24 / 103
七日目―新たな称号を手に入れた!
「こっ!?……これは、一体なんですか?」
俺がふよふよと浮かせていた革袋たちに、困惑の色を見せる門兵。
まぁ、仕方ないか…と思いつつ、その中の二つを手繰り寄せる。
「中身は、草原で採取した薬草たちと、討伐された動物たちですよ」
どうぞご見分下さい…と笑顔で差し出した。
「……たっ、確かに、薬草と動物のようだが、大量だな」
「えぇ。運良く採取とおまけの討伐が出来て、嬉しい限りです」
「なるほど…」
努めて明るく爽やかに申し出る俺に、門兵さんの困惑した視線は、ウルディンに一直線だ。ウルディンは、相変わらず一文字に口を結んでおり、無言で頷くのみ。
この両者の極端な表情に、門兵さんの表情は、益々困惑だが……。
「鮮度の問題もありますので、もうよろしいですか?」
早めにギルドに卸したかった俺は、検問の門兵さんへ尋ねた。
「…そうだな。ギルドカードも問題無いし、かまわんぞ」
どうやら、諦めてくれたらしい。街の住人のウルディンへの信頼もあると思うが。
「ありがとうございます」
そう言いながら、返されたギルドカードを服の中へ仕舞う。カードに小さな穴が空いているので、紐を通して重宝している。
「……行こう」
「はい」
言葉少なに出発を促すウルディンの声音に、なにか覚悟を決めたようなものが交じっている。俺は内心で首を傾げながら、外壁門を潜った。
♢
(……成る程な。ウルディンの姿勢の在り方の意味が分かった)
街へ入った俺たちを、街の人々は、遠巻きに奇異の視線を送っていた。
(儲けの事ばかり考えていて、盲点だったな。ウルディンは人目を気にしていだんだ)
それなら、そうと言ってくれれば良かったのに。
監督故に、危機的状況以外の手出しは禁じられている。手を貸すわけにはいかないから、俺の行動を黙認したわけか。
(しかし、これはある意味罰ゲームだな。報酬は全体の3割だが、果たして、割に合うだろうか?)
田舎ってのは、娯楽がない……んなもんで、人の噂は、二度の飯より蜜の味ってな。朝・昼・晩の三度抜くのはキツイが、二度なら我慢出来る所から来ているらしい。
そんなに気になるもんかねぇ?
俺の風船を見て、瞳を輝かせている子供たちとは違い、大人たちはヒソヒソ顔だ。
子供で旅をする俺はいいが、この街に家庭を持つウルディンは、きっついものがあるよなぁ……すまねぇ。冒険者ギルドまで耐えてくれ!
俺はそんな懺悔を祈りながら、目的地のギルドまで、黙々と歩き続けたのだった。
だが俺は、大事な事を失念していた。
辺りは、夕暮れに染まる直前の時間帯。この時間のギルドが、依頼帰りの冒険者でごった返している事を。
♢
「ままぁ!あれ、欲しいよぉ!?」
「変しっ……んっ!見てはいけません!」
買い物帰りだろうか?
母親に連れられた子供が、浮く革袋を玩具と勘違いしたらしい。母親にせがみ、拒否られていた。気分は、遊園地の着ぐるみバイトである。
だが……あの母親の言葉で、街の人々が、俺をどういう目で見ているか分かった。
「なんだ、ありゃあ?……大道芸人か?」
奇っ怪な物を見たように、目を細め、口を歪める男。既に、酒に飲まれているようである。
「…いや、冒険者の格好だし。動物の血の匂いが、微かにするぞ。動物を入れた革袋じゃねぇか?」
正解です。
「バッカか!?おめぇ!どこの世界に、討伐後の動物を入れた袋を、浮かせる奴がいるんだよ!?」
ここにいます。子供だから、荷物を持つ重量には、限界があるんです。
「そうよそうよ!そんな魔力の無駄遣い、私が許さないわ!?」
生活魔法なので、魔力の消費は燃費がいいんです。
既に、呑兵衛と化した彼らの側を通り過ぎながら、俺は脳内で突っ込みをいれる。前を歩くウルディンの表情は垣間見えないが、恐らく能面に近いことだろう。
憐れ、ウルディン。
孤児院出身の身としては、現在在籍する子供の詫びの気持ちが大きかっただろうに、何故こうなったのか。
実績も兼ねた行動だったのに、何故こうなったのか。
♢
ウルディン Side
あの時の私に戻れるならば、私に伝えたい!
「彼に近づいてはならない!」……と。
ルイの前を行くウルディンは、そんな事を考えていた。ルイ本人が、申し訳なく思っていることも知らずに。
♢
「おやおやおや……帰りを待ちかねてみれば、凄い絵面だね」
ドーザはにやにやしながら、俺とウルディンを眺めていた。他の冒険者は、ドーザを遠巻きにしていたので、ホールは台風の目みたいな状態だった。
「この忙しい時間帯に、ギルマスが業務を停滞させては駄目じゃないですか」
「あはは!?君たちの帰りを待っていたというのに、お言葉じゃないか?」
「大方、冒険者たちに、私たちの様子を聞いて、慌てて待ち構えていたのでしょう?」
街中に放しているギルマス子飼いの冒険者でもいるのか?
俺は情報の大切さを知っているから、感慨深げに頷くが、そのタイミングが、ウルディンに同意する形に見られてしまった。
「おや?……まぁ、いいか。それで、街の騒ぎの原因は、今日の成果だろう?他の冒険者たちが順番を譲ってくれるみたいだからさ。先に依頼達成報告と買取をお願いしなよ」
「……いいんですか?」
俺は周囲を見回し、他の冒険者の方々に視線を送る。ギルドのトップのワンマンに逆らえないだけだと、後で逆恨みされかねない。
だがそんな様子はなく、皆一様に首を縦に振っている。
「分かりました。では先に、精算を済まさせてもらいます」
「こちらだ、ルイ」
「はい」
先にカウンターにたどり着いていたウルディンに呼ばれ、俺は、訓練場の手続きをしてくれたナタリアさんのところへ行く。
「お疲れ様でした。冒険者カードをお願いします。それと買い取りの薬草は、こちらのお盆へ。動物は、隣のカウンターへ買い取りをお願いして下さい」
「はい、分かりました」
ナタリアさんが用意してくれたお盆を並べ、薬草別に置いていく。
「おい……あいつ、午後から草原に行ったんだよな?」
「あっ、あぁ……そう聞いたぜ?」
さすが、異世界+田舎街。個人の情報も筒抜けである。
(魔力草…回復草…解熱草…痛み止め草…化膿止め草…)と、布袋の薬草たちを出した。
「どれも草原にある薬草に間違いねぇ。午後から行って、あんなに残ってるのか?しかも、かなり丁寧に採取・処理をしてやがる」
「あぁ、どこか群生地を見つけたのかもしれんな。運の良いやつだ」
「査定に入ります。終わりましたらお呼びしますので、先に、動物の素材買取カウンターへどうぞ」
「ありがとうございます!」
生活に必要な薬草が10本で1組として、魔力草・回復草・解熱草・痛み止め草・化膿止め草を2組は用意した。100本は摘んだが、査定に時間がかかるかな?
俺は言われた通りに、素材買取カウンターへと歩を進めた。
明日は【転写】を試すが、少々ドキドキだな。魔法紙を少しだけ欲しいな。後で、雑貨屋に寄ってみるか…なんて考えていた俺は知らない。
ギルドの歴史上、見習い冒険者部門の一番の売上+最速の昇格を果たしてしまうことを。
アルティメットへの路銀を目標に掲げ、魔法船に乗ることを目指し、生活魔法事典の写生に精を出す普通の青年。
だが後日、全大陸の冒険者ギルドの前記録を塗り替え、新たな記録を樹立することが決定された。
♢
「なんだ?坊主。買取か?」
「はい。これらをお願いしたいのですが……」
と言い、蛇1匹、兎が5羽、鼠が3匹がそれぞれ入った布袋から出した。
銀盤に載せられたそれはまだ温かく、どうやら鮮度維持の生活魔法は成功だ。
「……身体がまだ温かいが、これほどの数が一気に襲ってきたのか?」
草原からギルドまで、徒歩で約40分。初めに狩られた物は、死後硬直が起こっていても不思議ではないが。
「いえ。一番初めに襲ってきたのは、もう2時間は経っていますよ。動物の身体が温かいのは、鮮度維持の生活魔法をかけているからですよ」
「そんな便利な生活魔法があれば、商人になれるぞ。坊主、商業ギルドに行け。来る場所を間違っている」
至極真っ当な表情だから、善意なんだろうな。だが、冒険者に詮索は無用。俺は曖昧に笑い、ウルディンに、視線で助けを求める。
「おやじ、その話はまた今度で。今は、獲物の査定を頼む。全部で、9体だ。採取に出かけた時間が午後だったから、血抜きはしていない。だが、新鮮さは保証する。査定の際に、鑑定の眼鏡で見るだろうけどな」
「どれ?……本当だな。ウルディンたちの言う通り、今さっき狩られたような新鮮さだ」
小さな望遠鏡な物で、動物を見ている。魔法具だろうが、目を見開き驚いている。
「欲しい部位はあるか?」
「いえ、全部買取でお願いします」
「ならば、達成ポイントは、9Pだ。買取価格は、鮮度の良さがプラスだな。多少色を付けさせてもらう……この木札を、受付カウンターで渡すといい。採取分と一緒に金額を計算してくれる」
「分かりました。ありがとうございます」
こうして、俺たちは再度、ナタリアさんのカウンターまで戻ることになった。
☆称号 ゼントの街の変質者(笑)←New!
俺がふよふよと浮かせていた革袋たちに、困惑の色を見せる門兵。
まぁ、仕方ないか…と思いつつ、その中の二つを手繰り寄せる。
「中身は、草原で採取した薬草たちと、討伐された動物たちですよ」
どうぞご見分下さい…と笑顔で差し出した。
「……たっ、確かに、薬草と動物のようだが、大量だな」
「えぇ。運良く採取とおまけの討伐が出来て、嬉しい限りです」
「なるほど…」
努めて明るく爽やかに申し出る俺に、門兵さんの困惑した視線は、ウルディンに一直線だ。ウルディンは、相変わらず一文字に口を結んでおり、無言で頷くのみ。
この両者の極端な表情に、門兵さんの表情は、益々困惑だが……。
「鮮度の問題もありますので、もうよろしいですか?」
早めにギルドに卸したかった俺は、検問の門兵さんへ尋ねた。
「…そうだな。ギルドカードも問題無いし、かまわんぞ」
どうやら、諦めてくれたらしい。街の住人のウルディンへの信頼もあると思うが。
「ありがとうございます」
そう言いながら、返されたギルドカードを服の中へ仕舞う。カードに小さな穴が空いているので、紐を通して重宝している。
「……行こう」
「はい」
言葉少なに出発を促すウルディンの声音に、なにか覚悟を決めたようなものが交じっている。俺は内心で首を傾げながら、外壁門を潜った。
♢
(……成る程な。ウルディンの姿勢の在り方の意味が分かった)
街へ入った俺たちを、街の人々は、遠巻きに奇異の視線を送っていた。
(儲けの事ばかり考えていて、盲点だったな。ウルディンは人目を気にしていだんだ)
それなら、そうと言ってくれれば良かったのに。
監督故に、危機的状況以外の手出しは禁じられている。手を貸すわけにはいかないから、俺の行動を黙認したわけか。
(しかし、これはある意味罰ゲームだな。報酬は全体の3割だが、果たして、割に合うだろうか?)
田舎ってのは、娯楽がない……んなもんで、人の噂は、二度の飯より蜜の味ってな。朝・昼・晩の三度抜くのはキツイが、二度なら我慢出来る所から来ているらしい。
そんなに気になるもんかねぇ?
俺の風船を見て、瞳を輝かせている子供たちとは違い、大人たちはヒソヒソ顔だ。
子供で旅をする俺はいいが、この街に家庭を持つウルディンは、きっついものがあるよなぁ……すまねぇ。冒険者ギルドまで耐えてくれ!
俺はそんな懺悔を祈りながら、目的地のギルドまで、黙々と歩き続けたのだった。
だが俺は、大事な事を失念していた。
辺りは、夕暮れに染まる直前の時間帯。この時間のギルドが、依頼帰りの冒険者でごった返している事を。
♢
「ままぁ!あれ、欲しいよぉ!?」
「変しっ……んっ!見てはいけません!」
買い物帰りだろうか?
母親に連れられた子供が、浮く革袋を玩具と勘違いしたらしい。母親にせがみ、拒否られていた。気分は、遊園地の着ぐるみバイトである。
だが……あの母親の言葉で、街の人々が、俺をどういう目で見ているか分かった。
「なんだ、ありゃあ?……大道芸人か?」
奇っ怪な物を見たように、目を細め、口を歪める男。既に、酒に飲まれているようである。
「…いや、冒険者の格好だし。動物の血の匂いが、微かにするぞ。動物を入れた革袋じゃねぇか?」
正解です。
「バッカか!?おめぇ!どこの世界に、討伐後の動物を入れた袋を、浮かせる奴がいるんだよ!?」
ここにいます。子供だから、荷物を持つ重量には、限界があるんです。
「そうよそうよ!そんな魔力の無駄遣い、私が許さないわ!?」
生活魔法なので、魔力の消費は燃費がいいんです。
既に、呑兵衛と化した彼らの側を通り過ぎながら、俺は脳内で突っ込みをいれる。前を歩くウルディンの表情は垣間見えないが、恐らく能面に近いことだろう。
憐れ、ウルディン。
孤児院出身の身としては、現在在籍する子供の詫びの気持ちが大きかっただろうに、何故こうなったのか。
実績も兼ねた行動だったのに、何故こうなったのか。
♢
ウルディン Side
あの時の私に戻れるならば、私に伝えたい!
「彼に近づいてはならない!」……と。
ルイの前を行くウルディンは、そんな事を考えていた。ルイ本人が、申し訳なく思っていることも知らずに。
♢
「おやおやおや……帰りを待ちかねてみれば、凄い絵面だね」
ドーザはにやにやしながら、俺とウルディンを眺めていた。他の冒険者は、ドーザを遠巻きにしていたので、ホールは台風の目みたいな状態だった。
「この忙しい時間帯に、ギルマスが業務を停滞させては駄目じゃないですか」
「あはは!?君たちの帰りを待っていたというのに、お言葉じゃないか?」
「大方、冒険者たちに、私たちの様子を聞いて、慌てて待ち構えていたのでしょう?」
街中に放しているギルマス子飼いの冒険者でもいるのか?
俺は情報の大切さを知っているから、感慨深げに頷くが、そのタイミングが、ウルディンに同意する形に見られてしまった。
「おや?……まぁ、いいか。それで、街の騒ぎの原因は、今日の成果だろう?他の冒険者たちが順番を譲ってくれるみたいだからさ。先に依頼達成報告と買取をお願いしなよ」
「……いいんですか?」
俺は周囲を見回し、他の冒険者の方々に視線を送る。ギルドのトップのワンマンに逆らえないだけだと、後で逆恨みされかねない。
だがそんな様子はなく、皆一様に首を縦に振っている。
「分かりました。では先に、精算を済まさせてもらいます」
「こちらだ、ルイ」
「はい」
先にカウンターにたどり着いていたウルディンに呼ばれ、俺は、訓練場の手続きをしてくれたナタリアさんのところへ行く。
「お疲れ様でした。冒険者カードをお願いします。それと買い取りの薬草は、こちらのお盆へ。動物は、隣のカウンターへ買い取りをお願いして下さい」
「はい、分かりました」
ナタリアさんが用意してくれたお盆を並べ、薬草別に置いていく。
「おい……あいつ、午後から草原に行ったんだよな?」
「あっ、あぁ……そう聞いたぜ?」
さすが、異世界+田舎街。個人の情報も筒抜けである。
(魔力草…回復草…解熱草…痛み止め草…化膿止め草…)と、布袋の薬草たちを出した。
「どれも草原にある薬草に間違いねぇ。午後から行って、あんなに残ってるのか?しかも、かなり丁寧に採取・処理をしてやがる」
「あぁ、どこか群生地を見つけたのかもしれんな。運の良いやつだ」
「査定に入ります。終わりましたらお呼びしますので、先に、動物の素材買取カウンターへどうぞ」
「ありがとうございます!」
生活に必要な薬草が10本で1組として、魔力草・回復草・解熱草・痛み止め草・化膿止め草を2組は用意した。100本は摘んだが、査定に時間がかかるかな?
