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弐章 蒸気の国・エンジーム
七話、情報収集出来る仲間って心強い
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「フウカ様。指定された範囲の資料をお持ちしました」
「ありがとう、マキア。流石だね」
今日は私とマキア、兄さんは別行動してる。兄さんは修行に行ってて、私はマキアと治安が悪くなってる件について調べてるんだ。
「…本当此処一年で急激に変化してるね。でも魔獣が凶暴化したのは三ヶ月くらい前から…」
『魔獣の凶暴化について、他の国には言ってないみたいだよ。ステンリアの誰も知らなかったくらいだし』
「そっか…ジャックも態々ありがとう。忙しいのに」
そう。マキアだけじゃなくて、通信結晶を繋いでジャックも参加してくれてる。心強いね。
『いや、フウカちゃんから話を聞いてボクも気になってたから、誘ってもらえて嬉しいよ。マキアに記録されてたフィアスボアとの戦闘も見たけど…強くなったなんて物じゃない。ほぼ進化だよ。エンジームに行く観光客や旅人が極端に減った理由の一つだろうね』
「うん。ステンリアでの戦闘とエンジームでの戦闘はかなり大きな差があった。魔獣がより強くて交戦的。目が合えば途端に襲ってくるし威嚇にも怯まない」
『かなり不気味だね。あ、そうだ。この前セフィロンから協力要請が来たんだ。謎の魔獣の研究なんだけど…ガルムに似てる魔獣なんだ。セフィロンの代表者によると、ライハ君とフウカちゃんが発見者って聞いたんだけど…』
あ、あのガルムもどきの調査、スタディアにも依頼されたんだ。彼等の研究は凄いし、魔法動物の研究もしてるから、これ以上の適任は無いだろうしね。
「うん。田舎町で戦って、何とか捕まえてセフィロンの人達に見せたの。セフィロンの人達が動いてくれるってわかったのがステンリアを発つ本当に直前だったから言えなかったんだけどね」
『成程ね。こっちでも調査と研究を進めてるけど、兎に角不明って事しか分からないんだ。生態、生息地も、何を主食としてるのか、生まれた原因も理由も何も分からないんだよ』
「そうだよね。でも、何か分かれば逐一教えて欲しい。本当に…何となく…なんだけど…」
直感で何も根拠が無いから言い淀んじゃう…でも、言った方が…だけど…
『何でもいいよ。聞かせて。フウカちゃんの感じた事で何かが変わるかもしれない』
「…分かった。あのフィアスボアを見た時にガルムもどきと同じ感じがしたの。凄く嫌な感じがした…不気味で…無意識に足が震える感じ…本当に何となくだから、根拠も何もないんだけどね」
『…いや、そうか…あのガルムと…フウカちゃん。ボクはもう一回あの戦闘映像を見返す。フウカちゃんとマキアは引き続きその国で起こった事を調べて。急だけど、切るね!また!』
あ、切れた…でも、私の言った事や感じた事が役に立つなら…嬉しいな…
「よし、兄さんが帰ってくるまで頑張ろう。マキア」
「はい、フウカ様」
兎に角調べまくるしかないよね。大丈夫、ジャックもマキアもいるんだから。私は私の全力でやればいい。よし、もうひと頑張りだね。
「ありがとう、マキア。流石だね」
今日は私とマキア、兄さんは別行動してる。兄さんは修行に行ってて、私はマキアと治安が悪くなってる件について調べてるんだ。
「…本当此処一年で急激に変化してるね。でも魔獣が凶暴化したのは三ヶ月くらい前から…」
『魔獣の凶暴化について、他の国には言ってないみたいだよ。ステンリアの誰も知らなかったくらいだし』
「そっか…ジャックも態々ありがとう。忙しいのに」
そう。マキアだけじゃなくて、通信結晶を繋いでジャックも参加してくれてる。心強いね。
『いや、フウカちゃんから話を聞いてボクも気になってたから、誘ってもらえて嬉しいよ。マキアに記録されてたフィアスボアとの戦闘も見たけど…強くなったなんて物じゃない。ほぼ進化だよ。エンジームに行く観光客や旅人が極端に減った理由の一つだろうね』
「うん。ステンリアでの戦闘とエンジームでの戦闘はかなり大きな差があった。魔獣がより強くて交戦的。目が合えば途端に襲ってくるし威嚇にも怯まない」
『かなり不気味だね。あ、そうだ。この前セフィロンから協力要請が来たんだ。謎の魔獣の研究なんだけど…ガルムに似てる魔獣なんだ。セフィロンの代表者によると、ライハ君とフウカちゃんが発見者って聞いたんだけど…』
あ、あのガルムもどきの調査、スタディアにも依頼されたんだ。彼等の研究は凄いし、魔法動物の研究もしてるから、これ以上の適任は無いだろうしね。
「うん。田舎町で戦って、何とか捕まえてセフィロンの人達に見せたの。セフィロンの人達が動いてくれるってわかったのがステンリアを発つ本当に直前だったから言えなかったんだけどね」
『成程ね。こっちでも調査と研究を進めてるけど、兎に角不明って事しか分からないんだ。生態、生息地も、何を主食としてるのか、生まれた原因も理由も何も分からないんだよ』
「そうだよね。でも、何か分かれば逐一教えて欲しい。本当に…何となく…なんだけど…」
直感で何も根拠が無いから言い淀んじゃう…でも、言った方が…だけど…
『何でもいいよ。聞かせて。フウカちゃんの感じた事で何かが変わるかもしれない』
「…分かった。あのフィアスボアを見た時にガルムもどきと同じ感じがしたの。凄く嫌な感じがした…不気味で…無意識に足が震える感じ…本当に何となくだから、根拠も何もないんだけどね」
『…いや、そうか…あのガルムと…フウカちゃん。ボクはもう一回あの戦闘映像を見返す。フウカちゃんとマキアは引き続きその国で起こった事を調べて。急だけど、切るね!また!』
あ、切れた…でも、私の言った事や感じた事が役に立つなら…嬉しいな…
「よし、兄さんが帰ってくるまで頑張ろう。マキア」
「はい、フウカ様」
兎に角調べまくるしかないよね。大丈夫、ジャックもマキアもいるんだから。私は私の全力でやればいい。よし、もうひと頑張りだね。
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