アテンションプリーズ!ガラポンの特賞は異世界でした!?~アオイ50歳。異世界でエンジョイしろと言われても…若くないので出来ません!~

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若くないのでエンジョイできません!

9.5:ギルドマスター ダーツの回想~友に幸あれ、俺にも幸…あれ?~

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 おうっ!俺は冒険者ギルド ミトパイ支部のギルドマスターをやっている、ダーツ=ネッガーだ。母親は人族で父親が魔国の魔人族だからハーフにはなるんだが、国籍は一応、人族だ

 幼い頃に両親は離縁して、俺は母方に引き取られ、そこから人族の国でずっと生活してる。ハーフではあるが、肌は日に焼けてるな程度だ。
 あとは魔族の親父の遺伝子が混ざってるから、魔力も人族より遥かに多いし、寿命も長い。ただ、魔力、寿命、共に純粋な魔族の1/10程度でしかないがな。

 そんな事情もあって、エルフ族のルーティエとも多少のご縁ができたってわけだな。まぁアイツほど俺は長生きはしないが。今俺は155歳だから、アイツとは大体130年位の付き合いになる。

 あぁ、ちなみに親父は女癖が悪かったせいで、愛想を尽かされたんだ。ただ、何だかんだと母親が亡くなるまで定期的に会いに来ていた辺り、それなりに愛はあったのだろう、と思う。



 さて、当時すでにAランクだったルーティエは孤高のエルフとして、冒険者ギルドでも有名だった。
 
 ちなみに今も持っているランクは確かにAランクなんだが、ハッキリ言ってぶっちぎりのSランクレベルだ。面倒だと言うのもあるんだろうが、冒険者として完成されちまうのを恐れているというか……

 とにかく、昇級試験をずっと拒否し続けている状態だ。まぁギルド職員全員がアイツの実力はわかっているからな。
 今じゃたま~に俺が『おう!今年はSランクになるか?』と冗談交じりに聞く程度に留めている。

 機嫌を損ねて引退されても困るからな。
 
 アイツの兄は聞く耳すら持たず、引退しちまったっていう前例があるみたいだしよ。それでもその時は『優秀な弟がいるし、プラマイゼロだろ?』と、まぁルーティエという後継を育ててからの引退だったから何とかなったみたいだがな。
 
 当時のギルド職員の心労が容易に想像できるぜ……。おっと回想にふけっちまったな


 始めて出会ったのは俺がまだ25歳の頃、コルドの国のギルドだった。
 初赴任先がさみぃ国で、すぐ辞めたくなった位だったが、そこに今よりもずっと尖り気味なルーティエがやってきたんだ。

 新人研修として受付を任されていた俺は、自ら声を掛けに近寄った。俺も当時は人並みに憧れてはいたからな。
 だが、当然フレンドリーな反応が返ってくるわけはなく、目線だけ一瞥した後は無視を決め込まれた。


「ふぅん、そうくるか……」


 その日からルーティエがギルドへ来る度に声を掛け続け、何度目だっただろうか?ついにルーティエが折れた。


 昼飯を奢ると言って捕まえたものの、奴が食べるのは木の実や果物くらいで、しかも自前のもの。俺が奢ったのは果実水一杯程度だ。その辺の女に驕った方が、よっぽど使うと思ったぜ。
 初めこそ馬鹿にされたのか?と思ったが、どうやらこれがコイツの日頃の食事らしい。ガリガリにならないのが不思議だが、後に魔素を取り入れているって話を聞いて納得した。

 たいして奢られる気もなかったのに、どうして食事の誘いに乗ったのか、誘っておいてなんだが聞いてみた。そしたら『別に、断るのも面倒になっただけだ。それにお前、人族ではないだろう?
 正確にはといったところか』と言ってのけた。わかる奴にはわかるらしい。
 これはエルフ族に限らず、鼻のいい獣人族なんかも、魔力の色を見れる魔人族もわかるそうだ。

 なるほど、今まで人族の中で生活していたから、歳を重ねるまではバレないと思ってた。

 それからは時間が合えば食べに誘ったり、たまに飲みに行ったり……(誘うのは全て俺の方からだが)
 時間を掛けてポツリ、ポツリと自分のことも多少は話してくれるようになった。

 ま、10年掛かったけどな、ガハハ!

