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……まさかの女の子疑惑
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遠くにレン勇者とイリアス姫が結婚式を挙げたという教会が見える……この場所に
戻ってきた……。いろいろと意識しちゃうのだよな……。ここにいると。
アルジェリンの柑橘系の甘い香りが……また……ちょっと欲情をそそることもない。
……妙な気持ちになりがちな場所になってしまった。想えば村のカップルがよくこの丘に入ってきては……いちゃついてたけど……そういう伝承を知っての狼藉だったのだろうか……。……ここはオレの果樹園だから、ちょっと困っていたんだけど。
「ここから見る景色は……本当に最高だな」
……内心……動揺しているけど……とりあえず……今まで通りのことを言ってみる。
「……景色は……いいです……」
「ん?」
「……私をみてください」
「あ……ごめん、やっと二人に戻れたね」
「いいんです……本当にあいつは失礼なヤツなんです……」
「……それなんだけどさ……なんで男のあいつがココに居るんだ?」
「邪魔者もいいところですよね!」
「いや、まさか帝国からここまで歩いて来るってわけにもいかないだろうし……」
「あ……」
「でしょ?」
……そう皇帝シルファール殿下は……きっと女性だ。
あの魔方陣からでれるのはオレが男である以上、マッチング指定は女性だからだ。
「女の子にしては、ぺったんこじゃない……」
リファイア……それは……そうかもしれないが……。……本人も気にしていると思うぞ。
「……そうだな……確証は持てないな、やっぱり」
「でも……女の子だとしたら……私とは子供つくれないですよね……あの頭にくるセリフも……女性として私を愛せないって……それは……そうですよね」
「うん、悪意はないよな」
「なんで男じゃないって、教えてくれないんだろ……」
「わからん。でも、相当いいずらいんじゃ……だって……」
あの体型で女性主張されてもなぁ……からかわれるネタになるって本人もわかっているんだろうな。
「……うーん。SNSを私に使えって言ったのにも深い理由があるのかも……」
「帝国はサッキュバスといわれる男性の精を吸い取る魔物に壊滅させられたよな……」
「よく知っているね……。それ、あまり庶民にはわからないようにしているつもり……怖がっちゃうから……」
「知り合い……の吟遊詩人が……その件についてよく調べていてな……」
……でも、サッキュバスなら女性なら、危険はないから……怖がる必要ないよな。
「……男女逆の魔物もいるんだよな……」
「いる可能性はあるよね? インキュバスという名前が知られている……実在は確認されていないけど」
「あいつ……実は相当……慎重な性格なのかもな……帝国最後の生き残りだからな」
「……インキュバスを警戒している……ってこと?」
「そのぐらいの警戒心を持っていないと最後まで生き残れないだろ……」
婚活SNSのメリット……。
「あ、ああ……なるほど! 確かに身元が確かな異性としか付き合わずにすむな……」
「え……じゃ、あれは脅しで私に使えって言ったわけじゃなくて……」
「…………あいつ……すげー親切のつもりだったんじゃないか……」
「だとしたら……私……どういう顔してアイツとこれから接しないといけないのよ……」
……なんかしんみりとしてしまうな……極悪人どころか……超お人好しじゃないか……
「アイツ……やっぱ英雄なんだな……」
「あやまらないと……」
「戻るか……」
「……うーん。でもやめておく。もう嫌われているでしょ……私」
「教会に行くか……」
「そうだね……婚約しよっ? アルさん」
「ああ……」
「あの教会なら、レン勇者とイリアス姫の伝承もきっとたくさん残っているんだろうなぁ……それも私いろいろ聞きたいと思っているんだ……」
「二人って……ここで……したのかな……」
……リファイアは……最初にオレに見せてくれたような微笑みを浮かべ、はにかむと
視線をオレとそらした……。
「……知らない! ……もう! ロマンチックな話なの!」
……そうなんだ……。
僕たちは教会に足を向けた……。
そこで僕はレン勇者とイリアス姫の様々な伝承を聞く……
