双子の世界見聞録〜転生したら生まれた集落で忌子呼ばわりされたからとりま双子の妹と一緒に世界を回ることにした話〜

瑠璃川翡翠

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弐章 蒸気の国・エンジーム

六話、宿も国によって違いがあって面白いね

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「疲れた~!!」


「行儀悪いよ兄さん」


「無理もう動けん」


羊達を眠らせた後、牧場に戻すのを手伝ってついでに牧場のお手伝いもして、市場に売り出す牛乳とかチーズを届けて、羊毛を出荷するのも手伝った。まさか此処まで動く事になるとは…


「お二人の疲労はピークに達していると警告が出ました。ゆっくりとお休み下さい」


「そうする~」


「私も眠い…」


ローブを脱いで、認識阻害魔法を解くと私もベッドにダイブした。ステンリアの宿は、よく目にする木造のノーマルな宿だったけど、ここはかなり綺麗で、歯車とかが飾りになってたりするお洒落な場所。部屋もワインレッドが基調になってて可愛い。


「フウカ様、お約束の料理のサポートは何時頃から始めましょう」


「あー、夕方からかな。いつもお腹空いたら作る感じだから」


「了解しました。フウカ様の合図があり次第行動出来るよう、万全の状態を心掛けます」


そんな固くならなくていいんだけど…まあ、今は仕方ないのかな。


「クタクタだけど、乳搾りは楽しかったわ」


「私は毛刈りかな。あと遊ぶのも楽しかった」


「風華山羊とか牛とか羊にもみくちゃにされてたもんな。動物に好かれやすいんか?」


どうなんだろ?でも、皆甘えて来て可愛いんだけどね。すりすりって足元に擦り寄ってくるのが凄く可愛くて思わず構っちゃうんだよね…


「明日は競と引き続き牧場の手伝いだな。俺が乳製品の納入で風華が直売所の店番だったな」


「うん。お店番って面白い事が多いから楽しみなんだ。直売所も新鮮だし」


「あの牧場の直売所は、新鮮な牛乳を使用したアイスがとても人気です。他にもバターやヨーグルトなど…現地の方だけでなく、他国の旅行者や旅人にも人気のスポットとなっています」


へぇ…じゃあ明日忙しくなるかも…一人で回せるか心配になって来た…


「マキア、一緒にお店番お願い出来ない?」


「構いません」


「やった、一緒に頑張ろうね」


マキアと一緒なら心強いね。何が一番不安って計算ミスなんだよなあ…お会計間違えて怒ってくる人多いみたいだから、少し怖いけど…大丈夫、マキアと一緒だし!


「なあ風華!夕飯何?」


「沢山牛乳とかチーズも貰ったから、今日はシチューかな。どう?」


「最高!!」


なら後でマキアと買い物に行こうっと。今日がシチューで…そうだ、チーズケーキも作ってみよう。あとはチーズ数種類貰えたからチーズフォンデュもやりたいな…ふふ、楽しみが広がるね。その地域のものを使った料理も楽しみかもしれないね。でも今は…おやすみなさい…
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