『Dystopia 25』 ~楽園~

シルヴァ・レイシオン

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Phase XV

be singled out for criticism

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「・・・そう、大変のことになっているのね、下は」

「はい。チェバラ先生の捜索と下層の第8、第1、プローバー軍団の収束に第2コロニーで治安部隊の指揮をされているマイオス将軍の命もあり、なんらかの協力を得るためもあったのです。将軍はこうも言ってます。『対処の全てはこちらでやる。せめて邪魔はせず、出来れば何らかの支援物資を送って貰えるだけでいい』と。なんとかしてくれ、ではありません」

「邪魔はせず、ね。なるほど。賢いわね」

「??」

「ここのどこぞの偉いさんに報告が出来たとしても、きっと返答は『・・・で?』『だから?』でしょうね。良くて優しい言葉で『かわいそうにね』と、正に‟対岸の火事”・・・いえ、‟他国の戦火”で傍観者を決め込むでしょう」

「な?!」「そ、そんなぁ・・・・・・」

「さっきも言ったけど、ここの人間は無関心が文化なの。だから私は、こんな所・・・・・・」

「??」「でも、だったらなんでマイオスさんはわざわざ『邪魔をするな』、と?」

「無関心=無責任から、適当に『戦犯』を設定するな、との暗喩ね。過去の歴史が物語るように本当に黒幕が処刑されるならまだしも、ただ事態の収拾や民主への納得材料としてのためだけに矢面にされ槍玉を設定し・・・正に横槍を入れるな、ってことね」

「それは、まるで抗争毎時に代表が処刑されていったことを言ってるの?」

「・・・さぁね」

「あんたは、ここが嫌いみたいだな」

「・・・ええ。まぁ、こんな所で立ち話もなんだから、進みましょう。まだこの奥が目的地よ」

 三人は異臭元の広間から奥へと進んで行った。

「あんたはここ上層階が嫌い。だからこそこうやって俺たちに肩入れをしてくれている。そんな風に聞こえるが、合っているか?」

「ええ」

「なぜだ?あんたは俺たちのことを知っているみたいだが、俺たちは全く知らない。この後も俺らが素直に協力するためにも、話してくれてもいいんじゃないか?せめて名前とかもさ」

「ああ、ごめんなさい。名乗ってもいなかったっけ?私は『ヨハンナ』。少しの間かもしれないけど、よろしくね」

「少し??」

「そうね。話すと長くなるけど、いいかしら?」

「ああ。どこまで俺たちを連れ回すのか知らないけど、それぐらいの時間はあるんじゃないか?」
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