それはロマンチックというかエロチックなんじゃ……としかオレには思えなかった。
戻ってきた……。いろいろと意識しちゃうのだよな……。ここにいると。
アルジェリンの柑橘系の甘い香りが……また……ちょっと欲情をそそることもない。
……妙な気持ちになりがちな場所になってしまった。想えば村のカップルがよくこの丘に入ってきては……いちゃついてたけど……そういう伝承を知っての狼藉だったのだろうか……。……ここはオレの果樹園だから、ちょっと困っていたんだけど。
「ここから見る景色は……本当に最高だな」
……内心……動揺しているけど……とりあえず……今まで通りのことを言ってみる。
「……景色は……いいです……」
「ん?」
「……私をみてください」
「あ……ごめん、やっと二人に戻れたね」
「いいんです……本当にあいつは失礼なヤツなんです……」
「……それなんだけどさ……なんで男のあいつがココに居るんだ?」
「邪魔者もいいところですよね!」
「いや、まさか帝国からここまで歩いて来るってわけにもいかないだろうし……」
「あ……」
「でしょ?」
……そう皇帝シルファール殿下は……きっと女性だ。
あの魔方陣からでれるのはオレが男である以上、マッチング指定は女性だからだ。
「女の子にしては、ぺったんこじゃない……」
リファイア……それは……そうかもしれないが……。……本人も気にしていると思うぞ。
「……そうだな……確証は持てないな、やっぱり」
「でも……女の子だとしたら……私とは子供つくれないですよね……あの頭にくるセリフも……女性として私を愛せないって……それは……そうですよね」
「うん、悪意はないよな」
「なんで男じゃないって、教えてくれないんだろ……」
「わからん。でも、相当いいずらいんじゃ……だって……」
あの体型で女性主張されてもなぁ……からかわれるネタになるって本人もわかっているんだろうな。
「……うーん。SNSを私に使えって言ったのにも深い理由があるのかも……」
「帝国はサッキュバスといわれる男性の精を吸い取る魔物に壊滅させられたよな……」
「よく知っているね……。それ、あまり庶民にはわからないようにしているつもり……怖がっちゃうから……」
「知り合い……の吟遊詩人が……その件についてよく調べていてな……」
……でも、サッキュバスなら女性なら、危険はないから……怖がる必要ないよな。
「……男女逆の魔物もいるんだよな……」
「いる可能性はあるよね? インキュバスという名前が知られている……実在は確認されていないけど」
「あいつ……実は相当……慎重な性格なのかもな……帝国最後の生き残りだからな」
「……インキュバスを警戒している……ってこと?」
「そのぐらいの警戒心を持っていないと最後まで生き残れないだろ……」
婚活SNSのメリット……。
「あ、ああ……なるほど! 確かに身元が確かな異性としか付き合わずにすむな……」
「え……じゃ、あれは脅しで私に使えって言ったわけじゃなくて……」
「…………あいつ……すげー親切のつもりだったんじゃないか……」
「だとしたら……私……どういう顔してアイツとこれから接しないといけないのよ……」
……なんかしんみりとしてしまうな……極悪人どころか……超お人好しじゃないか……
「アイツ……やっぱ英雄なんだな……」
「あやまらないと……」
「戻るか……」
「……うーん。でもやめておく。もう嫌われているでしょ……私」
「教会に行くか……」
「そうだね……婚約しよっ? アルさん」
「ああ……」
「あの教会なら、レン勇者とイリアス姫の伝承もきっとたくさん残っているんだろうなぁ……それも私いろいろ聞きたいと思っているんだ……」
「二人って……ここで……したのかな……」
……リファイアは……最初にオレに見せてくれたような微笑みを浮かべ、はにかむと
視線をオレとそらした……。
「……知らない! ……もう! ロマンチックな話なの!」
……そうなんだ……。
僕たちは教会に足を向けた……。
そこで僕はレン勇者とイリアス姫の様々な伝承を聞く……
それはロマンチックというかエロチックなんじゃ……としかオレには思えなかった。
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