私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

文字の大きさ
48 / 232
二章【波乱のウィンターホリデー】

お前ら断らせろ下さい

しおりを挟む
皆様こんばんは。アリア・ローゼリッタです。お祖母様の言う通り広間へ行くと、お茶を飲んで、意外と東の地域を満喫しているテオとお母様がいました。


「ただいま戻りました」


「アリア、お帰りなさい」


「お帰りなさい…お姉ちゃん…!」


声を掛けると、すぐに2人が反応してくれました。嬉しいですね。頬が緩みます。


「お母様とテオにお土産です。どうぞ。お父様が購入した物と、寂蓮さんからのプレゼントはエドワードさんとナノカさんがお部屋に運んでくれているそうです。お父様はお祖父様達と晩酌を」


「そうなのね。ディナーの前なのだから、呑み過ぎないといいけど…そのお土産はアリアが買ってくれたのかしら?」


「はい。お菓子が中心ですが…」


良かった、テオもお母様も喜んでくれている様で何よりです。


「これ…キラキラしてる…綺麗…」


「あ、それは金平糖って言うんです。お父様が私とテオにって買ってくれたんですよ。後で一緒に御礼を言いましょう。水色と緑がテオの物です。とても甘くて美味しいですよ」


「コンペートー…星みたい…」


それを聞いたお母様がクスクス笑い出しましたが…どうして笑っているのでしょうか…


「ふふ、アリアもね、金平糖を初めて見た時、お星様みたいです!って言っていたから、それを思い出したの!本当に私の子供達は可愛いわね!」


そ、それは…子供心を演出すべく言った言葉であって…!何て言える訳もなく、ただ笑うだけで堪えました。ええ、そんな事言ったら十中八九揶揄からかわれるだけですからね。


「…他には月餅や大福…そうだ、飴細工もありますよ。テオには…ウサギをあげましょう。お母様にはお花を」


「ありがとう…!」


「まあ!嬉しいわ!ありがとう、アリア」


テオは目を輝かせて、お母様は柔らかく微笑んで飴細工を受け取ってくれました。私もとても嬉しいです。


「此方の人はマナーに厳しいし、商談の場にアリアを行かせるのは不安だったけれど…その様子なら大丈夫そうね。流石、私とヴィンセントの娘だわ!」


「ありがとうございます」


お母様はギューッと力強く、しかし優しく私を抱き締めてくれました。温かいですね。安心します。


「そうだわ、アリア。今日は久し振りに私とお義母様とお風呂に入りましょう!テオもヴィンセントとお義父さんとね!」


え…お風呂くらい1人で入りたいのですが…そんなにキラキラした目で見られると…断るに断れないのですけど…

はあ…マギィとミア…それに学園の人達に会って、私…かなりのお人好しになっていませんかね?気の所為だといいのですけど…


「女子トーク楽しみね!アリアとゆっくり話すのは久し振りだもの!沢山話しましょう!」


「…ヴィ…お父さんと…お祖父ちゃんと一緒…うん、頑張ってみる…」


「…そうですね…私も楽しみに…シテイマス」


片言?気の所為です。それより断れない雰囲気出すの止めて貰っても?ほぼ強制じゃないですか。それ。


〈〈〈お前ら断らせろ下さい!!!〉〉〉
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢ではありません。肩書きはただの村人ですが、いつの日か名だたる冒険者になっていた。

小田
ファンタジー
 ポッチ村に住んでいる少女ルリ。彼女には特別な力があった。彼女が六歳の時、ルリの母親は娘の力を封印した。村長はルリの母の遺言どおり、実の娘のように大切に育ててーー。十四歳を迎えたルリはいつものように山に薬草を採取しにいった。すると、偶然倒れている騎士を発見。ルリは家に運んで介抱するが、騎士ではなく実は三代公爵家の長男であった。 村人の少女ルリが学園に行ったり、冒険をして仲間と共に成長していく物語です。  

ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です

山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」 ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ

karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。 しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

転生皇女セラフィナ

秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。 目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。 赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。 皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。 前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。 しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。 一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。 「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」 そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。 言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。 それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。 転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

悪役令嬢の妹(=モブのはず)なのでメインキャラクターとは関わりたくありません! 〜快適な読書時間を満喫するため、モブに徹しようと思います〜

詩月結蒼
ファンタジー
白髪碧眼の美少女公爵令嬢に転生した主人公が「私って、主要人物なの!?」となり、読書のため脇役を目指し奮闘するお話です。 読書時間を満喫したいという思いから、あれやこれやと頑張りますが、主要人物である以上、面倒ごとに巻き込まれるのはお決まりのこと。 腹黒(?)王子にウザ絡みされたり、ほかの公爵令嬢にお茶会を持ちかけられたり。あるときは裏社会へ潜入して暗殺者を従者にし、またあるときは主要人物と婚約し……ん? あれ? 脇役目指してるのに、いつのまにか逆方向に走ってる!? ✳︎略称はあくモブです ✳︎毎週火曜日と金曜日午前0時更新です。 ✳︎ファンタジー部門にて6位になりました。ありがとうございます(2025年10月7日) ✳︎カクヨムでも公開しております →https://kakuyomu.jp/works/16818093073927573146

まったく知らない世界に転生したようです

吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし? まったく知らない世界に転生したようです。 何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?! 頼れるのは己のみ、みたいです……? ※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。 私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。 111話までは毎日更新。 それ以降は毎週金曜日20時に更新します。 カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。

処理中です...