私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

文字の大きさ
71 / 232
二章【波乱のウィンターホリデー】

お前らこっち寄んな下さい

しおりを挟む
皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。私とマギィは、先輩達が戯れてる場を去り、会場を回っています。行く場所行く場所で声掛けられて大変ですよ…まあ、一応主役なので頑張りますけどね。


「疲れた…」


「ええ、私もです…」


慣れないヒールなのも相まってコンディションが最悪です。靴擦しないといいのですが…


「ん?アリアにマーガレットか。疲れているみたいだが大丈夫か?」


「あ、ルシア~」


「こんにちは。ルシア。ええ、少し疲れていますけど大丈夫ですよ」


「そうか」


私の返答を聞いて安心した様に微笑んでいるのはルシア・ティスト。ルイーザさんはご一緒ではないのでしょうか?


「ルシア、ルイーザさんは?」


「姉上なら、あっちだ」


ルシアが指差した先には、まあ群がっている人の姿が広がっていました。絶対あそこには行きたくないです。


「姉上をダンスに誘いたい奴等が群がってな。面倒だったから逃げてきた」


「助けてあげようよ~」


それはマギィに同意します。面倒だからと言ってお姉さんを見捨てないで下さい…


「あ、忘れていた…遅くなってすまない。アリア、誕生日おめでとう。招待してくれて感謝する」


「此方こそ、出席してくれてありがとうございます。ルイーザさんにもお礼を伝えたいのですが…無理そうですかね…」


未だ人が群がって落ち着かない視線の先。彼処に突っ込むのは自殺行為ですよほんとに。我が身は大切です。


「なら俺から伝えておこう。また時間が出来たら直接伝えてやってほしい」


「分かりました。ルシア、パーティを楽しんで下さい」


「嗚呼、そうさせて貰おう」


ルシアと分かれて、再びホールを回り始めたんですけど、嫌ですね…目の前に生徒会コンビとユウリ先輩が居るんですけど…奥の方には部長とカミュ先輩が居ますし…固まってんの何なんですか!?しかも生徒会コンビとユウリ先輩はこっちも人群がってますし!私嫌ですよ?あの中進んでいくの。


「…人に群がるの流行ってるのかな」


「マギィはやっちゃ駄目ですからね」


悟りを開きそうな私達は、取り敢えず辺りを見回してみたのですが、あと挨拶してない関係者は彼等くらいなんですよねぇ…


「あの中入ったら殺されそう」


「奇遇ですね。マギィ。私もそう思います」


視線の先には女性と少人数ながらに男性に群がられてる生徒会コンビとユウリ先輩。そして男性と女性に群がられてる部活の先輩方。はい、見て見ぬふりしても??

あ、待ってください目があった気が…


「アリア…生徒会長こっち来てない?」


「…幻覚じゃないですか…」


パチリと目があった瞬間、生徒会長が女性達から離れ、此方に向かってきました。それに続いて副会長とユウリ先輩まで来てますし…え、マジですか??


〈〈〈お前らこっち寄んな下さい!!!〉〉〉
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

悪役令嬢ではありません。肩書きはただの村人ですが、いつの日か名だたる冒険者になっていた。

小田
ファンタジー
 ポッチ村に住んでいる少女ルリ。彼女には特別な力があった。彼女が六歳の時、ルリの母親は娘の力を封印した。村長はルリの母の遺言どおり、実の娘のように大切に育ててーー。十四歳を迎えたルリはいつものように山に薬草を採取しにいった。すると、偶然倒れている騎士を発見。ルリは家に運んで介抱するが、騎士ではなく実は三代公爵家の長男であった。 村人の少女ルリが学園に行ったり、冒険をして仲間と共に成長していく物語です。  

