生命とAIと彼女のことについて

イナ

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秋の陽が差し込む部屋に、僕と彼女が二人(2)

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「初めましてマスター。私はアイです。これからあなたのアシスタントとして、あなたの生活のあらゆる面をサポートいたします」

 驚いた。本当に生身の女性がそこに居て、耳元で優しく話しかけてきたような、自然な音声だった。
 AIという実体のない未知の存在(しかも女性)が突然現れて、僕に話しかけている。僕は軽くパニックになってしまった。

「もう、使えるのか?」

 絞り出したその言葉が、うろたえた情けない声になっているのが分かった。

「はい。設定は完了いたしましたので、もう使うことができます」
「そうなんだ……」

 使う? どうやって?
 初期設定の方法は最初の案内画面に書いてあったが、実際にAIをどうやって『使う』のかということは何も書かれていなかった。あの美容院の匂いがする原田という男も、AIがどんなものかということは教えてくれていない。
 頭が熱くなる。今の状況を自分なりに解釈しようとして、必死で思考回路を動かした。例えるならば、自分一人の住処であったこのマンションの一室に、突然同居人が現れたようなものだろうか。

「マスター」

 僕がソファに寄りかかってうなだれていると、AIが話しかけてきた。

「はい」

 未知の存在の呼びかけに、そう返事をするのが精一杯だった。
 どうやらパーソナルAIは所有者のことをマスターと呼ぶらしい。でもどうして、僕の所有物に対して他人行儀な返事をしなければならないのだろう?

「テレビとスマートフォン、ノートパソコンとの無線接続が可能なようです。接続を承認していただけますでしょうか」

 僕が戸惑って途方に暮れているうちに、彼女は部屋の中にある接続可能な電子機器を目ざとく見つけ出したようだった。

「えっと……接続したら、何ができる?」
「私に指示をしていただければ、基本的な操作は全て行うことができます。スマートフォンやパソコンの一般的なアプリケーションの操作方法はすでに学習済みです。さらに、それぞれのデバイスの内部データへのアクセスを承認いただければ、これまでのマスターの行動を学習し、より適切な方法であなたのお手伝いをすることが出来ます」

 その説明を聞いても、まだ具体的な『パーソナルAIの使い方』を思い浮かべることは出来なかった。
 きっと様々な可能性があるのだろう。AIに頼んでおけば、毎日株価をチェックして、ネット上での最適な株取引をお願いすることが出来るかもしれない。カメラで撮った写真を素敵に加工して、小気味良い文章とともにSNSにアップロードすることもできるかもしれない。

 僕が思いついた使い方はどれも世俗的で、何の目標もなく人生をいきている僕にとってあまり魅力的には思えなかった。しかしせっかく大金を支払ったのだから、その機能は最大限に活用した方が良いのだろう。

「分かった。じゃあ、全部接続して」
「承知いたしました。スマートフォンやノートパソコンの内部データへのアクセスも承認していただけますか?」
「いいよ」
「ありがとうございます。これからは各デバイスの操作を、私がマスターの代わりに行うことが出来ます。何かお手伝いできることがあればお呼びください」
「分かった」

 そこで一旦、彼女との会話は途切れた。
 AIと会話をするだなんて、現実的な感覚がなくて落ち着かなかった。動揺して浮つく心を静めようと思い、コーヒーを淹れて一息つくことにした。
 マグカップを水でゆすぎ、インスタントコーヒーの粉をスプーンに山盛り三杯ほど入れてケトルのお湯を注ぐ。僕の中ではインスタントコーヒーというものは濃ければ濃いほど良い。
 一口飲んだところで、だんだんとパーソナルAIへの興味が湧いてきた。

「あのさ、ちょっと聞いても良い?」

 僕がそう言うと、二、三秒ほどの間をあけて返事があった。

「マスター。私にはマスターが付けてくれた名前があります。私を呼ぶときは、アイ、とお呼びください」
「そっか……じゃあ、アイ」
「何でしょうか」
「テレビ、つけて」
「かしこまりました」

 すぐにテレビの電源がつく。普段はテレビなんて滅多に見ないが、試しにアイの機能を使ってみたかったのだ。テレビ画面の中では、お笑いタレントが大袈裟な顔をしてスイーツ専門店の新作ドーナツを食べていた。
 彼女……アイは、この次に何ができるだろうか。

「なにか、おすすめの番組はあるかな?」
「私はまだマスターがどんな番組を好むか把握していません。例えば一般的な男性が好みそうな番組として、プロ野球中継などはいかがでしょうか」
「うーん……」

 ばさばさと髪をかき上げて、Tシャツの上から鎖骨の辺りを掻いた。べつにプロ野球のデーゲームを観戦するような趣味は無い。というか僕は、スポーツ自体にほとんど興味が無かった。

「プロ野球中継がお好みでないようであれば、旅行番組はいかがでしょうか。女性タレントが三重県の伊勢地方を旅しているようです」
「じゃあ、その番組にして」

 三重県の伊勢地方にだってそこまで興味があるわけではなかったが、プロ野球中継を見るよりは楽しめそうだった。
 チャンネルが変わると、浴衣姿の女性が二人、船盛りの刺身を前にしてビールグラスを傾けていた。なんだってテレビというものは食べ物ばかりを見せつけてくる。
 そこでアイがまた僕に話しかけてきた。

「マスター。お話してもよろしいですか」
「いいよ」
「あなたの好きな食べ物と、苦手な食べ物を教えていただけないでしょうか」
「好きな食べ物か……まあ強いて言えば、肉とかチーズとかかな。あとはビールがあればそれでいいよ。野菜は食べないわけじゃないけど、あんまり好きじゃない」

 そう答えながら、我ながら不健康だなと思って苦笑する。

「ありがとうございます。よろしければ今後も、私と沢山お話してください。私はマスターとの会話から様々なことを学習します。あなたの好みや日々の習慣、スケジュール、健康状態、人間関係、その他の情報を知ることができれば、もっと適切にあなたの生活をサポートすることが出来ます。これからも、このような形で私とお話をしてもらってもよろしいですか?」
「いいよ、分かった」僕はそう言った。

 テレビは相変わらず旅行番組をやっていて、女性タレントがどこかの展望台でリアス式海岸を眺めて歓声をあげていた。
 ふと、窓からあたたかな秋の風が入ってくる。窓の外を見ると東京の空も、伊勢志摩のリアス式海岸と同じように青白く晴れ渡っていた。
 

 無感情にテレビを眺めながらコーヒーを飲み終わると、そろそろ日が傾き始めていた。
 僕は立ち上がって冷蔵庫のほうに向かい、冷凍食品のトマトソースパスタを取り出して電子レンジにつっこんだ。
 温まるのを待つ間、冷蔵庫から一口サイズのチーズの詰め合わせと食べかけのポテトチップス、缶ビールを取り出した。キッチンに立ったままプルタブをあけてビールを飲み、チーズの包みを剥いで口の中に放り込む。

 それから明日のことを考え始めた。
 明日―― つまり憂鬱な一週間の始まりの月曜日に、僕は朝の八時に起きて九時半に会社のデスクにつく。朝のうちにクライアントに提出するスライド資料(僕らはそれを「パッケージ」と呼んだりする)を仕上げ、オンラインでのミーティングを済ませる。ミーティングが上手くいかずに紛糾することがあれば、先方のオフィスまで出向いて打ち合わせをする必要があるかもしれない。
 僕は昔からあまり要領の良い方ではなかった。ミーティングの後はきっと山ほどの資料修正を求められ、遅くまで残業することになるのだろう。

「……マスター」

 耳にかけた金属製のフックを通じて、アイが優しい声で話しかけてくる。

「ストレスを感じているようです。何か不安なことがあるのですか?」
「明日のことを考えていてね。明日はクライアントとのミーティングがあるんだ。いつも通り、上手くいかないかもしれない」
「マスターはどのようなお仕事をしているのですか?」

 ずいぶんと積極的に僕のことを聞いて来るものだなと思った。
 しかしこれから僕の"あらゆる面"をサポートするという彼女の役目を考えれば、僕の生活を知ろうとするのも当然のことなのだろう。

「大した仕事はしていないよ。ひとさまの会社のことを細々と分析して、あなたの会社にはこんな問題があります、とか、こうすれば問題を解決できますよ、とか話したりする。花形のチームでは誰でも知ってるような大企業を相手にして格好いいビジョンやらスキームやら作ったりするけど、僕の方は、ただただ地味なだけさ」
「しかし、ノウハウが求められる重要なお仕事のように思いますが」
「話だけ聞けば有意義な仕事に聞こえるかもしれないな。でも僕がやるようなことなんてたかが知れてるよ。最近だと、社内の生成AIが大方のことを済ましてくれるようになったんだ。クライアントの財務状況とか人事とかバックオフィス関係の資料を入力すれば、僕らが提案すべき内容を示してくれる。僕らがやることなんて、それを各々の企業の状況にあてこんで調整していくだけだよ」

 ビールを片手にパスタが温まるのを待ちながら、僕はアイにそう説明した。

 すでに経済成長の時代は終わり、少子高齢化が進む人口減少社会に移行して久しい。世間の人々がそれぞれの閉塞感を抱えながら日々を生きる中で、価値観や社会構造は急速に移り変わってゆく。

