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幕間【五大貴族会議】

お前ら適量を守れ下さい

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皆様こんばんは。アリア・ローゼリッタです。食堂へ行くと、既に豪華な料理が沢山並んでいました。良い匂いが部屋中に広がっています。


「フォーカス様方は今客間にいらっしゃいます。メイドが呼びに行っておりますので少々お待ち下さい」


「ありがとう。君達も今日は休んでくれ」


「分かりました」


また此処の皆さんは張り切った様ですね…まあ久し振りに一家全員が揃うなら無理もありませんか…


「美味しそうね~。やっぱり色んな地域のご飯も美味しいけど、此処の味が一番落ち着くわ」


「シェフも喜ぶよ。テオは初めてだったね。本邸のご飯は美味しいんだ。勿論別邸もね」


「楽しみ…!」


本当にこの1日の為に作ったのかと問いたくなる程に沢山の種類のお料理が並んでいます。湯気が出ているので、出来立てなんでしょう。デザートも種類が豊富で…うーん…マギィやルカ、アメリアも呼んであげたかったですね…


「待たせたな、ヴィンス」


「お帰りなさい。ヴィンセントさん」


「ジークもミアも良く来たね。シェフ達が張り切ってくれたみたいだから、楽しんで行っておくれ」


お父様に軽く挨拶したミアは、一直線に私とテオの所へやって来ました。顔には少し疲労が残っていて、疲れ気味の笑顔ですね。


「お疲れ、アリア。そしておめでとう。会場では伝えてあげられなかったから」


「ありがとうございます、ミア。より一層気を引き締めていかなきゃですね」


「無理は禁物だよ。テオ君も久し振り」


「ぁ…お久し振りです、ミアさん」


テオの様子にミアも驚いた様で、軽く目を見開いていました。分かります。私も吃驚しました。当の本人は首を傾げてますけどね。


「凄い、成長したね。でも僕の事はさん付けしなくて良いよ。好きに呼んで欲しいな」


「じゃあ…ミアお兄さん…」


「うん、それが良い」


ミアがそっとテオの頭を撫でると、テオも気持ち良さそうに目を細めました。この短期間でこんなにも人見知りが鳴りを顰めるなんて…何があったんですか…?


「アリア~、テオ~、ミア君~?お料理冷めちゃうわよ?」


「今行きます。行きましょう、ミア。テオも」


「うん」


お皿を持って、料理の前に移動すると、更に良い匂いが増しました。眠くて、あんまりご飯を食べてないかもと思っていましたが、お腹空いて来ましたね。


「今度母さんも連れて来たいな…」


「是非。私もミアのお母様に会いたいです」


「そうだね。きっと母さんも思ってるよ」


久しくミアのお母様には会えていないので、今度お会いしたいですね。そして…お父様達がもうお酒の瓶を空けている…確かミアのお父様も酒豪…ダメですねこれ!?


〈〈〈お前ら適量を守れ下さい!!!〉〉〉
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