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第二章 生きるために
第十七話 ~ラクス~
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「そういえばユウくん、体調は大丈夫ですか?」
ガンツに拾ってもらい竜車の荷車に乗って街へ向かっている最中、落ち着きを取り戻したサヤが訪ねてくる。
「ああ。だいぶ良くなったな。夜に目が覚めた時よりも体が楽な気がする。」
そう言いながら左手の甲に右手の手のひらを重ねてステータスを確認してみる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
プレイヤー:楠木(くすのき) 優(ゆう)
ステータス
HP :130/150
スタミナ:130
攻撃力 :120
防御力 :150
特性
平凡(スタンダード):平均的なステータスを持つ
スキル
【アイテム】
・霊刀~空蝉(うつせみ)~
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「HPが回復してる。どうやら時間経過で回復するようだな。」
「時間が経てば自然に治るって、なんかリアルですね。」
「まあ回復するスピードが異常だけどな。あの時絶対に何本か骨折れてただろう。…って!ヤバい!木刀置いてきた!」
ステータスのアイテム欄の空蝉(うつせみ)の文字を見るまで存在忘れていた。
サヤを起こしてしまった時にその辺に置いたままだった。
「あ!そういえば、私ゴブリンと戦った場所に置いていっちゃいました!」
「あれ?ゴブリン?さっきの広場に置いてきたんだけどな。もしかして…」
俺はもう一度左手の甲に右手の手のひらを重ねてステータスを表示させ言う。
「空蝉(うつせみ)」
右手が光りだし右手に木刀が現れる。
「この木刀、空蝉(うつせみ)っていう名前なんですね。」
サヤがクスッと笑う。
「それは言わないでくれ…
どうやらアイテムは自分の手を離れてもまたアイテム欄に戻るみたいだな。」
知らないことが多すぎる世界。
知らなきゃいけないことが多すぎるな。
「おーい!見えてきたぞー!」
前にいるガンツが声をかけてくる。
「あれが俺の住んでる街『ラクス』だ」
「おぉー!すごい!ゲームっぽい!」
辺りはすっかり明るくなり、目の前には結構な高さの城壁。
竜車の正面には大きな門に2人の番兵が見える。
「ここからまた始まるんだな」
ガンツに拾ってもらい竜車の荷車に乗って街へ向かっている最中、落ち着きを取り戻したサヤが訪ねてくる。
「ああ。だいぶ良くなったな。夜に目が覚めた時よりも体が楽な気がする。」
そう言いながら左手の甲に右手の手のひらを重ねてステータスを確認してみる。
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プレイヤー:楠木(くすのき) 優(ゆう)
ステータス
HP :130/150
スタミナ:130
攻撃力 :120
防御力 :150
特性
平凡(スタンダード):平均的なステータスを持つ
スキル
【アイテム】
・霊刀~空蝉(うつせみ)~
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「HPが回復してる。どうやら時間経過で回復するようだな。」
「時間が経てば自然に治るって、なんかリアルですね。」
「まあ回復するスピードが異常だけどな。あの時絶対に何本か骨折れてただろう。…って!ヤバい!木刀置いてきた!」
ステータスのアイテム欄の空蝉(うつせみ)の文字を見るまで存在忘れていた。
サヤを起こしてしまった時にその辺に置いたままだった。
「あ!そういえば、私ゴブリンと戦った場所に置いていっちゃいました!」
「あれ?ゴブリン?さっきの広場に置いてきたんだけどな。もしかして…」
俺はもう一度左手の甲に右手の手のひらを重ねてステータスを表示させ言う。
「空蝉(うつせみ)」
右手が光りだし右手に木刀が現れる。
「この木刀、空蝉(うつせみ)っていう名前なんですね。」
サヤがクスッと笑う。
「それは言わないでくれ…
どうやらアイテムは自分の手を離れてもまたアイテム欄に戻るみたいだな。」
知らないことが多すぎる世界。
知らなきゃいけないことが多すぎるな。
「おーい!見えてきたぞー!」
前にいるガンツが声をかけてくる。
「あれが俺の住んでる街『ラクス』だ」
「おぉー!すごい!ゲームっぽい!」
辺りはすっかり明るくなり、目の前には結構な高さの城壁。
竜車の正面には大きな門に2人の番兵が見える。
「ここからまた始まるんだな」
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