死に戻りオメガはもう旦那様の言うことを聞きたくありません!

進木えい

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貴方の言う通りにはならない【R-18】

大きな手が体をなぞる。熱で浮かれたようにぼーっとしてしまい、体をくねらせた。番の匂いに頭の中がフワフワとして、下腹部が痺れるように疼く。唇を合わせた。舌が捩じ込まれて、じゅるじゅると吸われる。頭が撫でられた。背筋が痺れて蕩けるほどの快楽に、シーツを握った。この人は憎い、この人は俺を殺す、この人は、
 
「ア"あッ…………!!! っくぅ、ぅ、ああ"っ、ひ、ぅ——————っ、ァあ"!」
 
 みぢみぢっ、と充溢する。ぱたた、と白濁が滴った。太い、苦しい、気持ちいい。漂うアルファの強い香りに、脳味噌が焼き切れるほどの強い快楽を覚える。体を抱き締められ、突き上げる腰の動きに、お"っ、あ"っ、ぅぐ、と汚い声が出る。ずるる、と引き抜かれてリオールの体はベッドの上に落ちていく。アルバは上から覆い被さる。
 
「ふっ……」
「っ、ぁア"ッ——————!!! ひぐ、っア"、ああ"!! ~~~~~~~ッ!!」
 
 ぎゅううっと中を締める。以前のアルバと全く同じ動きで責め立ててくる。浅いところと深いところを不規則に突く。リオールが極まると雄子宮を虐めて、身を捩ると体を抱き締めて逃げ場を塞ぐ。
 
「ああ"ッッ……!! ぁ、っく、ひぐ、だめ、だめぇ……、ア"っぁ」
 
 顎を掴まれ、口を塞がれる。目を見開くとアルバの顔が見えた。泣いている、ように見えた。俺が泣いているせいかも知れない。ビクビクッと震えて何回目かの絶頂を迎える。
 体勢を変えて突き上げられる。やっぱりさっきのは気のせいだった。番のオメガのフェロモンを嗅いで、爛々と燃えるような目をしていた。一ミリも泣いてなんかない。
 ビクビクと大きな体が震えて、ぬぽっとペニスが抜ける。薄い被膜に包まれた精をゴミ箱に捨てた。一回でおしまいか。リオールは体を脱力させて目を閉じる。アルバは荒い息を整え、リオールの隣に横たわる。
 
「何十年かに一度、人の願いを何でも叶える聖人という存在が召喚される。次の召喚が近い。それに願えば、番契約を解除できるかも知れない」
 
 この事を、彼はすでにこの時から知っていたのだ。眉を顰める。貴方が執着する相手ですもんね。
 
「…………聖人は、貴方を好いてくれるかも知れないですね」
「馬鹿な」
 
 鼻で笑われた。嘘をつけ。聖人は彼の耐え難い苦痛を癒したのかも知れない。聖人の召喚まで生きてたら俺は邪魔だし。
 
「俺は好きに生きます。自由に生きます。貴方のいうことなんか聞きませんから」
「そうしてくれ」
 
 アルバはリオールに布団を掛け直した。番のオメガには優しい男だった。抱き締められ、ふわふわと漂うアルファの匂いに、リオールは目を閉じる。
 
「………………」
 
 
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