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EP4
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知優と出会ってから1週間が過ぎた。
今も時々知優は家にやってくる。
その日は知優は来ていたが、美緒は来ていなかった。
「なぁ雪、」
「ん?」
「お前は世界をぶっ壊したいんだろ?」
「あぁ。」
「なら、さっさとぶっ壊してしまえばいいのに何でいつまでもこんなところで美緒とノロノロしてんだ?」
「僕はただ世界を壊したいわけじゃない。それに、まだやりきってないことだってある。世界を壊したいというのはあくまでも僕と美緒の夢なんだよ。壊すのはいつになろうといい。今すぐじゃなくてもいいんだ、壊せればな。」
「そうかぁ~、いろいろあるんだなぁ。」
「あぁ。」
途端、インターホンが鳴った。
「知優、ちょっと待っててくれ。」
「はいは~い。」
俺は階段を降りて1階へ行き、玄関のドアを開けた。
白いコートを羽織った白髪の男だ。手首に沢山の包帯が巻かれていた。
そいつはオレを見て、不気味な笑みを浮かべ
「やぁ。」
と挨拶すると、ポケットからカッターナイフを取り出し、こちらへ向けた。
その時、男のカッターナイフの刃がこちらへ細かく飛んできた。通常、カッターナイフは、切れ味が悪くなると板チョコのように刃を割って使う。その刃を割る切れ目で細かく分裂して飛んできたのだ。
僕の頬に刃がかすめて血が出た。
すると男は、
「こんなところではなんだ。外へ出よう。」
と言ってカッターナイフをしまった。
「わかった。」
僕は男と共に人気のない山の麓までやってきた。
男は着くや否やかかってきた。
両手からカッターナイフを出して細かく飛ばしてくる。影を使っても厄介な相手だ。
僕は持っていたナイフを取り出し、飛んでくる刃を避けながら男へ切りかかった。
でも、男にナイフは届かなかった。
ナイフは僕の手から離れ、宙を浮いていた。
「君~、俺の魔法はあらゆる刃物を操る魔法だよ~。カッターナイフ飛ばすだけだとでも思ってたのぉ?」
相変わらず不気味な笑みだ。奪われ、ちゅうに浮いたナイフは僕に目掛けて飛んできた。
咄嗟に影を出して逃れた。影を出さなければ危なかっただろう。
「いいねぇいいねぇ!!もっと殺り合おう!」
男はそう言ってコートの内側をこちらへ向けた。
コートの内側にはナイフに包丁、カッターナイフ、ハサミに錐や釘まで、鋭利な物が大量に入っていた。
集めるのにさぞかしお金がかかっただろうに。
僕は影をいつもより濃く出した。
大量に飛んでくる形も大きさも不規則な刃物。全てを避けるのは至難の技。僕は避けきれるわけもなく、腕や足など、いろんな所を切った。
だが所詮切り傷。僕の影は男を覆うように遅いかかった。男は恐怖に怯えたような顔をして、吹き飛ばされて転がった。
コートはボロボロになり、髪はボサボサ、アザや泥が目立っていた。そして涙を流して仰向けになっていた
「お前は悪くない。」
今も時々知優は家にやってくる。
その日は知優は来ていたが、美緒は来ていなかった。
「なぁ雪、」
「ん?」
「お前は世界をぶっ壊したいんだろ?」
「あぁ。」
「なら、さっさとぶっ壊してしまえばいいのに何でいつまでもこんなところで美緒とノロノロしてんだ?」
「僕はただ世界を壊したいわけじゃない。それに、まだやりきってないことだってある。世界を壊したいというのはあくまでも僕と美緒の夢なんだよ。壊すのはいつになろうといい。今すぐじゃなくてもいいんだ、壊せればな。」
「そうかぁ~、いろいろあるんだなぁ。」
「あぁ。」
途端、インターホンが鳴った。
「知優、ちょっと待っててくれ。」
「はいは~い。」
俺は階段を降りて1階へ行き、玄関のドアを開けた。
白いコートを羽織った白髪の男だ。手首に沢山の包帯が巻かれていた。
そいつはオレを見て、不気味な笑みを浮かべ
「やぁ。」
と挨拶すると、ポケットからカッターナイフを取り出し、こちらへ向けた。
その時、男のカッターナイフの刃がこちらへ細かく飛んできた。通常、カッターナイフは、切れ味が悪くなると板チョコのように刃を割って使う。その刃を割る切れ目で細かく分裂して飛んできたのだ。
僕の頬に刃がかすめて血が出た。
すると男は、
「こんなところではなんだ。外へ出よう。」
と言ってカッターナイフをしまった。
「わかった。」
僕は男と共に人気のない山の麓までやってきた。
男は着くや否やかかってきた。
両手からカッターナイフを出して細かく飛ばしてくる。影を使っても厄介な相手だ。
僕は持っていたナイフを取り出し、飛んでくる刃を避けながら男へ切りかかった。
でも、男にナイフは届かなかった。
ナイフは僕の手から離れ、宙を浮いていた。
「君~、俺の魔法はあらゆる刃物を操る魔法だよ~。カッターナイフ飛ばすだけだとでも思ってたのぉ?」
相変わらず不気味な笑みだ。奪われ、ちゅうに浮いたナイフは僕に目掛けて飛んできた。
咄嗟に影を出して逃れた。影を出さなければ危なかっただろう。
「いいねぇいいねぇ!!もっと殺り合おう!」
男はそう言ってコートの内側をこちらへ向けた。
コートの内側にはナイフに包丁、カッターナイフ、ハサミに錐や釘まで、鋭利な物が大量に入っていた。
集めるのにさぞかしお金がかかっただろうに。
僕は影をいつもより濃く出した。
大量に飛んでくる形も大きさも不規則な刃物。全てを避けるのは至難の技。僕は避けきれるわけもなく、腕や足など、いろんな所を切った。
だが所詮切り傷。僕の影は男を覆うように遅いかかった。男は恐怖に怯えたような顔をして、吹き飛ばされて転がった。
コートはボロボロになり、髪はボサボサ、アザや泥が目立っていた。そして涙を流して仰向けになっていた
「お前は悪くない。」
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