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エルの告白
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「新婚旅行、王都に行きませんか?」
エリルの提案は突然だった。アルジェリンの木々の下で、朝日に照らされた彼女が俺の顔をまっすぐに見つめている。昨日の果樹園での別れから一夜明け、彼女が再び訪ねてきた理由がこれだった。
「王都……ですか?」
「ええ。私、実はリファイア王女様付きの歌姫なんです。結婚のご報告もしないといけないし……それに」
彼女は少し俯いて、柔らかな声で続けた。
「アルさんに、私の世界も見ていただきたいんです」
その言葉に嘘はなさそうだった。考えてみれば、彼女の歌声は夏祭りの夜に聞いたあの透き通った旋律が頭から離れないほど美しかった。王国一の歌姫として誰もが知るエリルなら、納得もいく。村に現れた時から、ただの吟遊詩人にしては異質な気品があった。胸の奥で何か温かいものが広がるのを感じながら、俺は小さくうなずいた。
「エルには……」
「もう、お話ししました」
エリルが静かに言った。
「辛そうでしたけど……でも、笑顔で祝福してくれましたよ」
その言葉に、胸が少し痛んだ。エルの気持ちを考えると、複雑な思いがこみ上げる。昨日の果樹園で見た彼女の嫉妬に揺れた瞳が頭をよぎる。でも、このままエルを不幸にするわけにはいかない。エリルの言う通りだ。俺は深呼吸して、彼女に微笑み返した。
「分かった。王都、行ってみよう」
出発の朝、エルは俺たちを見送りに来てくれた。馬車のそばで、彼女は少し緊張した顔で立っていた。でも、その瞳には昨日とは違う、燃えるような感情が宿っていて、俺を見つめる目がいつもよりずっと切実だった。
「兄さん……ううん。アルさん」
エルの声が震えていて、俺を見上げる目が潤んでいる。いつもの強がりな妹の面影はなく、ただの女の子のように、感情を抑えきれていないのが分かった。
「エル、ごめんな」
「謝らないでよ!」
エルが突然声を荒げて、俺に抱きついてきた。小さな体が震えていて、その勢いに俺は一瞬たじろいだ。彼女は俺の胸に顔を押し付け、涙をこぼしながら叫んだ。
「アルのこと、大好きだよ! ずっとずっとそばにいたかった! アルさんが兄さんで良かったなんて、もう思えない……私だって女の子なのに、アルさんのことが大好きすぎて我慢できないよ!」
その言葉に、俺の胸が締め付けられた。エルの声がさらに震え、涙が俺の服に染みていく。
「兄さんがエリルさんと結婚するなんて嫌だよ! 私だって……私と結婚してほしいって、ずっと思ってた! アルさんは私の大事なお兄さんで、誰にも渡したくないよ!」
「エル……?」
彼女の告白に、俺は目を丸くした。妹がこんな強い気持ちを抱えていたなんて、気づかなかった。エルの小さな手が俺の服をぎゅっと握り潰し、彼女は顔を上げて俺を睨んだ。涙で濡れた瞳が、嫉妬と切なさで揺れていて、まるで子供の頃に戻ったみたいに俺にすがる。
「でも、私じゃダメなんだよね? エリルさんの方がきれいで、素敵で……王国一の歌姫なんだから、私なんかじゃ兄さんの幸せにできないよね? 私、兄さんが大好きだから、ずっとそばにいたかったのに……」
「そんなこと……」
「そんなことないんだ! じゃ応えてよ。私の気持ちに応えてくれるんだよね?」
「エル……」
エルは涙を手で拭うと、まっすぐに俺をみつめてきた。
「アルさん、エルのことをお嫁さんにしてくれませんか? お願い。もう兄弟はやめよう?」
「エル、俺だって辛いんだよ……」
「いいよ、もう!」
エルは俺の言葉を遮り、声を詰まらせた。
「幸せになってね、エリルさんと。私のことは忘れて、ちゃんと幸せになってよ! でも、兄さんが大好きだよ、ずっと大好きだから!」
最後まで叫ぶように言うと、エルは俺の胸から離れ、涙を拭って無理やり笑顔を作った。でも、その笑顔は歪んでいて、いつもよりずっと儚く見えた。彼女は馬車に背を向けて走り去り、その背中が小さくなるまで、俺はただ立ち尽くしていた。エルの「大好き」が頭に響き続けて、胸が締め付けられる。
馬車での旅は、思いのほか楽しいものだった。王都までの道すがら、緑の丘陵や川沿いの村々を眺めながら、エリルと他愛もない話を続けた。エルの涙が頭から離れなかったけど、エリルの明るい声が少しずつその重さを和らげてくれた。
「ねえ、アルさん」
エリルが突然話しかけてきた。
「私たち物語の主人公みたいだよね?」
「え?」
「だって、アルさんって、勇者レンさんの生まれ変わりじゃないですか?」
エリルは無邪気に笑う。その表情は、まるで少女のようで、王国一の歌姫とは思えないほど純粋だった。俺は一瞬言葉に詰まった。
「そんな……俺が勇者なんて」
