私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

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三章【転校生襲来】

お前ら表情を緩めろ下さい

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皆様おはようございます。アリア・ローゼリッタです。只今私は生徒会長と副会長に詰め寄っております。


「あの、私にも分かる様に説明して欲しいのですが…」


「嗚呼、そうだね。アリア、帝王学って言うのは確かに今の君達にとって、1番重要で成績に関わる教科だ。でもね、その他の学年において、帝王学の重要度は低くなる。その他に大きく成績に関わる教科が出てくるんだ」


「つまり、帝王学が1番成績に影響があるからと言う理由でこの行為に至るのは、1年生と言う可能性が極めて高い。他学年であれば、教科書では無く、また別の物に手を出すだろう」


…成程…確かにそう言われると…絞り込めるんですね。やはり先輩方の経験と言うか…差がありますね。


「ただ、まだ完全にそうとは言い切れない。けど、ポスターは一応1年生のフロアを重点的に貼っておこう」


「他学年にもしっかりと声を掛けておく。アリア。お前にもヘイトがいかないよう気をつけるんだぞ」


「君は何かと恨みを買ってしまう立場にいる。僕達もなるべく守る様にはするけど、どうしても助ける事が出来ない事もある。だから、しっかりと警戒しておく事。いいね?」


真剣な眼差しをしたお2人に忠告され、私も固唾を飲み込んで頷きました。そうですね。私も気を付けなければ…


「兎に角…僕達が今動けるのはこれくらいか…もどかしいね」


「そうだな。まだまだ材料が足りん。それまでは足踏みをしている他無い」


「今出来る事を…ですね」


…この件がきっかけできっと、シナリオが進む筈です。ですが、原作よりもかなり過激になっていて…本当にこの先が不安で仕方がありませんが…


「でも、してやられたね。学園祭の支度で見回りに手が回っていない時にやられた」


「失態だな。俺達も気が緩んでいる証拠だ。改めて引き締め直そう」


「嗚呼」


お2人も真剣な顔で頷き合いました。やはりこの方々は仲がよろしいですね。良い関係性だと思います。


「じゃあ、今決まった事を取り敢えず書き起こそうか。ミスラ…は居ないから…」


「私がやります」


「なら頼むよアリア。これが書類だ」


会長から渡された書類に必要事項を記入して、どんどんと決まった事を記載していきます。うん、不備は無さそうですね。


「会長」


「…うん、上出来だ。流石だねアリア」


「ありがとうございます」


流れる様に褒めてきますねこの方。まあ…嬉しいですけれど…


「じゃあ僕はこれをアミス先生に渡してくる。2人は教室に戻ってくれ。多分もう2限目が終わる」


「もうそんな時間か。分かった。アリア、行くぞ」


「はい」


副会長がミスラ先輩とフィア先輩に一言掛け、会長と私と一緒に生徒会室を出て行きました。少しですが、会議が始まる前より、顔が穏やかな気がしますね。私も少し…気が落ち着きましたし…でも…やっぱりいつもよりかは…まだ硬い表情をしてますよね…


〈〈〈お前ら表情を緩めろ下さい!!!〉〉〉
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