『Dystopia 25』 ~楽園~

シルヴァ・レイシオン

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Phase Ⅹ

Colony Ⅱ Thought

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「・・・よいかライトよ、私たちは決して女を卑下しているのではない。誤解だ」

 ライトは熱弁するマイオスに圧倒されていた。

「できる事ならば男も女も平等に、同等に『可能であれば』したいものだ。しかし、現実にはどうだ?男が子供を生めるのか?体力や筋力で女が多くの男に勝てるのか?そこを否定するのはこの生命やら神やらに反するようなものだ。私たちは『守りたい』のだ。力が強い男が不利な状況になってしまう女を守る。大昔からそれで成り立っていたんだ。そうだろ?」

「あ・・・ええ、まぁ、そうですね」

 ライトは現状の立場的にも、そう答えるしかなかった。

「第3の現状もそうだ。ごく一部の強い女‟だけ”はそれでいいかもしれん。しかし大半の女性はまだ弱いんだ。肉体的だけじゃあない。精神的にも感情の制御が難しく、争いの火種は根深く燻ってしまっている。陰謀、暗殺、裏切り、謀反、主権争い・・・もちろん、ここでも第4でもそういった争いが無いなんてことは言わない。しかし、根深くは無いんだよ。分かるよな?」

「ああ、そこは分かりますね」

「我々がもし、ただの非人道的な思考であれば、まぁ、好きにしなさい、勝手にすればいいとすることは可能だ。見捨てて全てを自己責任で全うできるのならば、それでいいさ。しかしその末路がどうだ?恐らくは第8や第1のような結果となるだろう。それでいいのか?それが望みか??それが分かっていて、黙認できるのか??」

「いや、僕に言われましても・・・・・・」

「・・・ああ、そうだな、すまない。つい、いつものクセでな」

 いつも何をやっているんだろうか。そんな疑問がライトの頭に過った。

「ゴホンッ・・・ああ、そうだ。ライトよ、折り入って話があるんだが、その前にチェバラの奴の話をしなければな」

「!!はい!是非」

「結論から言おう。お前は。チェバラも上に行ったと思われる」

「僕が?!しかし、どうやって・・・・・・」

「そこはまた後で説明する。・・・チェバラがここに来た理由までは知らない。ただここ第2の代表と共に忽然と消えた・・・その原因がチェバラの可能性が出て来ておったのだ」

「!!!」

「今ではもはや未解決事件みたいなものだが、急遽、選挙で今の代表を決定して色々とバタバタな展開でな。いつの間にかその事件も風化し、内乱もあってうやむやになりおった。しかし、まだ元代表を指示している者も第2の上にも居てな。一部ではまだその事件を追っている者もいる。なのでここではお主がチェバラの子だという事は極力、申すな」

「は・・・はい、分かりました」

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