 そんな時代の中を生き残っていくために、多くの企業は変革を迫られていた。そして僕らはその変革を助けるために、クライアントとなる企業の依頼を受けて時代遅れになった古い体制を変えることを手伝ったり、新しい制度の設計を担ったりする。

 捉えどころのない仕事だと感じる人も多いのかもしれない。ありとあらゆる事柄を調べ尽くし、様々な分析と検証を行い、最終的なアウトプットとしては具体的な行動計画や社内制度が生まれることになる。
 以前までのそれは、長時間にわたる知的ながらも泥臭い集約型労働だった。しかし最近では状況が変わり、そこまでの長時間労働を伴うものではなくなっていた。

 業務効率化のための社内向けの生成AIが実装され、それ以来、調査や事例収集をAIが担ってくれるようになったのだ。そのAIは海外の論文やウェブサイトに加え、ライブラリ化された社内のナレッジまで参照して必要な情報をまとめ上げてくれる。
 さらには分析作業などの手間のかかる部分も、ある程度まではこのAIが済ませてくれた。この革新的なシステムはすぐに社内で重用されるようになり、いつしか『AI様』と呼ばれるようになっていた。

 僕がクライアントとして相手にしているのは、古い制度や慣習が残っている地方企業が多かった。
 そうした企業の多くは『変わらなければならない』という危機感はあっても、実際にどこが問題でどこを改革すれば良いのか分かっていない。

 中には、企業文化、とか言われる社内の雰囲気が、改革を阻もうとする場合もある。このパターンだと、僕らが問題点を指摘してもその企業の内部から猛反発を受けることになる。
 そうなってしまうと、押しが弱くて咄嗟の返答も苦手な僕は、クライアントの担当役員や社員たちの一方的な論駁に曝されて逃げ出したくなってしまう。明日のオンラインミーティングについても、僕はそのことを気にかけていた。

「私も何かお手伝いができるかもしれません。良ければ明日、私を会社のパソコンに接続してください」

 アイはそう言った。

「それはいいけど、でも君はどうやって僕の仕事を手伝うんだろう」
「特別なソフトウェアなどをインストールする必要はありません。例えばこれまでマスターが作った資料を読み取って学習し、様々な方法で資料を作るお手伝いをすることが出来ます。マスターのパソコンからアクセスできるあらゆる情報を収集し、最適なサポートを行います」
「最適なサポート、ね」
「最初は上手くお手伝いすることが出来ないかもしれません。私はまだマスターの仕事をよく理解していません。しかしこれからマスターと共に過ごす時間が長くなれば、私はマスターのこともお仕事のことも学習していきます。きっと良いお手伝いが出来るようになるでしょう」

 アイの答えに、そうなってくれるなら頼もしいものだなと思った。
 アイが業務の内容まで理解して資料作成を手伝ってくれれば、残業時間は劇的に減るかもしれない。そうなれば彼女は、僕が支払った金額分の対価を存分に見せつけることになるだろう。

「じゃあ、もしかすると明日から何かお願いすることになるかもしれないよ。それから、会社では君を『マナーモード』で使いたいんだけど、どうすればいい? 会社に居る時に、声を出して君と話すのは難しいと思うからさ」
「マナーモードの場合、スマートフォンと同じように画面をタップして操作してください。チャットに文章を入力して、私に指示をすることが出来ます。逆に私がマスターに用件がある時には、バイブレーションで通知します」
「この耳につけているフックや手首のシリコンリングは外していてもいい?」
「推奨は出来ません。私は生体インターフェースを通じてマスターの状況を把握しています。本体のみで得られる情報は限られたものです」
「でも、この耳のフックは着けたくないんだ。会社の人たちから、あまり変な目で見られたくないから」
「かしこまりました。ではせめて、シリコンリングだけでも身に着けていてもらえませんか? イヤークリップ(耳に着けるフックのことらしい)は外していても構いません」
「手首のリングか。これだけなら目立たないだろうし、良いよ」

 そう言ってから僕はポテトチップスを鷲掴みにして口の中に放り込み、ビールで流し込んだ。電子レンジが鳴って、冷凍食品のパスタが出来上がる。

 いったいアイはどんな機能を持っているのか。これからの僕の生活を、どうやってサポートしようというのか。
 彼女と話をしていても、パーソナルAIと共に過ごしていく時間がどんなものになるのか、上手く想像することが出来なかった。
 しかしいずれ、この不健康な食生活をたしなめられることもあるのかもしれない。
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