俺は言われた通りに、素材買取カウンターへと歩を進めた。
明日は【転写】を試すが、少々ドキドキだな。魔法紙を少しだけ欲しいな。後で、雑貨屋に寄ってみるか…なんて考えていた俺は知らない。
ギルドの歴史上、見習い冒険者部門の一番の売上+最速の昇格を果たしてしまうことを。
アルティメットへの路銀を目標に掲げ、魔法船に乗ることを目指し、生活魔法事典の写生に精を出す普通の青年。
だが後日、全大陸の冒険者ギルドの前記録を塗り替え、新たな記録を樹立することが決定された。
♢
「なんだ?坊主。買取か?」
「はい。これらをお願いしたいのですが……」
と言い、蛇1匹、兎が5羽、鼠が3匹がそれぞれ入った布袋から出した。
銀盤に載せられたそれはまだ温かく、どうやら鮮度維持の生活魔法は成功だ。
「……身体がまだ温かいが、これほどの数が一気に襲ってきたのか?」
草原からギルドまで、徒歩で約40分。初めに狩られた物は、死後硬直が起こっていても不思議ではないが。
「いえ。一番初めに襲ってきたのは、もう2時間は経っていますよ。動物の身体が温かいのは、鮮度維持の生活魔法をかけているからですよ」
「そんな便利な生活魔法があれば、商人になれるぞ。坊主、商業ギルドに行け。来る場所を間違っている」
至極真っ当な表情だから、善意なんだろうな。だが、冒険者に詮索は無用。俺は曖昧に笑い、ウルディンに、視線で助けを求める。
「おやじ、その話はまた今度で。今は、獲物の査定を頼む。全部で、9体だ。採取に出かけた時間が午後だったから、血抜きはしていない。だが、新鮮さは保証する。査定の際に、鑑定の眼鏡で見るだろうけどな」
「どれ?……本当だな。ウルディンたちの言う通り、今さっき狩られたような新鮮さだ」
小さな望遠鏡な物で、動物を見ている。魔法具だろうが、目を見開き驚いている。
「欲しい部位はあるか?」
「いえ、全部買取でお願いします」
「ならば、達成ポイントは、9Pだ。買取価格は、鮮度の良さがプラスだな。多少色を付けさせてもらう……この木札を、受付カウンターで渡すといい。採取分と一緒に金額を計算してくれる」
「分かりました。ありがとうございます」
こうして、俺たちは再度、ナタリアさんのカウンターまで戻ることになった。
☆称号 ゼントの街の変質者(笑)←New!
あなたにおすすめの小説
本の虫な転生赤ちゃんは血塗りの宰相の義愛娘~本の世界に入れる『ひみちゅのちから』でピンチの帝国を救ったら、冷酷パパに溺愛されてます
青空あかな
ファンタジー
ブラック企業に勤める本の虫でアラサーOLの星花は、突然水に突き落とされた衝撃を感じる。
藻掻くうちに、自分はなぜか赤ちゃんになっていることを理解する。
溺死寸前の彼女を助けたのは、冷徹な手腕により周囲から「血塗りの宰相」と恐れられるアイザック・リヴィエール公爵だった。
その後、熱に浮かされながら見た夢で前世を思い出し、星花は異世界の赤ちゃんに転生したことを自覚する。
目覚めた彼女は周囲の会話から、赤ちゃんの自分を川に落としたのは実の両親だと知って、強いショックを受けた。
前世の両親もいわゆる毒親であり、今世では「親」に愛されたかったと……。
リヴィエール公爵家の屋敷に連れて行かれると、星花にはとても貴重な聖属性の魔力があるとわかった。
アイザックに星花は「ステラ」と名付けられ彼の屋敷で暮らすようになる。
当のアイザックとはほとんど会わない塩対応だが、屋敷の善良な人たちに温かく育てられる。
そんなある日、精霊と冒険する絵本を読んだステラはその世界に入り込み、実際に精霊と冒険した。
ステラには「本の世界に入り込み、その本の知識や内容を実際に体験したように習得できる特別な力」があったのだ。
彼女はその力を使って、隣国との条約締結に関する通訳不在問題や皇帝陛下の病気を治す薬草探索など、様々な問題を解決する。
