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最終話 読者がたった一人でも
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「……これが落ちた理由だと思うけど、凱にぃ。反論は?」
「ありません。Bさんは正しい判断をしてました」
言ってることとは違い、言い訳など許さないと凄んでいる花音。逆らうことなど到底不可能だ。
……頑張って書いたし、絶対いけると思っていたのだが、蓋を開けてみればこれか。本当に、ダメだな。
「やっぱ才能、ないんだよな……」
床に寝っ転がり、天井を仰いでそう呟く。
「……諦めるの?」
花音は俺の顔を上から覗き込んで、そう聞いてくる。
「諦めるしかないだろ。最高傑作がこれなんだから。……それに、今まで見せてきて、花音が喜んでくれたこともねえし」
「っ! そ、れは……」
途端に歪む花音の表情。
ああ、わかってる。これは卑怯だ。卑劣で最悪で最低だ。でも、本心なのだ。
「…………」
「…………」
お互いに沈黙する。
数秒後花音は、苦しそうな、泣きそうな顔で、口を開いた。
「そんな、ことないっ! すごいって、いつも思ってる!」
「でもお前、あんなに叩いてたじゃねえか」
同情から来る励ましなど要らないと、そう言うと、花音は、
「――面白くないなんてっ、言ってない!!」
「は? いや……」
「言ってないッ!!」
「っ!? え、でも、いや、………………あれ?」
今までの花音の言葉を思い出してみる。今回だけじゃなく、数年間の全てだ。
すると。
…………。
たしかに。本当に。花音が直接つまらないと言ったことなど、一度もなかった。
「じゃ、じゃあ、なんでそう言ってくれなかったんだよ。言われなきゃ分かんねえだろ!」
「……言っちゃ、ダメだったから」
「……なんでだよ」
意味、分かんねえよ。
「凱にぃのペンネーム」
「は? それがどうした?」
急に関係のないことを持ち出す花音。さっきから何が言いたいんだ。
イライラばかりが募っていく。
「……江賀斧 施戒えがおのせかい。世界を笑顔にしたい、そういうことなら、私が笑っちゃいけない」
「どういう意味だ?」
「私が笑ったら、褒めたら、きっと凱にぃそれで満足しちゃってた。書くのとっくにやめちゃってた!」
「それは……」
「そしたら、ラノベ作家になって世界中に笑顔を届けることなんてできない。だから、私は褒めたくても我慢してた!」
「…………」
そうか。
たしかに、読んでもらった時、いつも花音は無表情で無言だった。
花音は、基本的にそこまで感情を表現するタイプではない。だが、無口キャラかと言われればそんなことはなく、普通に思いが顔に出ることは結構ある。
それなのに、何も反応しないのは逆に不自然だ。
あれは、そうか……。反応すらする気は起きないくらいつまらないのではなく、抑えていたのか……。
「私は、凱にぃの書くキャラクターが好き! 意味わかんない展開が好き! この先どうなるかわからないワクワクが、いつだってあるから、凱にぃの小説が好きなの!」
「…………」
「…………」
「……なあ、花音。俺が小説を書き始めた理由、覚えてるか?」
涙を堪えるような、今にも壊れそうな表情をした花音。俺はゆっくりと語りかけた。
「昔の花音って、今と違って本当に笑わなかったよな。いっつも無愛想で、話しかけても無視されてた」
ぎこちなく首を縦に動かす花音。
「そんな花音だけどさ、ある時、俺が書いた漫画を見せたら笑ってくれたんだ。今から考えてみれば、絵も話もひどい出来だったけど、それでも花音は笑顔になってくれた」
子供が作ったものなのだからクオリティは最底辺で、今書いているラノベの方が遥かにマシなくらいなのだが、花音は少しだけ微笑んだのだ。
そして俺は、その表情に見惚れた。
「だから、その後も度々漫画を書いては花音に見せてた。笑顔が見たくてな。そうして何ヶ月か経った時、花音は言ったんだ。『他の人には見せないの?』って」
「……ぁ」
「『こんなに面白いんだから、私だけじゃなく他の人にも見せてあげて』って、そうお前は言ったんだよ」
あの時は本当に嬉しかった。子供心に響いて、馬鹿みたいに舞い上がったよ。
「笑顔の世界。花音みたいに、笑わない人を喜ばせたい。そして、その笑顔をたくさん見たい。それで俺は始めたんだ」
画力はないから漫画は諦めてラノベにしたんだけどな。恥ずかしくて、頭を少し掻きながらそう続けた。
「……そっか。そう思ってたなら、私がどう言っても満足なんてするはずがないし、私がしてたのは無駄だったんだ」
まだ涙目ではありつつも、安らかに微笑む花音。
「いや、正直やめてたかもしれないっていうのは否定できないわ」
「……そうなの?」
「ああ、俺そんなにメンタル強くねえし、身内にだけ見せて終わるようになる可能性はあったな。まあ、どうなってたかは神のみぞ知るだけど」
どれだけ一次審査落ちしても書き続けたのは、せめて花音にだけでも認めてもらいたいという気持ちがあったからだ。花音の言葉を一概に否定することはできない。
「まあ、でも、やめねえよ。ここまで来たら最後までやるしかない。……なんとかしてBに面白いって言わせたいしな!」
拳を握って叫ぶ。待ってろよ、審査員B! いつか絶対二次選考まで行ってやるからな!
「……頑張れ、凱にぃ」
「おう!」
高らかに宣言する俺に、花音は静かに微笑んだ。
「いつか私に追いつけるように、頑張って」
「上からぁ! でも否定できねぇ!」
決意に全力で水を差してくる花音。ひどい。
情けない声で返すと、花音はふふっと声を出して笑い始めた。それに釣られて俺も一緒に笑い出す。
狭いワンルームマンションに、二人の声が響き渡った。
……読者がたった一人でも。一人でも、俺の小説を読んで、面白いと思ってくれる人がいるならば。
俺は永遠に小説家を目指し続ける。
――改めて、そう思った。
「……ところで、凱にぃ」
ふと何かを思い出したかのように、花音は俺に尋ねてくる。
「凱にぃは十九歳で、私は十七歳。二人とも、法律上は結婚できる年齢」
「え? ま、まあ、そうだな。それがどうし――」
「印鑑と身分証明書、どこにあるか教えて」
「はい?」
あの、ちょっと、話が見えないんですが。
狼狽えていると、花音は勝手にパソコンを操作して何かを印刷した。
プリンターから出て来たのは、ドラマとかでたまに見る、しかし日常生活では縁のないそれ。
「あ、あのー、花音さん? えっと、何をして……」
得体の知れない恐怖を感じて聞いてみると、花音はボールペンを手に持ち、いい笑顔でこう言った。
「婚姻届、出しに行こう」
「はいぃぃぃぃ!?」
「ありません。Bさんは正しい判断をしてました」
言ってることとは違い、言い訳など許さないと凄んでいる花音。逆らうことなど到底不可能だ。
……頑張って書いたし、絶対いけると思っていたのだが、蓋を開けてみればこれか。本当に、ダメだな。
「やっぱ才能、ないんだよな……」
床に寝っ転がり、天井を仰いでそう呟く。
「……諦めるの?」
花音は俺の顔を上から覗き込んで、そう聞いてくる。
「諦めるしかないだろ。最高傑作がこれなんだから。……それに、今まで見せてきて、花音が喜んでくれたこともねえし」
「っ! そ、れは……」
途端に歪む花音の表情。
ああ、わかってる。これは卑怯だ。卑劣で最悪で最低だ。でも、本心なのだ。
「…………」
「…………」
お互いに沈黙する。
数秒後花音は、苦しそうな、泣きそうな顔で、口を開いた。
「そんな、ことないっ! すごいって、いつも思ってる!」
「でもお前、あんなに叩いてたじゃねえか」
同情から来る励ましなど要らないと、そう言うと、花音は、
「――面白くないなんてっ、言ってない!!」
「は? いや……」
「言ってないッ!!」
「っ!? え、でも、いや、………………あれ?」
今までの花音の言葉を思い出してみる。今回だけじゃなく、数年間の全てだ。
すると。
…………。
たしかに。本当に。花音が直接つまらないと言ったことなど、一度もなかった。
「じゃ、じゃあ、なんでそう言ってくれなかったんだよ。言われなきゃ分かんねえだろ!」
「……言っちゃ、ダメだったから」
「……なんでだよ」
意味、分かんねえよ。
「凱にぃのペンネーム」
「は? それがどうした?」
急に関係のないことを持ち出す花音。さっきから何が言いたいんだ。
イライラばかりが募っていく。
「……江賀斧 施戒えがおのせかい。世界を笑顔にしたい、そういうことなら、私が笑っちゃいけない」
「どういう意味だ?」
「私が笑ったら、褒めたら、きっと凱にぃそれで満足しちゃってた。書くのとっくにやめちゃってた!」
「それは……」
「そしたら、ラノベ作家になって世界中に笑顔を届けることなんてできない。だから、私は褒めたくても我慢してた!」
「…………」
そうか。
たしかに、読んでもらった時、いつも花音は無表情で無言だった。
花音は、基本的にそこまで感情を表現するタイプではない。だが、無口キャラかと言われればそんなことはなく、普通に思いが顔に出ることは結構ある。
それなのに、何も反応しないのは逆に不自然だ。
あれは、そうか……。反応すらする気は起きないくらいつまらないのではなく、抑えていたのか……。
