87 / 149
Phase Ⅹ
Colony Ⅱ Thought
しおりを挟む
「・・・よいかライトよ、私たちは決して女を卑下しているのではない。誤解だ」
ライトは熱弁するマイオスに圧倒されていた。
「できる事ならば男も女も平等に、同等に『可能であれば』したいものだ。しかし、現実にはどうだ?男が子供を生めるのか?体力や筋力で女が多くの男に勝てるのか?そこを否定するのはこの生命やら神やらに反するようなものだ。私たちは『守りたい』のだ。力が強い男が不利な状況になってしまう女を守る。大昔からそれで成り立っていたんだ。そうだろ?」
「あ・・・ええ、まぁ、そうですね」
ライトは現状の立場的にも、そう答えるしかなかった。
「第3の現状もそうだ。ごく一部の強い女‟だけ”はそれでいいかもしれん。しかし大半の女性はまだ弱いんだ。肉体的だけじゃあない。精神的にも感情の制御が難しく、争いの火種は根深く燻ってしまっている。陰謀、暗殺、裏切り、謀反、主権争い・・・もちろん、ここでも第4でもそういった争いが無いなんてことは言わない。しかし、根深くは無いんだよ。分かるよな?」
「ああ、そこは分かりますね」
「我々がもし、ただの非人道的な思考であれば、まぁ、好きにしなさい、勝手にすればいいとすることは可能だ。見捨てて全てを自己責任で全うできるのならば、それでいいさ。しかしその末路がどうだ?恐らくは第8や第1のような結果となるだろう。それでいいのか?それが望みか??それが分かっていて、黙認できるのか??」
「いや、僕に言われましても・・・・・・」
「・・・ああ、そうだな、すまない。つい、いつものクセでな」
いつも何をやっているんだろうか。そんな疑問がライトの頭に過った。
「ゴホンッ・・・ああ、そうだ。ライトよ、折り入って話があるんだが、その前にチェバラの奴の話をしなければな」
「!!はい!是非」
「結論から言おう。お前は上へ行け。チェバラも上に行ったと思われる」
「僕が?!しかし、どうやって・・・・・・」
「そこはまた後で説明する。・・・チェバラがここに来た理由までは知らない。ただここ第2の元代表と共に忽然と消えた・・・その原因がチェバラの可能性が出て来ておったのだ」
「!!!」
「今ではもはや未解決事件みたいなものだが、急遽、選挙で今の代表を決定して色々とバタバタな展開でな。いつの間にかその事件も風化し、内乱もあってうやむやになりおった。しかし、まだ元代表を指示している者も第2の上にも居てな。一部ではまだその事件を追っている者もいる。なのでここではお主がチェバラの子だという事は極力、申すな」
「は・・・はい、分かりました」
ライトは熱弁するマイオスに圧倒されていた。
「できる事ならば男も女も平等に、同等に『可能であれば』したいものだ。しかし、現実にはどうだ?男が子供を生めるのか?体力や筋力で女が多くの男に勝てるのか?そこを否定するのはこの生命やら神やらに反するようなものだ。私たちは『守りたい』のだ。力が強い男が不利な状況になってしまう女を守る。大昔からそれで成り立っていたんだ。そうだろ?」
「あ・・・ええ、まぁ、そうですね」
ライトは現状の立場的にも、そう答えるしかなかった。
「第3の現状もそうだ。ごく一部の強い女‟だけ”はそれでいいかもしれん。しかし大半の女性はまだ弱いんだ。肉体的だけじゃあない。精神的にも感情の制御が難しく、争いの火種は根深く燻ってしまっている。陰謀、暗殺、裏切り、謀反、主権争い・・・もちろん、ここでも第4でもそういった争いが無いなんてことは言わない。しかし、根深くは無いんだよ。分かるよな?」
「ああ、そこは分かりますね」
「我々がもし、ただの非人道的な思考であれば、まぁ、好きにしなさい、勝手にすればいいとすることは可能だ。見捨てて全てを自己責任で全うできるのならば、それでいいさ。しかしその末路がどうだ?恐らくは第8や第1のような結果となるだろう。それでいいのか?それが望みか??それが分かっていて、黙認できるのか??」
「いや、僕に言われましても・・・・・・」
「・・・ああ、そうだな、すまない。つい、いつものクセでな」
いつも何をやっているんだろうか。そんな疑問がライトの頭に過った。
「ゴホンッ・・・ああ、そうだ。ライトよ、折り入って話があるんだが、その前にチェバラの奴の話をしなければな」
「!!はい!是非」
「結論から言おう。お前は上へ行け。チェバラも上に行ったと思われる」
「僕が?!しかし、どうやって・・・・・・」
「そこはまた後で説明する。・・・チェバラがここに来た理由までは知らない。ただここ第2の元代表と共に忽然と消えた・・・その原因がチェバラの可能性が出て来ておったのだ」
「!!!」
「今ではもはや未解決事件みたいなものだが、急遽、選挙で今の代表を決定して色々とバタバタな展開でな。いつの間にかその事件も風化し、内乱もあってうやむやになりおった。しかし、まだ元代表を指示している者も第2の上にも居てな。一部ではまだその事件を追っている者もいる。なのでここではお主がチェバラの子だという事は極力、申すな」
「は・・・はい、分かりました」
2
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる