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15話※
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黒崎夕希 太りやすい体質。下半身と顔まわりから太るので結構分かりやすい。筋肉もつきにくいので意外と太らないように気をつけている。
綾瀬健太 そこそこ太りにくい体質。太ると全体的に薄く肉がつくため見た目にあまり出ない。中高とハードな運動部だったためしっかり筋肉がある。
--------
目を覚ますと昼過ぎだった。
同じようなタイミングで黒崎も目を覚ましていたようで、まだぼんやりと寝ぼけた顔をしている。
シャワーを浴びてすぐ倒れるようにお互い眠ってしまっていたせいで、二人とも全裸だった。
先に起き上がって服を着て、飲み物を取りに布団から出る。ついでに食べ物がないか冷蔵庫の中も見てみたが、空っぽでがっかりした。
コップに麦茶を注いで部屋に戻り、黒崎に差し出してやる。
「…ありがと」
寝起きな上に、…昨日のこともあって、黒崎の声は枯れてガラガラだった。気怠そうに起き上がって、寝癖だらけの頭を掻いてからお茶を飲み干す。
俺は服がないと落ち着かないタイプで、裸で寝ることすら普段なら有り得ないんだけれど、黒崎はそれに関しては案外抵抗がないようで、特に隠しもしないで裸のままベッドの上で胡座をかいてぼんやりしていた。
あまり下半身に目をやらないようにして、隣に座る。
「…黒崎さん髪ぐっしゃぐしゃ。今日過去一じゃない?」
「だってそりゃー、寝転がって揺さぶられたらこうなるよ」
「……あーーー、そっか……あ~……」
一気に昨日のことが頭の中に鮮明に思い出されて、自分でも顔が赤くなったのが分かった。
ベッドに転がしてがつがつ突き上げた時、勢いに負けてずりずり黒崎の身体ごと揺さぶっていた。乱れて散っていた黒髪も汗で張り付いた前髪も思い出してしまって、下腹部が熱くなる。
「えっち、何思い出したの」
「……別に何も!ていうかご飯買いにコンビニ行きましょ、何もうちに無かったし」
「綾瀬行ってきてよ…俺腰痛いから留守番してる、お金渡すからさ」
「…断れないじゃん、そんな言われ方したら」
絶対身支度がめんどくさいだけだなとは分かっていたが、腰が痛くなるという話も聞いたことがあって強く出れなかった。
大きなあくびをしている黒崎に何が欲しいのか聞くと、綾瀬と同じやつと一言言ってまた寝転がってしまう。
自由だなと思いつつ、こういうところも可愛いと思っている自分も居て何だか少し悔しかった。
脇腹のふにふにしているところをつまんでやる。やめろー!と言って毛布を被ってしまった。
「じゃあ俺コンビニ行ってきますね、なんか欲しいのあったら電話してよ」
「あー、…じゃあゴム」
「………ゴム」
「…そのつもりでしょ今日も。ならちゃんと買ってきて」
----------
「…飯くらいゆっくり食わせてくれない?」
「ゆっくり食べてていいよ、勝手に触ってるだけだし」
「あのさぁ……」
サンドウィッチを齧っている黒崎を後ろから抱えるように座って、抱きついてうなじや首筋に軽いキスを落としていく。知らん顔してテレビを見ているフリをしつつ、くすぐったそうに時々身を捩る黒崎がかわいらしかった。
「ねえこぼす、こぼすって!てかお前食べないの?」
「帰り道で食べきっちゃった。俺のこと気にしないでいいから」
「無理だろそれは…ぅう、食べ終わらせるから待ってって」
そう言って買ってきてあげたたまごサンドを急いで頬張ってお茶で流している。
俺が出かけていた間に顔を洗って服も着ていたようで、薄いTシャツに部屋着のハーフパンツを着ていた。シャツの裾から手を入れて腹を撫でると、くすぐったいのか前屈みになって逃げようとする。腕に力を込めて抱き寄せる。ふわっと黒崎の匂いがした。
「…食べ終わった?」
「うん。…ん、んー!あーもう早いって本当…!んん…」
「んちゅ、ちゃんと食べ終わるまで待ったじゃん…ちょっと勃ってきてる、かわいい」
無理に顔をこっちに向かせてキスをして、それから汗ばんだうなじにそっと舌を這わせる。ちょっとだけしょっぱかった。
手を滑らせて、さらさらの生地のシャツの上から薄い胸を撫でる。ぎゅっと脇から胸を集めて揉むと、黒崎が背を丸めて逃げようとした。…あ、乳首勃ってきてる。当然逃すわけもなく、服の上から爪でカリカリ引っ掻いていじめる。切なそうな声を漏らすのが可愛くて、撫でて引っ掻いてを繰り返した。
「っふ、んん……、ねぇそれやだ…」
「…いやなの?やめた方がいい?」
「焦ったいんだって…、ぁ」
「んー、もうちょっと」
ぷっくり勃ちあがった乳首を、シャツの上から優しく摘んですりすり撫でる。服で滑って指から逃げてしまうたび、くにゅっと逃しては乳輪ごと摘んでまた捕まえてを繰り返した。ひくひく黒崎の腰が震え始める。しっかり尻に俺の勃起を擦り付けつつ、こりこりと乳首を弄んだ。
「っは…、ん、…好きだねそこ、触るの…」
「…だって、反応いいんだもん。…うざったい?」
「別に良いけど…っぁ、ふ…!もうベッド行こうって…」
すぐ後ろのベッドに移動して、黒崎のシャツを脱がせる。そのまま押し倒そうとすると、何で俺だけなのと言って黒崎にTシャツもズボンも脱がされて下着一枚にされる。
「…ガチガチじゃん」
「ばか…あ、ちょっ、…!」
下着の上からすりすり上下に擦られる。悔しいけどコレだけでめちゃくちゃ気持ちよかった。
黒崎は手が大きくて指が長い。綺麗にまっすぐな形をした指が膨らんでいる俺のに絡んで、優しく撫でて時々先端をくりくり力を入れて扱く。
じっと見てしまうと余計に興奮してしまって、先走りが下着を濡らした。
誤魔化すように押し倒してキスをする。黒崎は口を開けていたので、遠慮なく舌を突っ込んで絡めた。黒崎の舌は柔らかくて、ほんの少し俺より薄い。夢中で追いかけて吸った。
その間も黒崎は俺の性器に触れたままで、下着を下げて先端だけ直接ぬるぬると指で触っていた。ぐしょぐしょになる程濡れているのが自分でも分かって恥ずかしくなる。
「んん、ちゅ…、コーフンしすぎ」
「しょうがないじゃん……好きなんだから」
ハーフパンツを脱がせつつ、足を軽く開かせて下着の上から自分の性器を当てて突っつく。ひくん、と分かりやすく黒崎の腰が震えた。
下着を下ろして同じように性器を触る。俺ほどでは無いけどしっかり反応して硬くなっていて、人のこと言えないじゃんと文句を言った。あんな触られてたら誰だって勃っちゃうから…と言い訳するようにごにょごにょ黒崎が言い返す。
先端をつっつくと、ぴくっと肩が揺れた。そのまま指先を滑らせて、下に下に下ろしていく。
キツく閉じたままのアナルに軽く触れた。
表面を優しく撫でる。少しだけ身体が強張ったのが分かった。
「昨日の、嫌だった?黒崎さん。…やっぱ痛かった?俺わかんなくて…」
「…ん……別に平気だよ…綾瀬、シたいでしょ?」
「そりゃそうだけど…嫌ならやんない。我慢する。…慣れてないと痛いだけなんでしょ」
「……そうだけど、その…ちゃんと準備してたんだって。だから平気、いいよ」
「えっ」
ふいっと顔を逸らした黒崎が腕で顔を隠す。隠したつもりらしいが、すぐに首まで真っ赤になっていた。
…あ、かわいい。
バクバク心臓が痛いほど脈打つ。準備ってなに、俺とするのに準備って、なにそれ!
自分の下着も黒崎の下着も剥ぎ取って、ついでに黒崎の足も大きく開かせる。ぎょっとした顔をして黒崎が軽く起き上がった。
「準備って…ねえ、何したの…?」
「何って、そんなん………わっ、馬鹿つめたっ!」
ベッド近くに転がっていたローションを取って直接とろとろかける。会陰までぬるぬるにして、指先で軽く突っついた。
「…自分でいじってたの?黒崎さん」
「……そうだよ!ぁ、俺だって痛いのヤダし……っ」
「……へー、えっち」
「うるさ…っ、ァ、ああ…っ」
確かに通りで簡単に指が入ったなと思い返す。
表面を押したり撫でたりしているうちに、だんだん充血してきてふっくらしてきた。昨日と違って明るいから、ついまじまじと見てしまう。ローションを飲み込んで時折小さくヒクついているのが見えて、無意識に生唾を飲んでしまう。
「バカほんと、見んなって…ぅう…」
「かわい…指、入れて平気?」
「……うん……ぁ、ぅあ…っ!」
「っは、………ねえ、どうしたら気持ちいいか教えてよ…」
「んん……っふ、ぅう…ばか…」
指をぬちぬちと抜き差ししながら表情を窺う。黒崎は顔を背けて腕で目元を覆って、時々唇を噛んでふーふー荒い呼吸をしていた。
お腹側をくいくい押し上げてみる。狭いナカをゆっくり広げていくイメージで少しずつ指を進ませた。
「……あっ!ぅ、そこ……っ」
「……え、この辺?この辺好き?」
「ぁ、あっ!んんっ!」
ちょうど性器の裏側あたり、すこし膨らんでいるところをぷにぷに優しく撫でるとびくびく黒崎の腰が跳ねた。
口元に手の甲を当てて、声を抑えている黒崎がかわいくて、ちょっといじめたくなってしまって、片足を持ってさらにぐいっと足を開かせた。
「いつもどうやって触ってたの?ねえ」
「ふぅ、ぅ、……別に普通、ァ…」
「かわいいね黒崎さん、これ気持ちい?」
軽く押し込めるようにくいくい押しながら聞くと、こくこくと黒崎が必死に頷く。
中心で揺れる性器はいつの間にか硬く尖っていて、たらたら腹の上に先走りをこぼしていた。
楽に指が動くようになってきて、ゆっくりもう一本指を入れる。一瞬黒崎が腹に力を込めて苦しそうにしたのが分かった。
ゆっくり抜き差しして、またちょっとずつ拡げるイメージで指を動かす。
気持ちいいところを指で挟むようにくにくに押すと、ガクガク腰が揺れた。
「ぁ、あ…ッ!あぅ、綾瀬…んー……!」
黒崎は声が低い。見かけによらず意外と渋くて良い声をしてる。
だから余計、裏返った高い声で喘いでいる姿に興奮してしまう。掠れた細い声が弱々しくて可愛くてたまんない。
ナカの良いところをしつこく撫でて押してを繰り返すと、きゅうっと締め付けてくる。もっとって言ってるみたいにきゅうきゅう吸い付いてくるのが嬉しくて、夢中になる。
「も……いい、挿れていいから…っ!」
「もうちょっと……」
「んん…っ!だめ、もーだめ、ァ、あ……ッ!」
一際大きく腰が震えたかと思うと、黒崎が仰け反った。びくびくと性器も跳ねてぴゅくっと少量の精液を吐き出し、腹の上にぽた、と糸を引いて垂れる。
胸を上下させて息をしている黒崎の中心で、萎えずに勃ちっぱなしの性器が切なそうにまだ震えていた。顔は両腕で覆ってしまっていて見えない。
「……ちょっとイった?」
「……はふ、…ふっ、うう」
「かわいい、イったんだ…!気持ちいいんだね、ここ」
「言うなってそういうの……ばか……」
甘い声と言い方で黒崎がそう言った。
ずくんと下腹部が熱く痺れる。こんな甘えた声、初めて聞いた。腕の隙間からちらっと顔が見える。眉間に皺を寄せていたが、目が涙で潤んでいてどくどく心臓が脈打つ。
「挿れたい……ナカいれていい?」
「ん……良いから、早く……」
黒崎が汗で張り付いた俺の前髪を避けてそういった。額の、髪の生え際あたりを撫でられてくすぐったかった。優しい手つきに嬉しくなる。本当に、こういうところも含めてぜんぶ、この人のことが大好きだった。
コンビニの袋からコンドームを取り出して、もたもた被せようとする。上手くいかずにいると黒崎が手を伸ばして、するする被せていった。
そのまま軽く手で扱かれて、慌てて止める。そんな刺激でも達してしまいそうなほど興奮していた。
先端をヒクつくアナルにぴとっと当てる。
そのままゆっくり腰を進めると、ずぷずぷと呑み込まれていった。
めちゃくちゃ熱い。熱くてとろとろで、ぎゅうぎゅう締め付けてくる。
「ぁッ、~~~~~ッ!」
黒崎が声にならない声をあげる。ちゃんと気持ちよさそうな反応に安心した。
かわいい。いつもかわいいけど、もっとかわいい。
普段、甘えたりいたずらしてきたりちょっかいをかけてきたりと子供っぽい言動を黒崎はするが、いつも俺の反応を楽しんでいることがほとんどで、どこか余裕があってスマートで、俺ばっかりが必死だった。付き合ってからもずっと、黒崎さんと呼んだままで呼び方を変えられなかったのも、彼がいつもどこか先輩らしくいてくれたからなのかもしれない。
顔を寄せると、口を開いて舌を伸ばしてくる。応えるように深くキスをして、小さく腰を動かして柔らかく奥を押し上げるとたまらなそうな声を出して、黒崎が俺にしがみついた。
「……夕希くんって感じだね、いま」
「…なんだよ、それ」
「夕希くんかわいい」
「なにいきなり…ぁ、あッ!」
我慢できなくなってがっつく。足を開かせて、片足を抱えて腰を打ちつけと、ナカがうねって吸い付いてくる。
うわごとのように名前を呼んだ。名前を呼んでぐりぐりナカを押し上げると、きゅうきゅう切なく締め付けてきてくるのがたまらない。
何度も腰を打ちつける。
性器の裏側をぐりぐり押すように腰を押し付けると、黒崎が高い声で喘ぐ。か細い声は甘えた犬の鳴き方のようで、なんだか大きな犬のようでかわいいと思ってしまった。
突き上げるたびに中心で勃起している性器がふらふら頼りなく揺れている。そういえばほとんどこっちは触っていないのに、黒崎はいつの間にかこんなに尖らせていた。
立派なものを持っているのに、今は使われもせずにただ不安そうに揺れては時々ひくひく震えているだけの状況。気持ちいいって、俺に分かりやすく教えてくれるだけ。
うわー…すごい背徳感。そっと裏筋をなぞると、また糸を引かせてカウパーを腹にこぼした。
興奮で頭がグラグラする。ぱちゅっぱちゅっと響く水音がやたらと頭の中に響いた。
「んん……やばい、出そう…好き…ゆーきくん、」
「あっ、んく、ぁ、あ……ッ!」
頭が真っ白になっていって、何も考えられなくなっていく。必死に腰を打ちつけて好き勝手に動いた。黒崎が手を伸ばして、首元に腕を回してぎゅうっと抱きつく。身体がガクガク痙攣していると思ったらすぐに搾り取るような動きでナカがうねって、我慢できずに射精した。
黒崎の頭を抱えるように抱きついて、腰を押し付けて奥でびゅくびゅく吐き出していく。
身体を起こすと黒崎も同じようなタイミングで達していたようで、さっきよりたくさん精液が腹の上に散っていた。俺の腹にまで飛んでいて、それを見たらまた身体が熱くなった。
「は……っ、ごめん、全然収まんない」
「んぇ……は、マジで…?」
一度抜いてゴムを付け替える。今度はそこまでもたつかずに上手くいったので、そのまますぐにぼんやりしている黒崎に挿入した。