「私は、凱にぃの書くキャラクターが好き! 意味わかんない展開が好き! この先どうなるかわからないワクワクが、いつだってあるから、凱にぃの小説が好きなの!」
「…………」
「…………」
「……なあ、花音。俺が小説を書き始めた理由、覚えてるか?」
涙を堪えるような、今にも壊れそうな表情をした花音。俺はゆっくりと語りかけた。
「昔の花音って、今と違って本当に笑わなかったよな。いっつも無愛想で、話しかけても無視されてた」
ぎこちなく首を縦に動かす花音。
「そんな花音だけどさ、ある時、俺が書いた漫画を見せたら笑ってくれたんだ。今から考えてみれば、絵も話もひどい出来だったけど、それでも花音は笑顔になってくれた」
子供が作ったものなのだからクオリティは最底辺で、今書いているラノベの方が遥かにマシなくらいなのだが、花音は少しだけ微笑んだのだ。
そして俺は、その表情に見惚れた。
「だから、その後も度々漫画を書いては花音に見せてた。笑顔が見たくてな。そうして何ヶ月か経った時、花音は言ったんだ。『他の人には見せないの?』って」
「……ぁ」
「『こんなに面白いんだから、私だけじゃなく他の人にも見せてあげて』って、そうお前は言ったんだよ」
あの時は本当に嬉しかった。子供心に響いて、馬鹿みたいに舞い上がったよ。
「笑顔の世界。花音みたいに、笑わない人を喜ばせたい。そして、その笑顔をたくさん見たい。それで俺は始めたんだ」
画力はないから漫画は諦めてラノベにしたんだけどな。恥ずかしくて、頭を少し掻きながらそう続けた。
「……そっか。そう思ってたなら、私がどう言っても満足なんてするはずがないし、私がしてたのは無駄だったんだ」
まだ涙目ではありつつも、安らかに微笑む花音。
「いや、正直やめてたかもしれないっていうのは否定できないわ」
「……そうなの?」
「ああ、俺そんなにメンタル強くねえし、身内にだけ見せて終わるようになる可能性はあったな。まあ、どうなってたかは神のみぞ知るだけど」
どれだけ一次審査落ちしても書き続けたのは、せめて花音にだけでも認めてもらいたいという気持ちがあったからだ。花音の言葉を一概に否定することはできない。
「まあ、でも、やめねえよ。ここまで来たら最後までやるしかない。……なんとかしてBに面白いって言わせたいしな!」
拳を握って叫ぶ。待ってろよ、審査員B! いつか絶対二次選考まで行ってやるからな!
「……頑張れ、凱にぃ」
「おう!」
高らかに宣言する俺に、花音は静かに微笑んだ。
「いつか私に追いつけるように、頑張って」
「上からぁ! でも否定できねぇ!」
決意に全力で水を差してくる花音。ひどい。
情けない声で返すと、花音はふふっと声を出して笑い始めた。それに釣られて俺も一緒に笑い出す。
狭いワンルームマンションに、二人の声が響き渡った。
……読者がたった一人でも。一人でも、俺の小説を読んで、面白いと思ってくれる人がいるならば。
俺は永遠に小説家を目指し続ける。
――改めて、そう思った。
「……ところで、凱にぃ」
ふと何かを思い出したかのように、花音は俺に尋ねてくる。
「凱にぃは十九歳で、私は十七歳。二人とも、法律上は結婚できる年齢」
「え? ま、まあ、そうだな。それがどうし――」
「印鑑と身分証明書、どこにあるか教えて」
「はい?」
あの、ちょっと、話が見えないんですが。
狼狽えていると、花音は勝手にパソコンを操作して何かを印刷した。
プリンターから出て来たのは、ドラマとかでたまに見る、しかし日常生活では縁のないそれ。
「あ、あのー、花音さん? えっと、何をして……」
得体の知れない恐怖を感じて聞いてみると、花音はボールペンを手に持ち、いい笑顔でこう言った。
「婚姻届、出しに行こう」
「はいぃぃぃぃ!?」
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