双子の世界見聞録〜転生したら生まれた集落で忌子呼ばわりされたからとりま双子の妹と一緒に世界を回ることにした話〜

瑠璃川翡翠

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参章 芸術の国・アーティオン

二十話、お菓子作り、頑張らないとね

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「…で?」


「本当にすみませんでした」


「フ、フウカ様。ライハ様も反省してらっしゃる様ですし…」


テーブルの上には兄さんが買ってきてくれたお昼ご飯と私が作ったサラダ。そして大量のどう使い切るんだと問いたくなるくらいの林檎。流石に怒る。


「…まあ、兄さんらしいけど、持ってきたからにら死ぬ気で食べてよね」


「勿論!!ありがとう風華!」


「美味そうじゃな!」


理由が理由だったからもう許すけど…どうしようかな…ジュースとか作れば削れるか…後はジャムにパイ…焼きリンゴにコンポート…うん、工夫すれば何とかなるか…


「料理手伝ってよ?」


「喜んで」


「じゃあ、冷めないうちに食べようか」


ホットドッグとかポテトとか、絶対冷めたら美味しくないもんね。


「じゃあいただきまーす!」


「頂きます」


私達に続いてマキアとレオンもホットドッグを食べ始める。うん、美味しい。ソーセージがジューシーだしパンもふわふわしてる。


「そうだ、風華。本買って来たけど、何に使うんだ?」


「魔法のショーの参考にしようと思って。何かインスピレーションが湧くかもしれないから。ありがとう、兄さん」


「そっか。本でイメージ作るのは考えなかったな。流石は風華だ」


それに、今回は国の事詳しく紹介してくれる人居ないから、自分で調べないとね。特産物とか人々の事とか。兄さんが言ってたピットレア村にも早く行ってみたいよね。


「そうだ、その子達の村に行く時、林檎のお菓子持って行ってあげようか。焼き林檎とか、タルトタタンとか」


「めっちゃ良いじゃん!」


「オレサマも食いたい!」


念の為、あっちで足りなかった時用に予備の材料持って行った方が良いかな。出来るなら色んな人に食べて欲しいし、林檎の御礼もしたいもんね。


「風華、林檎ってどんな料理があるんだ?」


「色々あるよ。さっき言った焼き林檎、タルトタタンとか、コンポートにアップルパイ、ケーキにも出来るし、普通にタルトとか。カラメル焼きとか。後はジュースやジャムにしたり、パンケーキに練り込んだり、カレーの隠し味にしたり、シャーベットとかアイスに入れる果肉に加工したり、アップルティーにしたり。工夫すればかなり出てくるよ」


「凄えなお前は」


どうせなら色々チャレンジしたいよね。こんなに果物があって暇な機会中々無いし、楽しんだ者勝ちだと思う。明日からやってみよう。リリーフィエに帰った時、皆に振る舞えるくらい上手になりたいし。師匠にも、ヴィクトールさんにも…食べて欲しいから。
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