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12話
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「……忘れてると思ったのに」
忘れるわけない。なんか無いんですか抱きついて甘えながら聞くと、渋々といったように黒崎が起き上がって棚から大きなアルバムを持ってきてベッドに放り投げた。
「中高の卒アル」
「すご、実家から持ってきてるんだ」
「俺んち実家近いからね。あと結構こういうのあると盛り上がるんだよ。綾瀬も次帰省したら何個か持ってくれば?」
「そうしようかな…あっもう見つけた、黒崎さんこれでしょ!本当だすげーかわいい!!」
「はやっ!友達みんな見つからないって言うのに」
ペラペラ中学校のアルバムを開いて、集合写真の中から黒崎を見つけ出した。
今より髪が短くて表情もあどけない。身長も今より低くて、同級生に肩を組まれている写真は余計に小柄に見えてかわいらしい印象が強い。
「黒崎さん今も童顔だと思ってたけど、本当にこのくらいの時かわいいね。目まんまるじゃん」
「俺男兄弟2人だったからさ、ちっちゃい頃なんか女の子みたいな扱い受けてたんだよ」
入学当初の写真も見つかり、まじまじと眺めてしまう。本当に可愛い顔をしている。
今の黒崎も童顔でどちらかと言えばかわいい系統の顔ではあるが、背も高いし声も低いし、鼻がしっかり高いのもあって男性らしさも感じられるぶん、印象がかなり違う。
「…なんかモテそうだね。初彼女いつできたんですか」
「教えてあげる、そういうの聞いても落ち込むだけだし聞かない方がいいんだよ」
「落ち込まない!普通に気になるし…俺黒崎さんのことは何でも知りたいし…」
「そう?うーん、……まあ、中3だったっけ…」
「………すげー、俺の周り1人しか居なかったよ、中3で彼女持ち」
聞いておいてだけど、意外と落ち込むものだなと思った。
クラス写真の中に元カノがいるかもしれないと思うと何だかモヤモヤしてしまって、何かを見つけてしまう前にそっとアルバムを閉じる。やっぱ聞かなきゃ良かった。
急にアルバムをしまった俺を見て、だから聞かない方が良いって言ったじゃんと黒崎がけらけら笑っていた。
高校時代のアルバムを開くと、もうずいぶん今の印象に近い黒崎が映っている。大勢生徒が映ってるページをぱらぱら探しては、一つ一つ黒崎を探しながら指でなぞる。
バレー部のユニフォーム姿の写真を見つけた。ハーフパンツから伸びた脚が1人だけ白くってすぐに分かる。ちょっとエッチだなと思ったけど、多分言ったら小突かれるから黙っておいた。
「へ~。一気に背伸びたんですね、黒崎さん」
「確かにそうだね、中3終わりくらいから伸びたかも」
「あっ寄せ書きある。ゆきちゃんって呼ばれてたの?」
「…ああそれ。文化祭で男装女装コンテストあって、それに俺出させられたんだよ。それ以降ふざけて呼ばれてたんだわ」
「えっどれどれどれ!あった…うわっめちゃくちゃ可愛いじゃないすか!!」
それぞれ、中庭の花道を歩いている写真が載っているページに黒崎も映っていた。黒いセミロングのウィッグをつけて、だぼっとしたスウェットと膝丈のスカートを履いている。薄づきの化粧も似合っていて、薄いピンクの頬も唇も涙袋がうるうる光っているところも、アイドルっぽくてかなりかわいい。
…こんなポテンシャル秘めてたんだ。思ってもみなかった。
「やめてよ普通に恥ずかしかったんだから……なにその目、絶対女装しないからな」
「…なんで考えてたことバレたんすか。えーゆきちゃんめっちゃ可愛いのに。見てかったなぁ」
「別に俺このままでも可愛いでしょ」
「うんかわいいよ」
「………………」
自分で言っておいて恥ずかしくなったのか、俯いた黒崎が俺からアルバムを取り上げた。
ひどい!まだ見てたのに!と抗議するも、もう夜遅いから寝るよ、と正論で返されてなにも言えなくなる。
アルバム2冊を背の低い棚に収納し、電気を消して黒崎がもぞもぞ布団に入ってきた。
俺と黒崎は5センチくらいしか身長差は無いけれど、それでも布団で横になるとその差も埋まって好きにハグができて好きだった。
