戦ではそんな野蛮な奴らも参戦しているのですか?!」
「ああ、ここに来る途中で俺たちは見た・・・赤子をまるで獣のように貪るProberをな・・・・・・」
「!!なんてことを・・・・・・」
三人とも悲観し嘆いている。リサがウェルバーの手を取り
「お願いします!どうか、どうかレイア様だけでも!なんとか!!」
「・・・ああ、もちろんだ」
ウェルバーの目には先ほどまでよりも更に、怒りと使命に燃えていた。
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