 人族とあんまり関わらねぇのは寿命が短えからとか、冒険者をやるのは生きる理由を探す為だとか。まぁ俺も普通よか長生きだから、奴が言うことも、ちったぁ理解できる。

 生きる為の理由か……普段は意識しねぇようにしているが、考えちまうとやっぱ答えは見つからねーよなぁ


「俺もハーフだから中途半端に長命だし、嫁をとるなら、同じハーフか、残りの寿命が同じくらいになってから探すかしか……ねーんだよなぁ」


 そうは思っても、当時はまだ40歳前だったから、まだ人生に悲観的ではなかった。発散する程度の相手なら困ってなかったからな。

 アイツの兄なんかは、弟とは対照的に誰に対しても愛想は良く、顔は言わずもがな色男だし、街を歩けば女が行列を作っていたって伝説を聞いたことがある。
 その割に特定の恋人なんかの噂は聞かなかったが。

 ルーティエは逆に群がられるのが煩わしくて、マントのフードを目深にかぶり、冷めた対応しかしなくなった……俺は、正直一度くらいそんな経験してみたいけどな。


 そんな俺とルーティエも気付けばいい歳になった頃(見た目ほぼ変わってないが)、ミトパイ支部のギルドに、おのぼりさん丸出しのおばさん【アオイ】が現れた。

 受付のメリは念話が使える優秀な受付嬢だが、そのメリから『魔力が人族にしては妙に高く……異世界から転生されてきたらしい方が来られました』と念話が入った。
 普段は立場的にも受付窓口になんざ座らねぇ俺だが、その不思議な人物を精査する為に、平静を装って依頼窓口に座ることにした。


「おう!依頼があるって聞いたが、どういった内容だい?イテッ」


 おっと、敬語を忘れちまって、メリに足踏まれちまった。お前今日に限ってヒール細めじゃねーか!

 依頼内容を聞けば、右も左もわからねぇから、世界の常識と魔力循環・操作を習いたい、と。
 こんな依頼、事前情報がなかったら不審者丸出しだぜ<異世界転生者>だなんて。

 まぁあの測定器は嘘つかねーし、けど適当な奴を宛がうわけにもいかねーわなぁ。あいつは今討伐に出てるし、最悪俺が代わりに指導するでもいいが……

 そんなことを考えていたら、タイミングよく討伐を終えたルーティエが、報告と報酬受け取りに戻って来ていた。


「タイミング最高かよ!」
 
 早速ルーティエに依頼する為、声を掛ける


「おぉい!お疲れさん。今回は随分早かったじゃねーか。期間は一ヶ月だったろう?一週間も早めるとは、流石だなぁ」

「あんな環境の劣悪な所に、ダラダラと一ヶ月も居られるか!組んだ討伐隊も、全く統率がとれてない。あまりにも無駄が目立つものだから、夜中に一人で魔獣の巣穴へ行って殲滅してきた」

「あー…なるほど、納得した……さすがだな。それより早速でワリィんだが、また依頼を受けてくれねーか?」
「はっ?たった今帰ってきた私に、お前は何を言っているんだ?ついに脳の老化が始まったか」

「相変わらず辛辣な物言いだな。俺ぁ一応ギルマスって立場が、あるんだからな?まぁいい……依頼って言ってもよ、討伐とかじゃねぇんだよ。魔力循環・操作や世界史や常識なんかを教えるって内容だ。お前は何だかんだ面倒見良いからピッタリだと思うんだがな、どうだ?」

「断る」

「おいおい、ちったぁ悩めよ。頼む!」

「断る!」

「なぁ、頼む!変わった経歴をもつ、人族にしては割と魔力が高い人物なんだよ。ハーフとかでもねぇ」
「……ハーフでもないのに魔力が高い、それなのに魔力循環・操作ができないとは何だ?変わった経歴とは?」

「おっ!興味出てきたか?経歴はここでは言えねぇ。後で何か理由つけて<鑑定>で見てみろ」
「まだやるとは言ってない」

「まぁ、いいから、いいから」


 そこからはまぁ、ご存じの通りだな。
 まさか流暢なエルフ語でケンカし出すとは思わなかったが、ククッ

 ただなぁ、そんな二人が何をどうしてパーティを組むようになったってんだ?確か「ふれとー」っていう、うめぇ食いもん食べた後に、奴の態度が……っていうか性格が変わったみてぇだったよなぁ?

