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第八話 ヒロイン
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「え……?」
驚いたように固まる花音。
「いくつもヒロインのキャラ設定は作ってみたんだけど、どれもしっくりこなかったんだよ。……俺にとって、可愛い従妹っていうのはお前以外にいないからさ」
「……っ!? ぇ、ぁ、ぁう、ぇぁ!?」
花音は、鯉のように、真っ赤になって口をパクパクとさせる。
「絶対に最高の作品にするから。お前を、俺のヒロインにさせてくれ!」
「~~~~っ!? ~~~~~~っ!!」
誠心誠意、心を込めて嘆願すると、花音は言語化できない叫びをあげた。
目元は潤んで、耳まで赤く染まっている。普段は絶対に見せない顔だが、今日はよく見るなぁ。
……それもまた、どうしようもなく可愛くて。
ああ、やべえな。気を抜くと、本気で惚れてしまいそうになる。
絶対にダメだとわかっているのに、甘い誘惑が手招きをしてくる。
「凱にぃ……」
とろけた表情。それはとても妖艶で、抗いがたい魅力を持っていた。
思わず、桃色の唇に目がいってしまう。
……落ち着け、俺ぇ! ここでキスなんてしてみろ。花音に性犯罪者みたいな目で見られた上で早苗さんに通報されること間違いなしだぞ!
踏みとどまれ、踏みとどまるんだぁ!!
「いい、よ……?」
うわぁああああああああああ!!
鼓膜をくすぐる甘ったるい囁きがぁ! 俺の心を溶かしていくぅ!
まずい、このままでは——
「ご利用、ありがとうございました!」
「うぇっ!? あ、はい!」
ふいに花音がいる方の扉が開き、その先にいる係員から声がかかった。
どうやら、話したりしている間に一周回ってきてしまっていたらしい。
「お、降りるぞ、花音」
「う、うんっ」
お互いに赤面しつつ、慌ててゴンドラの外に出ていく。
恥ずかしくなって早足で観覧車のエリアから離れていくと、後ろからチッという舌打ちが聞こえてきた。
驚いて振り返ると、そこにいたのは営業スマイルの係員さんだけ。
…………。
……俺は聞いてない。にこやかな笑顔から飛び出した「◯ねやリア充が。見せつけやがって。勝手に家でやってろ猿ども、◯すぞ」なんて言葉、俺は聞いてないからな!
とりあえず俺たちは観覧車に来る前にいたベンチに戻り、腰を落ち着けた。
俺の左に座ってうつむいている花音に、なんて言えばいいのかは分からなかったが、沈黙よりはマシだろうと勢いで口を開いた。
「あー、なんというか、その、……結局景色見れなかったな」
……もっとなんか言うことなかったのか、俺。
ああ、ダメだ。最適解とか全然わかんねえ。人生経験が少なすぎる。
何もできずにあわあわしていると、花音はうつむいたまま、
「なんで……そう、思ったの……」
「え?」
え、ど、どういうことだってばよ? 見れなかったって思ってるのは俺だけで、本当はちゃんと景色を見れてたってこと? それは違うよ!(セルフ)
混乱していると、花音は補足するように次の言葉を言う。
「……私を、ヒロインのモデルにって」
「…………。ああ、そういうことか」
小声でぼそぼそと聞き取りづらいが、理解できた。
それは一応さっき言ったはずなのだが、もっと詳しくということだろうか。
「ほら、電話の時、俺は鬱ってただろ?」
「……うん。うざかった」
「う、うざっ……!? ま、まあいいや。……えーとな、それで、その時ああなってたのは、ヒロインのキャラをうまく作れなかったのが原因なんだよ」
トーンを変えずに返答する花音にダメージを受けつつも、説明を続ける。そっかぁ……。うざかったかぁ……。
「ツンデレやら妹属性やらポンコツやら、思いつくものは全部試してみたんだけど、どうしても可愛くならなかったんだ。……いや、もしかしたらいいキャラは作れてたのかもしれないけど、俺が可愛いと思えなかった」
まあ、いつもは可愛いヒロインを作れているのかと聞かれると、自信はないとしか返答はできないのだが、今回はそれが顕著だったのだ。
「それってさ、何度も言うようだけど、俺の中での『可愛い従妹』のイメージが花音に固定されているせいだと思うんだよ」
「……っ! そ、そう……」
肩をビクンと揺らして、上ずった声で相槌を打つ花音。
「だから、従妹をヒロインにした小説で最高のものを目指すなら……、最高の従妹を描くなら、花音をモデルにするしかない、そう思ったんだ」
結構早い段階でそれを思いついてはいたのだが、花音に引かれる可能性を考えると口にはできなかった。だけど、やっぱりそれしかないのだ。観覧車の中で、そう、確信した。
「……なんて、やっぱ流石にダメだよな。気持ち悪いだろうし」
反応が悪い花音に、忘れてくれと笑いかける。
「……よ」
花音が本当に小さな声で、何かを呟いた。
「いいよ、凱にぃ。私をヒロインにして」
「えぇ!? マジでっ?」
今度ははっきりと聞こえたその言葉に、驚愕し、真意を確認する。
「……観覧車の中にいる時にいいって言ったのに、聞いてなかったの?」
返ってきたのはそんな声。
え、そんなことあったっけ?
人差し指で側頭部をとんとんと叩きながら思い返してみると……。
『いい、よ……?』
……あ、言ってたわ。
ああ、なるほどなるほど。そういう意味だったのね。
いやいやいや、もちろんわかってたんですよ? 誤解なんてしてませんし、邪な意味に受け取ったわけでもありませんよ?
うん、決してキスしていいよってことだと思ってたとか、そういうのじゃないから。そもそもあれはただの俺の妄想であって……。
…………。うん。
花音、ごめんなさい。
心の中で花音に全力土下座をして謝っていると、彼女は急に頭をあげて顔を俺の方に向けた。
「……とにかく、私を出していいから、そのかわり絶対面白くして」
強い意志を持った瞳。試すような視線に、俺はふっと笑い、拳を天に突き上げ、
「おう、もちろんだ!」
そう、宣言した。
「——それで、この後どうする?」
数分後、とりあえず立ち上がって時計を見た。まだまだ閉園まで時間はあるので、いくつかのアトラクションを回ることができる。
「お化け屋敷、行く?」
花音が遠慮気味に提案してきた。だが、俺は余裕のある表情で首を横に振る。
「いや、ジェットコースターに乗ろうぜ」
「っ! ……でも、待ち時間が」
花音は一瞬喜色を浮かべたものの、そう言って否定した。
……ああ、確かにそれがネックだったな。だけど、今の俺は違うのだ。今ならば、時間を潰すための完璧なプランを使うことができる。
「小説を書いてれば、時間なんてあっという間に過ぎていくさ」
「凱にぃ、私はその間どうしていろと……?」
あ、やっべ、花音のことが頭から抜け落ちていた。
完璧なプラン(笑)。
まずい、どうしよう。これでは花音に俺が自己中であると思われてしまう。何か案を出さなければ。
「……花音も小説を書いてみる、とか?」
自分でもどうかと思う提案。あ、これは完全にやらかしたわ。
白けてしまった空気に固まっていると、花音はぽかんとした後に笑い始めた。
「それ、いいかも……」
「え?」
今、なんて言った?
「私もライトノベルを書いて、新人賞に応募してみる」
「えぇえええええええええ!?」
まさかの急展開。え、嘘だろ? え、えぇ?
