タイムエイジマシン(字幕版)

山田みぃ太郎

文字の大きさ
99 / 106

妹がやってきた

しおりを挟む
It was the voice of my sister, Arisa.
それは妹の亜里沙の声だった

Then I looked back.
それでぼくは振り返った

She was quite old.
妹も結構な歳

She must have been sixty three.
きっと63歳

“You didn’t come at the appointed time.
お兄ちゃんが約束の時間に来なかったから

So I thought you might be here.”
きっとここだろうと思って

“Doc has been reduced to ashes!”
茶トラ先生、骨になっちゃった!

I said while crying.
ぼくは涙声で言った

“Time and Age were synchronized…”
タイムマシンとエイジマシンがシンクロしてしまったんだ!

“Synchronized?
シンクロ?

“Yes.”
うん

“Well, I guess you are… sixty seven.”
じゃ、お兄ちゃん、67歳?

“Perhaps yes.”
多分ね

“Then Doc must be far more than one hundred years!
だったら茶トラ先生は100歳以上?

So he became ashes.
だから骨に…

Well, the Time Machine and the Age Machine are synchronized…”
つまりタイムマシンとエイジマシンが、シンクロしちゃったから…

“What should we do?”
どうしたらいいと思う?

“Well, we should collect the ashes.
そうね、先生の骨を集めようか

I’ll bring a bag.”
袋、持ってくる

Then she went to her car and returned with an “Orange Mall” shopping bag.
それから妹は車へ行き、そして「オレンジモール」のショッピングバッグを持ってきた

“I’m so sorry this was the only bag I had.
この袋しかなかったの

Anyhow, let’s collect the ashes and put them into it.”
とにかく骨を集めて袋に入れましょ

So we collected the ashes on the floor of the Machine
それでぼくらはマシンの床に散らばった、茶トラ先生の骨を集め

then put them into the bag.
その袋に入れた

“So what should we do?”
これからどうするの?

Then I asked.
ぼくは妹にたずねた

“Well, let’s go to the hospital.
ともかく病院へ行こうよ

And put Doc’s ashes on the back seat.”
茶トラ先生の骨は後ろの席に置きましょう

Then we got in the car.
それからぼくらは妹の車に乗った

In the future,
未来では

there is no steering wheel in the car,
車にはハンドルはない

only a touch panel on which a map was displayed.
そこには地図が表示されるタッチパネルがあった

Then she touched the hospital on the map
妹は地図にある大学病院を触れ

and the car started silently.
それから車は静かに走り出した


“A cure has been found.”
薬、完成したのよ

Soon she said.
それからすぐに妹は言った

“And there is someone I want you to see.”
それから、お兄ちゃんに会わせたい人がいるの
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー

黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた! あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。 さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。 この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。 さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

リボーン&リライフ

廣瀬純七
SF
性別を変えて過去に戻って人生をやり直す男の話

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

鐘ヶ岡学園女子バレー部の秘密

フロイライン
青春
名門復活を目指し厳しい練習を続ける鐘ヶ岡学園の女子バレー部 キャプテンを務める新田まどかは、身体能力を飛躍的に伸ばすため、ある行動に出るが…

処理中です...