腰に手を回して引き寄せて身体を密着させる。それから太腿の間に足を差し込んで絡めた。
抱き枕に抱きつくような体制。
しばらくすると2人分の体温が溶けて、ふわふわ暖かくて眠気が襲ってきた。黒崎ももう目を瞑っていて、すぐにでも寝てしまいそうだ。
このまま自分も寝てしまおうかと思ったが、なんだがちょっとだけ物足りないような気持ちになって、腰に回した手をさらに伸ばして尻をやわやわ揉んでみる。ひくっと黒崎の腰が震えた。
「…ビックリした、寝ようと思ってたのに」
「さっき触ったら…意外と柔らかくて気持ちよかったなと思って」
「…ヤダ。痩せる…鍛える…」
むにむにと手のひら全体を使うようにして揉む。
硬さは感じるけれど、柔らかく弾力があって揉み応えがある。多分腹筋と同じで、高校時代の筋肉がちょっとずつ落ちていって柔らかくなっているのだろう。
手足が骨っぽくてすらっとしている印象がある分、服に隠れてるお腹やお尻がふわふわしているのって正直エロいと思ってしまう。鍛えられたら嫌だしあまり言わないほうがいいかもしれない。
「俺このままが良いです、鍛えないでほしい」
「ばか。んー…もう終わり、手放しなさいって」
「もうちょっとだけ…」
「だーめ、ぞわぞわするから…」
「…へえ、ぞわぞわ」
ちょっと悪戯したい気持ちになって、ゆっくり下から上に撫でるように触れた。ねっとりした手付きで揉むと時折腰が震えるのが伝わって、だんだん目が冴えてくる。
腰を密着させていたせいで、俺が何を考えたのかすぐにバレた。ジトっとした目で黒崎が俺を睨む。
「……当たってんだけど」
「そんなつもりは無かったんですけどね」
「…ばーか、おちんぽ野郎」
「……今日はもうダメ?」
「だめ。本当にだめ…そんな顔してもダメ、俺が死にます」
ペシっと手の甲を軽く叩かれて渋々やめる。
そのまま鼻先をギュッと摘まれて、おかしくなって2人で小さく笑った。
ふぁ、と黒崎が大きなあくびをこぼした。
すごい眠そうだなぁと眺めていたら、ほんの数分後には寝息を立て始めた。寝付きの良さが子供みたいだといつも思う。
本音を言えばもうちょっといちゃいちゃしてから眠りたかったけれど、黒崎が軽く叩いて手を払う時はちゃんとやめて欲しい時の合図で、これを無視し続けてしっかり拗ねられたことがあったので、ちゃんと学習した俺は大人しく瞼を閉じた。
忘れるわけない。なんか無いんですか抱きついて甘えながら聞くと、渋々といったように黒崎が起き上がって棚から大きなアルバムを持ってきてベッドに放り投げた。
「中高の卒アル」
「すご、実家から持ってきてるんだ」
「俺んち実家近いからね。あと結構こういうのあると盛り上がるんだよ。綾瀬も次帰省したら何個か持ってくれば?」
「そうしようかな…あっもう見つけた、黒崎さんこれでしょ!本当だすげーかわいい!!」
「はやっ!友達みんな見つからないって言うのに」
ペラペラ中学校のアルバムを開いて、集合写真の中から黒崎を見つけ出した。
今より髪が短くて表情もあどけない。身長も今より低くて、同級生に肩を組まれている写真は余計に小柄に見えてかわいらしい印象が強い。
「黒崎さん今も童顔だと思ってたけど、本当にこのくらいの時かわいいね。目まんまるじゃん」
「俺男兄弟2人だったからさ、ちっちゃい頃なんか女の子みたいな扱い受けてたんだよ」
入学当初の写真も見つかり、まじまじと眺めてしまう。本当に可愛い顔をしている。
今の黒崎も童顔でどちらかと言えばかわいい系統の顔ではあるが、背も高いし声も低いし、鼻がしっかり高いのもあって男性らしさも感じられるぶん、印象がかなり違う。
「…なんかモテそうだね。初彼女いつできたんですか」
「教えてあげる、そういうの聞いても落ち込むだけだし聞かない方がいいんだよ」
「落ち込まない!普通に気になるし…俺黒崎さんのことは何でも知りたいし…」
「そう?うーん、……まあ、中3だったっけ…」
「………すげー、俺の周り1人しか居なかったよ、中3で彼女持ち」
聞いておいてだけど、意外と落ち込むものだなと思った。
クラス写真の中に元カノがいるかもしれないと思うと何だかモヤモヤしてしまって、何かを見つけてしまう前にそっとアルバムを閉じる。やっぱ聞かなきゃ良かった。
