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二章【波乱のウィンターホリデー】
お前ら喧嘩売ってくるなよ下さい
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皆様こんばんは。アリア・ローゼリッタです。パーティもそろそろ一区切りが着きそうな感じです。そろそろ日付が変わりますからね。私の誕生日パーティが終われば、後は商談やら出会い探しの夜会へと早変わりです。その前に私はお暇しますけど。
「お姉ちゃん」
「テオ。どうかしましたか?」
「お父さん達から…そろそろご挨拶においでって伝言…ご挨拶って?」
嗚呼、噂をすればもう区切りですね。よし、やっと解放されます。はぁ…長かった…
「伝言ありがとうございます、テオ。ご挨拶はパーティの締め括りの挨拶ですよ。開始の挨拶はお父様とお母様がやってくれましたからね。終わりの挨拶は私が行うんです。テオもいつかやる日が来ますよ」
「それは…ちょっと…緊張する」
「皆そう言う物ですよ。大丈夫。さあ、お父様達の所へ戻りましょうか」
テオの頭を軽く撫でてそのまま手を繋いで、お父様達の元へ向かいます。アメリア達にも、そろそろ区切りの時間だと伝え、一ヶ所に集まって貰っています。お見送り楽ですからね。
「ああ、お帰りテオ。伝えて来てくれてありがとう。挨拶は出来そうかい?アリア」
「はい。大丈夫ですよ。少し緊張しますけど」
「アリアは少し人見知りの嫌いがあったけど…最近の様子を見ている限りじゃ大丈夫そうだったものね。ダンスも素敵だったわ~」
お父様とお母様。普通に喋ってますけど、今現在進行形で腕組んで密着してます。何でこんな距離感の夫婦見て、自分にも好機があるとか思うんでしょうね。私だったら即退散ですよ。自分が虚しくなるだけでしょうに。
「時間だね。じゃあ始めようか」
「アリア、頑張ってね~。テオは私達と一緒に見守ってましょう。大丈夫、出番は最初だけだから」
両親が先頭を歩き、私達は後ろに続きます。それだけでホール中の視線が集まるんですから、あの2人の存在感は群を抜いてるんですよね。祝福の視線と同時進行で妬みの視線も突き刺さってますね…あ、多分テオ。こう言った視線に敏感な子ですね。少し肩が震えてますし顔色が悪い…
「大丈夫。何があっても、私やお父様、お母様が貴方を守ります。だから肩の力を抜いて。私達が居ますから」
「…!うん…」
こっそり囁いた言葉にテオは顔を上げ、少し良くなった顔色で前を向きました。良かった…
「皆様、本日は娘の誕生を祝う席への出席。誠に感謝しております」
「皆様からの温かい言葉や贈り物に、ローゼリッタ家一同…心が震えています。残念ではありますが、このパーティに一度区切りをつけさせて頂きます。アリア、前にいらっしゃい」
「はい」
お母様に促され、私は前に出ました。うわ…此処だと本当に視線が一心に集まりますね。少し怖い…かもしれません。心なしが…手が震えていますし…大丈夫…大丈夫…
「アリア。大丈夫だ」
「貴女なら出来るわ」
そんな私を励ます様に、両肩に両親の手が置かれました。何故かそれだけで手の震えも恐怖も治まって…不思議ですね…親の力と言うのは…よし、さっさと終わらせてしまいましょう。
「皆様、本日は私。アリア・ローゼリッタの誕生を祝って下さり、本当に感謝しております。体の弱い私は、これまで滅多に皆様の前に出る事は叶いませんでしたが、本日は祝ってくださった方々のお顔を実際に拝見し、言葉を交わす事が出来、とても感激しております。この挨拶を持って、このパーティは御開きとさせていただきますが、夜会はまだまだ続きますので、どうぞ皆様の心ゆくままお楽しみ下さい。これで挨拶を終わりとさせていただきます。御清聴、ありがとうございました」