ワンチャンあるかな、って転生先で推しにアタックしてるのがこちらの令嬢です

山口三
恋愛
恋愛ゲームの世界に転生した主人公。中世異世界のアカデミーを中心に繰り広げられるゲームだが、大好きな推しを目の前にして、ついつい欲が出てしまう。「私が転生したキャラは主人公じゃなくて、たたのモブ悪役。どうせ攻略対象の相手にはフラれて婚約破棄されるんだから・・・」 ひょんな事からクラスメイトのアロイスと協力して、主人公は推し様と、アロイスはゲームの主人公である聖女様との相思相愛を目指すが・・・。

3歳で捨てられた件

玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。 それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。 キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。

転生皇女セラフィナ

秋月真鳥
恋愛
公爵家のメイド・クラリッサは、幼い主君アルベルトを庇って十五歳で命を落とした。 目覚めたとき、彼女は皇女セラフィナとして生まれ変わっていた——死の、わずか翌日に。 赤ん坊の身体に十五歳の記憶を持ったまま、セラフィナは新しい人生を歩み始める。 皇帝に溺愛され、優しい母に抱かれ、兄に慈しまれる日々。 前世で冷遇されていた彼女にとって、家族の愛は眩しすぎるほどだった。 しかし、セラフィナの心は前世の主・アルベルトへの想いに揺れ続ける。 一歳のお披露目で再会した彼は、痩せ細り、クラリッサの死を今も引きずっていた。 「わたしは生涯結婚もしなければ子どもを持つこともない。わたしにはそんな幸福は許されない」 そう語るアルベルトの姿に、セラフィナは決意する。 言葉も満足に話せない。自由に動くこともできない。前世の記憶を明かすこともできない。 それでも、彼を救いたい。彼に幸せになってほしい。 転生した皇女が、小さな身体で挑む、長い長い物語が始まる。 ※ノベルアップ+、小説家になろうでも掲載しています。

【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する

ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。 きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。 私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。 この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない? 私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?! 映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。 設定はゆるいです

転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ

karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。 しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。

悪役令嬢の妹(=モブのはず)なのでメインキャラクターとは関わりたくありません! 〜快適な読書時間を満喫するため、モブに徹しようと思います〜

詩月結蒼
ファンタジー
白髪碧眼の美少女公爵令嬢に転生した主人公が「私って、主要人物なの!?」となり、読書のため脇役を目指し奮闘するお話です。 読書時間を満喫したいという思いから、あれやこれやと頑張りますが、主要人物である以上、面倒ごとに巻き込まれるのはお決まりのこと。 腹黒(?)王子にウザ絡みされたり、ほかの公爵令嬢にお茶会を持ちかけられたり。あるときは裏社会へ潜入して暗殺者を従者にし、またあるときは主要人物と婚約し……ん? あれ? 脇役目指してるのに、いつのまにか逆方向に走ってる!? ✳︎略称はあくモブです ✳︎毎週火曜日と金曜日午前0時更新です。 ✳︎ファンタジー部門にて6位になりました。ありがとうございます(2025年10月7日) ✳︎カクヨムでも公開しております →https://kakuyomu.jp/works/16818093073927573146

無能令嬢、『雑役係』として辺境送りされたけど、世界樹の加護を受けて規格外に成長する

タマ マコト
ファンタジー
名門エルフォルト家の長女クレアは、生まれつきの“虚弱体質”と誤解され、家族から無能扱いされ続けてきた。 社交界デビュー目前、突然「役立たず」と決めつけられ、王都で雑役係として働く名目で辺境へ追放される。 孤独と諦めを抱えたまま向かった辺境の村フィルナで、クレアは自分の体調がなぜか安定し、壊れた道具や荒れた土地が彼女の手に触れるだけで少しずつ息を吹き返す“奇妙な変化”に気づく。 そしてある夜、瘴気に満ちた森の奥から呼び寄せられるように、一人で足を踏み入れた彼女は、朽ちた“世界樹の分枝”と出会い、自分が世界樹の血を引く“末裔”であることを知る——。 追放されたはずの少女が、世界を動かす存在へ覚醒する始まりの物語。

処理中です...