急にアルバムをしまった俺を見て、だから聞かない方が良いって言ったじゃんと黒崎がけらけら笑っていた。
高校時代のアルバムを開くと、もうずいぶん今の印象に近い黒崎が映っている。大勢生徒が映ってるページをぱらぱら探しては、一つ一つ黒崎を探しながら指でなぞる。
バレー部のユニフォーム姿の写真を見つけた。ハーフパンツから伸びた脚が1人だけ白くってすぐに分かる。ちょっとエッチだなと思ったけど、多分言ったら小突かれるから黙っておいた。
「へ~。一気に背伸びたんですね、黒崎さん」
「確かにそうだね、中3終わりくらいから伸びたかも」
「あっ寄せ書きある。ゆきちゃんって呼ばれてたの?」
「…ああそれ。文化祭で男装女装コンテストあって、それに俺出させられたんだよ。それ以降ふざけて呼ばれてたんだわ」
「えっどれどれどれ!あった…うわっめちゃくちゃ可愛いじゃないすか!!」
それぞれ、中庭の花道を歩いている写真が載っているページに黒崎も映っていた。黒いセミロングのウィッグをつけて、だぼっとしたスウェットと膝丈のスカートを履いている。薄づきの化粧も似合っていて、薄いピンクの頬も唇も涙袋がうるうる光っているところも、アイドルっぽくてかなりかわいい。
…こんなポテンシャル秘めてたんだ。思ってもみなかった。
「やめてよ普通に恥ずかしかったんだから……なにその目、絶対女装しないからな」
「…なんで考えてたことバレたんすか。えーゆきちゃんめっちゃ可愛いのに。見てかったなぁ」
「別に俺このままでも可愛いでしょ」
「うんかわいいよ」
「………………」
自分で言っておいて恥ずかしくなったのか、俯いた黒崎が俺からアルバムを取り上げた。
ひどい!まだ見てたのに!と抗議するも、もう夜遅いから寝るよ、と正論で返されてなにも言えなくなる。
アルバム2冊を背の低い棚に収納し、電気を消して黒崎がもぞもぞ布団に入ってきた。
俺と黒崎は5センチくらいしか身長差は無いけれど、それでも布団で横になるとその差も埋まって好きにハグができて好きだった。
腰に手を回して引き寄せて身体を密着させる。それから太腿の間に足を差し込んで絡めた。
抱き枕に抱きつくような体制。
しばらくすると2人分の体温が溶けて、ふわふわ暖かくて眠気が襲ってきた。黒崎ももう目を瞑っていて、すぐにでも寝てしまいそうだ。
このまま自分も寝てしまおうかと思ったが、なんだがちょっとだけ物足りないような気持ちになって、腰に回した手をさらに伸ばして尻をやわやわ揉んでみる。ひくっと黒崎の腰が震えた。
「…ビックリした、寝ようと思ってたのに」
「さっき触ったら…意外と柔らかくて気持ちよかったなと思って」
「…ヤダ。痩せる…鍛える…」
むにむにと手のひら全体を使うようにして揉む。
硬さは感じるけれど、柔らかく弾力があって揉み応えがある。多分腹筋と同じで、高校時代の筋肉がちょっとずつ落ちていって柔らかくなっているのだろう。
手足が骨っぽくてすらっとしている印象がある分、服に隠れてるお腹やお尻がふわふわしているのって正直エロいと思ってしまう。鍛えられたら嫌だしあまり言わないほうがいいかもしれない。
「俺このままが良いです、鍛えないでほしい」
「ばか。んー…もう終わり、手放しなさいって」
「もうちょっとだけ…」
「だーめ、ぞわぞわするから…」
「…へえ、ぞわぞわ」
ちょっと悪戯したい気持ちになって、ゆっくり下から上に撫でるように触れた。ねっとりした手付きで揉むと時折腰が震えるのが伝わって、だんだん目が冴えてくる。
腰を密着させていたせいで、俺が何を考えたのかすぐにバレた。ジトっとした目で黒崎が俺を睨む。
「……当たってんだけど」
「そんなつもりは無かったんですけどね」
「…ばーか、おちんぽ野郎」
「……今日はもうダメ?」
「だめ。本当にだめ…そんな顔してもダメ、俺が死にます」
ペシっと手の甲を軽く叩かれて渋々やめる。
そのまま鼻先をギュッと摘まれて、おかしくなって2人で小さく笑った。
ふぁ、と黒崎が大きなあくびをこぼした。
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