「でも、実は、剣術も魔法も使えたりしませんか? 普通の農家の人には、できないはずですよ?」
勇者の生まれ変わりだなんて……。俺が苦笑すると、エリルは窓の外を見つめながら、さらに無邪気に言葉を続けた。
「アルさん、私想像しちゃうんです。職業病かしら。私が悲恋の女帝エリルで、あなたは本当は勇者レンで、それでそれで……きっと悲恋の物語はハッピーエンドで終わるんです!!」
その言葉に、俺は思わず笑ってしまった。彼女の瞳がキラキラと輝いていて、その無邪気さに引き込まれる。夏祭りで聞いた女帝エリルの悲恋の歌が頭をよぎったけど、エリルの明るい声がそれを温かいものに変えた。有名人らしい華やかさが、こんな素朴な夢物語にも説得力を与えている気がした。
「ハッピーエンドか……いいな、それ」
「ねえ、でしょう? 私、幸せです。こうして、運命の人と結ばれるなんて!」
エリルがそう言って俺の手を握ると、温かいものが胸に広がった。彼女の無邪気な笑顔を見ていると、エルの涙も、疑う気持ちも、どこかに消えてしまう。俺は小さく笑って、彼女の手を握り返した。
「ああ、俺もだよ」
王都に着き、リファイア王女との謁見は予想以上に打ち解けた雰囲気で進んだ。豪華な謁見の間に通されると、王女は優雅に微笑んで俺たちを迎えた。彼女の前では、エリルが王国一の歌姫であることが一層際立つ。
「エリル、この方は……」
「王女殿下、アルさんは私の婚約者です」
エリルが誇らしげにそう言うと、王女は穏やかにうなずいた。侍女が運んできた果物の盛り合わせの中に、見覚えのある実があった。俺が目を凝らすと、王女がそれに気づいて手に取った。
「奇遇ですね。ちょうどレンの村からこれが届きました。特産のアルジェリンですね。でも、まだ熟していないようですね」
「はい」
エリルが応える。
「もう少し時間が必要かもしれません」
「そうですね。急がず、ゆっくりと……」
二人の会話が続く中、王女は突然姿勢を正し、エリルに鋭い視線を向けた。
「エリル、あなたはこれから予定通り、帝国の首都に行き、そこの親善大使と会ってきてほしい。イリス王国の平和の使者として、あなたが一番適任でしょうから。帝国が領土的野心を持っているのは間違いありません。ですから、決して口実を与えないようにしてください」
その言葉に、部屋の空気が一瞬張り詰めた。俺は息を飲んだが、エリルはすぐに立ち上がり、凛々しく胸に手を当てて頭を下げた。
「かしこまりました、王女様。必ずや任務を果たしてまいります」
その姿は、歌姫というより戦士のように堂々としていて、さすが王国一の歌姫だと俺は思わず見とれてしまった。王女が穏やかにうなずくと、エリルは俺の方に振り返り、急に無邪気な笑顔を見せた。
「えへへ、私カッコよかったでしょう? アルさん? どうかなぁ、見直してくれた?」
その明るい声に、俺は思わず吹き出してしまった。さっきまでの凛々しさが嘘みたいに、エリルの瞳がキラキラと輝いている。有名人らしい貫禄と可愛らしさが混じって、妙に魅力的だった。
「ああ、カッコよかったよ。お前、ほんとすごいな」
エリルが嬉しそうに笑うのを見ながら、王女が俺に微笑みかけた。
「アルさん、エリルをよろしくお願いしますね。彼女は私の大切な歌姫ですから」
「はい、もちろんです」
これから始まる新しい人生への期待で、胸が高鳴る。窓の外では、王都の喧騒が続いていた。俺はエリルの手を取って、未来を確かに感じていた。
エリルの提案は突然だった。アルジェリンの木々の下で、朝日に照らされた彼女が俺の顔をまっすぐに見つめている。昨日の果樹園での別れから一夜明け、彼女が再び訪ねてきた理由がこれだった。
「王都……ですか?」
「ええ。私、実はリファイア王女様付きの歌姫なんです。結婚のご報告もしないといけないし……それに」
彼女は少し俯いて、柔らかな声で続けた。
「アルさんに、私の世界も見ていただきたいんです」
その言葉に嘘はなさそうだった。考えてみれば、彼女の歌声は夏祭りの夜に聞いたあの透き通った旋律が頭から離れないほど美しかった。王国一の歌姫として誰もが知るエリルなら、納得もいく。村に現れた時から、ただの吟遊詩人にしては異質な気品があった。胸の奥で何か温かいものが広がるのを感じながら、俺は小さくうなずいた。
「エルには……」
「もう、お話ししました」
エリルが静かに言った。
「辛そうでしたけど……でも、笑顔で祝福してくれましたよ」
その言葉に、胸が少し痛んだ。エルの気持ちを考えると、複雑な思いがこみ上げる。昨日の果樹園で見た彼女の嫉妬に揺れた瞳が頭をよぎる。でも、このままエルを不幸にするわけにはいかない。エリルの言う通りだ。俺は深呼吸して、彼女に微笑み返した。
「分かった。王都、行ってみよう」
出発の朝、エルは俺たちを見送りに来てくれた。馬車のそばで、彼女は少し緊張した顔で立っていた。でも、その瞳には昨日とは違う、燃えるような感情が宿っていて、俺を見つめる目がいつもよりずっと切実だった。
