118 / 186
参章 芸術の国・アーティオン
二十五話、そんなん協力するに決まってんじゃん!
しおりを挟む
「お!風華お帰り。話終わったのか?」
「うん。あのね、兄さんにお願いがあるんだ」
「何でも聞いてやるよ?」
村長の所から帰って来た風華は、酷く真剣な顔をしてて、俺も少し背筋が伸びた。
「魔法のショー、兄さんにも出て欲しい」
「俺非魔術師だぞ?」
「分かってる。でも…お願い」
風華の言ってる事はつまり、俺が神力を使う、それか風華の魔術を剣に付与してもらって使うの二択だけど…何で急に。
「…急にどうした?」
「村長さんから、この国の双子の話を聞いた。地の力と天の力を持った双子がかつて国を救った。だからこの国では双子が吉兆とされてるんだって。私は…明日のショーでそれを表現したい」
「…!?」
風華の真剣な瞳が俺を射抜いた。一目で嗚呼、本気なんだと理解できるくらいに強い目をした俺の片割れは、きっと俺達の誰よりもこの国の現状に心を痛めてたんだろうな…そして必死に自分に出来る事を探して…強くなったな…風華は。
「…分かった。そこまで言われて断る兄貴は居ねえよ。どうしたらいい?」
「兄さんには炎の魔術を付与する心算。私が水とか風とか色んな魔術を使う。神力は使わないよ。魔力コントロールのが得意だからね」
「了解、なら剣舞みたいな事か…出来るかな…俺」
頭に剣ぶっ刺さる未来見えるが?死ぬ?
「振り回すだけで良い。誰も剣を空中に投げろって言ってない」
「顔に出てた?」
「思いっきり」
やだ恥ずかしい。まあ、剣の型はししょーにせんせーに扱かれまくってるからな!自身ある。
「演出説明する」
「おう!頼むわ」
「まずね…」
風華が熱心に俺にも分かりやすい様に説明をしてくれる。…にしても、風華の魔術のレパートリーがいつの間にか増えてんだよ。精度も上がってるし。此処最近一切練習とか出来てない筈なんだけどなあ…それに、綺麗な演出だ。風華の心が綺麗な証拠だ!!
「動きは…多分土壇場でどうにか」
「案外そっちのが上手くいくもんな」
戦闘とかでも打ち合わせなしの行き当たりばったりがめっちゃ息合うんだよ。不思議だよな。
「フーカ!ライハ!何やってるんじゃ?」
「明日の事でちょっとね。レオンは?お友達出来た?」
「アイツラ変わった遊びを教えてくれたんじゃよ!カクレンボ?って言うらしい!」
レオンもレオンで楽しんでくれてるみたいで何よりだな。俺も帰ったら久し振りに型の確認するか。やるなら、ちゃんと風華の期待に応えなきゃお兄ちゃん失格だろ?
「礼がしたいって村の奴等が呼んでるぞ」
「先に言え!行くぞ、風華」
「うん」
一直線に走って行くレオンの後を俺と風華も追い掛ける。何か、林檎持って帰った時は怒られたけど、結果オーライだな!
「うん。あのね、兄さんにお願いがあるんだ」
「何でも聞いてやるよ?」
村長の所から帰って来た風華は、酷く真剣な顔をしてて、俺も少し背筋が伸びた。
「魔法のショー、兄さんにも出て欲しい」
「俺非魔術師だぞ?」
「分かってる。でも…お願い」
風華の言ってる事はつまり、俺が神力を使う、それか風華の魔術を剣に付与してもらって使うの二択だけど…何で急に。
「…急にどうした?」
「村長さんから、この国の双子の話を聞いた。地の力と天の力を持った双子がかつて国を救った。だからこの国では双子が吉兆とされてるんだって。私は…明日のショーでそれを表現したい」
「…!?」
風華の真剣な瞳が俺を射抜いた。一目で嗚呼、本気なんだと理解できるくらいに強い目をした俺の片割れは、きっと俺達の誰よりもこの国の現状に心を痛めてたんだろうな…そして必死に自分に出来る事を探して…強くなったな…風華は。
「…分かった。そこまで言われて断る兄貴は居ねえよ。どうしたらいい?」
「兄さんには炎の魔術を付与する心算。私が水とか風とか色んな魔術を使う。神力は使わないよ。魔力コントロールのが得意だからね」
「了解、なら剣舞みたいな事か…出来るかな…俺」
頭に剣ぶっ刺さる未来見えるが?死ぬ?
「振り回すだけで良い。誰も剣を空中に投げろって言ってない」
「顔に出てた?」
「思いっきり」
やだ恥ずかしい。まあ、剣の型はししょーにせんせーに扱かれまくってるからな!自身ある。
「演出説明する」
「おう!頼むわ」
「まずね…」
風華が熱心に俺にも分かりやすい様に説明をしてくれる。…にしても、風華の魔術のレパートリーがいつの間にか増えてんだよ。精度も上がってるし。此処最近一切練習とか出来てない筈なんだけどなあ…それに、綺麗な演出だ。風華の心が綺麗な証拠だ!!
「動きは…多分土壇場でどうにか」
「案外そっちのが上手くいくもんな」
戦闘とかでも打ち合わせなしの行き当たりばったりがめっちゃ息合うんだよ。不思議だよな。
「フーカ!ライハ!何やってるんじゃ?」
「明日の事でちょっとね。レオンは?お友達出来た?」
「アイツラ変わった遊びを教えてくれたんじゃよ!カクレンボ?って言うらしい!」
レオンもレオンで楽しんでくれてるみたいで何よりだな。俺も帰ったら久し振りに型の確認するか。やるなら、ちゃんと風華の期待に応えなきゃお兄ちゃん失格だろ?
「礼がしたいって村の奴等が呼んでるぞ」
「先に言え!行くぞ、風華」
「うん」
一直線に走って行くレオンの後を俺と風華も追い掛ける。何か、林檎持って帰った時は怒られたけど、結果オーライだな!
0
あなたにおすすめの小説
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
大賢者アリアナの大冒険~もふもふパラダイス~
akechi
ファンタジー
実の親に殺されそうになっていた赤子は竜族の長に助けられて、そのまま竜の里で育てられた。アリアナと名付けられたその可愛いらしい女の子は持ち前の好奇心旺盛さを発揮して、様々な種族と出会い、交流を深めていくお話です。
【転生皇女は冷酷な皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!】のスピンオフです👍️アレクシアの前世のお話です🙋
※コメディ寄りです
異世界従魔具店へようこそ!〜私の外れスキルはモフモフと共にあり〜
渡琉兎
ファンタジー
日本での生活に疲れ切っていた犬山楓(いぬやまかえで)は、異世界が行った勇者召喚に巻き込まれてしまう。
しかし彼女は異世界系の作品を読み漁っており、異世界での生活に憧れを抱いていた。
「城を出て行くというのか!?」
「え? あ、はい」
召喚した異世界の王子に驚かれながらも、楓は自分の道を進むことを選択する。
授かったスキルは〈従魔具職人〉。
召喚された異世界では外れスキルと呼ばれるものだったが、そんなことは気にしない。
「それじゃあ皆さん、お元気で!」
憧れていた異世界での生活。
楓は自分のスキルで自由に生きていこうと決めた……のだが、実は楓の〈従魔具職人〉はスキルレベルが規格外の〈EX〉だった!!
楓の従魔具が従魔たちの人生を一変させる。
そんな楓の異世界生活は、忙しくも充実した生活になる……のかも?
※カクヨム、小説家になろう、アルファポリスにて掲載しています。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる