私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

文字の大きさ
64 / 232
二章【波乱のウィンターホリデー】

お前ら一旦落ち着け下さい

しおりを挟む
皆様おはようございます。アリア・ローゼリッタです。現在私の家は慌ただしくメイドや執事の皆さんが廊下や部屋を行ったり来たりしています。その理由は…


「ほら、お急ぎなさい!午後にはもうお客様がおいでになりますよ!お嬢様のお誕生日パーティですから、失敗などは許されません!」


メイド長のハンナさんが中心となり、準備を進めてくれている私の誕生日パーティです。簡単なお祝いが終われば夜会に早変わりですね。其方の方が疲れなくて有難いです。私も体力的に問題ありますし。

因みに私は、時間までホールへ行く事を禁止されています。それを考えたのはマギィの様で…今も昨日来た4人はパーティの準備を手伝っている様で…私も何かお手伝いをと思ったのですが、了承して貰える訳もなく、1人寂しく図書室で本を読もうとのですが…


「アリア可愛いわぁ!流石私の娘ね!」


「とても愛らしいです!お嬢様!!」


衣装係のティフィナさんとお母様に捕まり、着せ替え人形と化しています…因みに10着目くらいです今。悟りを開けそうです。

ティフィナ・アランザさん。何年か前に雇われた衣装の作成や、衣装選びを生業にしている女性です。私もよくお世話になっています。


「うん、やっぱりアリアは色白だから何色でも似合うわね。夜会とは言え、身内や親しい方しか来ない簡単な物だから、決まりなんて気にせず、アリアに似合う物を存分に選べるわね!」


「淡いピンクやブルーもお似合いですが、黒もお似合いですね。ですが、お誕生日に黒は些か不釣り合いですから、明るい色味に致しましょう!」


もう好きにして下さい。派手過ぎなければ良いですよこの際。


「ミントグリーンも素敵ね~。ああもう!迷っちゃうわ…」


「お母様、ご自分のドレスをお決めになっては如何ですか?準備はお母様の方が掛かるでしょう?」


「私はもうヴィンセントに選んで貰っているから大丈夫よ!それより今はアリアのドレスを選びたいの~」


さ、左様で…あと何時間着せ替えが続く事か…泊まりに来た人達は、其々各自でドレスやタキシード、持ってきてたみたいですから、決まっているのでしょうけど…


(そう言えばルカってドレス着るんですかね?それともタキシード?何方も似合いそうですから、楽しみですね)


この世界には、まあ貴族内の面倒臭いルールはありますが、性別に関するルールはあまり存在しません。昔はあった様ですが、今は形を潜めて、男女関係ない物が多いのです。

当主が男女何方でもなれる様になったのもそうですし、着る物も制限されていません。なのでエトワリアも制服は好きに選べる様になっています。スカートとスラックス。何方も支給されるんです。因みに私、アメリア、マギィはスカートですが、ルカとシュテル先輩はスラックスを着用してます。良い事ですよね。


「きゃー可愛いわぁ!!」


「お嬢様、とてもお似合いです!奥様、此方が良いのではないでしょうか!」


「そうね!アリア、どうかしら?」


ふむ…ミントグリーンですか。派手過ぎず地味過ぎず…ティフィナさんは流石と言いますか…衣装係の名前に恥じないと言いますか…


「とても可愛らしいですね。私もこれがいいです」


「…!なら!早速これに合う小物やアクセサリーを見繕って参りますね!勿論、髪型も考えて参ります!!」


「私もそろそろ支度を始めなきゃ…!アリア、楽しみにしてるわね!」


ティフィナさんとお母様が風の様に衣装部屋を出て行って、私は1人ポツンと立っている訳ですが…


〈〈〈お前ら一旦落ち着け下さい!!!〉〉〉
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢ではありません。肩書きはただの村人ですが、いつの日か名だたる冒険者になっていた。

小田
ファンタジー
 ポッチ村に住んでいる少女ルリ。彼女には特別な力があった。彼女が六歳の時、ルリの母親は娘の力を封印した。村長はルリの母の遺言どおり、実の娘のように大切に育ててーー。十四歳を迎えたルリはいつものように山に薬草を採取しにいった。すると、偶然倒れている騎士を発見。ルリは家に運んで介抱するが、騎士ではなく実は三代公爵家の長男であった。 村人の少女ルリが学園に行ったり、冒険をして仲間と共に成長していく物語です。  

ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です

山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」 ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

転生皇女セラフィナ

秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。 目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。 赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。 皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。 前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。 しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。 一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。 「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」 そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。 言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。 それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。 転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ

karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。 しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

1歳児天使の異世界生活!

春爛漫
ファンタジー
 夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。 ※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。

悪役令嬢の妹(=モブのはず)なのでメインキャラクターとは関わりたくありません! 〜快適な読書時間を満喫するため、モブに徹しようと思います〜

詩月結蒼
ファンタジー
白髪碧眼の美少女公爵令嬢に転生した主人公が「私って、主要人物なの!?」となり、読書のため脇役を目指し奮闘するお話です。 読書時間を満喫したいという思いから、あれやこれやと頑張りますが、主要人物である以上、面倒ごとに巻き込まれるのはお決まりのこと。 腹黒(?)王子にウザ絡みされたり、ほかの公爵令嬢にお茶会を持ちかけられたり。あるときは裏社会へ潜入して暗殺者を従者にし、またあるときは主要人物と婚約し……ん? あれ? 脇役目指してるのに、いつのまにか逆方向に走ってる!? ✳︎略称はあくモブです ✳︎毎週火曜日と金曜日午前0時更新です。 ✳︎ファンタジー部門にて6位になりました。ありがとうございます(2025年10月7日) ✳︎カクヨムでも公開しております →https://kakuyomu.jp/works/16818093073927573146

処理中です...