双子の世界見聞録〜転生したら生まれた集落で忌子呼ばわりされたからとりま双子の妹と一緒に世界を回ることにした話〜

瑠璃川翡翠

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参章 芸術の国・アーティオン

十話、俺の妹は凄いだろ!

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「ストップ。風華、そろそろ休め。かなりぶっ通しだろ。マキアとレオンも帰って来たし」


「あ、分かった」


あれから数時間、風華はぶっ通しで魔術の練習に励んでいた。多分あんな事があったから嫌な事を忘れる為にも無心でやってたんだろうな…


「凄かったわ。とても美しくて見惚れてしまったもの」


「ありがとう」



「特に氷と水の魔術が綺麗だったわ。コントロールが優れているから、とても幻想的で…」


シャーリーは風華の魔術について熱弁してる…魔術師ってか魔術が好きなのかもな。目をキラキラさせてるし。


「ライハ様、すみません。私達を受け入れて下さる宿が見当たらず…」


「オレサマ達に恐れオノノイテいたのじゃ!」


「やっぱ駄目か。シャーリー、さっきの話有効か?」


俺の問いに、シャーリーは風華との話を一旦止めてすぐに頷いた。即答じゃん。


「勿論。それに、フウカさんにこんなに良いものを見せて貰ったんだもの。御礼としても提案したいわ。私達のギルドは街外れの教会を再利用して使っているの。此処から割と近いからすぐに案内出来るけど…」


「風華、練習はどうする?」


「…そろそろ魔力も出し切っちゃうし止めとくよ。シャーリーさん、お願いして良い?」


「勿論よ。着いて来て」


シャーリーを先頭に森の奥への入っていく。此処は空気も綺麗だけど…所々荒らされた感じもあるな…


「そう言えば二人には自己紹介してなかったわね。私は魔術師を護る会のメンバー、シェリアよ。シェリア・フィフィリエ。シャーリーと呼んで頂戴」


「私はマキアと申します。二人の親を中心として創られた魔導人形です」


「オレサマはレオン!よろしくな!」


そうか、一応俺達は今魔術師と非魔術師が二人ずついんのか。俺とレオンは御使だけど、魔力は無いからな。風華とマキアは魔力を持ってるから、丁度半々だ!


「魔導人形…!また珍しい子ね。きっとギルドマスターも歓迎してくれる筈よ」


「それは良かったけど、俺達は大丈夫なのか?非魔術師だけど…」


「ええ、マスターは寛大な方よ。それに私も非魔術師だもの。魔術師を護ると言う事に異を唱える奴でなければ大丈夫」


それは良かった。少し森を歩いていると、遠くに古い教会が見え始めた。アレか?


「アレが私達のギルドハウス。昔は国中から人が来るくらい有名な教会だったらしいんだけどね。今は全然人気が無くて…だから街から白い目で見られてる私達が使っているの」


「綺麗な教会ですね」


「ええ。皆で掃除をしたの。流石に荒れたままじゃ格好付かないもの」


成程なあ…でも何か寂しい雰囲気だな。でも教会に寝泊まるって初めてだから…ちょっとテンション上がってんのは内緒な。
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