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参章 芸術の国・アーティオン
三十五話、俺がやらずして誰がやる
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「…まさかこんな事になるなんて…ごめんね、もっと早く対策が出来ていれば…」
「エアルの所為じゃねえよ!でも、シャーリー達大丈夫なのか?対応してくれてるんだろ?」
「嗚呼、問題があればすぐに誰かが知らせに来てくれる。君達は…うん、ちゃんと直ぐに此処を出られる様になってるね」
マキアとレオンを呼びに行って、その時に呼ばれて来たエアルに直ぐに此処から発てる様に支度をしておいでと言われたから、風華の分も俺が荷物を持って、食堂に集まっている。
「…静かだね」
「外で対応してくれてるみたいだからな」
「念の為、戦える子達に食堂の周りを囲んで貰っているけど…要らぬ準備になる事を願いたいね」
どうして隠し部屋じゃなくて食堂なのかと言うと、隠し通路があるから、らしい。風華とマキアの魔力もエアルが結界で抑えてくれている。
「…!皆こっちへ」
「何?どうしたの?」
「ギルドメンバーじゃない魔力が突然此処に凄い勢いで入って来た。侵入者…敵だ」
エアルは、食堂にある暖炉の煉瓦を一つ動かした。すると、音も立てずに暖炉が扉へと姿を変えた。え?何が起こった?
「私は此処に残る。シュピーゲルさん。頼みましたよ」
「お主も気を付けなさい。相手はイーブルギルド…何をするか分からない」
「分かっています。フウカさん」
エアルが風華を呼んだ。風華は戸惑ったみたいだけど、すぐにエアルの方へと走っていった。
「貴女は立派でとても凄い魔術師だ。貴女を少しの間だけでも護れた事、誇りに思ってるよ。私も此処から、君のショーを観ていたよ。どうか元気で。次の国に着いたら、手紙を送っておくれ。此処は大丈夫だから」
「…俺が残る」
「何言ってんのよライハ!アンタはフウカと一緒に…」
「戦えねえだろ!此処に居る奴等は!」
キャシーの言葉を遮って俺が大きく声を張り上げた。
「風華は狙われてるから論外、マキアは攻撃範囲が広いから此処じゃ上手く戦えねえ、レオンは炎を使うから此処が燃える。此処に残って戦えない俺達を護ってくれた奴等に恩を返せるのは俺しか居ねえだろうが!」
「…絶対帰って来る?」
「当たり前だ」
俺の目を真っ直ぐに見つめた風華は深く頷いてくれた。良い妹だよ。お前は本当に…
「でも、条件。レオンも連れて行って」
「何故!?」
「数が分からない。大人数じゃ兄さん一人じゃ無理だよ。それに、レオンなら矢とかに対応出来る」
うっ…それもそうか…レオンも張り切って俺の隣に来てるし…あー、しょうがねぇ!!
「いけるな、レオン!」
「誰に聞いておる!」
「…ありがとう、感謝するよ。フウカさんとマキアさんはシュピーゲルさんとキャシーと行ってくれ」
風華達は急いで扉に入り、扉は何事も無かった様に暖炉へと姿を戻した。よし、久し振りに暴れんぞ!
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「嗚呼、問題があればすぐに誰かが知らせに来てくれる。君達は…うん、ちゃんと直ぐに此処を出られる様になってるね」
マキアとレオンを呼びに行って、その時に呼ばれて来たエアルに直ぐに此処から発てる様に支度をしておいでと言われたから、風華の分も俺が荷物を持って、食堂に集まっている。
「…静かだね」
「外で対応してくれてるみたいだからな」
「念の為、戦える子達に食堂の周りを囲んで貰っているけど…要らぬ準備になる事を願いたいね」
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「…!皆こっちへ」
「何?どうしたの?」
「ギルドメンバーじゃない魔力が突然此処に凄い勢いで入って来た。侵入者…敵だ」
エアルは、食堂にある暖炉の煉瓦を一つ動かした。すると、音も立てずに暖炉が扉へと姿を変えた。え?何が起こった?
「私は此処に残る。シュピーゲルさん。頼みましたよ」
「お主も気を付けなさい。相手はイーブルギルド…何をするか分からない」
「分かっています。フウカさん」
エアルが風華を呼んだ。風華は戸惑ったみたいだけど、すぐにエアルの方へと走っていった。
「貴女は立派でとても凄い魔術師だ。貴女を少しの間だけでも護れた事、誇りに思ってるよ。私も此処から、君のショーを観ていたよ。どうか元気で。次の国に着いたら、手紙を送っておくれ。此処は大丈夫だから」
「…俺が残る」
「何言ってんのよライハ!アンタはフウカと一緒に…」
「戦えねえだろ!此処に居る奴等は!」
キャシーの言葉を遮って俺が大きく声を張り上げた。
「風華は狙われてるから論外、マキアは攻撃範囲が広いから此処じゃ上手く戦えねえ、レオンは炎を使うから此処が燃える。此処に残って戦えない俺達を護ってくれた奴等に恩を返せるのは俺しか居ねえだろうが!」
「…絶対帰って来る?」
「当たり前だ」
俺の目を真っ直ぐに見つめた風華は深く頷いてくれた。良い妹だよ。お前は本当に…
「でも、条件。レオンも連れて行って」
「何故!?」
「数が分からない。大人数じゃ兄さん一人じゃ無理だよ。それに、レオンなら矢とかに対応出来る」
うっ…それもそうか…レオンも張り切って俺の隣に来てるし…あー、しょうがねぇ!!
「いけるな、レオン!」
「誰に聞いておる!」
「…ありがとう、感謝するよ。フウカさんとマキアさんはシュピーゲルさんとキャシーと行ってくれ」
風華達は急いで扉に入り、扉は何事も無かった様に暖炉へと姿を戻した。よし、久し振りに暴れんぞ!
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