やがて、アイザックは最初は煩わしかったはずのステラの活躍と愛らしさを目の当たりにし、彼女を「娘として」大切に思うようになる。
これは赤ちゃんに転生した本好きアラサーの社畜OLが、前世の知識と本好きの力を活かして活躍した結果、冷徹な義父から溺愛される話である。
畑の隣にダンジョンが生えたので、農家兼ダンチューバーになることにした件について〜隠れ最強の元エリート、今日も野菜を育てながら配信中〜
グリゴリ
ファンタジー
木嶋蒼、35歳。表向きは田舎で農業を始めて1年目の、どこにでもいる素朴な農家だ。しかし実態は、内閣直轄の超エリート組織・ダンジョン対策庁において「特総(特別総括官)」という非公開の最高職を務める、日本最高峰の実力者である。その事実を知る者は内閣総理大臣を含む極少数のみ。家族でさえ、蒼が対策庁を早々に退庁したと信じて疑わない。
SSSランクのテイムスキルと攻撃スキル、SSランクの支援スキルと農業スキルを18歳時に鑑定され、誰もが「化け物」と称えたその実力を、蒼は今日も畑仕事に注ぎ込んでいる。農作物の品質は驚異的に高く、毎日の収穫が静かな喜びだ。少し抜けているところはあるが、それもご愛嬌——と思っていた矢先、農業開始から1年が経ったある朝、異変が起きた。
祖父母の旧宅に隣接する納屋の床に、漆黒に金の縁取りをしたゲートリングが突如出現したのだ。通常の探索者には認識すらできないそれは、蒼だけが見えるシークレットプライベートダンジョン——後に「蒼天の根」と呼ばれることになる、全100階層の特異空間だった。
恐る恐る潜ったダンジョンの第1層で、蒼は虹色に輝くベビースライム「ソル」と出会い、即座に従魔として契約。さらに探索を進める中でベビードラゴンの「ルナ」、神狼種のベビーシルバーウルフ「クロ」を仲間に加えていく。そしてダンジョン初潜入の最中、蒼の体内に「究極進化システム」が覚醒する。ダンジョン内の素材をエボリューションポイント・ショップポイント・現金へと変換し、自身や従魔、親しい者を際限なく強化・進化させるこのシステムは、ガチャ機能・ショップ機能・タスク機能まで備えた、あまりにもチートじみた代物だった。
蒼は決める。「せっかくだから配信もしよう」と。農家兼ダンチューバーという前代未聞のスタイルで探索者ライセンスを取得し、「農家のダンジョン攻略配信」を開始した彼の動画はじわじわと注目を集め始める。
そんな中、隣のダンジョンの取材にやってきたのが、C級探索者ライセンスを持つ美人記者兼ダンチューバー・藤宮詩織だった。国際探索者協会の超エリート一家に生まれながら自らの道を切り開いてきた彼女は、蒼の「農家なのになぜかとても強い」という矛盾に鋭い鑑定眼を向ける。
隠れ最強の農家配信者と、本質を見抜く美人記者。チート級の従魔たちが賑やかに囲む日常の中で、二人の距離は少しずつ縮まっていく。ダンジョン攻略・農業・配信・ガチャ・そして予期せぬ大事件——波乱と笑いと感動が交錯する、最強農家の新米配信者ライフが、今幕を開ける。
家族に忘れられていた第五王子は愛され生活を送る
りーさん
ファンタジー
アズール王国の王宮には、多くの王子や王女が住んでいる蒼星宮という宮がある。
その宮にはとある噂が広まっていた。併設されている図書館に子どもの幽霊が現れると。
そんなある日、図書館に出入りしていた第一王子は子どものような人影を見かける。
その時、父である国王にすら忘れられ、存在を知られていなかった第五王子の才覚が露になっていく。
転生?憑依?したおっさんの俺は【この子】を幸せにしたい
くらげ
ファンタジー
鷹中 結糸(たかなか ゆいと) は、四十目前の独り身の普通という名のブラック会社に務めるサラリーマンだった。だが、目が覚めたら細く小さい少年に転生?憑依?していた。しかも【この子】は、どうやら家族からも、国からも、嫌われているようで……!?
「誰も【この子】を幸せにしないなら俺が幸せにしてもいいよな?」
Sランクパーティを引退したおっさんは故郷でスローライフがしたい。~王都に残した仲間が事あるごとに呼び出してくる~
味のないお茶
ファンタジー
Sランクパーティのリーダーだったベルフォードは、冒険者歴二十年のベテランだった。
しかし、加齢による衰えを感じていた彼は後人に愛弟子のエリックを指名し一年間見守っていた。
彼のリーダー能力に安心したベルフォードは、冒険者家業の引退を決意する。
故郷に帰ってゆっくりと日々を過しながら、剣術道場を開いて結婚相手を探そう。
そう考えていたベルフォードだったが、周りは彼をほっておいてはくれなかった。
これはスローライフがしたい凄腕のおっさんと、彼を慕う人達が織り成す物語。
52歳のおっさん、異世界転移したら下水道に捨てられた――下水の汚物は宝の山だった
よっしぃ
ファンタジー
【祝!3/22~25 ホットランキング第1位獲得!】
皆様の熱い応援、本当にありがとうございます!
ファンタジー部門6位獲得しました!感謝です!
【書籍化作家の本気作。まず1話、読んでください】
電車でマナー違反を注意したら、逆ギレされて殴られた。
気がついたら異世界召喚。
だが能力鑑定は「なし」。魔力適性も「なし」。
52歳のおっさんに、異世界は容赦ない。
結論――王都の地下下水道に「廃棄」。
玄湊康太郎。職業、設備管理。趣味、健康管理。
血管年齢は実年齢マイナス20歳。
そんな自慢も、汚物まみれの下水道じゃ何の役にも立たない。
だが、転んだ拍子に起きた「偶然の浄化」が、すべてを変えた。
下水には、地上の連中が気づかない「資源」が眠っている。
捨てられた魔道具。
長年魔素を吸い続けた高純度魔石。
そして、同じく捨てられた元聖女、セシリア。
チート能力なし。異能なし。魔法も使えない。
あるのは、52年分の知識と経験、そして設備屋としてのプロ意識だけ。
汚物を「資源」に変え、捨てられた者たちと共に成り上がる。
スラムから始まる、おっさんの本気の逆転劇。
この作品には、現代の「病気」と「健康」に対する、作者の本気のメッセージが込められています。
魔力は毒である。代謝こそが命である。
軽い気持ちで読み飛ばせる作品ではありません。
でも、だからこそ――まず1話、読んでください。
【最新情報&著者プロフィール】
代表作『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』(オリコンライトノベル部門18位記録)の著者が贈る最新作!
◆ 2月に待望の【第2巻】刊行!
◆ 現在、怒涛の展開となる【第3巻】を鋭意執筆中!
◆ 【コミカライズ企画進行中】!
すでにキャラデザが完成し、3巻発売と同時に連載スタート予定です。絶対的な勢いで駆け上がる本作に、ぜひご期待ください!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
無能な悪役に転生した俺、10年間で集めたハズレスキル4000個を合成したら最強になっていた
向原 行人
ファンタジー
十八歳になると神様からスキルを授かる世界を舞台にした、アポカリプス・クエスト……通称アポクエというゲームの悪役に転生してしまった。
俺が転生した悪役アデルは、この世界では珍しいスキル無し……神様から加護を授けられなかった。
そのため無能呼ばわりされた挙句、辺境に追放されてゲーム序盤に死んでしまう。
幸い、ゲーム開始の十年前……八歳のアデルなので、そんな運命を変えるべく、剣や魔法の腕を磨く。
更に、無能呼ばわりされない為に、ゲーム知識で隠しアイテムを手に入れてスキルを授かるのだが……授かったのは「ハズレスキルガチャ」というスキル。
一日一回ガチャでハズレスキルが貰えるらしい。
いや、幾らハズレスキルがあっても意味がないと思うのだが、もしかしたらレアスキルが当たるかも……と、十年間ガチャを回す。
そして約四千ものハズレスキルが貯まったが、一つもレアなスキルは出なかった。
だが、二つ目の隠しアイテムで、「スキル合成」というスキルを授かり、四千個のハズレスキルを組み合わせ、新たなスキルを作れるようになった。
十年間の努力とスキル合成……この二つを使って、末永く暮らすんだっ!