 二週間の期間が終わった後に、自ら延長を申し出て、街のすぐ側に家まで作ってって……確かに正気じゃないよなぁ。あんな顔も初めて見たが。男でも顔を赤らめるレベルだったぞ!?

 あの、どんなにスタイルが良くて美人な女にも、同業者の可愛い女にも、まして同郷のエルフ族にさえも全っっく興味を示さなかったルーティエが、何がどうして……
 言っちゃあなんだが、結構いい年齢のアオイにまるでベタ惚れのようになっているんだ?

 手を繋いでギルドにパーティ申請に来た時にゃ、俺は思わず顎が外れかけたからな。
 床はコーヒーでびっちゃびちゃになったし。


 でもアイツはどこまでいっても、やっぱりルーティエだったぜ―――


「AランクとFランクがパーティなんて聞いたことねぇよ!」

 当然俺も言ったさ。前代未聞だし、アオイだって他の冒険者から『Aランクに寄生している』とやっかみを受けるだろう?
 だが、それに対して奴はこうだ


「前代未聞なら今すぐ規定を作り変えたらいいだけのことだ。そもそも、そんな規定自体なかったと記憶しているが?まぁ別にパーティが組めなくても困らない。
 アオイの目的は世界を巡ること。私が冒険者を辞すればいいだけのことだからな。お前も言っていただろう?私はお金に困ってはいないと……だろう?ギルマス」


 俺にそんな笑顔向けたことねぇだろってくらいの美しい……悪魔のような笑顔で『あとはあなた次第ですよ』って言われちゃあよ、承認する以外に道はねぇだろ!!
 軽く威圧まで掛けやがって、あと地味に敬語が怖ぇーよ


「道中に魔獣食材盗賊ゴミなんかが出れば、私がきちんとおきますし、アオイはある程度の結界を掛けられますから。
 それと仕方がないので今まで通り、緊急要請があればちゃんと対応はしますよ。
 もちろんその時はソロで動きます。貴重なAランクがいなくなるよりは良いでしょう?」

「どの口でそこそこって言ってんだよ。ハァ……わぁったよ。降参だ!許可する以上は絶対にFランクのアオイに無茶させんなよ?
 それと、定期的にギルドの各支部に顔を出せ。全く活動しないのも困るからな」

「……仕方ないですね。今はそんなことよりもアオイに意識して頂くことの方が最重要なのですが」

「なぁ、お前本気であのおば…」
「ナ ニ カ……?」


――っぞくぅぅっ!!!寒気と同時に、足の先まで痺れるような感覚


 やべぇ、笑顔でガチギレてやがる……一気に血の気が引いたぜ!他の職員も目を開けたまま気絶してる奴いんじゃねーかよっ!!


「……い、いや、何でもねぇ……気を付けてな」


「あぁ、そうだダーツ……アオイを私に紹介してくれたこと、深く感謝している。
 私がこれまで生きてきた意味、そしてこれから生きる為の意味がようやく見つかったんだ、感謝してもしきれない。
 にも、見つかる事を祈っている」


 そう言ってアオイの元に戻って行った


 友ってアイツ言った……?
 感謝なんて、初めてされたな……やべぇ泣きそうだ


「へへっそうか……」


 お前、ようやく見つけたんだな、そりゃあ見たこともない顔にもなるよな。
 良かったな……本当に良かったなぁ。まだ両想いではねぇみてぇだけど、きっとアイツなら……捕らえるんだろうな。
 アオイ、世界平和の為にも頑張ってくれ。イロイロと……



「はぁぁぁぁ……アオイの前では蕩けそうな顔しやがってよ」


 緊張から解き放たれて、一気に脱力だ。
 異例のパーティ承認も……怒られっかなぁ。。。


 胃が痛えや

「俺も幸せになりてぇっつーの!」



 二人が去った後、パーティ名を変更したいと言ってきた鳥獣人兄弟のパーティから、なぜか胃薬を渡された。タイムリーだな……

 ただ、こいつらがなんで、揃いも揃ってパンチパーマなのかはわからん???




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