「ほら、凱にぃ、早く並ぼう」
呆然としていると、花音は俺に向かって右手を差し出してきた。
「……えーっと? この手は……?」
手を見つめて困惑する。
そんな俺を見た花音は、からかうように、そして恥ずかしげに言った。
「手を繋いで、行こう?」
「……お、おう」
突然の提案にどう返していいかわからなくなったが、一応首肯して左手で花音の柔らかい右手を握った。
……なんだこの青春っぽい感じ。すごいドキドキする。
子供の時にはよく手を繋いでいたが、それとはきっと全く別の意味を持った行為なのだろう。
俺と花音は、二人仲良くジェットコースターに向かって歩き出したのだった。
驚いたように固まる花音。
「いくつもヒロインのキャラ設定は作ってみたんだけど、どれもしっくりこなかったんだよ。……俺にとって、可愛い従妹っていうのはお前以外にいないからさ」
「……っ!? ぇ、ぁ、ぁう、ぇぁ!?」
花音は、鯉のように、真っ赤になって口をパクパクとさせる。
「絶対に最高の作品にするから。お前を、俺のヒロインにさせてくれ!」
「~~~~っ!? ~~~~~~っ!!」
誠心誠意、心を込めて嘆願すると、花音は言語化できない叫びをあげた。
目元は潤んで、耳まで赤く染まっている。普段は絶対に見せない顔だが、今日はよく見るなぁ。
……それもまた、どうしようもなく可愛くて。
ああ、やべえな。気を抜くと、本気で惚れてしまいそうになる。
絶対にダメだとわかっているのに、甘い誘惑が手招きをしてくる。
「凱にぃ……」
とろけた表情。それはとても妖艶で、抗いがたい魅力を持っていた。
思わず、桃色の唇に目がいってしまう。
……落ち着け、俺ぇ! ここでキスなんてしてみろ。花音に性犯罪者みたいな目で見られた上で早苗さんに通報されること間違いなしだぞ!
踏みとどまれ、踏みとどまるんだぁ!!
「いい、よ……?」
うわぁああああああああああ!!
鼓膜をくすぐる甘ったるい囁きがぁ! 俺の心を溶かしていくぅ!
まずい、このままでは——
「ご利用、ありがとうございました!」
「うぇっ!? あ、はい!」
ふいに花音がいる方の扉が開き、その先にいる係員から声がかかった。
どうやら、話したりしている間に一周回ってきてしまっていたらしい。
「お、降りるぞ、花音」
「う、うんっ」
お互いに赤面しつつ、慌ててゴンドラの外に出ていく。
恥ずかしくなって早足で観覧車のエリアから離れていくと、後ろからチッという舌打ちが聞こえてきた。
驚いて振り返ると、そこにいたのは営業スマイルの係員さんだけ。
…………。
……俺は聞いてない。にこやかな笑顔から飛び出した「◯ねやリア充が。見せつけやがって。勝手に家でやってろ猿ども、◯すぞ」なんて言葉、俺は聞いてないからな!
とりあえず俺たちは観覧車に来る前にいたベンチに戻り、腰を落ち着けた。
俺の左に座ってうつむいている花音に、なんて言えばいいのかは分からなかったが、沈黙よりはマシだろうと勢いで口を開いた。
「あー、なんというか、その、……結局景色見れなかったな」
……もっとなんか言うことなかったのか、俺。
ああ、ダメだ。最適解とか全然わかんねえ。人生経験が少なすぎる。
何もできずにあわあわしていると、花音はうつむいたまま、
「なんで……そう、思ったの……」
「え?」
え、ど、どういうことだってばよ? 見れなかったって思ってるのは俺だけで、本当はちゃんと景色を見れてたってこと? それは違うよ!(セルフ)
混乱していると、花音は補足するように次の言葉を言う。
「……私を、ヒロインのモデルにって」
「…………。ああ、そういうことか」
小声でぼそぼそと聞き取りづらいが、理解できた。
それは一応さっき言ったはずなのだが、もっと詳しくということだろうか。
「ほら、電話の時、俺は鬱ってただろ?」
「……うん。うざかった」
「う、うざっ……!? ま、まあいいや。……えーとな、それで、その時ああなってたのは、ヒロインのキャラをうまく作れなかったのが原因なんだよ」
トーンを変えずに返答する花音にダメージを受けつつも、説明を続ける。そっかぁ……。うざかったかぁ……。
