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Phase XVI
Preparedness
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ライトはそれからも、その日だけでなく毎日ように自分たちとチェバラの話をヨハンナにした。それは毎回、ヨハンナから質問攻めかのように始まる。
「ねぇ、下ではどんな暮らしなの?」
「そういえば、こんな時あなたたちはどうしたの?」
遠まわしで素朴な疑問を投げかけるかのように最初は始まるのだが、最終的にはチェバラならどうか、父ならどう考え判断するのかと、中盤から終盤にかけては自分の実の父の話に持っていくのが通例となる。
そんな日々を送るにつれ、ヨハンナの心は徐々にだが開いてきてまるで姉弟のようにライトとヨハンナは親密となっていった。
そうしてライトは凡その座学としてだけだが、『気球』の理屈や操作方法などは完璧に頭に入ることとなる。
「・・・ヨハンナさん、下の様子、現状まではやはり分からないものなんですね」
「ええ、ごめんなさい。私は下から故意、または不注意でここへやってきた人から話を聞く程度・・・それが虚言かもしれないし妄言かどうかも精査はできないから、全てを鵜呑みにしていくこともゲート教の上層部以外はしないのが当たり前なの。私以外の者が何かを聞いていたとしても、噂話程度にしか聞いてないだろうし一々公にはならない」
「兄さん・・・ウェルバーという名前も聞きませんか?」
「三日前ぐらいに聞いたのは『森の民との和解』がどうのこうの、とかを同僚が下から上がってきた者から聞いたとか・・・関係ないわよね?」
「森の民・・・フォレスターのこと、かな。センター教とフォレスターが和解なんてする訳がないですからねぇ。なんだろう・・・?」
「あまりここも、そう長くはあなたたちを隠したままにはしておけないからそろそろ行動に移さなきゃダメな頃だわ。残念だけど・・・ウェルバーは私が引き続き網を張っておくしサルヒコの件も終われば、積極的に下との交流に参加して探してみる。そろそろあなただけで旅立つ準備もしてて」
「・・・うん、分かった・・・下への支援の方、お願いします」
「ええ、その件はサルヒコと話しているから、安心して。彼を下へ無事に降ろす際に出来るだけのことをさせてもらう。大した事は出来ないけれど、少なくともその第2の将軍さんが言う『邪魔はしない』は確実よ。このまま『何もしない、話さない』が一番だから」
「ありがとうございます・・・・・・」
「ねぇ、下ではどんな暮らしなの?」
「そういえば、こんな時あなたたちはどうしたの?」
遠まわしで素朴な疑問を投げかけるかのように最初は始まるのだが、最終的にはチェバラならどうか、父ならどう考え判断するのかと、中盤から終盤にかけては自分の実の父の話に持っていくのが通例となる。
そんな日々を送るにつれ、ヨハンナの心は徐々にだが開いてきてまるで姉弟のようにライトとヨハンナは親密となっていった。
そうしてライトは凡その座学としてだけだが、『気球』の理屈や操作方法などは完璧に頭に入ることとなる。
「・・・ヨハンナさん、下の様子、現状まではやはり分からないものなんですね」
「ええ、ごめんなさい。私は下から故意、または不注意でここへやってきた人から話を聞く程度・・・それが虚言かもしれないし妄言かどうかも精査はできないから、全てを鵜呑みにしていくこともゲート教の上層部以外はしないのが当たり前なの。私以外の者が何かを聞いていたとしても、噂話程度にしか聞いてないだろうし一々公にはならない」
「兄さん・・・ウェルバーという名前も聞きませんか?」
「三日前ぐらいに聞いたのは『森の民との和解』がどうのこうの、とかを同僚が下から上がってきた者から聞いたとか・・・関係ないわよね?」
「森の民・・・フォレスターのこと、かな。センター教とフォレスターが和解なんてする訳がないですからねぇ。なんだろう・・・?」
「あまりここも、そう長くはあなたたちを隠したままにはしておけないからそろそろ行動に移さなきゃダメな頃だわ。残念だけど・・・ウェルバーは私が引き続き網を張っておくしサルヒコの件も終われば、積極的に下との交流に参加して探してみる。そろそろあなただけで旅立つ準備もしてて」
「・・・うん、分かった・・・下への支援の方、お願いします」
「ええ、その件はサルヒコと話しているから、安心して。彼を下へ無事に降ろす際に出来るだけのことをさせてもらう。大した事は出来ないけれど、少なくともその第2の将軍さんが言う『邪魔はしない』は確実よ。このまま『何もしない、話さない』が一番だから」
「ありがとうございます・・・・・・」
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