「兄さん……ううん。アルさん」
エルの声が震えていて、俺を見上げる目が潤んでいる。いつもの強がりな妹の面影はなく、ただの女の子のように、感情を抑えきれていないのが分かった。
「エル、ごめんな」
「謝らないでよ!」
エルが突然声を荒げて、俺に抱きついてきた。小さな体が震えていて、その勢いに俺は一瞬たじろいだ。彼女は俺の胸に顔を押し付け、涙をこぼしながら叫んだ。
「アルのこと、大好きだよ! ずっとずっとそばにいたかった! アルさんが兄さんで良かったなんて、もう思えない……私だって女の子なのに、アルさんのことが大好きすぎて我慢できないよ!」
その言葉に、俺の胸が締め付けられた。エルの声がさらに震え、涙が俺の服に染みていく。
「兄さんがエリルさんと結婚するなんて嫌だよ! 私だって……私と結婚してほしいって、ずっと思ってた! アルさんは私の大事なお兄さんで、誰にも渡したくないよ!」
「エル……?」
彼女の告白に、俺は目を丸くした。妹がこんな強い気持ちを抱えていたなんて、気づかなかった。エルの小さな手が俺の服をぎゅっと握り潰し、彼女は顔を上げて俺を睨んだ。涙で濡れた瞳が、嫉妬と切なさで揺れていて、まるで子供の頃に戻ったみたいに俺にすがる。
「でも、私じゃダメなんだよね? エリルさんの方がきれいで、素敵で……王国一の歌姫なんだから、私なんかじゃ兄さんの幸せにできないよね? 私、兄さんが大好きだから、ずっとそばにいたかったのに……」
「そんなこと……」
「そんなことないんだ! じゃ応えてよ。私の気持ちに応えてくれるんだよね?」
「エル……」
エルは涙を手で拭うと、まっすぐに俺をみつめてきた。
「アルさん、エルのことをお嫁さんにしてくれませんか? お願い。もう兄弟はやめよう?」
「エル、俺だって辛いんだよ……」
「いいよ、もう!」
エルは俺の言葉を遮り、声を詰まらせた。
「幸せになってね、エリルさんと。私のことは忘れて、ちゃんと幸せになってよ! でも、兄さんが大好きだよ、ずっと大好きだから!」
最後まで叫ぶように言うと、エルは俺の胸から離れ、涙を拭って無理やり笑顔を作った。でも、その笑顔は歪んでいて、いつもよりずっと儚く見えた。彼女は馬車に背を向けて走り去り、その背中が小さくなるまで、俺はただ立ち尽くしていた。エルの「大好き」が頭に響き続けて、胸が締め付けられる。
馬車での旅は、思いのほか楽しいものだった。王都までの道すがら、緑の丘陵や川沿いの村々を眺めながら、エリルと他愛もない話を続けた。エルの涙が頭から離れなかったけど、エリルの明るい声が少しずつその重さを和らげてくれた。
「ねえ、アルさん」
エリルが突然話しかけてきた。
「私たち物語の主人公みたいだよね?」
「え?」
「だって、アルさんって、勇者レンさんの生まれ変わりじゃないですか?」
エリルは無邪気に笑う。その表情は、まるで少女のようで、王国一の歌姫とは思えないほど純粋だった。俺は一瞬言葉に詰まった。
「そんな……俺が勇者なんて」
「でも、実は、剣術も魔法も使えたりしませんか? 普通の農家の人には、できないはずですよ?」
勇者の生まれ変わりだなんて……。俺が苦笑すると、エリルは窓の外を見つめながら、さらに無邪気に言葉を続けた。
「アルさん、私想像しちゃうんです。職業病かしら。私が悲恋の女帝エリルで、あなたは本当は勇者レンで、それでそれで……きっと悲恋の物語はハッピーエンドで終わるんです!!」
その言葉に、俺は思わず笑ってしまった。彼女の瞳がキラキラと輝いていて、その無邪気さに引き込まれる。夏祭りで聞いた女帝エリルの悲恋の歌が頭をよぎったけど、エリルの明るい声がそれを温かいものに変えた。有名人らしい華やかさが、こんな素朴な夢物語にも説得力を与えている気がした。
「ハッピーエンドか……いいな、それ」
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エリルがそう言って俺の手を握ると、温かいものが胸に広がった。彼女の無邪気な笑顔を見ていると、エルの涙も、疑う気持ちも、どこかに消えてしまう。俺は小さく笑って、彼女の手を握り返した。
「ああ、俺もだよ」
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「エリル、この方は……」
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「はい」
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その言葉に、部屋の空気が一瞬張り詰めた。俺は息を飲んだが、エリルはすぐに立ち上がり、凛々しく胸に手を当てて頭を下げた。
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