「ツンデレやら妹属性やらポンコツやら、思いつくものは全部試してみたんだけど、どうしても可愛くならなかったんだ。……いや、もしかしたらいいキャラは作れてたのかもしれないけど、俺が可愛いと思えなかった」
まあ、いつもは可愛いヒロインを作れているのかと聞かれると、自信はないとしか返答はできないのだが、今回はそれが顕著だったのだ。
「それってさ、何度も言うようだけど、俺の中での『可愛い従妹』のイメージが花音に固定されているせいだと思うんだよ」
「……っ! そ、そう……」
肩をビクンと揺らして、上ずった声で相槌を打つ花音。
「だから、従妹をヒロインにした小説で最高のものを目指すなら……、最高の従妹を描くなら、花音をモデルにするしかない、そう思ったんだ」
結構早い段階でそれを思いついてはいたのだが、花音に引かれる可能性を考えると口にはできなかった。だけど、やっぱりそれしかないのだ。観覧車の中で、そう、確信した。
「……なんて、やっぱ流石にダメだよな。気持ち悪いだろうし」
反応が悪い花音に、忘れてくれと笑いかける。
「……よ」
花音が本当に小さな声で、何かを呟いた。
「いいよ、凱にぃ。私をヒロインにして」
「えぇ!? マジでっ?」
今度ははっきりと聞こえたその言葉に、驚愕し、真意を確認する。
「……観覧車の中にいる時にいいって言ったのに、聞いてなかったの?」
返ってきたのはそんな声。
え、そんなことあったっけ?
人差し指で側頭部をとんとんと叩きながら思い返してみると……。
『いい、よ……?』
……あ、言ってたわ。
ああ、なるほどなるほど。そういう意味だったのね。
いやいやいや、もちろんわかってたんですよ? 誤解なんてしてませんし、邪な意味に受け取ったわけでもありませんよ?
うん、決してキスしていいよってことだと思ってたとか、そういうのじゃないから。そもそもあれはただの俺の妄想であって……。
…………。うん。
花音、ごめんなさい。
心の中で花音に全力土下座をして謝っていると、彼女は急に頭をあげて顔を俺の方に向けた。
「……とにかく、私を出していいから、そのかわり絶対面白くして」
強い意志を持った瞳。試すような視線に、俺はふっと笑い、拳を天に突き上げ、
「おう、もちろんだ!」
そう、宣言した。
「——それで、この後どうする?」
数分後、とりあえず立ち上がって時計を見た。まだまだ閉園まで時間はあるので、いくつかのアトラクションを回ることができる。
「お化け屋敷、行く?」
花音が遠慮気味に提案してきた。だが、俺は余裕のある表情で首を横に振る。
「いや、ジェットコースターに乗ろうぜ」
「っ! ……でも、待ち時間が」
花音は一瞬喜色を浮かべたものの、そう言って否定した。
……ああ、確かにそれがネックだったな。だけど、今の俺は違うのだ。今ならば、時間を潰すための完璧なプランを使うことができる。
「小説を書いてれば、時間なんてあっという間に過ぎていくさ」
「凱にぃ、私はその間どうしていろと……?」
あ、やっべ、花音のことが頭から抜け落ちていた。
完璧なプラン(笑)。
まずい、どうしよう。これでは花音に俺が自己中であると思われてしまう。何か案を出さなければ。
「……花音も小説を書いてみる、とか?」
自分でもどうかと思う提案。あ、これは完全にやらかしたわ。
白けてしまった空気に固まっていると、花音はぽかんとした後に笑い始めた。
「それ、いいかも……」
「え?」
今、なんて言った?
「私もライトノベルを書いて、新人賞に応募してみる」
「えぇえええええええええ!?」
まさかの急展開。え、嘘だろ? え、えぇ?
「ほら、凱にぃ、早く並ぼう」
呆然としていると、花音は俺に向かって右手を差し出してきた。
「……えーっと? この手は……?」
手を見つめて困惑する。
そんな俺を見た花音は、からかうように、そして恥ずかしげに言った。
「手を繋いで、行こう?」
「……お、おう」
突然の提案にどう返していいかわからなくなったが、一応首肯して左手で花音の柔らかい右手を握った。
……なんだこの青春っぽい感じ。すごいドキドキする。
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