33 / 232
二章【波乱のウィンターホリデー】
お前ら勝手に決めるな下さい
しおりを挟む
皆様こんばんは。アリア・ローゼリッタです。あの後本を読んでいたらいつの間にか夕飯の時間になり、いつの間にか帰って来ていた両親と食卓を囲んでいます。
「矢張り家族で食べるディナーは美味しいね」
「そうね。アリアも久し振りでしょう?テオは少し人数は減ってしまったけれど、寂しさはないかしら?大丈夫?」
「は、う、うん。大丈夫…です」
「友人と食べるのも有意義でしたが、やはり家族と食べるのも良いですね。久し振りなので少し違和感がありますが」
今日の夕飯はマナーが分からないテオもいるので、パンとシチューになっています。ん、美味しいですね。
「このパン、マギィのお家からですか?」
「ん、分かるかい?嗚呼、ミハイラ家の奥方から貰ったんだ」
やっぱりそうなんですね。小さい頃からマギィはお母様に教わったパンを作ってくれていて、私もこのパンが大好きなんですよね。もうマギィのお母様はいらっしゃいませんが、最近はマギィの叔母様にあたる方がマギィからパンの焼き方を聞いて最近は私達にもお裾分けをしてくれています。安心する味ですね。
「マギィ?」
「私の幼馴染の1人です。マーガレット・ミハイラと言います。あともう1人、ミア・フォーカスと言う人も私の幼馴染です。近日中に来ると思うので、会えると思います。勿論、テオが会いたければのお話ですけど」
うーん…矢張り学食は人が多いと言え、来たばかりの弟と両親と食卓を囲むのは少し慣れるまで大変かもしれませんね。
「そうだわ。アリア、テオに勉強を教えていたそうね」
「…?はい。テオは飲み込みが速かったので、教えるのは楽しかったですよ」
メイドの何方からかその事を聞いたのでしょうか…?
「テオはどうだい?アリアの授業は」
「えっと…」
「もう、お父様。テオにいきなり質問をしないであげて下さい。吃驚してしまうでしょう。テオ、ゆっくりで大丈夫ですよ」
口籠るテオの背中をゆっくり撫でると少し落ち着いた様に息を吐きました
「アリア…お姉ちゃんが教えてくれることは…とっても分かりやすくて…もっと知りたいなって…思えました…難しい単語とか言い回しは、簡単なものに言い直してくれたり、詳しく教えてくれたりして…とっても楽しかったです」
「そうか…アリア、1つ頼まれてくれるかな」
とっても嫌な予感がしますね。お父様がそう言う時って大抵いい事は起きませんから。
「アリア、テオに勉強とマナーを教えてあげて欲しいんだ。遅かれ早かれ、テオもローゼリッタ家の人間として夜会やパーティに出なければならないし、学校にだって通わなければならないからね。エトワリアを首席合格して、テストも学年1位を守っているアリアだから頼むんだよ。幸い、テオもアリアに懐いてくれている様だしね。知らない家庭教師が教えるより断然いいと思うんだけど…」
「…私は別に構いませんが…テオはどうしたいですか?確かに私は知識は豊富にあります。ですが矢張り、私に教わるより一流の家庭教師に教わった方が良い事もあります」
「ぼ、僕は…アリアさ…アリア…お姉ちゃんがいいです」
全く…お父様もお母様も満足気にうんうんと頷いてます…はぁ…ウィンターホリデーは忙しくなりそうですね…
「それなら、早速明日からなんてどうかしら!そうだアリア、1週間後にパーティを開くから招待したい方がいれば言ってね」
え?勉強を教える件は分かりましたよ??でもパーティを開くなんて一言も聞いてないんですが!?
「お、お母様?パーティって…」
「アリアのお誕生日だもの!盛大に祝わなくちゃいけないわ!」
嗚呼…忘れてました…そっか…私のお誕生日ですか…そうやって祝ってくれようとするのはとても嬉しいのですが…やはり一言相談とかあってもいいんじゃないですかね!?
〈〈〈お前ら勝手に決めるな下さい!!〉〉〉
「矢張り家族で食べるディナーは美味しいね」
「そうね。アリアも久し振りでしょう?テオは少し人数は減ってしまったけれど、寂しさはないかしら?大丈夫?」
「は、う、うん。大丈夫…です」
「友人と食べるのも有意義でしたが、やはり家族と食べるのも良いですね。久し振りなので少し違和感がありますが」
今日の夕飯はマナーが分からないテオもいるので、パンとシチューになっています。ん、美味しいですね。
「このパン、マギィのお家からですか?」
「ん、分かるかい?嗚呼、ミハイラ家の奥方から貰ったんだ」
やっぱりそうなんですね。小さい頃からマギィはお母様に教わったパンを作ってくれていて、私もこのパンが大好きなんですよね。もうマギィのお母様はいらっしゃいませんが、最近はマギィの叔母様にあたる方がマギィからパンの焼き方を聞いて最近は私達にもお裾分けをしてくれています。安心する味ですね。
「マギィ?」
「私の幼馴染の1人です。マーガレット・ミハイラと言います。あともう1人、ミア・フォーカスと言う人も私の幼馴染です。近日中に来ると思うので、会えると思います。勿論、テオが会いたければのお話ですけど」
うーん…矢張り学食は人が多いと言え、来たばかりの弟と両親と食卓を囲むのは少し慣れるまで大変かもしれませんね。
「そうだわ。アリア、テオに勉強を教えていたそうね」
「…?はい。テオは飲み込みが速かったので、教えるのは楽しかったですよ」
メイドの何方からかその事を聞いたのでしょうか…?
「テオはどうだい?アリアの授業は」
「えっと…」
「もう、お父様。テオにいきなり質問をしないであげて下さい。吃驚してしまうでしょう。テオ、ゆっくりで大丈夫ですよ」
口籠るテオの背中をゆっくり撫でると少し落ち着いた様に息を吐きました
「アリア…お姉ちゃんが教えてくれることは…とっても分かりやすくて…もっと知りたいなって…思えました…難しい単語とか言い回しは、簡単なものに言い直してくれたり、詳しく教えてくれたりして…とっても楽しかったです」
「そうか…アリア、1つ頼まれてくれるかな」
とっても嫌な予感がしますね。お父様がそう言う時って大抵いい事は起きませんから。
「アリア、テオに勉強とマナーを教えてあげて欲しいんだ。遅かれ早かれ、テオもローゼリッタ家の人間として夜会やパーティに出なければならないし、学校にだって通わなければならないからね。エトワリアを首席合格して、テストも学年1位を守っているアリアだから頼むんだよ。幸い、テオもアリアに懐いてくれている様だしね。知らない家庭教師が教えるより断然いいと思うんだけど…」
「…私は別に構いませんが…テオはどうしたいですか?確かに私は知識は豊富にあります。ですが矢張り、私に教わるより一流の家庭教師に教わった方が良い事もあります」
「ぼ、僕は…アリアさ…アリア…お姉ちゃんがいいです」
全く…お父様もお母様も満足気にうんうんと頷いてます…はぁ…ウィンターホリデーは忙しくなりそうですね…
「それなら、早速明日からなんてどうかしら!そうだアリア、1週間後にパーティを開くから招待したい方がいれば言ってね」
え?勉強を教える件は分かりましたよ??でもパーティを開くなんて一言も聞いてないんですが!?
「お、お母様?パーティって…」
「アリアのお誕生日だもの!盛大に祝わなくちゃいけないわ!」
嗚呼…忘れてました…そっか…私のお誕生日ですか…そうやって祝ってくれようとするのはとても嬉しいのですが…やはり一言相談とかあってもいいんじゃないですかね!?
〈〈〈お前ら勝手に決めるな下さい!!〉〉〉
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢ではありません。肩書きはただの村人ですが、いつの日か名だたる冒険者になっていた。
小田
ファンタジー
ポッチ村に住んでいる少女ルリ。彼女には特別な力があった。彼女が六歳の時、ルリの母親は娘の力を封印した。村長はルリの母の遺言どおり、実の娘のように大切に育ててーー。十四歳を迎えたルリはいつものように山に薬草を採取しにいった。すると、偶然倒れている騎士を発見。ルリは家に運んで介抱するが、騎士ではなく実は三代公爵家の長男であった。
村人の少女ルリが学園に行ったり、冒険をして仲間と共に成長していく物語です。
ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です
山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」
ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。
転生皇女セラフィナ
秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。
目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。
赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。
皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。
前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。
しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。
一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。
「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」
そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。
言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。
それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。
転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。
※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
悪役令嬢の妹(=モブのはず)なのでメインキャラクターとは関わりたくありません! 〜快適な読書時間を満喫するため、モブに徹しようと思います〜
詩月結蒼
ファンタジー
白髪碧眼の美少女公爵令嬢に転生した主人公が「私って、主要人物なの!?」となり、読書のため脇役を目指し奮闘するお話です。
読書時間を満喫したいという思いから、あれやこれやと頑張りますが、主要人物である以上、面倒ごとに巻き込まれるのはお決まりのこと。
腹黒(?)王子にウザ絡みされたり、ほかの公爵令嬢にお茶会を持ちかけられたり。あるときは裏社会へ潜入して暗殺者を従者にし、またあるときは主要人物と婚約し……ん? あれ? 脇役目指してるのに、いつのまにか逆方向に走ってる!?
✳︎略称はあくモブです
✳︎毎週火曜日と金曜日午前0時更新です。
✳︎ファンタジー部門にて6位になりました。ありがとうございます(2025年10月7日)
✳︎カクヨムでも公開しております
→https://kakuyomu.jp/works/16818093073927573146
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる