24 / 55
第二章
第14話
しおりを挟む
「ルーチェ、誕生日おめでとう。」
と言ったのは、レンディスだった。
「ありがとう、パパ!」
ルーチェは、笑顔で言った。
レンディスは、微笑むとルーチェに何かを渡した。
「誕生日プレゼントだ。」
「ありがとう!あけてもいい?」
「あぁ、もちろん。」
ルーチェがリボンを解き、箱をあけると、公爵家の家紋が入った指輪をネックレスにしたものが入っていた。
「パパ…これって…、」
「お前に、チュトラリー公爵家の後継者である証だ。まだ、お前が次期当主だということを知らない者もいるからな。」
「私が次の当主になることを認めてくれるの…?」
「当たり前だ。それに、当主になるために後継者教育を受けさせてきたのだから。」
レンディスは、優しくそう言った。
「チュトラリー公爵令嬢、お誕生日おめでとうございます。」
と言ってきたのは、ラグチェ侯爵家の長女、セリーナ・デ・ラグチェだった。
ラグチェ侯爵家は、帝国第2騎士団を指揮する家門で、帝国の剣とも呼ばれている。
帝国序列は第3位。
当主は、ガルリス・デ・ラグチェで、ラグチェ侯爵は代々双剣マスターだ。
そして、青い髪色と、瞳はラグチェの象徴である。
「ありがとうございます、ラグチェ侯爵令嬢。」
「ラグチェ侯爵令嬢だなんて堅苦しいですわ。ご令嬢さえ良ければ、セリーナと呼んでください。」
と、セリーナはニコッと笑って言った。
「そうさせていただきます、セリーナ。私のこともルーチェとお呼びください。」
「ありがとうございます、ルーチェ!」
セリーナはとても嬉しそうに言った。
「敬語、外させてもらうわね。あなたとは仲良くなりたいし、」
と、ルーチェが言った。
「本当ですか?!私も…敬語…、」
「もちろん外していいわよ。」
「ありがとう!」
(それにしても、綺麗な青い瞳…。)
「また、公爵邸に来てね。セリーナなら大歓迎よ。」
「ありがとう、ルーチェ。いつか行くわね!」
「帝国の輝かしき太陽、皇帝陛下!」
と、皇宮で皇帝に会ったルーチェが挨拶をした。
「その制服、ルーチェ、第3騎士団所属になったのか。」
「左様でございます。」
「正式な騎士になったそうだな。これからも頼りにしているぞ。」
「感謝申し上げます!」
「騎士になることが出来たのは喜ばしいが…、複雑な感情だな…。」
と、皇帝がボソッと言った。
「はい…?」
「気にするな、ただの独り言だ。止めてしまいすまなかったな、仕事に戻りなさい。」
ルーチェは、お辞儀をしてからその場をあとにした。
と言ったのは、レンディスだった。
「ありがとう、パパ!」
ルーチェは、笑顔で言った。
レンディスは、微笑むとルーチェに何かを渡した。
「誕生日プレゼントだ。」
「ありがとう!あけてもいい?」
「あぁ、もちろん。」
ルーチェがリボンを解き、箱をあけると、公爵家の家紋が入った指輪をネックレスにしたものが入っていた。
「パパ…これって…、」
「お前に、チュトラリー公爵家の後継者である証だ。まだ、お前が次期当主だということを知らない者もいるからな。」
「私が次の当主になることを認めてくれるの…?」
「当たり前だ。それに、当主になるために後継者教育を受けさせてきたのだから。」
レンディスは、優しくそう言った。
「チュトラリー公爵令嬢、お誕生日おめでとうございます。」
と言ってきたのは、ラグチェ侯爵家の長女、セリーナ・デ・ラグチェだった。
ラグチェ侯爵家は、帝国第2騎士団を指揮する家門で、帝国の剣とも呼ばれている。
帝国序列は第3位。
当主は、ガルリス・デ・ラグチェで、ラグチェ侯爵は代々双剣マスターだ。
そして、青い髪色と、瞳はラグチェの象徴である。
「ありがとうございます、ラグチェ侯爵令嬢。」
「ラグチェ侯爵令嬢だなんて堅苦しいですわ。ご令嬢さえ良ければ、セリーナと呼んでください。」
と、セリーナはニコッと笑って言った。
「そうさせていただきます、セリーナ。私のこともルーチェとお呼びください。」
「ありがとうございます、ルーチェ!」
セリーナはとても嬉しそうに言った。
「敬語、外させてもらうわね。あなたとは仲良くなりたいし、」
と、ルーチェが言った。
「本当ですか?!私も…敬語…、」
「もちろん外していいわよ。」
「ありがとう!」
(それにしても、綺麗な青い瞳…。)
「また、公爵邸に来てね。セリーナなら大歓迎よ。」
「ありがとう、ルーチェ。いつか行くわね!」
「帝国の輝かしき太陽、皇帝陛下!」
と、皇宮で皇帝に会ったルーチェが挨拶をした。
「その制服、ルーチェ、第3騎士団所属になったのか。」
「左様でございます。」
「正式な騎士になったそうだな。これからも頼りにしているぞ。」
「感謝申し上げます!」
「騎士になることが出来たのは喜ばしいが…、複雑な感情だな…。」
と、皇帝がボソッと言った。
「はい…?」
「気にするな、ただの独り言だ。止めてしまいすまなかったな、仕事に戻りなさい。」
ルーチェは、お辞儀をしてからその場をあとにした。
0
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
弁えすぎた令嬢
ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。
彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。
彼女は思った。
(今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。
今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。
小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる