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魔王が現れる扉を塞ぐために
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「アルくん、ちょっと待って!」
「ん?」
「わたしから説明させてほしいの。わたしの言葉でアルくんに言いたい」
「オレがエリルを嫌いになることはありえないよ」
「ありがとう……」
そういうとエリルは僕に抱きついてきた。ふんわりとハグすると
リアが声をかける
「時間がありませんよ……、鏡を確保しないと」
「そうでした!」
リアは机から紫色に輝く魔法石を取り出した、その魔法石を机に思いっきり叩きつけると砕いた。
すると空間に紫色の光が広がる
「時間を止める魔法石を使いました……、非常に希少なものですが、話す時間を作れます」
オレは知っている、これはこの紫色の空間だけ、別次元の存在にし、そのなかでだけ時間を進めることができる魔法だ。つまり、我々だけ、余計に1時間だけ 、考えたり相談する猶予が与えられたのだ。
「では、まずエリルから話すと良いと思います。足りないところは補足しますね」
とリファイア姫は言った。
「アルくん、もう気づいていると思うけど、わたしが帝都にいかなくてはならなかったのは、観光ではなくて、この鏡を皇帝の部屋から盗み出すためだったの」
「でも、それならこの鏡を使ったほうが早かったのでは?」
「アルくんは……なぜ、あの古代魔法語を解読できたの?」
「古代……魔法語?」
「そうだよ、今では発音方法が失われた魔法語だよ?」
「古代……いったいどのぐらい前のものなんだ」
「たぶん、300年ぐらい前でしょうね。王国の建国姫イリスの嫁入り道具と言われていますから」
とリアが補足した。
イリス姫とは勇者レンと結ばれた、魔王から世界を護った女王のことだ。
「そんな、昔のものなのか」
「ええ、ずっと使用することはなく、この部屋に置かれてきました」
「ともかく、アルくん、だから自分の足で帝都まていって取ってくるしかなかったの」
「なんのために……」
「……それは」
言葉につまるエリル
「すいません、エリル。アルさん、理由はエリルには話してないのでのですよ。そしてあなたにも話すわけにはいかないでしょうね……」
「話してもらいたいのですが……」
「引き返せなくなりますが、命をかける覚悟はありますか?」
とリファイア姫は僕の目をまっすぐ捉え、刺すような視線で睨めつけるかのように見つめてきた。だが、おれは目をそらさずに即答する。
「かまいません」
という。
リファイア姫が言うには、帝国の皇帝こそが、復活した魔王が擬態する人間だというのだ。そして、だからこそ、帝国とつながる鏡がこの部屋に存在することがとてつもなく危険なのだと。
「魔王と闘って勝てる人間が現時点でいるとは思えませんから。この鏡を壊すことも考えましたが、イリス様の嫁入り道具ですし、実際魔法強度が高すぎてとても破壊できなかったのです」
つまり、この魔法の鏡は一歩まちがえると、魔王が王国の中心に現れる扉になりかねなかった、ということらしかった。
「ん?」
「わたしから説明させてほしいの。わたしの言葉でアルくんに言いたい」
「オレがエリルを嫌いになることはありえないよ」
「ありがとう……」
そういうとエリルは僕に抱きついてきた。ふんわりとハグすると
リアが声をかける
「時間がありませんよ……、鏡を確保しないと」
「そうでした!」
リアは机から紫色に輝く魔法石を取り出した、その魔法石を机に思いっきり叩きつけると砕いた。
すると空間に紫色の光が広がる
「時間を止める魔法石を使いました……、非常に希少なものですが、話す時間を作れます」
オレは知っている、これはこの紫色の空間だけ、別次元の存在にし、そのなかでだけ時間を進めることができる魔法だ。つまり、我々だけ、余計に1時間だけ 、考えたり相談する猶予が与えられたのだ。
「では、まずエリルから話すと良いと思います。足りないところは補足しますね」
とリファイア姫は言った。
「アルくん、もう気づいていると思うけど、わたしが帝都にいかなくてはならなかったのは、観光ではなくて、この鏡を皇帝の部屋から盗み出すためだったの」
「でも、それならこの鏡を使ったほうが早かったのでは?」
「アルくんは……なぜ、あの古代魔法語を解読できたの?」
「古代……魔法語?」
「そうだよ、今では発音方法が失われた魔法語だよ?」
「古代……いったいどのぐらい前のものなんだ」
「たぶん、300年ぐらい前でしょうね。王国の建国姫イリスの嫁入り道具と言われていますから」
とリアが補足した。
イリス姫とは勇者レンと結ばれた、魔王から世界を護った女王のことだ。
「そんな、昔のものなのか」
「ええ、ずっと使用することはなく、この部屋に置かれてきました」
「ともかく、アルくん、だから自分の足で帝都まていって取ってくるしかなかったの」
「なんのために……」
「……それは」
言葉につまるエリル
「すいません、エリル。アルさん、理由はエリルには話してないのでのですよ。そしてあなたにも話すわけにはいかないでしょうね……」
「話してもらいたいのですが……」
「引き返せなくなりますが、命をかける覚悟はありますか?」
とリファイア姫は僕の目をまっすぐ捉え、刺すような視線で睨めつけるかのように見つめてきた。だが、おれは目をそらさずに即答する。
「かまいません」
という。
リファイア姫が言うには、帝国の皇帝こそが、復活した魔王が擬態する人間だというのだ。そして、だからこそ、帝国とつながる鏡がこの部屋に存在することがとてつもなく危険なのだと。
「魔王と闘って勝てる人間が現時点でいるとは思えませんから。この鏡を壊すことも考えましたが、イリス様の嫁入り道具ですし、実際魔法強度が高すぎてとても破壊できなかったのです」
つまり、この魔法の鏡は一歩まちがえると、魔王が王国の中心に現れる扉になりかねなかった、ということらしかった。
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