力なく喘ぐ姿を見て、本当に丸一日収まらないかもしれないと覚悟しつつ、すぐまた目の前の快感に夢中になった。
綾瀬健太 そこそこ太りにくい体質。太ると全体的に薄く肉がつくため見た目にあまり出ない。中高とハードな運動部だったためしっかり筋肉がある。
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目を覚ますと昼過ぎだった。
同じようなタイミングで黒崎も目を覚ましていたようで、まだぼんやりと寝ぼけた顔をしている。
シャワーを浴びてすぐ倒れるようにお互い眠ってしまっていたせいで、二人とも全裸だった。
先に起き上がって服を着て、飲み物を取りに布団から出る。ついでに食べ物がないか冷蔵庫の中も見てみたが、空っぽでがっかりした。
コップに麦茶を注いで部屋に戻り、黒崎に差し出してやる。
「…ありがと」
寝起きな上に、…昨日のこともあって、黒崎の声は枯れてガラガラだった。気怠そうに起き上がって、寝癖だらけの頭を掻いてからお茶を飲み干す。
俺は服がないと落ち着かないタイプで、裸で寝ることすら普段なら有り得ないんだけれど、黒崎はそれに関しては案外抵抗がないようで、特に隠しもしないで裸のままベッドの上で胡座をかいてぼんやりしていた。
あまり下半身に目をやらないようにして、隣に座る。
「…黒崎さん髪ぐっしゃぐしゃ。今日過去一じゃない?」
「だってそりゃー、寝転がって揺さぶられたらこうなるよ」
「……あーーー、そっか……あ~……」
一気に昨日のことが頭の中に鮮明に思い出されて、自分でも顔が赤くなったのが分かった。
ベッドに転がしてがつがつ突き上げた時、勢いに負けてずりずり黒崎の身体ごと揺さぶっていた。乱れて散っていた黒髪も汗で張り付いた前髪も思い出してしまって、下腹部が熱くなる。
「えっち、何思い出したの」
「……別に何も!ていうかご飯買いにコンビニ行きましょ、何もうちに無かったし」
「綾瀬行ってきてよ…俺腰痛いから留守番してる、お金渡すからさ」
「…断れないじゃん、そんな言われ方したら」
絶対身支度がめんどくさいだけだなとは分かっていたが、腰が痛くなるという話も聞いたことがあって強く出れなかった。
大きなあくびをしている黒崎に何が欲しいのか聞くと、綾瀬と同じやつと一言言ってまた寝転がってしまう。
自由だなと思いつつ、こういうところも可愛いと思っている自分も居て何だか少し悔しかった。
脇腹のふにふにしているところをつまんでやる。やめろー!と言って毛布を被ってしまった。
「じゃあ俺コンビニ行ってきますね、なんか欲しいのあったら電話してよ」
「あー、…じゃあゴム」
「………ゴム」
「…そのつもりでしょ今日も。ならちゃんと買ってきて」
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「…飯くらいゆっくり食わせてくれない?」
「ゆっくり食べてていいよ、勝手に触ってるだけだし」
「あのさぁ……」
サンドウィッチを齧っている黒崎を後ろから抱えるように座って、抱きついてうなじや首筋に軽いキスを落としていく。知らん顔してテレビを見ているフリをしつつ、くすぐったそうに時々身を捩る黒崎がかわいらしかった。
「ねえこぼす、こぼすって!てかお前食べないの?」
「帰り道で食べきっちゃった。俺のこと気にしないでいいから」
「無理だろそれは…ぅう、食べ終わらせるから待ってって」
そう言って買ってきてあげたたまごサンドを急いで頬張ってお茶で流している。
俺が出かけていた間に顔を洗って服も着ていたようで、薄いTシャツに部屋着のハーフパンツを着ていた。シャツの裾から手を入れて腹を撫でると、くすぐったいのか前屈みになって逃げようとする。腕に力を込めて抱き寄せる。ふわっと黒崎の匂いがした。
「…食べ終わった?」
「うん。…ん、んー!あーもう早いって本当…!んん…」
「んちゅ、ちゃんと食べ終わるまで待ったじゃん…ちょっと勃ってきてる、かわいい」
無理に顔をこっちに向かせてキスをして、それから汗ばんだうなじにそっと舌を這わせる。ちょっとだけしょっぱかった。
手を滑らせて、さらさらの生地のシャツの上から薄い胸を撫でる。ぎゅっと脇から胸を集めて揉むと、黒崎が背を丸めて逃げようとした。…あ、乳首勃ってきてる。当然逃すわけもなく、服の上から爪でカリカリ引っ掻いていじめる。切なそうな声を漏らすのが可愛くて、撫でて引っ掻いてを繰り返した。
「っふ、んん……、ねぇそれやだ…」
「…いやなの?やめた方がいい?」
「焦ったいんだって…、ぁ」
「んー、もうちょっと」
ぷっくり勃ちあがった乳首を、シャツの上から優しく摘んですりすり撫でる。服で滑って指から逃げてしまうたび、くにゅっと逃しては乳輪ごと摘んでまた捕まえてを繰り返した。ひくひく黒崎の腰が震え始める。しっかり尻に俺の勃起を擦り付けつつ、こりこりと乳首を弄んだ。
「っは…、ん、…好きだねそこ、触るの…」
「…だって、反応いいんだもん。…うざったい?」
「別に良いけど…っぁ、ふ…!もうベッド行こうって…」
すぐ後ろのベッドに移動して、黒崎のシャツを脱がせる。そのまま押し倒そうとすると、何で俺だけなのと言って黒崎にTシャツもズボンも脱がされて下着一枚にされる。
「…ガチガチじゃん」
「ばか…あ、ちょっ、…!」
下着の上からすりすり上下に擦られる。悔しいけどコレだけでめちゃくちゃ気持ちよかった。
黒崎は手が大きくて指が長い。綺麗にまっすぐな形をした指が膨らんでいる俺のに絡んで、優しく撫でて時々先端をくりくり力を入れて扱く。
じっと見てしまうと余計に興奮してしまって、先走りが下着を濡らした。
誤魔化すように押し倒してキスをする。黒崎は口を開けていたので、遠慮なく舌を突っ込んで絡めた。黒崎の舌は柔らかくて、ほんの少し俺より薄い。夢中で追いかけて吸った。
その間も黒崎は俺の性器に触れたままで、下着を下げて先端だけ直接ぬるぬると指で触っていた。ぐしょぐしょになる程濡れているのが自分でも分かって恥ずかしくなる。
「んん、ちゅ…、コーフンしすぎ」
「しょうがないじゃん……好きなんだから」
ハーフパンツを脱がせつつ、足を軽く開かせて下着の上から自分の性器を当てて突っつく。ひくん、と分かりやすく黒崎の腰が震えた。
下着を下ろして同じように性器を触る。俺ほどでは無いけどしっかり反応して硬くなっていて、人のこと言えないじゃんと文句を言った。あんな触られてたら誰だって勃っちゃうから…と言い訳するようにごにょごにょ黒崎が言い返す。
先端をつっつくと、ぴくっと肩が揺れた。そのまま指先を滑らせて、下に下に下ろしていく。
キツく閉じたままのアナルに軽く触れた。
表面を優しく撫でる。少しだけ身体が強張ったのが分かった。
「昨日の、嫌だった?黒崎さん。…やっぱ痛かった?俺わかんなくて…」
「…ん……別に平気だよ…綾瀬、シたいでしょ?」
「そりゃそうだけど…嫌ならやんない。我慢する。…慣れてないと痛いだけなんでしょ」
「……そうだけど、その…ちゃんと準備してたんだって。だから平気、いいよ」
「えっ」
ふいっと顔を逸らした黒崎が腕で顔を隠す。隠したつもりらしいが、すぐに首まで真っ赤になっていた。
…あ、かわいい。
バクバク心臓が痛いほど脈打つ。準備ってなに、俺とするのに準備って、なにそれ!
自分の下着も黒崎の下着も剥ぎ取って、ついでに黒崎の足も大きく開かせる。ぎょっとした顔をして黒崎が軽く起き上がった。
「準備って…ねえ、何したの…?」
「何って、そんなん………わっ、馬鹿つめたっ!」
ベッド近くに転がっていたローションを取って直接とろとろかける。会陰までぬるぬるにして、指先で軽く突っついた。
「…自分でいじってたの?黒崎さん」
「……そうだよ!ぁ、俺だって痛いのヤダし……っ」
「……へー、えっち」
「うるさ…っ、ァ、ああ…っ」
確かに通りで簡単に指が入ったなと思い返す。
表面を押したり撫でたりしているうちに、だんだん充血してきてふっくらしてきた。昨日と違って明るいから、ついまじまじと見てしまう。ローションを飲み込んで時折小さくヒクついているのが見えて、無意識に生唾を飲んでしまう。
「バカほんと、見んなって…ぅう…」
「かわい…指、入れて平気?」
「……うん……ぁ、ぅあ…っ!」
「っは、………ねえ、どうしたら気持ちいいか教えてよ…」
「んん……っふ、ぅう…ばか…」
指をぬちぬちと抜き差ししながら表情を窺う。黒崎は顔を背けて腕で目元を覆って、時々唇を噛んでふーふー荒い呼吸をしていた。
お腹側をくいくい押し上げてみる。狭いナカをゆっくり広げていくイメージで少しずつ指を進ませた。
「……あっ!ぅ、そこ……っ」
「……え、この辺?この辺好き?」
「ぁ、あっ!んんっ!」
ちょうど性器の裏側あたり、すこし膨らんでいるところをぷにぷに優しく撫でるとびくびく黒崎の腰が跳ねた。
口元に手の甲を当てて、声を抑えている黒崎がかわいくて、ちょっといじめたくなってしまって、片足を持ってさらにぐいっと足を開かせた。
「いつもどうやって触ってたの?ねえ」
「ふぅ、ぅ、……別に普通、ァ…」
「かわいいね黒崎さん、これ気持ちい?」
軽く押し込めるようにくいくい押しながら聞くと、こくこくと黒崎が必死に頷く。
中心で揺れる性器はいつの間にか硬く尖っていて、たらたら腹の上に先走りをこぼしていた。
楽に指が動くようになってきて、ゆっくりもう一本指を入れる。一瞬黒崎が腹に力を込めて苦しそうにしたのが分かった。
ゆっくり抜き差しして、またちょっとずつ拡げるイメージで指を動かす。
気持ちいいところを指で挟むようにくにくに押すと、ガクガク腰が揺れた。
「ぁ、あ…ッ!あぅ、綾瀬…んー……!」
黒崎は声が低い。見かけによらず意外と渋くて良い声をしてる。
だから余計、裏返った高い声で喘いでいる姿に興奮してしまう。掠れた細い声が弱々しくて可愛くてたまんない。
ナカの良いところをしつこく撫でて押してを繰り返すと、きゅうっと締め付けてくる。もっとって言ってるみたいにきゅうきゅう吸い付いてくるのが嬉しくて、夢中になる。
「も……いい、挿れていいから…っ!」
「もうちょっと……」
「んん…っ!だめ、もーだめ、ァ、あ……ッ!」
一際大きく腰が震えたかと思うと、黒崎が仰け反った。びくびくと性器も跳ねてぴゅくっと少量の精液を吐き出し、腹の上にぽた、と糸を引いて垂れる。
胸を上下させて息をしている黒崎の中心で、萎えずに勃ちっぱなしの性器が切なそうにまだ震えていた。顔は両腕で覆ってしまっていて見えない。
「……ちょっとイった?」
「……はふ、…ふっ、うう」
「かわいい、イったんだ…!気持ちいいんだね、ここ」
「言うなってそういうの……ばか……」
甘い声と言い方で黒崎がそう言った。
ずくんと下腹部が熱く痺れる。こんな甘えた声、初めて聞いた。腕の隙間からちらっと顔が見える。眉間に皺を寄せていたが、目が涙で潤んでいてどくどく心臓が脈打つ。
「挿れたい……ナカいれていい?」
「ん……良いから、早く……」
黒崎が汗で張り付いた俺の前髪を避けてそういった。額の、髪の生え際あたりを撫でられてくすぐったかった。優しい手つきに嬉しくなる。本当に、こういうところも含めてぜんぶ、この人のことが大好きだった。
コンビニの袋からコンドームを取り出して、もたもた被せようとする。上手くいかずにいると黒崎が手を伸ばして、するする被せていった。
そのまま軽く手で扱かれて、慌てて止める。そんな刺激でも達してしまいそうなほど興奮していた。
先端をヒクつくアナルにぴとっと当てる。
そのままゆっくり腰を進めると、ずぷずぷと呑み込まれていった。
めちゃくちゃ熱い。熱くてとろとろで、ぎゅうぎゅう締め付けてくる。
