俺の青春と初恋と嫉妬

ごんた

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その後

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10話をお読み頂きありがとうございます

続きです。









#その後#


その後別々の高校に進むことになった、俺とAだったが、今まで仲が良かったのを疑うかのように、全く話すことがなかった。


俺は部活に打ち込む日々

AはT○itterで見る限り、高校生活を楽しんでいるようだ



俺は高校でも好意を寄せてくれる女性とは付き合っていた。

だが、これという女性は全く現れず。

好き好き好き!と、沢山伝えてくれる子。私のどこが好き?と、聞いてくる子。将来結婚しようね!と、言っていたあの子。

全てが楽しい恋愛だったが、何か足りない物があった。

それは、俺はその女の子達の誰一人として好きではなかった。


カップルというものは、お互いが好きで、合意して初めてカップルになるのだが。好意を寄せてきてくれる女の子を振ることが俺には出来なかった。

好きな人に振られてしまう悲しみを知っているから…






~「結果」~


俺は部活動をずっとしていたおかげもあり、Aに言われた、「日本一になって」ということを実現した。

流石に嬉しくなり過ぎてAに報告しようとしていた。

AのL○NEを探していたのだが、トーク相手がいない、と表示される。
Tw○tterも、この垢使いません、と名前が変わっていた。

同じ中学のフォロワーなどから根こそぎ探してみたが、見つからない。


俺はAとの連絡手段が途絶えた。

報告する方法は直接家に行って言うしかなかった。


ただ、振られているから気まずさだけが残った。



そのまま高校を卒業した。








              ~続く~

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