最後にお辞儀をすると、まばらな拍手の後、大きな拍手がホールを包みました。まあ、私に喧嘩売って来た方々は面白くなさそうにこっち見てましたけどね。何かまた吹っ掛けられそうで嫌ですね…早めに退散しましょうか。
〈〈〈お前ら喧嘩売ってくるなよ下さい〉〉〉
「お姉ちゃん」
「テオ。どうかしましたか?」
「お父さん達から…そろそろご挨拶においでって伝言…ご挨拶って?」
嗚呼、噂をすればもう区切りですね。よし、やっと解放されます。はぁ…長かった…
「伝言ありがとうございます、テオ。ご挨拶はパーティの締め括りの挨拶ですよ。開始の挨拶はお父様とお母様がやってくれましたからね。終わりの挨拶は私が行うんです。テオもいつかやる日が来ますよ」
「それは…ちょっと…緊張する」
「皆そう言う物ですよ。大丈夫。さあ、お父様達の所へ戻りましょうか」
テオの頭を軽く撫でてそのまま手を繋いで、お父様達の元へ向かいます。アメリア達にも、そろそろ区切りの時間だと伝え、一ヶ所に集まって貰っています。お見送り楽ですからね。
「ああ、お帰りテオ。伝えて来てくれてありがとう。挨拶は出来そうかい?アリア」
「はい。大丈夫ですよ。少し緊張しますけど」
「アリアは少し人見知りの嫌いがあったけど…最近の様子を見ている限りじゃ大丈夫そうだったものね。ダンスも素敵だったわ~」
お父様とお母様。普通に喋ってますけど、今現在進行形で腕組んで密着してます。何でこんな距離感の夫婦見て、自分にも好機があるとか思うんでしょうね。私だったら即退散ですよ。自分が虚しくなるだけでしょうに。
「時間だね。じゃあ始めようか」
「アリア、頑張ってね~。テオは私達と一緒に見守ってましょう。大丈夫、出番は最初だけだから」
両親が先頭を歩き、私達は後ろに続きます。それだけでホール中の視線が集まるんですから、あの2人の存在感は群を抜いてるんですよね。祝福の視線と同時進行で妬みの視線も突き刺さってますね…あ、多分テオ。こう言った視線に敏感な子ですね。少し肩が震えてますし顔色が悪い…
「大丈夫。何があっても、私やお父様、お母様が貴方を守ります。だから肩の力を抜いて。私達が居ますから」
「…!うん…」
こっそり囁いた言葉にテオは顔を上げ、少し良くなった顔色で前を向きました。良かった…
「皆様、本日は娘の誕生を祝う席への出席。誠に感謝しております」
「皆様からの温かい言葉や贈り物に、ローゼリッタ家一同…心が震えています。残念ではありますが、このパーティに一度区切りをつけさせて頂きます。アリア、前にいらっしゃい」
「はい」
お母様に促され、私は前に出ました。うわ…此処だと本当に視線が一心に集まりますね。少し怖い…かもしれません。心なしが…手が震えていますし…大丈夫…大丈夫…
「アリア。大丈夫だ」
「貴女なら出来るわ」
そんな私を励ます様に、両肩に両親の手が置かれました。何故かそれだけで手の震えも恐怖も治まって…不思議ですね…親の力と言うのは…よし、さっさと終わらせてしまいましょう。
「皆様、本日は私。アリア・ローゼリッタの誕生を祝って下さり、本当に感謝しております。体の弱い私は、これまで滅多に皆様の前に出る事は叶いませんでしたが、本日は祝ってくださった方々のお顔を実際に拝見し、言葉を交わす事が出来、とても感激しております。この挨拶を持って、このパーティは御開きとさせていただきますが、夜会はまだまだ続きますので、どうぞ皆様の心ゆくままお楽しみ下さい。これで挨拶を終わりとさせていただきます。御清聴、ありがとうございました」
最後にお辞儀をすると、まばらな拍手の後、大きな拍手がホールを包みました。まあ、私に喧嘩売って来た方々は面白くなさそうにこっち見てましたけどね。何かまた吹っ掛けられそうで嫌ですね…早めに退散しましょうか。
〈〈〈お前ら喧嘩売ってくるなよ下さい〉〉〉
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