「ぁッ、~~~~~ッ!」
黒崎が声にならない声をあげる。ちゃんと気持ちよさそうな反応に安心した。
かわいい。いつもかわいいけど、もっとかわいい。
普段、甘えたりいたずらしてきたりちょっかいをかけてきたりと子供っぽい言動を黒崎はするが、いつも俺の反応を楽しんでいることがほとんどで、どこか余裕があってスマートで、俺ばっかりが必死だった。付き合ってからもずっと、黒崎さんと呼んだままで呼び方を変えられなかったのも、彼がいつもどこか先輩らしくいてくれたからなのかもしれない。
顔を寄せると、口を開いて舌を伸ばしてくる。応えるように深くキスをして、小さく腰を動かして柔らかく奥を押し上げるとたまらなそうな声を出して、黒崎が俺にしがみついた。
「……夕希くんって感じだね、いま」
「…なんだよ、それ」
「夕希くんかわいい」
「なにいきなり…ぁ、あッ!」
我慢できなくなってがっつく。足を開かせて、片足を抱えて腰を打ちつけと、ナカがうねって吸い付いてくる。
うわごとのように名前を呼んだ。名前を呼んでぐりぐりナカを押し上げると、きゅうきゅう切なく締め付けてきてくるのがたまらない。
何度も腰を打ちつける。
性器の裏側をぐりぐり押すように腰を押し付けると、黒崎が高い声で喘ぐ。か細い声は甘えた犬の鳴き方のようで、なんだか大きな犬のようでかわいいと思ってしまった。
突き上げるたびに中心で勃起している性器がふらふら頼りなく揺れている。そういえばほとんどこっちは触っていないのに、黒崎はいつの間にかこんなに尖らせていた。
立派なものを持っているのに、今は使われもせずにただ不安そうに揺れては時々ひくひく震えているだけの状況。気持ちいいって、俺に分かりやすく教えてくれるだけ。
うわー…すごい背徳感。そっと裏筋をなぞると、また糸を引かせてカウパーを腹にこぼした。
興奮で頭がグラグラする。ぱちゅっぱちゅっと響く水音がやたらと頭の中に響いた。
「んん……やばい、出そう…好き…ゆーきくん、」
「あっ、んく、ぁ、あ……ッ!」
頭が真っ白になっていって、何も考えられなくなっていく。必死に腰を打ちつけて好き勝手に動いた。黒崎が手を伸ばして、首元に腕を回してぎゅうっと抱きつく。身体がガクガク痙攣していると思ったらすぐに搾り取るような動きでナカがうねって、我慢できずに射精した。
黒崎の頭を抱えるように抱きついて、腰を押し付けて奥でびゅくびゅく吐き出していく。
身体を起こすと黒崎も同じようなタイミングで達していたようで、さっきよりたくさん精液が腹の上に散っていた。俺の腹にまで飛んでいて、それを見たらまた身体が熱くなった。
「は……っ、ごめん、全然収まんない」
「んぇ……は、マジで…?」
一度抜いてゴムを付け替える。今度はそこまでもたつかずに上手くいったので、そのまますぐにぼんやりしている黒崎に挿入した。
力なく喘ぐ姿を見て、本当に丸一日収まらないかもしれないと覚悟しつつ、すぐまた目の前の快感に夢中になった。
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「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
イケメン後輩のスマホを拾ったらロック画が俺でした
天埜鳩愛
BL
☆本編番外編 完結済✨ 感想嬉しいです!
元バスケ部の俺が拾ったスマホのロック画は、ユニフォーム姿の“俺”。
持ち主は、顔面国宝の一年生。
なんで俺の写真? なんでロック画?
問い詰める間もなく「この人が最優先なんで」って宣言されて、女子の悲鳴の中、肩を掴まれて連行された。……俺、ただスマホ届けに来ただけなんだけど。
頼られたら嫌とは言えない南澤燈真は高校二年生。クールなイケメン後輩、北門唯が置き忘れたスマホを手に取ってみると、ロック画が何故か中学時代の燈真だった! 北門はモテ男ゆえに女子からしつこくされ、燈真が助けることに。その日から学年を越え急激に仲良くなる二人。燈真は誰にも言えなかった悩みを北門にだけ打ち明けて……。一途なメロ後輩 × 絆され男前先輩の、救いすくわれ・持ちつ持たれつラブ!
☆ノベマ!の青春BLコンテスト最終選考作品に加筆&新エピソードを加えたアルファポリス版です。
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