112 / 186
参章 芸術の国・アーティオン
十九話、林檎料理って何ある?
しおりを挟む
「ありがとうございました~」
うし!!風華からのお使いも終わったし、飯でも買って帰るか。昼食は俺が買って帰るって言ってあるからな。偶には風華達にもゆっくりしてて欲しいし。俺が作っても良いんだけど、火加減の調整が苦手だかんな。焦がす。うん。
「うーん…ホットドッグでも買ってくか。後はサラダとかポテトとか軽く摘めるものでも…」
俺が目当ての屋台に足を運ぼうとすると、後ろの方からガヤガヤと騒音が聞こえてきた。何の騒ぎだ?
「魔女だ!魔女が出たぞ!!」
「逃げろ!!」
「…そー言う事な」
シャーリーが調査行くって言ってたのこの辺なんか?にしても…
「騒ぎ立てるだけ騒いで後は逃げるのかよ。変な奴等」
普通、攻撃に行かないか?あ、風華に被害出ないから全然良いんだけどさ、こんな風に煽って逃げるだけなら、別に此処までの問題にはなんない気がするんだよなあ…
「ん?坊主、突っ立ってどうした?」
「あ、何でも無い!おっちゃん、ホットドッグ六つ!」
「あいよ!結構頼むんだな。お使いか?」
「嗚呼、昼飯買いに来たんだ」
おっちゃんがその場でソーセージを焼いてくれてるから、めっちゃ良い匂いがする…ヤバい、腹減ってきた。朝飯食ってから…四時間くらいってとこか。そりゃ腹減るわ。何で六つか?俺とレオンが二個食うんだよ。
「マスタードはいるか?」
「あー、ううん!ケチャップだけで!」
「分かった。ほい、六つ。これはオマケだ。気を付けろよ」
マジで!?フランクフルト貰った!!やっぱ此処の屋台の人達良い奴等だな!
「ありがとうおっちゃん!」
おっちゃんに代金を払うと、手を振ってまた店を探す。サラダ売ってなかったら、それだけ風華に頼むか。揚げ物揚げ物~。
「あ、あの…!」
「…?何だ、チビ達」
「り、林檎入りませんか?」
数人のチビ達が大きなバスケット一杯に入った林檎を持ってた。どれも大きくて赤くて美味そうだ。
「へぇ、良い林檎じゃねえか。何でこんなに売れてないんだ?美味そうだし、勿体ねえ」
「ま、魔法を使って育ててるから…穢れてるって言われてて…」
「成程な…」
かなりの量だけど…風華とマキアなら処理してくれるか?最悪俺が死ぬ気で食えば何とかなるか!
「分かった、全部貰うよ」
「全部!?」
「お兄さんそんなお金あるの?」
「嗚呼、俺は冒険者だし、あんま金使って来なかったからな。えっと…これで足りるか?」
俺が金を渡すと、チビ達はぶんぶんと首を横に振って、俺に金を押し返す。
「多いよ!」
「良いんだよ。お駄賃だ。なあ、お前達何処住んでんだ?」
「もっと北に行った田舎の方!お兄さん遊びに来てよ!」
お、これは懐かれた感じか?いやあ、レオンと違って可愛げあるわ。
「嗚呼、俺の仲間を連れて行くよ」
「仲間?」
「嗚呼、お前達と同じくらいの生意気な半獣と綺麗な女の子と、すっごい可愛い俺の妹だ」
俺がそう言うとチビ達の目がキラキラと輝く。うん、純粋だな。
「ピットレア村って言う所!お兄さん達の事、お話して待ってるね!」
「いつでも待ってる!」
「ありがとうな!気を付けて帰れよ」
チビ達は俺に手を振ると、もと来た道を引き返して行った。俺は林檎のバスケットにホットドッグを入れて、揚げ物探しの旅を再開した。多分林檎の量で風華に怒られるけど…頑張るか…
うし!!風華からのお使いも終わったし、飯でも買って帰るか。昼食は俺が買って帰るって言ってあるからな。偶には風華達にもゆっくりしてて欲しいし。俺が作っても良いんだけど、火加減の調整が苦手だかんな。焦がす。うん。
「うーん…ホットドッグでも買ってくか。後はサラダとかポテトとか軽く摘めるものでも…」
俺が目当ての屋台に足を運ぼうとすると、後ろの方からガヤガヤと騒音が聞こえてきた。何の騒ぎだ?
「魔女だ!魔女が出たぞ!!」
「逃げろ!!」
「…そー言う事な」
シャーリーが調査行くって言ってたのこの辺なんか?にしても…
「騒ぎ立てるだけ騒いで後は逃げるのかよ。変な奴等」
普通、攻撃に行かないか?あ、風華に被害出ないから全然良いんだけどさ、こんな風に煽って逃げるだけなら、別に此処までの問題にはなんない気がするんだよなあ…
「ん?坊主、突っ立ってどうした?」
「あ、何でも無い!おっちゃん、ホットドッグ六つ!」
「あいよ!結構頼むんだな。お使いか?」
「嗚呼、昼飯買いに来たんだ」
おっちゃんがその場でソーセージを焼いてくれてるから、めっちゃ良い匂いがする…ヤバい、腹減ってきた。朝飯食ってから…四時間くらいってとこか。そりゃ腹減るわ。何で六つか?俺とレオンが二個食うんだよ。
「マスタードはいるか?」
「あー、ううん!ケチャップだけで!」
「分かった。ほい、六つ。これはオマケだ。気を付けろよ」
マジで!?フランクフルト貰った!!やっぱ此処の屋台の人達良い奴等だな!
「ありがとうおっちゃん!」
おっちゃんに代金を払うと、手を振ってまた店を探す。サラダ売ってなかったら、それだけ風華に頼むか。揚げ物揚げ物~。
「あ、あの…!」
「…?何だ、チビ達」
「り、林檎入りませんか?」
数人のチビ達が大きなバスケット一杯に入った林檎を持ってた。どれも大きくて赤くて美味そうだ。
「へぇ、良い林檎じゃねえか。何でこんなに売れてないんだ?美味そうだし、勿体ねえ」
「ま、魔法を使って育ててるから…穢れてるって言われてて…」
「成程な…」
かなりの量だけど…風華とマキアなら処理してくれるか?最悪俺が死ぬ気で食えば何とかなるか!
「分かった、全部貰うよ」
「全部!?」
「お兄さんそんなお金あるの?」
「嗚呼、俺は冒険者だし、あんま金使って来なかったからな。えっと…これで足りるか?」
俺が金を渡すと、チビ達はぶんぶんと首を横に振って、俺に金を押し返す。
「多いよ!」
「良いんだよ。お駄賃だ。なあ、お前達何処住んでんだ?」
「もっと北に行った田舎の方!お兄さん遊びに来てよ!」
お、これは懐かれた感じか?いやあ、レオンと違って可愛げあるわ。
「嗚呼、俺の仲間を連れて行くよ」
「仲間?」
「嗚呼、お前達と同じくらいの生意気な半獣と綺麗な女の子と、すっごい可愛い俺の妹だ」
俺がそう言うとチビ達の目がキラキラと輝く。うん、純粋だな。
「ピットレア村って言う所!お兄さん達の事、お話して待ってるね!」
「いつでも待ってる!」
「ありがとうな!気を付けて帰れよ」
チビ達は俺に手を振ると、もと来た道を引き返して行った。俺は林檎のバスケットにホットドッグを入れて、揚げ物探しの旅を再開した。多分林檎の量で風華に怒られるけど…頑張るか…
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。
死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった!
呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。
「もう手遅れだ」
これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる