もう一度キミと空を見たい

ローズ

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五年後

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あれから五年。俺は超名門の琳聖学院高校へ入学した。十一月十四日になったら来るはずだ。夢でなければ。
「明日か~運命の恩人様待ってろよ。感謝したいことがあるからな。それにしても契約ってホントか?なんかめんどいことに巻き込まれたのは気のせいか?というか、あれは現実か?ウ~ンまいっか。」
と独り言が多い俺。でも変人ではない。というか人気だ。女子に。自慢でないがバレンタインにチョコがロッカー、下駄箱、机に溢れかえっていた。
 運動面ではトライアスロンと格闘技は全国大会行って優勝したし、勉強面では数学オリンピック優勝したし、全国模試は一位だったけ?まぁ毎年そんな感じで色々ある。
「オーイ。イケメンくん女子が呼んでるゾ」
誰だイケメンくんって言ったヤツ。真面目にぶっ飛ばす。
 ん待てよ女子?…………………………………………………
オーマイガー。どうしよー。告白だー。どーやって断ろう。まいっかいくだけいこ~


「好きです。\\\\あなたの漆黒の目と髪が綺麗だし、薔薇色の頬や紅の唇、スラッと長い足、乳白色の肌は印象的です。どうか、付き合って下さい。\\\\」どんだけ俺を見てんだよ。
「ごめんね。君の気持ちはとても嬉しいよ。でもね、心を決めている相手がいるんだ。ごめんね。」
サイコーの笑みを浮かべて言った。だが、もちろん心を決めている相手などいない。そしたら、
「いいえ。いいんです。気持ちを伝えるだけで十分です。ありがとうございました。」
それを聴くと、俺はすぐ寮へ向かう。
琳聖学院は全寮制。しかも、規則が厳しいため一分遅れただけで反省文を書かされる。
ギリギリセーフでミーティングに間に合った。ミーティングは一人一人今日やったことについて話し、明日の予定も話すという内容だ。全部洗いざらい話してから寮長の話しを聴き、解散。それから自炊で飯を食い、シャワーを浴び。俺はたまたま同室の子がいないから一人の時間が多い。つまりゆっくりできる。
「あれは絶対現実。」
と言い聞かせる。そういえば、事故のあと、警察が俺を見つけてくれた。が、無傷だったらしい。あれはリアルだと思った理由の一つだ。よし。寝るか
「おやすみ~俺」
     そして意識が落ちる。


どもどもローズです。初心者なので誤字脱字がたくさんあると思うのでびしばし感想で言って下さいね。改めてよろしくお願いいたします。
         m(._.)m
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