私の平穏ライフをお返しやがれください!!

瑠璃川翡翠

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三章【転校生襲来】

お前らそのまま聞いとけ下さい

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皆様こんにちは。アリア・ローゼリッタです。現在進行形でマギィと会長の尋問に遭っています。


「凄く親しげだったし、何か急に親しい雰囲気出してきたし!!」


「僕も驚いたよ。説明してくれるかい?」


「えっと…」


マギィは私の肩掴んで縦横に揺らして来ますし会長は笑顔の圧が強すぎますし…何でそんなに聞きたがるんですかこの人達。


「5年前、母の故郷である北の地域に行った時に出会ったんです」


「5年前?」


「はい。感謝祭を母方のお祖母様達が執り行う事になり、母もそのお手伝いをする為に赴きました」


お母様の家もかなり大きな貴族のお家ですからね。北の地域では知らぬ人が居ないらしいですし。


「アリアのお母様と言うと…ソフィア・ローゼリッタさんだったね。確か旧姓は…」


「リーヴェンです」


「そう、リーヴェン家だ。だが、一つ疑問に思った事を聞いても良いかい?」


疑問?何かあったんでしょうか?マギィも首を傾げていますし…


「何かありましたか?」


「ヴィンセントさんは確か、東の地域出身の方だろう?だが、名前も家名も西の地域の物だ。それが気になってね」


「嗚呼、確かにそうですよね」


ローゼリッタ家は、その辺色々複雑ですから…会長、すぐ其処に目を掛けるとは…流石と言いますか…


「ローゼリッタ家は元々西の地域の郊外に屋敷を構えていた小さな家でした。ですが曾お祖父様の代から、少しずつ大きくなり、今に至ったと聞いています。そして曾お祖父様の奥様…つまり私の曾お祖母様に当たる方が東の地域出身で、その地をとても愛しておられた為、当主を辞した後、隠居する地として東の地域を選ばれて、今のお父様の実家である東の地域のローゼリッタ家が出来たらしいです。西の家は、歴代の当主の屋敷として受け継がれ、今はその家を別邸として、増築して使っております」


「ほへぇ…じゃあじゃあ名前は?」


「お祖父様が生まれ、お祖母様と結婚なさり、2人の子どもを授かったそうです。1人がお父様でもう1人が伯父様です。伯父様は長男ではありますが婿養子として結婚された為、当主がお父様になりました。名前はお父様が西の地域の名残を残したヴィンセントと言う名前に。伯父様が東の地域の文化を残したミカゲと言うお名前にお祖母様達がしたとか」


伯父様は最近とても忙しくされていて此処数年会えて居ないんですよね。お父様と顔立ちが似ておられますが、何と言うか…一言言いますと女性を見かけたら口説くのが挨拶と言う、東の地域の人間としては中々褒められない性格をしていらっしゃいます。勿論、愛妻家である事は変わりませんけど。


「…成程、興味深いね。もっと聞いても構わないかい?」


「私も!何やかんや、アリアの家族のお話聞くの初めてかも!」


別に構いませんけど…ノエルとの関係聞いてませんでした?それはそれで面倒なので…一度話を逸らして終わらせましょうか。


〈〈〈お前らそのまま聞いとけ下さい!!!〉〉〉
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